2021年01月29日

ラングドックのエース


今日は再び寒いですね、が結構降ってます
一昨日は4月並みに暖かったのに。

真っ白な店外…
積もってないだけマシなのかも



今日はしばらく前からあるワインを紹介します

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ラ・グランジュ・デ・ペール ルージュ&ブラン2014

このワイン、ファンが多いですがご存知でしょうか?
これはフランス南部、ラングドックにあるドメーヌです

ワインの法的なカテゴリーはIGPになります。
エロー県という県名を名乗るIGPです。
IGPデパルトマンタルって言うんですが、ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー、って昔の呼び名の方がしっくりきます

IGPとは、Indication géographique protégée の略で地理的表示保護と訳されていますが、
「その場所で作られた保証があります」っていう意味です。
英語だと protected geographical indications となるので、この場合の略語はPGIです。
いつもフランスワインで語られるAOCと同じ概念ですが、IGPの方がもっと規定範囲が広くて規制が緩やかです。

2011年くらいまでに、かつてのヴァン・ド・ペイがこのIGPという名称に変更されました。
ヴァン・ド・ペイは元はAOCとは別の団体が管轄していたんですが、EU法に統合するにあたりAOCと同じくINAOの管理となりました。
(フランスワインはEUの規定にもちろん従っていますが、どちらかと言うとEUの産地規定の方がフランスを参考にして作ってます)

そして、規定はあっても(ほとんど)生産されてない名称もあるんです
…この辺りの事は普通の消費者の方は知らなくて構いません


今日のワインは一見、無名に見えるのですがワイン通には大変な人気があります
昨年フランスで開催されたオークションでは、90年代のボトルは12万円以上で落札されたそうです。
それは流石に高いなぁ・・・

この蔵は初ヴィンテージが1992年という、まだ新しい蔵です。
祖父の購入した畑を継承してるそうですが、そうだったのね。
201年に軽く紹介しています ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/450897639.html7

畑もドメーヌもラングドックにあるので、ワインはAOCラングドックとしても販売できる場所なんですが、カベルネが入っているのでラングドックとは名乗れないのです。
場所はここ ↓

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ホント、ガサックの隣だわ
という事はマスラヴァルもご近所
因みにグランジュとは「納屋」の事です

オーナーのローラン・ヴェイエさんはメディアにはほとんど出て来ません。
醸造や栽培についてはあまり詳しいことが分かりませんねぇ

赤は、シラー40%、ムールヴェードル40%、カベルネソーヴィニョン20%
白は、ルーサンヌ80%、マルサンヌ10%、シャルドネ10%


グリーンハーベストを徹底して行い、1本のブドウ樹には4つか5つの房しか残さない
野生酵母でステンレスタンク発酵後、樽で24ヶ月熟成。

南仏とは思えない、非常に細やかで洗練されたスタイルです

南仏にありがちなフルボディではなく、特に熟成するとまるでブルゴーニュの銘醸畑の様な複雑な香りに驚きです。
ブルゴーニュのファンも好きだって言うの納得です

「南仏のロマネコンティ」と呼ばれるだけはある

白もいいコクがあります
樽じゃなくてブドウの完熟した旨みが詰まったいい辛口です、余韻が長い
これもモンラッシェやムルソーみたいに大きなグラスであまり冷やさないで飲んでください

11haしかない畑で作られるので、生産量は全然需要に及びません
特に白は赤よりも一層少ないので正に入手困難です

ここ数年、買っていませんが変化してるんでしょうか??
気候変動にどう対処してるのか、興味深い所であります。

ミツクラでは赤白のセット販売としています。
そうじゃないと白ばっかり売れちゃうので
2本で諭吉さん3人でお釣りがくるくらいです。

14年、まだ買えますよ








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2021年01月27日

2019年お先に味見


1月もも少しで終わり、って早い


今日は滅多に参加しない、オンラインセミナーに参加致しました
ルイ・ジャド 2019バレルテイスティングセミナー
です。

毎年、業界向けに行われる試飲会なんですが、今年は開催できず、代わりにオンラインになりました。
招待だけのようですが。

ご存知の方が少なそうですが、
カーヴミツクラはルイ・ジャドのアンバサダー店舗になってます

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何故かそうなったんです

貴重なセミナーに参加させてもらえまして大変嬉しいです
しかも、今回はワインジャーナリストの山本昭彦さんの解説でしたので、それはいつもの試飲よりも有意義だったかも
とても良いお話でした、メモの取り甲斐がありました。

流石に現地からの挨拶は無かった
ブルゴーニュ、朝の7時なんでそりゃ無理でしょうな。


試飲も全てのサンプルは難しいので今日は二つだけ
プラボトルで送っていただきました ↓

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ルイ・ジャド
ラドワ・ブラン ル・クロ・ドージュ2019
マルサネ・ルージュ ル・シャピトル2019


毎年しっかりした資料です ↓

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2019年の発売は今年の年末ですが一足お先に樽からのサンプルで試飲です


19年の特徴云々も大事ですが、それよりも非常に心に留めておくべきことがあります。

ブルゴーニュは今、変遷の真っただ中にあります

2018以降、温暖化により気候変動に具体的な対処をする必要が出てきています。
暑かったねー
アルコール度数上がったねー

と傍観するだけの年はもう十分過ごしました
各生産者が様々な対応を試みています。

何らかの対応をしないとワインが作れない、そして美味しくなくなる、くらいの危機的状況かもしれません

栽培方法の変更
台木の見直し
テロワールの再評価


どれもとても重要な事です

これ、書くととっても長くなるので、一度、ワインを飲みながらご説明したいところ
2月の下旬に集まれるようならば、ブルゴーニュ近況考察したいですね。
ダメそうならその内書くかも。

その一方で、大きな変更は必要ない、と考える重鎮もいたりして。
まだまだ時間をかけてみないと分からないことだらけです。


で、
2019年は前年や翌年のの18年、20年と同様に暑い夏が顕著なヴィンテージとなりました

冬も暖かいので春の芽吹きが早まり、そうなると霜害の懸念も増す訳ですが、霜害については19年は限定的な被害で済みました。
それでも6月には雨が多くて、多くの樹でミルランダージュが起こりました。
これは品質の向上には一役買っていますが、全体として収量は減少しました。

ですから、19年は少なめだけど高品質の年です

また、暑い年で知られる2003年がありますが(これが最初の熱波の年、ここから気候変動が意識されるようになりましたね)、
同じく暑さが語られた09年、気温だけではこの二つのヴィンテージによく似ているように思われますが、
19年はもっとずっとフレッシュでエレガントです

暑くてブドウが小粒になった分、赤も白も凝縮した濃い目の味になっていますが、ただ濃いだけじゃない

これは夜間に気温がちゃんと下がってくれたおかげです。

夜まで気温が高いとブドウが蒸散せず、樹液が回り続けて、昼間に光合成で作った養分を消費しちゃいます
しかも樹が休まないので立ち枯れしてしまう事もあるそうです。

その点、19年は夜間気温が低かったお陰で酸も温存でき、
凝縮した濃い液体でも酸味がはっきりしたフレッシュさを保ったワインとなったんです

えがったなー
んだんだ

試飲の白も赤も前情報通り、濃い目、しっかりしてます。
アルコール度数の表記はありませんが低くないだろうなぁ

白(シャルドネ)
香りは清涼感もあり、桃やリンゴっぽいですがグラスをゆすると樽の風味や甘草の香りもします
あんまりやってるとアルコールで粘膜がいたい
口当たりはオイリーで芯のある重たい味ですね。
でも、説明通り酸が上手くバランスを取ってくれています

既に十分美味しいなぁ

赤(ピノノワール)
これは、区画としてはシュノ―ヴの物です。
マルサネの北隣にある村がシュノ―ヴです。
19年からAOCの改正で唯のブルゴーニュからマルサネへ昇格しました
へー、知らんかった。

スミレっぽい香りにベリーの甘い香りがしますね〜
紫じゃなければ完熟して漬けた梅かな。
赤はアメリカンチェリーみたい、緑はほとんどない。

柔らかいアタック、白よりも軽やかに感じます。
さらっとしています。
ふくよかチャーミングという言葉がぴったりな味わい、後味も綺麗です
酸味は暖かく、これも非常にバランスがいい。

18年もですけど、こんなに早く美味しくっていいの?


他の生産者も19年の発売はこれからですが、期待できますね

変化の中にいるとどう変化してるのか見極めるのは難しいですが、少しでも鳥瞰的な視点を持ってこの数年のブルゴーニュを注視する必要があります
なのでカリフォルニアやオーストラリアなどと比較するのもいいかもしれません。
ここでも定点観測は有効。

日本は現地での変化やトレンドが消費に影響するのにある程度のタイムラグがあると思いますが、
名古屋はもっと遅い
反映されないままだったりもする。

流行は別にいいんですが、認識や思い込みが刷新されないのは本当に残念な所です
これは、ちゃんと飲んでないのに大口たたいてる人が多いからでしょうねぇ

ボジョレー(やガメイ)を一括りにして馬鹿にしてる人
生産者を一つも言えないのにサンロマンやマルサネを格下にしてる人


あなたはもう時代遅れです


名前云々よりも、先に目の前のお酒とちゃんと向き合うべき


これは飲み手の力量が試される事なので、心して飲まねばなりません。
今までミーハーに飲んでた事を悔やむならば、今からでも遅くない。

本当に良い飲み手、ワインを楽しんでる人とは知識じゃないと思うわたくし。











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2021年01月25日

コスタ・ブランカの伝統酒


暑い
着込んで歩いてると汗が出るくらい (でも、店内は寒いのでそれなりに着てないと困る)


恵方巻にもバレンタインにも全く興味がないわたくし
ついでに初場所も一日も見なかった


ほとんどの飲食店が20時までしか営業していないので全然外食できませんが、
この前ちょっと珍しいワインを飲ませていただきました

店頭にはありません。
売ってませんが取り寄せは可能です。


飲ませてもらったのはこちら ↓

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生産者HPより

ラウル・ペルス フォンディジョン グランレゼルバ1996

このワインが何が分かる方はそうはいないでしょう…
てんちょ、フォンディロンと覚えました(スペイン語のLOはジョと発音されることが多い昨今、パエージャみたいに)

このワインはスペイン産です
スペインのDOアリカンテです

アリカンテはバレンシア地方、オレンジで有名な地中海沿岸です。

ここ ↓

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ワイン産地としてはこんな感じ ↓

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スペイン大使館商務部より

…DO見づらい
スペインのDO、いつの間にか70近くにもなっていて聞いても「どこそれ?」っていう産地も増えた
イタリアもですが増やし過ぎ


アリカンテを含むバレンシア地方では土着品種によるワイン生産が主で、
白ならマカベオの辛口赤ではモナストレルやガルナチャのフルボディが有名です

しかし、今日のフォンディジョンはちょっと特殊な伝統ワインです

見る資料によって説明がバラバラだわ
こら

フォンディジョンは黒ブドウのモナストレルから作られる酸化熟成されたワインの事で、アリカンテでしか作られない物です

酒精強化したシェリーの様なタイプですが、アルコール添加は行われていません。
(資料によっては酒精強化だという説明も見受けられますが、今日のラウル・ペルスではアルコール添加はしていません。
 名称としてどっちでもいいのか不明です

赤ワインで甘口、って書いてありますけど、全然違うよー

色は琥珀色、シェリーだと言われたらそうだろうなって思う外観です
香りも酸化熟成しているので、ヴァン・ジョーヌみたいなナッツ香がします
はっきり甘くはないですね、いい酸も残っていて余韻が綺麗です。

紹興酒にも似た香りと味ですが、安易に紹興酒って言って欲しくないわ

塩味の強いスペイン料理にはピッタリかも

スペイン料理にはおしゃれなソースや盛り付けはありません
味の要は塩とオリーヴオイル、あと酢くらいで、伝統的なスペイン料理とはそういう物です。
それがいーんだよ
フランスやイタリアの真似は不要だ、そう言えばスペインって料理にチーズも全然使わないですね。

ラウル・ペルスは協同組合の一員のようですね
MGワイングループ、モノヴァールというワリナリーの様です。

樹齢80年以上の古木のモナストレル(フランスではムールヴェードル)100%で、3週間かけてルモンタージュを行いながら発酵させます。
アルコール度数16から18度(酵母働くのか??)で、173リットルのアメリカンオークの大樽で20年以上熟成させました

アル添なしで18度って行けるんだろか??
(ボトルには酒精強化ではないと書いてあるんですよ)

蝋キャップの超熟品でまだまだ熟成も可能です
そもそも酸化熟成させてるので変化しづらいでしょうね

スペインワインの話をしながら美味しいアモンティリャードを飲んでいたらお裾分けが来て、超ラッキー

諭吉さん2人位のお値段ですので安くないですが、取り寄せオッケーです。
こういうお酒を楽しむ日本人は本当に少ないでしょう。
謎の部分も多い。

太陽と海と白い砂浜〜

挑戦者いらっしゃいませ〜


















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2021年01月24日

ワインの木箱売ります


今日は暖かい名古屋です、雨ももう上がりそうかな

久しぶりに店頭でワインの木箱の販売を始めました

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一つ500円(サロンの木箱のみ1000円)税込、現金のみ
お一人2個まで
取り置き・返品は不可です


釘やささくれなどでのけがには責任を負いませんのでお客様ご自身で十分お気をつけてください。

転売禁止


近頃はそこそこのお値段のワインでも段ボールに入ってる事がほとんどです
その方が運びやすくてエコでもありますし。
しかも12本や6本単位で買わないと木箱には入って来ませんので、余計に木箱にお目にかかる機会が減りました


数が少ないので欲しい方はお早めにご来店ください






posted by cave MITSUKURA at 13:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月23日

おすすめジュヴレイ


今日もです、一日中本降りです
寒くない、明日も雨ですね〜


シャンパーニュ福袋は完売いたしました
お買い上げいただきました皆様、ありがとうございました。


緊急事態宣言下での時短営業はまだ2週間以上もありますよね
それでも感染者はさほど減ってないようですし…
これ以上延長しないで欲しい
中途半端に飲食店だけ対象にしないで、いっそ、うちみたいな店舗も百貨店も全部お休みにさせればいいのに
昼間の街中は人が多いし

しかし、今年は驚くほどインフルエンザ、聞きませんねー
学級閉鎖とか皆無でしょ
やりゃ、できるじゃん



ところで…
先日飲んだACマルゴーが期待ほど美味しくなくて凹んでます
ブルジョワですが…

前に何度か飲んでとてもいいなと思っていたのに
残念…
保管や品質の問題ではないので、多少の事ですけど。

このように、ワインは瓶差がある事がまま、あります

同じロットで醸造されても、ボトルごとに年数を経る過程で香りや味に差が出る事があります。
時間が経てば経つほど、この差は大きくなります。
もちろん差がない場合もありますので、それはそれでいいんですけど。

なので、記念の年のワインを長期保存したい方はなるべく6本以上買っておいた方が良いです
1本あたりの予算が減りますけど、最低でも3本は買った方がオススメです。
とっておきの1本が当たりならそれでいいんですけどね
(逆に外れだったとしても比較対象がないから分からないと言えばそうだ)

熟成による変化は醸造酒の魅力であると同時に、ある種のリスクも孕んでいる訳です




では、今日のワインを紹介します
熟成の心配はほとんど無用な若さ。

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ティボー・リジェ・ベレール ジュヴレイ・シャンベルタン ラ・クロワ・デュ・シャン2015

ブルゴーニュの赤ワインです。
ピノノワール100%
(ジュヴレイ・シャンベルタンの名前はピノノワール100%の赤ワインでなければ名乗れません)

今では貴重な15年残り2本しかありません。
前の価格なので諭吉さんと少し、15年でこれはとてもお値打ちですよ


しかも、品薄で常にある訳じゃない
本数が全然ない、日本向けのアロケーションが無いんでしょうか?


ティボー・リジェ・ベレールニュイサンジョルジュにあるドメーヌです

当主のティボー・リジェ・ベレールさんは1975年生まれ。
大学で醸造学を学んだ後に両親から畑を相続して、2001年に自分のドメーヌを立ち上げました。
まだ若い蔵ですが非常にいい評価を受け人気です

また、ティボーさんはサステイナブルな農法や生活を志し、ドメーヌから廃棄物を出さないような取り組みにも熱心です。
コート・ドールの一流のアペラシオンに畑を持っているにも関わらず、ボジョレーにも進出してその魅力を広めています。
大学の頃に訪れたムーラン・ナ・ヴァンに惹かれて自分のワインを作ってみたいとずっと思っていたそうで、2009年からムーラン・ナ・ヴァンに畑を持ちワインも作っています

ミツクラの店頭にもお訪ねいただきましたが、その時はムーラン・ナ・ヴァンの話をとても詳しくしてくださいました
セミナーやって欲しかった、次回は是非

こんな方 ↓

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2018年10月

若い蔵ではありますが、リジェ・ベレールの名前からも分かる通り、その起源は大変古く、しかも正統です
紋章が物語ってます。

畑の起源・記録は18世紀にまで遡ることができ、現在、ラ・ロマネの所有者として君臨するリジェ・ベレール伯爵家とヴォーヌロマネの歴史に度々登場するマレ家が1720年に合同で作ったワイン商の流れを汲んでいます
フランス革命以前から最良のワインを扱う事に尽力し、その名前はフランス国内だけでなく国外でもよく知られた存在となりました。
その後、一族は世代が移ろい、相続を経ていくつかの家系に分かれていますが、ティボー・リジェ・ベレールはその一つです。

つまり、彼はめちゃめちゃいーとこのボンなんです

畑仕事にも熱心でとてもいいお人柄なんですよ


今日のワインはジュヴレイ・シャンベルタンの村名です
が、HPには載っていません、輸入元の資料にも詳しい説明はないですねぇ

畑の場所はここ ↓

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LUCさんから拝借

青い丸の区画です。
ちょっと見づらいかな。
国道の東側になりますが、レ・クラの近くですね。

通りの名前にもなってます、が由来は不明

平均樹齢60年の区画で収量はかなり少ないそうで、22~30hl/haとグランクリュ並みの低収量です
15年ですし、期待できそう。

てんちょ、2年前にサインいただきましたボトルをまだ取っています

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ムーランナヴァンですが。

個人的にも少し09年ジュヴレイ・シャンベルタンなど、持っていますので、集まりが許されるようになったら揃えて飲みたいですね
09はとても良かったです

飲んだ事ない方にも是非、おすすめです


購入はこちらから↓
http://cavemitukura.shop22.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000037&search=%A5%D9%A5%EC%A1%BC%A5%EB&sort=

あ、残り1本になってました。














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2021年01月22日

シャンパーニュでなくても素晴らしい泡はある


久しぶりにの名古屋です、小雨ですが湿度が上がるといいな
外よりも店内の方が寒い、どーなってんだ

あちこちの輸入元でも欠品してるワインの入荷の目途が立たなかったり、コロナの影響が出ています
欲しいワインが買えないのがつらい。


シャンパーニュ福袋は残り14になりました
ですが、未だクリスタル1本、パイパー・エドシック レア2本、ドラモット2012 2本残っております。
大人買い、いらっしゃいませ




変わり映えしない店頭のワイン達ですが、今日はこちらを紹介します

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ユエ ヴーヴレイ ペティアン・ブリュット・レゼルヴ2009

ユエは知名度高いと思いますがご存知ですか??
フランス、ロワール地方のトゥーレーヌ地区のドメーヌです。

前にも何度か紹介しました ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180909-1.html

2018年の訪問記はこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180615-1.html

今日のワインは発泡ですが、他にも2019年のセックが新しく入荷しています
ペティアンとは微発泡のスパークリングワインを差すフランス語で、クレマンよりも気圧が低いのです。
(クレマンやシャンパーニュは5気圧、ペティアンだと3気圧程度)

ロワール地方では多く生産されていて、この地域ではレストランでは食前酒はクレマンよりもペティアンが多いですね


19年はユエにとって節目のヴィンテージとなりました。
ユエの偉大な醸造長であるジャン・ベルナール・ベルトン氏が19年の醸造を最後に引退したからです
彼は41年も醸造長を務め、ユエのワインは全て彼の手による物です。
引退は残念ですが、長い間お疲れ様でした。

引退した醸造家はペティアンのルミアージュをしにセラーに通う、と聞いたんですがベルトンさんもそうなるんでしょうか
(ルミアージュとは瓶内二次醗酵が終わって熟成させたボトル内にたまった澱を瓶口に集める作業です。
逆さまにした瓶をくるくる回してゆっくり立てていきます)

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これがルミアージュ中のボトル

ドメーヌはワイン名の通りヴーヴレイにありますが、ユエはこのAOCの一等賞で間違いないでしょう
ヴーヴレイの名前を広めるのに大いに貢献しています。

ヴーヴレイというワインは白だけに認められた呼称です、そしてシュナンブラン100%でなければいけません
味わいは辛口から甘口までOK
発泡でもOK

シュナンブランはこの辺りではピノー・ド・ラ・ロワールとも呼ばれています
元は酸の強い品種ですが、辛口の発泡から貴腐の極甘口まで色々な種類の味になる百面相ブドウです


ヴーヴレイはロワール川の中流にある大都市トゥールからすぐの場所にあります
小高い丘の上がユエの畑ですが、その丘の下をTGVが通ってるんです。

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その昔、トゥールにTGVが開通することになり、パリからくる線路をどうするか決める時にヴーヴレイの畑を潰して線路にしようという意見があったのですが、当時のトゥール市長だったのがユエのオーナーであるガストン氏で(彼は初代ヴィクトワール氏の息子です。市長を42年間も務めたそうです、長過ぎ?私の聞き間違いかな)ブドウ畑を潰すことなく地下にトンネルを作る事でヴーヴレイを守った功労者です。

ユエは、
ル・モン
オー・リュー
クロ・デュ・ブール
、と
3つの区画を所有しており、植えられているのは全てシュナンブランです
なので白しか作っていません。

それぞれの区画事に、セック(辛口)、ドゥミセック(やや辛口)、モワルー(甘口)、と3種類の味がありますが、セックは中々作られないのです
それには意外?な理由があります。

ユエはビオディナミで発酵も自然任せ、ですから発酵が終わってみて初めて、辛口になってるのかやや辛口になっているのかが分かるという「天のみぞ知る」醸造なんです

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収穫したブドウは半分、100年以上使用された600リットルの大樽で発酵させますが、基本的にほったらかしです。
(樽は温度管理をしているそうで、タンクじゃなくて樽発酵で温度管理をするのは極めて珍しい行為です)
残りはステンレスタンクです。
どちらもブドウに付いた野生酵母だけで発酵させますが、低温のセラーでゆっくり発酵が進み、ワインには深みのある香りとコクが生まれます

MLFは行わない
バトナ―ジュもしない


それなのに、あれほどのコクがあるのは意外ですねー
ブドウの質が高いのも重要な理由でしょうね
(ユエではブドウの果皮に付いた泥を果汁に入れないように、発酵前の果汁にフィルターを使っているんですが、それもかなり珍しい事です

今日のペティアンは通常よりも長い熟成のレゼルヴです
(普通のペティアンは2014が出荷されています)

2009年はロワールでは涼しい年でいい酸やミネラルがブドウに温存されていたために、長い熟成のレゼルヴを作る事になったそうです
シャンパーニュもそうですが、瓶熟が長いと相応の酸がなければ味がぼやけてしまうので、酸の存在は非常に重要なのです。

スティルワインと同じように発酵させたワインを1年程寝かせて落ち着かせます。
この時点で行った味見では驚くほどレベルの高いワインが出来上がっていたそうです
その後、そのまま瓶に移して二次醗酵へ移行させます
シャンパーニュやクレマンの様に糖分を添加する事はしません、意外でしょ?

なので、気圧の低いペティアンになるという訳です
この理由、分かりますか??
一次発酵で残った糖分だけを使用して発酵を続けた結果、発泡酒になるのです。
アンセストラル方式と同じ理屈ですね。

09年は6年も瓶熟に費やした正にレゼルヴです
法定の瓶熟期間は12ヶ月、僅か1年なので、ユエの拘りはすごい

お値段はまーまーしますが(一葉さんと少し)、
これは飲んでみる価値がありますよ

残糖は1g/Lとかなり辛口なんですが、そうは思えない豊かな香りとコクがあります。
余韻が長いし、後味も非常に複雑です。
蜂蜜やバターに加えて、マンゴーやパイナップルみたいなトロピカルフルーツの香りがします。

流石の高品質、レゼルヴは常にある訳ではありませんのでお早めにお試しください〜















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2021年01月18日

暇ってつらいわ


寒くても天気は良い名古屋です
流石は太平洋側、晴れ続き。
週末には雨になりそうですが、一雨ごとに暖かくなるにはまだ早い…ですね

今日のブログには大した内容がありませんので悪しからず。


フランスの北西部は真っ白の雪景色です

アルザスのマルセル・ダイス

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ブルゴーニュのジャン・シャルトロン

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寒そー
剪定や土寄せも終わってブドウ樹も寝てますので、萌芽までは畑はお休み

南半球ではヴェレゾン(色づき)の始まりです。



もー、暇な月曜日

掃除は捗った、ガラス綺麗になったし。
ワインもあちこち調べものしてたら、寄り道しまくってそもそも調べてた事忘れるという体たらく


皆様、ワイン産地を聞いてもどこだか全然分からないって事ありますよね??
果たしてそれが、産地なのかワイン名なのか、ブドウの品種なのかってこんがらがりそう

てんちょ、最近だと、
プラ・デ・バジェス

↑ スペインの地中海側、バルセロナから内陸へ少し入った地域。DOカタルーニャに包含されています。
97年認定のDOですね、赤白ロゼ泡、何でもOK

テラス・デ・ラルザック

↑ こちらはフランス、ラングドック地方です。モンペリエの北ですがド田舎で大都市は周辺にない。
どの村も村民80名とか、全員知り合いだわ。
てんちょ、最初、シュッド・ウエストを探してしまった、情けない。

ホント産地呼称って、知らなきゃどーにもならないという不便さ
今はパソコンもスマホもあるからいいけどさ。



ところで、先日飲んだ、熊本の菊鹿ワインのシャルドネが美味しかったです

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熊本ワイン株式会社より

きくかワイナリーです。
熊本県山鹿市菊鹿町にありますが、リーズナブルで美味しいです
ブドウの品質の高さが分かる、良いバランスの辛口でした。香りも良かった。
生産が多くないのが残念ですが、まだ買えそうです。

日本ワインを久しぶりに飲みましたが、良いワインで嬉しいです


店頭のシャンパーニュ福袋はようやく残30となりました

まだ、
1等: ルイ・ロデレール クリスタル2012 1本
2等: パイパー・エドシック レア2006 2本
同2等: ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ジョセフィーヌ2008 2本
その他:ドラモット ブラン・ド・ブラン2012 3本

出ていません
何故ここまで出ない…
謎だ

さぁ、あなたの出番です











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2021年01月15日

桃色の狼


今日は最高気温が14度もあるようです、昼間はそこそこ暖かい名古屋

でも金曜らしさはゼロかも…
ほんと、てんちょの帰り道は人がいませんよ
スーツの男性陣なんて皆無。


今年も新しいワインに触れる機会は当分なさそうです
自主的に買う事くらいしかできませんが、それもどうもねぇ
せめて店頭のワインの復習はしておこうかな、たーくさんあるし。


と言う事で、店頭にある今日のワインを紹介します

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ル・ルー・ブルー ヴォル・ド・ニュイ ロゼ2019

随分前にも一度紹介しましたが、久しぶりに19年が再入荷です。
でも、過去のブログが見つけられません、どこ行った??

このワインは、フランス、プロヴァンス産です
AOCコート・ド・プロヴァンスです。

ここが(行政区としての)プロヴァンス地方です ↓

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wikiより

マルセイユの周辺に広がるプロヴァンス地方ですが、ワイン産地としては東隣のラングドックと比べると小さめ。
アペラシオンも少ないので覚えやすいかも。
ラングドックと混同しませんように、しないって?

法的区分では圧倒的にコート・ド・プロヴァンスの生産が多く、単独のAOCとしてはバンドールベレカシスなどが有名でしょうか
(コート・ド・プロヴァンスは広大なので4つのサブリージョンがあります)
ピエールヴェールなどというマイナーなアペラシオンもありますが、てんちょ、このワインにお目にかかった事がない。

そのコート・ド・プロヴァンスですが、2017年の生産実績で90%ほどがロゼです
ほとんどロゼ
ここはロゼの一大産地として定着していますね〜

風光明媚な観光地としても世界的に人気のプロヴァンスですが、意外かもしれませんが結構な工業地帯でもあります
フランス最古のマルセイユ港がありますのでコンビナート等も盛んです。

ローマ帝国の属国として栄えたプロヴァンスでは、ワイン作りもフランス最古の歴史を持っています
行ってみたいですね。


今日のワインは、2011年創業のまだ若い蔵が作っています
蔵の持ち主はデュボワご夫妻、こんな方々です ↓

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HPより

夫妻はそれぞれ全く異なる分野の仕事をしていましたが、4人の子供が独立した後で自然と関わる仕事がしたいと思い、ローヌやプロヴァンスで農地を探していました。
ようやく2011年にプロヴァンスの、ピュイルビエという村で理想の土地を見つけ、9haの農地を購入してブドウ栽培を始めました。

ここがピュイルビエです ↓

ル・ルー・ブルー.png
マルセイユからも近い、眺めが良さそう

ドメーヌ名であるルー・ブルーとは「青狼」の意味で、この村にある「狼の丘」と呼ばれる場所に因んで付けられました
ラベルにも三日月に乗る狼が描かれています。
遠吠えな感じわおーん

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栽培はオーガニック、養蜂もやっています
鴨も飼ってるみたい。
ブドウはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ベルメンティーノなどを植えています。

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SNSより

ここでは赤、白、ロゼで、全部で4つのワインを生産していますが、
今日のヴォル・ド・ニュイは「夜間飛行」という意味です
きっとサンテグジュペリからでしょうね。

ロゼのセパージュは、グルナッシュ80%、シラー20%
(輸入元の情報が違うけど、HPに従います)

低温で収穫したブドウ(なので収穫は早朝かな)をゆっくりプレスして色を出します(ブラッシュ製法
少しだけ果皮を漬けて色合いを見たら、果汁を分離して清澄します
その後発酵、樽の使用は無し

2019年は例外なく暑い年になりました
あまりにも暑いのでブドウ樹が心配にあるほどだったようですが、雨が降り何とか凌げたようです。

これから毎年そうなるんでしょうね…
雨の減少はちょっと心配です

19年は病気もなく健全なブドウが沢山収穫できたそうで、ワインの質も期待できます

フレッシュで優しい辛口のロゼです

軽やかな酸味があって夏のランチにいい感じ、冬ならお鍋にもいいですよ
和食でも出しの邪魔をしない軽口が嬉しいですね〜

ロゼの魅力は味わいは辛口でも、香りが豊かで華やかな事でしょうか
なので香りの印象程は甘くないスッキリが多いかも

このルー・ブルーは星付きのフレンチでも採用されています、評価が高いのですよ

しかも、このロゼ、非常に美味しいのですが価格もリーズナブルなんです
2000円でおつりが来ます
いい事だらけ、素晴らしい。
白と同じように冷やして飲むのがいいです

ぜっひ、買ってみてください










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2021年01月13日

聖母顕現のお酒


今日は少しは暖かいでしょうか、名古屋も最高気温が2桁あったようです

ニュースはコロナばっかりで
愛知県に緊急事態宣言出ても、てんちょの仕事はテレワーク不可能なのです…

カーヴミツクラは通常通り、12時〜20時で毎日営業いたします



今日のワインを紹介します

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クロスター醸造所 フロイデ・リープフラウミルヒ ナーエ2019

てんちょくらいの年齢かそれ以上の方にはちょっと懐かしいワインかもしれません
もちろん、今でも好きな方はいらっしゃるでしょう。
30年くらい前に大ブームになったワインです、
このリープフラウミルヒではないですが。

ラベルの聖母子が必須ですね
ブルーボトルが素敵です

このワインは、ドイツ、ナーエ地方の白ワインでやや甘口です

このワインでなくても、リープフラウミルヒというワインは見た事、飲んだ事ありませんか??
リープフラウミルヒという名前には聞き覚えがある方が多いのではないでしょうか

この名前は「聖母の乳」という意味で、元々はラインヘッセンのヴォルムスにある聖母教会であるリープフラウエンキルヒェに因んで名づけられたワインです
ライン川のほとりで栄えたこの街にはワーグナーゆかりの聖堂があり、宗教改革の弾圧にも名前が登場する歴史のある街です。
聖母教会は今でもちゃんとあります

ヴォルムスはここ ↓

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赤い印が聖母教会の場所です。

ライン川が北上してマインツで西へ折れてるの分かりますかね??
ちゃんと見たい方は自分で地図を開くべし、地図は大事だ


で、リープフラウミルヒというワインは、本来その教会のブドウ園で出来たワインのみが名乗れるはずの名前だったんですが、周辺のブドウ畑のみならずランイヘッセンを越えてファルツやナーエにも広がって生産されるようになってしまったのです。
色んなリープフラウミルヒがあるのはこういう訳です。

みんな売れそうな名前にはあやかりたいもんです
真似っこ万歳〜

いやいや、敬虔なカトリック信者の支えですな(棒読み)


そうして1960年代にはあちこちで作られるようになったリープフラウミルヒなんですが、流石に猫も杓子も作り始めると心配なのがその品質です
人気があって、需要が供給を上回る事、甚だしい事態になってたんですね。
誰もが作りたがる訳です。

そういう背景で、1971年にリープフラウミルヒという名称に関して法律が改正されました

1.生産地域は、ラインヘッセン、ファルツ、ラインガウ、ナーエの4つの指定栽培地域に限る
2.品種は、リースリング、シルヴァーナー、ミュラー・トゥルガウ、ケルナーを70%以上使用する事
3.味は中甘口でなければならない、辛口はダメなのです。
4.クオリテーツヴァイン以上である事。
が主な規定の内容です。

今でも多くのリープフラウミルヒがありますが、全てこの法規制に基づいています

リースリングじゃなくてもいいんですよ
ラインヘッセンじゃなくてもOKなんです

因みに、マドンナっていうワインも有名ですね、あれはリープフラウミルヒの中でも本家本元の聖母教会の畑を基に作られたワインです。
19世紀はじめにオランダ人のファルケンベルク氏が購入した教会の畑は荒廃していたんですが、彼がこれを復興しました。
行方不明になってた聖母像を見つけたらしい。
リープフラウミルヒの名称使用にも寛容な姿勢であったそうです。


今日のは、ナーエ産です。
ナーエは、ナーエ川の両岸に広がる産地で、ラインヘッセンの西隣です。

以前にデーンホフを紹介しましたが、てんちょ、ナーエってやっぱりあんまりよく知らない…

作っているのは多くの醸造所を傘下に持つ、クロスター醸造所です
ファルツを中心に7つの蔵がある協同組合ですが、ここはコスパに優れた品質の高いワインを色々作っていますね。

セパージュはミュラー・トゥルガウ50% 、シルヴァーナー50%
醸造も熟成もステンレスタンクで樽の使用はなし。
アルコール度数が9%しかない、優しい口当たりのやや甘口です
ワインとしてはクオリテーツヴァインになります。

フロイデとはドイツ語で「喜び」という意味です

大変リーズナブルな価格なので、気軽にお試しいただけます
お酒に弱い初心者さんにもいいかも。
ほんのり甘口なので食事のお供にも出来るでしょう

たまにはちょっと甘いのもいいかなーという方に是非







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2021年01月10日

どちらでしょう??


今日も晴れてますけど寒い店内です
使い捨てカイロが全然暖かくないのは何故なんだろう粗悪品なのか

北陸の大雪は大変ですね、ある程度の雪は水の供給の為にも必要だとは思いますが、それにしても急に大量だと怖いです
名古屋はこのまま2月も積もらないでください、雪掻きしたくない。


シャンパーニュ福袋、全然当たりが出ません

昨日も今日も沢山お客様に来ていただいたんですが
数は多いですが、今年は当たりも増やしたんだけどなぁ
初日から2等連発だった年もあったのに…

「ホントに入ってるの??」って言われちゃいました。

本当に入ってます



あー、もう紹介したいワインない
すんません、こんなにワインあるんですけど気が乗らない。

なので、ハイ

ここで問題です

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この二つのワイン、高いのはどっち??

超初級編です

ワインのお値段を推測するには、基本的な知識はどうしても必要ですね。
特にヨーロッパのワインは知らないとさっぱり分からないので、意地悪なんですよー

で、値段の根拠となるものには、

産地
ヴィンテージ
生産者の知名度や人気
生産本数


などがありますね。

全てが絶対ではありませんが、

産地に関しては、法規制がありますので指定範囲が狭くなるほど規制が厳しくなり価格も上昇するのが普通です
ですから、「ブルゴーニュ・ルージュ」よりも「ヴォーヌロマネ」の方が高額な訳です。
(呼称では、愛知県というワインよりも名古屋市というワインの方が高いのです)

ヴィンテージも重要です
ヴィンテージには「作柄」と「熟成」という二つの面があります。

作柄に関して、ブドウは農産物ですので、その年の天候により作柄に良し悪しの差が出るのは仕方がない事です。
豊作で品質の高い年、少ないけれど質は良い年、天候に恵まれず残念な年、などその作柄によって値段は上下します。
当然、出来の良い年の方が価格は上がります。

また、熟成に関しても、ワインには飲み頃がありいい熟成をしていることはいいワインを楽しむ上で重要な要素です。
リリースしたばかりのワインよりは年数を経ているワインの方が貴重です。
ただし、古ければ絶対に高い訳ではありませんのでご注意

生産者、作り手の知名度も重要な要素です。
ワインを全然知らなくてもロマネコンティって高いよね、くらいは分かってる方も多いはず。
同じ格のワインでも、作り手の評価が高いと値段も高くなる傾向があります。
そこの逆を行って、こんなお値段でもいいよねっていう蔵を楽しんでるとすぐに人気になって値上がりするという…

生産本数に関しては経済法則のまま。
10本しかないものと100万本あるものがあって、同じ人気でスタートしても10本の方に希少価値が生まれるのはごもっともです。
サロンみたいにわざと作らない、とか止めていただきたいわ。


さて、写真を見てみましょう
これ、どっちもボルドーの赤ワインです。

ラベルをちゃーんと、しっかり読まなくてはいけません
ここが大事。

左のワインは、
シャトー・プランス・ラルケ2016 ボルドー・シュペリュール

右のワインは、
パストゥーレル・ド・クレール・ミロン2010 ポイヤック

です。

ワイン名でも察しがつきそうですが、ワインの格が違いますね。
分かりますか??

まずは産地を見てみましょう、
左はボルドー・シュペリュール、いわゆる広域ワインです。
ボルドー全体で名乗る事が出来る呼称です

右の呼称はポイヤック、メドックの中にある村で5大シャトーの多く、ラフィットやラトゥールがある事でも有名です

どちらもシャトー名の下に呼称産地がちゃんと書いてあります。

まぁ、
にょろにょろした文字が読みづらいとか、
そもそもポイヤックってなんだ?
という至極真っ当な疑問がありますけどね。

だから、「知らないと全然分からない」意地悪なフランスワイン、って言ったじゃないですか

次に、
ヴィンテージでも、16よりは10の方が古くて希少ですし、評価もいいのです

そして、
生産者に関しては、明白かも。
ラルケの蔵、てんちょ知りませんでした。
右は5級シャトーのクレール・ミロンが作ってます。そのセカンドなので、そりゃ超有名なんですわ。

ボルドー左岸に関しては本数が少ないと言う事はほとんど言われないと思います。
人気な蔵はどこもそれなりの規模で極少シャトーはありませんので。

と言う事で、
高いのは右です

左は1450円税込
右は7860円税込

簡単でしたか??

















