大晦日と元日はかなり寒くなるようですが、昨日今日は暖かいですね

明日で今年も一段落ですね。
年末年始のワインはもう準備できてますか??

てんちょ、まだ決めてない。
何がいいかなぁ

年始のちょっとした手土産にいいワインを二つ紹介します

左から、
ラプラス レ・ドゥー・バッシュ・ルージュ2017

アンデゾン コート・デュ・ローヌ・ルージュ プティ・アンデゾン2019

来年の干支、丑のラベルです

2021年は辛の丑(かのとのうし)です。
では、左のワインから。
ラプラスは、フランス南西地方のワイナリーです。
マディランで有名な作り手で、今日のワインも土着品種であるタナ100%です


HPより、以下同様
マディランはここ ↓

毎度の縮尺、これで地理感つかめなかったらかなりよろしくない
ラプラスは現在3代目、マディランのAOC取得に貢献した蔵で、最初にACマディランを販売した作り手でもあるんです

格下の産地の扱いを受けていたその土地からワイン作りの伝統をなくさないために尽力した功績があります。

いい景色
タナはマルベックと同様に南米に渡って、アルゼンチンやウルグアイでも広く栽培されています

黒い果皮と強いタンニンが特徴で、凝縮したフルボディの赤ワインになります。
単体だとあまりに濃くて強いワインになるので、メルローと混ぜて柔らかくしてる蔵もあるくらいです

ポリフェノールが豊富で循環器系の疾患になりにくい身体になるとか。
今日のワインは、AOCを名乗らないテーブルワインです。
マディランの規定から何かが外れてるんでしょうね

樽を一切使用せず、発酵も熟成も全てステンレスタンクで行います。
ジューシーな味わいに紫の外観を持つ、若々しいワインです

フルボディですが、そこまで強くはありません。
ドゥーバシュルージュとは「2頭の赤い牛」という意味です。
ラベルにも赤い牛が2頭、描かれていますよね

おせちなどの和食よりは、お肉に合わせるのがいいでしょう

では、右のワイン。
これもフランスワインですが、産地はコート・デュ・ローヌです

アンデゾンはエステザルク協同組合に加盟するドメーヌで、自社ワインのアンデゾンを作る一方で、組合にブドウを供給もしています。
エステザルクは加盟が僅か10のドメーヌだけで構成される小さな組合です。
エステザルクはアヴィニョンの西、8キロくらいの場所、北にはタヴェルがあります

ここです ↓

アヴィニョン、ニームは分かりますか
アンデゾンのオーナー、ヤンピエトロさん ↓

HPより、以下同様
アヴィニョンとポン・デュ・ガールの間にあるこの土地で、グルナッシュやシラー、ヴィオニエなどを栽培しています。

肥沃そうな表土ですね
牛のラベルのワインをいくつも作っていますが、これは牛の力強さがワインの個性を表しているという考えです

今日のワインは蔵で最もリーズナブルな物で、シラーが3分の2、残りがグルナッシュです

安価ですが非常にいいコクがあり、人気です

こちらも醸造。熟成はステンレスタンクのみ、果実味が豊かなまろやかタイプです。
嫌いな人はいないであろう、良いバランスです

お正月の手土産にどうでしょうか??
