梅雨の中休みの名古屋、快晴ですが暑い


この前、出来心で買ってみたクロワッサンが美味しくなくて凹みました

それなりの金額払ったのに、デニッシュみたいで… バター感なし…
何年振りかに食べたというのに

もっとちゃんとしたお店で買わないとダメかなぁ

あと、別の日、マスカット味だと思って買ったゼリーが梅味だったのにも驚いた

いや、パッケージの絵がね… 大きなマスカットかな、と

今日はワインの備忘録とします

事情はお察しくださいませ。
デーンホフ

左から、
1.ナーエ・リースリング・トロッケン2018
2.ナーエ・ヴァイスブルグンダー・トロッケン2018
3.クロイツナッハ・カレンベルグ・リースリング・トロッケン2018
4.ロックスハイマー・ヘレンプファート・リースリング・トロッケン2018
5.ヴァイスブルグンダー・S・トロッケン2017
6.グラウブルグンダー・S・トロッケン2017
7.ヘルマンスヘーレ・リースリング グローセス・ゲヴェックス2017
デーンホフは前にも1を紹介しました

こちらを参照ください ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20200407-1.html
ドイツ、ナーエの優良生産者です。
ナーエは、東のラインヘッセンにつながる地域で、ビンゲンでライン川に合流するナーエ川の流域に広がっています。
蛇行するナーエ川の斜面は日当たりの良い丘があり、多くの銘醸畑があります。
ベライヒはナーエタール、ただ一つ。
今日のワインは全て白、そして全て辛口です

(生産は白のみでアウスレーゼなど甘口もありますが、輸入されているのは辛口だけ)
実はもう一つ、輸入されてるグローセス・ゲヴェックスがありますが予算の関係で割愛となりました

それがこちら ↓
デルヒェン・リースリング・トロッケン グローセス・ゲヴェックス2017

店頭で販売しますねー
ボトルにGGのエッチング入り、流石高級品です

因みに定価11000円税抜き。
デーンホフの情報は以下の通り。
輸入元のHPはこちら ↓
http://www.jeroboam.co.jp/wine_maker/donnhoff.html
生産者のHPはこちら ↓
https://www.doennhoff.com/#!/en
では、簡単に各ワインを見てみましょう

てんちょ、実は1しか飲んだ事がありません。
あ、そんな事ない。試飲会で他のも飲みました
1.これが蔵で最もベーシックなワインです。
スクリューキャップの気軽なワインですが、安価なリースリングとは全然違う旨みがあります
コクがあるけど辛口、深みのある余韻がいいですね。
香りも素直なアロマで、変な石油香がしない所も気に入っております。最近は早くからオイルっぽいリースリングが多くて残念
発酵はステンレスと大樽を併用してます、収量がかなり少ないのが勝因でしょう。
2.ヴァイスブルグンダー=ピノブランです。
こちらもトロッケン(辛口)です、リースリングに比べて酸味や鉱物感がはっきりしています
後味が少ない、きりっとしたタイプですね。夏は冷やした方がいいでしょう。
味わいの軽さで言えば、よりも2を先に飲むべきかもしれません。
3.畑名入りの高級ワインです。
カレンベルグはバート・クロイツナッハーという町の周囲にある区画で、この地域は一番の畑らしい
「スパイシーなリースリング」って書いてあるけど本当だろうか。
4.こちらも畑名入り、ロックスハイムという村のヘレンプファートという区画。クロイツナッハの北西にあります。
赤い砂岩の土壌らしく、こちらもスパイス感があるらしい。
5.こちらは2の上級品です。
同じヴァイスブルグンダー(ピノブラン)ですが、S(エス)=セレクションの名称が付いています。
このセレクションという名称や、7のワインのVDPなんですが、ドイツワイン法の混乱しまくってる大きな要因です
セレクションという名称はクラシックという名称と共に2000年から辛口のワインに導入されたカテゴリーで、トロッケンやハルプトロッケン(半辛口)という分類の他に「確かな辛口」であることを表示する為に作られた名称です。
13の指定栽培地域で単一品種である事が前提で、クラシックよりもセレクションの方が規制が厳しく、より高級品と言う事になってます。
しかし、 この名称はその後何度も内容が見直され、今では結構無視されちゃってます
ソムリエ協会の教本には記載すらない。こらー
まぁ、より厳しい規制を受けた辛口、って事です。
6.こちらもセレクション=辛口です。
グラウブルグンダーと言う品種はあまり馴染みがないかもしれません
でも、ピノ・グリって聞いたら、なーんだと思うかも。
5も6もローム質(粘土)の入った火山性土壌なので、一層鉱物感があるかもしれません。
それがスパイシーさをもたらすのでしょう。
7.これが蔵で最高の辛口白ワインです
ニーダーハウゼンにあるヘルマンスヘーレという単一の区画から取れるリースリングで、こちらも辛口。
GG=グローセス・ゲヴェックスとは、VDP(ファウ・デ・ペー)という任意団体が作った畑の格付けの一つで、最高位の区画を差します
フランスワインの様に、ワインを区画で等級付けるようにしています。
格付けは4ランクあります。
グランクリュ、プルミエクリュ、コミュナル、レジョナルといった感じです。
なので、それまでのドイツの高級ワインが、カビネット、アウスレーゼなど味わいで格付けされていたのとは別の視点でワインを再評価している訳です。
しかしながら、もちろんカビネット等の名称も並行して使用可能ですので、ややこしくなっているのは間違いない
そして、この甘さの分類が余計にイカン
なぜなら、シュペトレーゼ、アウスレーゼなどの甘さの基準は出来たワインではなくて、果汁の糖度によって等級づけられているので、果汁中の糖分が完全発酵すれば当然しっかりしたアルコール度数の辛口ワインが出来上がる訳です。
それにより、シュペトレーゼ・トロッケンやカビネット・トロッケンといった、甘口なんだか辛口なんだか意味不明なワインが出来ちゃうんです
(トロッケン表記があるのは辛口ですが、カビネットやシュペトレーゼという名称で甘口と思う方がいても無理はない)
話をVDPに戻して。
この団体は1910年創立なんですが、別の団体を吸収したり現在までに数多の変遷を経ている為に、昔から知ってるてんちょみたいな人間には一層紛らわしいっていうかややこしいのです。元はラインガウだけに通用する団体が別にあり、畑の認証名もラインガウだけ、モーゼルだけと面倒な事この上なかったので、今みたいに統一されてるのはややマシになった感はあります。
この名称の重要な前提は、任意団体であって法規制ではない、という点です
他にもいっぱいあった、RSとかナーエシュタイナーとかはどーなったんだろう???
ドイツワイン協会で勉強しなくちゃ
世界的にも甘口市場が急速に縮小し、気候的にもアルコール度数の低い甘口やアイスワインが作れなくなっている昨今では、一層辛口に傾倒しているドイツワインです
それはそれで悪くはありませんが、急激に変化しているからには混乱もあるでしょうね…
団体は利権と分かち難く、理想の味を求めるロマンチストばっかりじゃありませんし。
で、上記の7つのワインですが、ハマグリを合わせてみようと思います
アサリやハマグリだと、きっと皆さま地中海沿岸の白やイタリアワインを合わせることが多いでしょうし、フランスワインでもソーヴィニヨンブランとかありがちなので、ありそうでなさそうなドイツワインを一気飲みしようと思い立ちました
デーンホフの経験にもなるし、貝のアルギニン酸や亜鉛とワインの鉱物感が上手くマッチしてくれるように期待しております。
はまぐりってドイツ語でMuschel(ムシェル)というらしい。
ドイツワインは地域の差はあるものの、概ね日本人の食にも合わせやすくてオススメですよ
再発見すべき素晴らしいワイン産地です
1.これが蔵で最もベーシックなワインです。
スクリューキャップの気軽なワインですが、安価なリースリングとは全然違う旨みがあります

コクがあるけど辛口、深みのある余韻がいいですね。
香りも素直なアロマで、変な石油香がしない所も気に入っております。最近は早くからオイルっぽいリースリングが多くて残念

発酵はステンレスと大樽を併用してます、収量がかなり少ないのが勝因でしょう。
2.ヴァイスブルグンダー=ピノブランです。
こちらもトロッケン(辛口)です、リースリングに比べて酸味や鉱物感がはっきりしています

後味が少ない、きりっとしたタイプですね。夏は冷やした方がいいでしょう。
味わいの軽さで言えば、よりも2を先に飲むべきかもしれません。
3.畑名入りの高級ワインです。
カレンベルグはバート・クロイツナッハーという町の周囲にある区画で、この地域は一番の畑らしい

「スパイシーなリースリング」って書いてあるけど本当だろうか。
4.こちらも畑名入り、ロックスハイムという村のヘレンプファートという区画。クロイツナッハの北西にあります。
赤い砂岩の土壌らしく、こちらもスパイス感があるらしい。
5.こちらは2の上級品です。
同じヴァイスブルグンダー(ピノブラン)ですが、S(エス)=セレクションの名称が付いています。
このセレクションという名称や、7のワインのVDPなんですが、ドイツワイン法の混乱しまくってる大きな要因です

セレクションという名称はクラシックという名称と共に2000年から辛口のワインに導入されたカテゴリーで、トロッケンやハルプトロッケン(半辛口)という分類の他に「確かな辛口」であることを表示する為に作られた名称です。
13の指定栽培地域で単一品種である事が前提で、クラシックよりもセレクションの方が規制が厳しく、より高級品と言う事になってます。
しかし、 この名称はその後何度も内容が見直され、今では結構無視されちゃってます

ソムリエ協会の教本には記載すらない。こらー
まぁ、より厳しい規制を受けた辛口、って事です。
6.こちらもセレクション=辛口です。
グラウブルグンダーと言う品種はあまり馴染みがないかもしれません

でも、ピノ・グリって聞いたら、なーんだと思うかも。
5も6もローム質(粘土)の入った火山性土壌なので、一層鉱物感があるかもしれません。
それがスパイシーさをもたらすのでしょう。
7.これが蔵で最高の辛口白ワインです

ニーダーハウゼンにあるヘルマンスヘーレという単一の区画から取れるリースリングで、こちらも辛口。
GG=グローセス・ゲヴェックスとは、VDP(ファウ・デ・ペー)という任意団体が作った畑の格付けの一つで、最高位の区画を差します

フランスワインの様に、ワインを区画で等級付けるようにしています。
格付けは4ランクあります。
グランクリュ、プルミエクリュ、コミュナル、レジョナルといった感じです。
なので、それまでのドイツの高級ワインが、カビネット、アウスレーゼなど味わいで格付けされていたのとは別の視点でワインを再評価している訳です。
しかしながら、もちろんカビネット等の名称も並行して使用可能ですので、ややこしくなっているのは間違いない

そして、この甘さの分類が余計にイカン

なぜなら、シュペトレーゼ、アウスレーゼなどの甘さの基準は出来たワインではなくて、果汁の糖度によって等級づけられているので、果汁中の糖分が完全発酵すれば当然しっかりしたアルコール度数の辛口ワインが出来上がる訳です。
それにより、シュペトレーゼ・トロッケンやカビネット・トロッケンといった、甘口なんだか辛口なんだか意味不明なワインが出来ちゃうんです

(トロッケン表記があるのは辛口ですが、カビネットやシュペトレーゼという名称で甘口と思う方がいても無理はない)
話をVDPに戻して。
この団体は1910年創立なんですが、別の団体を吸収したり現在までに数多の変遷を経ている為に、昔から知ってるてんちょみたいな人間には一層紛らわしいっていうかややこしいのです。元はラインガウだけに通用する団体が別にあり、畑の認証名もラインガウだけ、モーゼルだけと面倒な事この上なかったので、今みたいに統一されてるのはややマシになった感はあります。
この名称の重要な前提は、任意団体であって法規制ではない、という点です

他にもいっぱいあった、RSとかナーエシュタイナーとかはどーなったんだろう???
ドイツワイン協会で勉強しなくちゃ

世界的にも甘口市場が急速に縮小し、気候的にもアルコール度数の低い甘口やアイスワインが作れなくなっている昨今では、一層辛口に傾倒しているドイツワインです

それはそれで悪くはありませんが、急激に変化しているからには混乱もあるでしょうね…
団体は利権と分かち難く、理想の味を求めるロマンチストばっかりじゃありませんし。
で、上記の7つのワインですが、ハマグリを合わせてみようと思います

アサリやハマグリだと、きっと皆さま地中海沿岸の白やイタリアワインを合わせることが多いでしょうし、フランスワインでもソーヴィニヨンブランとかありがちなので、ありそうでなさそうなドイツワインを一気飲みしようと思い立ちました

デーンホフの経験にもなるし、貝のアルギニン酸や亜鉛とワインの鉱物感が上手くマッチしてくれるように期待しております。
はまぐりってドイツ語でMuschel(ムシェル)というらしい。
ドイツワインは地域の差はあるものの、概ね日本人の食にも合わせやすくてオススメですよ

再発見すべき素晴らしいワイン産地です