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2021年01月09日

ニュージーランドちゃんと勉強したい


さっむーい
お店は極寒地
流石にマイナスになると冷えますね、静電気がバチバチ

皆様、風邪をひかないように気をつけましょうね

愛知県も緊急事態宣言出そうですね
「病床のひっ迫」「保健所が限界」って連日報道されてますけど、東京都や名古屋市の人口が何人いるか知ってますか??
まるで病院が10軒くらいしかないようなイメージ、保健所もまさかまだFAX&手書きじゃなかろうな。
現場の方を責めているのではありません。
昨年4月5月の事を踏まえるなら、もっと早く最悪の事態を想定して備えておくべきでは。
一律の交付金と言い、補償のない業種も多いし、政府の失策だと思うなぁ




今日からシャンパーニュ福袋の販売開始です

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袋に入れてるとバレバレなので、ポチ袋方式です

早速ご来店いただきました皆様、ありがとうございます
今の所、まだ一等も二等も出ておりません。
結構減ったかも


新しいワインがある訳ではないのですが、何か書かないとね
という訳で。

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クロ・アンリ プティ・クロ ピノノワール2017

ニュージーランドマルボロの赤ワインです
作り手は、サンセール(フランス、ロワール地方)のアンリ・ブルジョワです

2000年、ワイラウバレーに98haの畑を取得して始まったこの蔵は瞬く間に畑を増やし、2013年には早くも国際ソーヴィニョンブランコンクールで2003年ヴィンテージが金賞を受賞した実力者です。
流石、サンセールで培ったノウハウが全て生かされている訳です

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HPより、以下同様

畑の一角にある教会は1920年代に立てられたもので、今はクロアンリのウェルカムセンターになっているそうです。
ラベルにも描かれています、ワイナリーのアイコンです

10世代にも渡ってサンセールでワイン作りをしてきた皆さん ↓

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一番左が、ジャン・マリーさん。
てんちょが行った時も一日ご案内してくれました、日本に70回も来てるような親日家です
めちゃ面白いおじさまです ↓

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写真の真ん中の黒いシャツの方が多分ご長男のアルノーさんで、今のサンセールの方のご当主かな。
NZのクロ・アンリのGMでもあります。

ワイナリーはここ ↓

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毎度の縮尺、ニュージーランドがどこか分からない方はまさかいませんよね

マルボロは南島の北端で、首都ウェリントンはクック海峡を挟んだ向かいにあります。


クロ・アンリはマルボロで3つの土壌を持つ畑を管理しています。

丘の一番高い部分がウィザー・クレイ、灰色の粘土質でピノノワールに向いています。
その下部はブロード・ブリッジ、粘土質に鉄分が入って褐色の途上をしています。
ワイラウ川の川底だったグレイワッケ(この名前のワイナリーもありますね)、ここはソーヴィニョンブランです。

「我々に究極の目的はニュージーランド、マルボロのテロワールを表現したワインを届ける事。
サンセールではない固有の背景があるこの土地で自然を反映したい」


サンセールのコピーを作るのではなく、マルボロらしさを表現したいという姿勢です。
畑はビオの認証を取得。
マルボロらしさとは何だろう??

テロワールとは抽象的で分かりづらい言葉だと思います

それでも、日本特有の気候があって、その中でも名古屋と金沢は明らかに違いますよね?
そういう気温や湿度、土や風、日照、植生など色んなものをひっくるめてテロワールと言います。

ニュージーランドはこの30年で非常にワイン産業が発展しています
数多くのワイナリーが作られ、様々なワインが流通して世界でも有数の冷涼産地として認識されています。
評価の高いワイナリーもたくさんあって、ニュージーランドワインを今の内に抑えておくのはいいかも。

ニュージーランドの発展は北海道に似ています
北海道の今後を見るようなお手本かもしれません。

ちょっと見ない間にめちゃくちゃワイナリー増えてるし、マルボロ以外の産地も注目されていますし
どこもかしこも勉強だ。
よし、一回ニュージーランドワイン会やろう(春以降ね)

今日のワインは蔵の中で最もスタンダードなプティ・クロというシリーズです
ピノノワールとソーヴィニョンブランの2つだけ。

この入門編のピノノワールは樹齢の若い樹のブドウを使って作られているので、その分リーズナブルです

しかし、めっちゃくちゃ美味しいんですよ

下手なブルゴーニュよりもストレートにピノノワールの良さを表現しています
酸っぱさや青さに繋がる要素なし
甘い香りのモダンスタイルですが、口に入れて喜べること間違いなし

果実味も過剰でないし、やっぱりこの辺りは冷涼と言われる気候のお陰なんでしょうね
カリフォルニアだとこうなりませんので。

このお値段でこれならとても嬉しい
家飲みピノに是非どうぞ〜












posted by cave MITSUKURA at 19:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月05日

2021年シャンパーニュ福袋の販売します


カーヴミツクラは今日から営業しております

2021年もどうぞよろしくお願いいたします

イベントページにも載せましたが、今年もシャンパーニュ福袋の販売を致します

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今年の1等はルイ・ロデレール クリスタル2012
他にもプレステージシャンパーニュが色々あります

ハズレなし
絶対に損はしませんので、安心して買ってください

1月9日土曜日から販売します
posted by cave MITSUKURA at 16:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする