2021年01月29日

ラングドックのエース


今日は再び寒いですね、が結構降ってます
一昨日は4月並みに暖かったのに。

真っ白な店外…
積もってないだけマシなのかも



今日はしばらく前からあるワインを紹介します

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ラ・グランジュ・デ・ペール ルージュ&ブラン2014

このワイン、ファンが多いですがご存知でしょうか?
これはフランス南部、ラングドックにあるドメーヌです

ワインの法的なカテゴリーはIGPになります。
エロー県という県名を名乗るIGPです。
IGPデパルトマンタルって言うんですが、ヴァン・ド・ペイ・ド・エロー、って昔の呼び名の方がしっくりきます

IGPとは、Indication géographique protégée の略で地理的表示保護と訳されていますが、
「その場所で作られた保証があります」っていう意味です。
英語だと protected geographical indications となるので、この場合の略語はPGIです。
いつもフランスワインで語られるAOCと同じ概念ですが、IGPの方がもっと規定範囲が広くて規制が緩やかです。

2011年くらいまでに、かつてのヴァン・ド・ペイがこのIGPという名称に変更されました。
ヴァン・ド・ペイは元はAOCとは別の団体が管轄していたんですが、EU法に統合するにあたりAOCと同じくINAOの管理となりました。
(フランスワインはEUの規定にもちろん従っていますが、どちらかと言うとEUの産地規定の方がフランスを参考にして作ってます)

そして、規定はあっても(ほとんど)生産されてない名称もあるんです
…この辺りの事は普通の消費者の方は知らなくて構いません


今日のワインは一見、無名に見えるのですがワイン通には大変な人気があります
昨年フランスで開催されたオークションでは、90年代のボトルは12万円以上で落札されたそうです。
それは流石に高いなぁ・・・

この蔵は初ヴィンテージが1992年という、まだ新しい蔵です。
祖父の購入した畑を継承してるそうですが、そうだったのね。
201年に軽く紹介しています ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/450897639.html7

畑もドメーヌもラングドックにあるので、ワインはAOCラングドックとしても販売できる場所なんですが、カベルネが入っているのでラングドックとは名乗れないのです。
場所はここ ↓

グランジュ・デ・ペール.png

ホント、ガサックの隣だわ
という事はマスラヴァルもご近所
因みにグランジュとは「納屋」の事です

オーナーのローラン・ヴェイエさんはメディアにはほとんど出て来ません。
醸造や栽培についてはあまり詳しいことが分かりませんねぇ

赤は、シラー40%、ムールヴェードル40%、カベルネソーヴィニョン20%
白は、ルーサンヌ80%、マルサンヌ10%、シャルドネ10%


グリーンハーベストを徹底して行い、1本のブドウ樹には4つか5つの房しか残さない
野生酵母でステンレスタンク発酵後、樽で24ヶ月熟成。

南仏とは思えない、非常に細やかで洗練されたスタイルです

南仏にありがちなフルボディではなく、特に熟成するとまるでブルゴーニュの銘醸畑の様な複雑な香りに驚きです。
ブルゴーニュのファンも好きだって言うの納得です

「南仏のロマネコンティ」と呼ばれるだけはある

白もいいコクがあります
樽じゃなくてブドウの完熟した旨みが詰まったいい辛口です、余韻が長い
これもモンラッシェやムルソーみたいに大きなグラスであまり冷やさないで飲んでください

11haしかない畑で作られるので、生産量は全然需要に及びません
特に白は赤よりも一層少ないので正に入手困難です

ここ数年、買っていませんが変化してるんでしょうか??
気候変動にどう対処してるのか、興味深い所であります。

ミツクラでは赤白のセット販売としています。
そうじゃないと白ばっかり売れちゃうので
2本で諭吉さん3人でお釣りがくるくらいです。

14年、まだ買えますよ








posted by cave MITSUKURA at 18:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする