2020年07月14日

黒い石と言えば


ずーっと雨ですね
きのこが生えてきそう…

政府がGO TOキャンペーンを主導するのはまだ早いのではないでしょうか
結局、個人頼みって事なら無責任だよ。
ならば、「止めはしないけど、積極的に行けとも言わない」くらいにしておけ



今日のワインを紹介します

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サントリー 登美の丘 ビジューノワール2018

この品種を飲んだ事ある方はどのくらいいるかな??

実はてんちょ、ブログの購読層がさっぱり分からないので、読み手にとってどんなワインだと未知の世界なのか、いつも手探りです
一応誰にでも分かるように基本的な事から書いてるつもりです。
流石に全てを説明しておくことはできませんが、このブログがさっぱり理解できない方はそんなにいないでしょうけど。
(たまに輸入元のSNS等見ていて、「これはそもそも、どこの国のワインなんじゃ?」って思ったりするので。
語るのは自由だけど、大前提は書くべかと思っております)

今日のワインは日本の山梨県の登美の丘ワイナリーで作られています

知ってる方ばっかりでしょう ↓
https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
https://www.suntory.co.jp/wine/nihon/wine-cellar/tominooka.html

サントリ―の経営ですが、元々は1909年に鉄道参議官の小山新助という方が登美農園を始めたのが起源です。
1909年は明治42年です、日露戦争の勝利の5年後で、伊藤博文が暗殺された年なんですね

その後1936年にサントリーの前進である寿屋が経営を引き継ぎ、川上善兵衛と共にブドウ作りに注力します。
しかし、今の様な成功はごく最近の事で、戦後もワインの認知は低く経営は必ずしも楽ではなかったでしょう

サントリーってビールもですが、よく止めないで続けたよなぁ、っていうのが多い
売れるウィスキーだけで行こう、ってなりそうなのに。
この辺の経営って後から吉に転ずればいいけど、そうでない事も多いはずなので不思議というか。


ワイナリーへは行った事がある方も多いでしょうから、あまり立ち入りません
日本語のHPなんで(当たり前)誰でも簡単に調べられますから。

今日のワインは、その品種が面白いですね
ビジューノワールとはフランス語で「黒い宝石」の意味で、山梨県の果樹試験場が交配した品種です

米や野菜、酵母もそうですが、試験場で試験交配、試用されたものの、日の目を見ず世に出なかった物は相当な数に上るでしょう
そんな中で勝ち残った貴重な品種です。

栽培が容易な山梨27号と言う品種(甲州とメルロの交配)とマルベックを交配して作られました
山梨26号や25号は何がダメだったんでしょうねぇ、そう言う事ばっかり気になる。

あと、この名前がなんか変(すみません
27号からいきなりビジューノワール??


メルロー半分とマルベックの交配だとすると、味わいも自ずと想像できそうですね
南半球やフランスのシュッド・ウエストに比べると、もう少し甘い香りと軽やかなスタイルです。
ベリーAみたいな甘いジューシーな香りと、コクのあるまろやかな味わいで欠点のない、中々のフルボディになっていますよ

ブドウは全て登美の丘農園の自社畑から供給されています。
18年の生産は僅かに4080本だけ

登美の丘にもみんなで行ってみたいですね〜
…でもまずは椀子に行かねば

この18年はまだ飲んでいませんが、期待できる仕上がりです
飲んだ事ない方、そんなにお高くないので一度お試ししてみませんか










posted by cave MITSUKURA at 18:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする