昨日はお客様の好意に甘えて調子に乗って、まるでコロナ以前の様に飲んでしまった

楽しかったです

いい蔵はコルクもいいんだよなぁ、お金かけてます

貴重なお酒を分かち合えたのも良かったです

個人的も非常に良い経験になりました。
ブルゴーニュの2018年、早くも超気に入ってます




早くから開いたポジティヴなヴィンテージですが、05や09の様な暑苦しい(?)濃さがなく、もっとエレガントです

各生産者も暑さ対策で醸造や収穫を工夫してると思いますので、その効果もある様です。
暫くはそのまま、芯のある優しい飲み口で熟成していくでしょう。
香りが変わる頃が楽しみでもあります

2020年の収穫も終盤になってます。
各生産者がSNSで収穫や醸造の様子を実況してくれるので、様子がよく分かって嬉しいです

赤ワインの発酵が終わったタンクの中からブドウの澱を掻き出す作業や、ルモンタージュの様子、発酵中のぶくぶくした泡、等々見ていて飽きませんね。
タンクの底ってこんなにブドウの皮や種があるんですよ ↓

タンクの澱で豚肉を焼いてる作り手がいましたが、すんごく美味しそう〜
ではワインの紹介します

ラ・プス・ドール ヴォルネイ1erアン・カイユレ2006

有名どころ。
ブルゴーニュの赤ワイン、ピノノワール100%
2006年です

てんちょ、昔はヴォルネイよりも断然ポマー派だったんですが、ここ数年はヴォルネイもいいなと思っています

酸が綺麗で、ボディの強すぎない物だと和食にもよく合うし。
プス・ドールはヴォルネイを代表する有名で高評価の生産者です

知ってる方が多いでしょう。
同じヴォルネイなら、ダンジェルヴィーユ、モンティーユ、ラファルジュなどと並んで人気ですね。
元々はDRCの所有者だったディヴォー・ブロシェが持っていたんですが、1964年にヴォルネイ周辺の畑だけを売りに出して新たにできたのがドメーヌ・プス・ドールです。
今日の1級畑のカイユレの中に特別な区画である60ウヴレ(スワソン・ウヴレ)を単独で所有しています。
ウヴレと言うのは昔の面積の単位で、小作人が一人で耕せる1人分の広さを1ウヴレとしています。
1ha=24ウヴレです。
このドメーヌは醸造家としても大変尊敬されていたジェラール・ポテル(ニコラ・ポテルんお父さん)が任されていたんですが、97年に急逝してしまい、ドメーヌは売りに出され、新しいオーナーの元で再出発しています

ジェラール・ポテルさんはデュジャックのオーナー、ジャック・セイスがブルゴーニュ来た時に師事した事でも知られる通りの有名人物でしたのでプス・ドールが売りに出されたのは意外でしたね〜
当時はネットですぐに訃報が伝わるような世の中じゃなかったですので、オーナー交代の詳しい経緯は結構後から知りました

新しいオーナーはヴォーヌロマネに別荘を持ってるようなお金持ち、医療機器の会社社長

設備投資に大金を使い、畑も購入。
流石のお金の使い方だわ

シャンボルのモワンヌ・ユドロを買ったのがここです。
随分前にここのワイン会やりましたね

と、書くこと一杯あるプス・ドールですが、今日はどっちかと言うとヴォルネイの区画をおさらいしたかったんですが、良い地図がない

ヴォルネイはご存知の通り赤ワインだけが名乗れるAOCです。
1級が30(そんなに??)と村名があります、特級はありません。
作付け面積の半分以上が1級畑になってます

カイユレとは石ころを表すカイユ―という単語がもとになってると言われています。
石ころだらけ??
ローヌのガレみたいな ← 違うだろうな
14年目の06年、とても良い飲み頃ですよ

正規品です。
香りが良いです

若いワインにはない熟成した香りですね〜
後3本ありますので、是非飲んでみて欲しい
