2021年03月28日

明日は臨時休業です


今日は夕方から雨脚が激しくなるそうで…

明日の29日月曜日は棚卸でお休みします
どうぞご了承ください。


昨日のFacebookに投稿しました、

店頭のピエール・ダモワ ブルゴーニュ・ルージュ2011

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よく売れております

ダモワの10年熟成
香りが◎

瓶差もないし

まだありますよ〜



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2021年03月24日

ライダーズ・シャンパーニュ


昨日は大変久しぶりに業界向けの試飲会に行ってきました

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色んな知り合いに会えてよかった
お馴染みのワインも新しいヴィンテージを飲むことが出来て勉強になりました

ワインの前から動かない輩が邪魔で…
注いだら一旦どきましょう

会場は広いのだから話がしたいならワインの前から一回下がって欲しい。
ずーっと陣取ってると他の人の邪魔です。
客商売なんだからそれくらい気が付け

…そろそろ、てんちょもそう言う事が直接言える年齢になって来たかもね
言ってないけどさ。




今日は昨年予約した限定のシャンパーニュが入荷して来ました

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ピエール・ルグラ ブラック・ジャケッツ2014

特級シュウイイのNMです

シュウイイはマルヌ川の南端、エペルネから東へ15分くらいの所にあります。
巨大組合のニコラ・フィアットもシュウイイです。

この村はグランクリュとして知られていますが、それはシャルドネだけ
ピノノワール(ムニエも)では95%クリュ、つまり1級になります。
ですから、栽培の99%がシャルドネ、そりゃしゃーないわ

それなのに、今日のシャンパーニュはブラン・ド・ノワールです
理由は後述。


実はこの蔵、以前のR&Lルグラなのです。
ご存知ですか?
相続税があまりにも高額なので商標を売ってしまいました、なので今あるR&Lルグラは別物です

ミツクラにも数年前にご来店でセミナーしてくださいました
奥様も素敵な方で仲良し夫婦。

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2016年でした

この一族は1600年代の半ばまで遡れる古いシャンパーニュメーカーの末裔です。
現在のヴァンサンさんで11代目。
生産するブラン・ド・ブランにはシュウイイ産100%のシャルドネを使用した物もあります



今日のシャンパーニュはちょっとだけ目新しいのですが

それは… ご主人がバイク好きで、奥様も50歳を過ぎてからバイク免許を取ったそうです。
皮ジャンなんて着た事もなかったという奥様。
今ではお二人で風を切って自由を楽しんでいるそうです

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HPより、以下同様

今回の限定パッケージもバイク好きのお二人が、シュウイイというシャルドネのグランクリュにいるのに敢えてブラン・ド・ノワールを作ってみるという、ちょっとした反骨精神を発揮した限定品です

シュウイイだからシャルドネ、という世間の決め事に「反逆」する気持ち=いたずら心、を表したそうです

バイクとロックが好きなお二人がドクロマークをあしらった黒い缶に自分達のシャンパーニュを入れて、最大限に遊んでいます

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缶、ラベル、ミュズレにも髑髏入り

伝統や正統を重んじるシャンパーニュの常識では考えにくい表現です

やるなぁ〜

2550本の限定生産で裏ラベルにはシリアルナンバーが入っています

バイク乗りらしく、バンダナもついてるんですよ
頭に巻くやり方も図解してある、親切。

セパージュは、ピノノワール80%、ピノムニエ20%
2014年のヴィンテージシャンパーニュです
瓶熟期間は42ヶ月、3年半とかなり長い
ドサージュは5.63g/Lと少な目


ピエール・ルグラのシャンパーニュは何を飲んでも美味しいです
あんまりシャルドネ好きではないてんちょが思うんだから、大抵の方には文句あるまい。

この限定品も絶対美味しいだろう

「届きました、かっこいいね」ってメールしたら
「楽しんで」とお返事くれました
嬉しいです。


かっこいい缶がインテリアにもなりそうです
プレゼントにも最高。

店頭にはそこまで潤沢にはありませんので、お早めにご来店ください〜








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2021年03月22日

花のシャンパーニュ


今日は風が強い
桜はすぐに満開で入学式には散ってしまってるのが普通になって来ましたね

あと1週間ちょっとで今年度も終わりですが、最後のあがきで色んなワインを買ってしまいました
ちゃんと売るから大丈夫だ



今日のワインはこれを紹介します

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A・ベルジェール キュヴェ・フルールNV

シャンパーニュ(白)です
花のキュベの名前の通り、花柄が素敵なパッケージです。

見た目だけに惹かれて買いました
飲んでないし、あとは未知数(すんません)

このメゾン(ネゴシアン・マニュピュランです)はエペルネの目抜き通り、アヴェニュー・ド・シャンパーニュにあります

この綺麗な大通りには、

モエ・エ・シャンドン
ペリエ・ジュエ
ポル・ロジェ
ド・ヴノージュ
ボワゼル
カステランヌ
(通り沿いではないけどすぐ)
GHマーテル
メルシェ


などの有名大手メゾンが立ち並んでいます。
歩いているだけで看板が次々出てきますし、豪華な建築にも感動です

ベルジェールはそこまでの大手ではありませんけど、ポル・ロジェの醸造所とボワゼルの間にあってB&Bも経営しています
ここへショップ兼宿泊施設付きのメゾンを構えたのは2007年とまだ最近です。

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HPより、以下同様

何回も通ったけどノーマークだったなぁ…
ストリートヴュー見るとあったような気もする

創業は1949年、戦後なので新しい蔵ですね
当時のご当主はアルベール・ベルジェール
次の2代目がアンドレ・ベルジェール、アルベールの3男です。
さらにアンドレの息子がアドリアン。

と、歴代の当主のイニシャルが全てAなのです
メゾンの名前がA・ベルジェールなのに因んでいるのかなぁ
アー・ベルジェールと読ませるんでしょう

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庭でシャンパーニュっていいですね


今日のフルールはピノノワール50%、シャルドネ50%
(ベーシックなキュベにはムニエも使っています)
瓶熟は36ヶ月、ドサージュ9g

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一部樽発酵も行ってるようですが詳細は不明

蔵に関してはあまり詳しい資料がありません…
小規模ネゴスはそういうところが多い。

蔵のトップキュヴェなので安くはありません。
諭吉さんとあと野口君が3人くらい。
見た目は大事
(味はもっと大事)

箱がないのがちょっと残念ですが、手土産にも最高
こんな素敵なシャンパーニュを持ってくる男性がいたらきっとモテます、マジで。
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何はともあれ、飲んでみないとなぁ
話はそこからだ

あなたもお試しになりませんか???










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2021年03月21日

自然派の自然体ワイン


そろそろ冷えたワインをちゃんと用意しておく必要があるかなーという気温ですね

今日は雨の名古屋、一応明日からは市内の飲食店(酒類提供の)は22時までになりました
これっていいのか、よくないのか。

コロナの自粛ですが、はっきり言って「企業内部のプレッシャー」以外はもう意味ないでしょう



今日も新しいワインを紹介します

年度末だというのに結構ワイン買ってるかも。
来年度こそは引き締めなので今のうちに買っておこうかと(どうせ成績良くないのでいっそ買える物は買う)

最終的にはまーまーの数字で着地できそうなのが意外な所か
いや、全然良くはないのですが。

ワインはこちら ↓

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シャトー・カンボン ボジョレー・ロゼ2019

自然派ワインと言えばマルセル・ラピエールです

人為的な工程や化学的な添加物を無くすために、徹底的にその効果や構造を知り尽くしたというラピエール氏。
「要らない」と言えるためには分かっている必要がある、という訳です。

唯のイメージや雰囲気で無農薬、と言ってるのではない、本物の自然派ワイン生産者なのです
彼の甥のフィリップ・パカレもこの教えを受けた一人ですし、プリューレ・ロックも同じ。

マルセル・ラピエール氏は2010年に他界したので、現在はドメーヌ名をシャトー・カンボンとしています。
彼が鬼籍に入った後も、蔵は奥様のマリーさんと息子さんのマチューさんの二人で継続しています
変わらず美味しいボジョレー・ヌーヴォーのファンも多いです

シャトー・カンボンはボジョレーの中でも北のモルゴンにあります
クリュボジョレーと言われる10村の一つで、モルゴンは力強い重厚なワインになる事が多いのですが、カンボンの畑は花崗岩でエレガントになるのです。
フルーリーに隣接する樹齢100年にもなる区画があります

今日のロゼは毎年人気ですぐに完売してしまう希少銘柄です

モルゴンのブドウを使っていますが、クリュボジョレーは赤しか名乗ることが出来ませんので、ロゼや白だとボジョレーまたはボジョレー・ヴィラージュとなります。
ロゼのモルゴンってないんです


ワインは、ガメイ100%全房発酵、発酵はマセラシオンカルボニックで行われ酸化防止剤は無添加です。
厳しい選果で腐敗した実を絶対に入れないように気をつけています、最初が肝心なんです

1ヶ月以上かけて発酵させたら、バトナ―ジュなしで(混ぜない、うそやろー)5ヶ月置いたら(熟成と言うよりほっておく)瓶詰め。
自然派の「何もしない」っていう手法です

ボングランもニコラジョリーも同じ。
なーんもせん。
ほったらかし。


あーだーこーだ、やってる濁ったワインの人達は所詮偽物
何もしないが故に発酵が終わらないと次の収穫には新しいタンクが必要になっちゃうんですけど、どーしよーかね??みたいな。
自然派っていある意味、暢気すぎる

日本向けは海を越えて出荷するので、瓶詰めの時に最小限のSO2を添加します。
それが安全の為。
添加物ってだけでわーわー騒ぐ人、コンビニでご飯買ってるとしたらお笑いです


写真の色がイマイチですみませんが、実際はかなり鮮やかなピンク色です

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辛口で香り豊か、見た目も今の季節にとてもいいですよ。
鴨や鳩に合わせたい、もちろん鮭や鱒も合いそう

お値段も嬉しい3000円以下。

店頭にはあと数本ですし、輸入元ももう30本残っていません
どうぞお早めに買って飲んでくださいね〜






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2021年03月20日

シャロンかグリエか


今日も気温が高いですが夕方からは雨になりそうです



昨日もう一つ待望の再入荷がありました

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シャトー・グリエ2016

フランス、ローヌの白ワインです。

ヴィオニエ100%
シャトー・グリエはこの名称だけで単独のAOCを名乗る稀有な存在です

たった4haしかない畑はシャトー・グリエの単独所有で分割されることなく一人の所有者によって継承されています。
ローヌでは唯一のモノポールです。

ローヌのコンドリューの中心にありながら、コンドリューとは別の名称でAOCを確立したこのワインは、
「フランス5大白ワイン」にも数えられる銘酒ですが、最近は滅多に見なくなってしまいました

生産量が少ない上に、輸出に回されるのは僅か3%だそうで…

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HPより、以下同様

綺麗なシャトーです。
ローヌ川の眺めも良し

ローヌ時代からあるとされるブドウ畑を所有するシャトー・グリエは、革命後はリヨンのブルジョワが所有し、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌの館にも納められ、アメリカのジェファーソン大統領からも注文があった事でも知られ、コンドリューの名前よりもずっと前からワイン愛好家にとっては特別のワインでした。
代々の所有者も明確で、この事からもコンドリューとは別に、先にAOCを取得したであろう理由が推測されます

長年、ネイレ・ガシェ家が所有していましたが、先代のマダムが2011年にフランソワ・ピノー氏に売却。
(ピノー氏はCHラトゥールのオーナー、ブルゴーニュのドゥージェニーやクロ・ド・タールの所有者でもあります)
他のドメーヌと同じく、グリエもフレデリック・アンジェラ氏がマネージメントしています。

石垣で段が作られている畑は、この地域ではchailléesシャイエ(=テラス)と呼ばれます
コンドリューの第一人者であるジョルジュ・ヴェルネでも紹介しました、シャイエ・デ・ランフェールも同じ構造です。

シャトー・グリエグリエとは、グリエ・オ・シャルボンGrillé au charbon=炭火焼、などと言われるように「焼く」という意味で(英語のグリルです)、日当たりの過酷さから名付けられたようです
段々畑になっている斜面はローマ時代に遡るほどの歴史があり、その日照条件の良さからいいブドウが出来たんでしょうね

最近はその日当たりの良さがになってる事も多いです
暑すぎ、雨が少なすぎ。
16年もアルコール度数の表示は14度もあります

昔はマールも作ってましたけど、今はもうないのかなぁ…
やっぱり圧搾が優しいんでしょうね、マールもかなりいい香りでしたよ
流石の低収量は18ha/ha、モンラッシェだわ

ファーストのシャトー・グリエ以外にも、11年からはコート・デュ・ローヌや17年からはコンドリューも生産していますが、いずれも本数は僅かです
そして、セカンドワインのポンサンの生産もありますが、こちらもまず見かけない

なんせ畑が小さいですからね、仕方なし
偽物に気をつけてください

16年、期待できるでしょう

でもね、お値段はすごいかも。
諭吉さんが7人でおつり来る

名前はグリエですが焼いてない物を合わせるのもいいですよ。

買いたい方、是非ご来店ください〜







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2021年03月19日

待ちに待った再入荷


暖かいですね
毎年の事ですが、ここら辺でコートをクリーニングに出すタイミングが難しい所でもある



店頭には長らく欠品していましたアレが新ヴィンテージで入荷しています

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ボーカステル クードレ・ド・ボーカステル・ブラン2019

蝋キャップになりました
そして多少ですが値上がりしております。
(あれ? HPはクードレは金属キャップだわ)

やっときたー
1年は欠品してたんじゃなかろうか
赤はあったけど、白が全然入って来なくて


ボーカステルは超有名ドメーヌなので知ってる方も多いはず
この作り手を知らないでフランスワイン通とは言えません。

ボーカステルは、南部ローヌのシャトー・ヌフ・デュ・パプの代表的生産者です
正式名はシャトー・ド・ボーカステルと言い、後述するフォルティアと共に中世から名前が残る名門です。
1909年に現在のオーナーであるペラン家が購入しています。
(ペランはブラッド・ピットのワイン、ロゼで有名なミラヴァルの管理生産も行っています。)

今日のクードレはそのセカンドワイン的な物です
クードレはシャトー・ヌフ・デュ・パプではなくACローヌで、畑もクードレ用の畑がありますが(そもそもクードレは区画名か)、基本的にはパプと同じ場所、同じ作りなのです

この偉大な作り手であるボーカステルは、14世紀後半から起こった大シスマの舞台になったアヴィニョン近郊にドメーヌがあります。
そもそもシャトー・ヌフ・デュ・パプというワインはこのローマ教皇庁の東西分裂時代に起源があり、シスマの時代は30年程ですが、その間にアヴィニョンに置かれた西の教皇庁に収めるワインを周辺のブドウ畑から調達した事に由来しています。
作り手の一人であるシャトー・フォルティアがAOCの制定に貢献した発起人として知られていますが、当時の畑を継承する生産者です。

このシャトー・ヌフ・デュ・パプ(「新しい法王の城」という意味)というワインは赤も白も認められていますが、当時はミサを前提とした赤ワインだったはずです。
(AOCの名称は1945年の戦後以降に決まったものですので、中世にそうした呼び名があった訳ではありません)

奇妙な事に、キリスト教に関したワインであるにもかかわらず、認定品種が13という、不吉な数字である事もよく話題になります

13品種は以下の通り

グルナッシュ(ブラン、グリ、ノワールがある)
シラー
ムールヴェドル
ピクプール
テレノワール
クーノワーズ
ムスカルダン
ヴァカレーズ
ピカルダン
サンソ―
クレレット
ルーサンヌ
ブールブランシュ


シラーやグルナッシュは有名ですね。
サンソ―やムールヴェドルはラングドックワインでも聞く銘柄ですし、ピクプールやブールブランシュはプロヴァンスでも栽培されてますね。

この指定13品種は黒ブドウも白ブドウも含めた数字ですが、ほとんどのシャトー・ヌフ・デュ・パプの生産者はこのうちの3,4品種を使ってワインを作っています
しかも赤に比べて白の生産は半分以下と少ないです。

その点では、今日のボーカステルはこの指定13品種全てを栽培している大
変希少な生産者
なのです

グルナッシュだけのラヤとは対極の作りですね。

ボーカステルではガレと呼ばれる丸い石ころが表土を覆う土地に40ha以上の畑を所有し(全所有畑は100ha以上)、ムールヴェドルを重視した赤と、ルサンヌを100%の白を筆頭に色んなワインを作っています

これがガレ ↓

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ボーカステルSNSより、以下同様

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栽培はオーガニック、一部ビオディナミ
畑で羊を放し飼いしてます


シャトー・ヌフ・デュ・パプ以外にもタヴェルやジゴンダス、ACローヌなど多岐に渡ります。
最近ではセラーで一定期間熟成させた古酒のレゼルヴ(エノテーク)も販売しています、お高いんですけどね

本家のシャトー・ヌフ・デュ・パプはそれはいい香り、フルボディでも複雑で余韻が長くうまーい
白も素晴らしいバランスと高貴な酸味

ですが、やっぱり値段がご立派で普段飲みには向かないです


その点、今日のクードレならちょっと頑張って飲むにはいい感じです
赤も白も一葉さんとちょっと。
特に白は、ファーストのパプにも似た重厚さとセカンドらしい軽やかなフレッシュさが相まってとてもいいバランスです

樽も一部使用していますが、綺麗な酸があって和食の旨味の邪魔もしないのでお勧めですよ

19年のセパージュは、

ブールブラン30%
マルサンヌ30%
ヴィオニエ30%
クレレット10%


19年も美味しそうだー

ぜっひ、飲んでみてください〜

これの縦飲みしてみたいけど1本も過去ヴィンテージないなぁ










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2021年03月17日

酢昆布ワインって


名古屋も桜の開花宣言出ましたね

昨日も今日も花粉でぼーっとしてます
嗅覚も味覚もちゃんとありますけど、早く終わって欲しい



年度末に近づいてきましたが、新入荷ワインがありますので紹介します

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シャトー・ラスコンブ2010

今日もボルドー、これは「左岸」です
メドック、ACマルゴーですよ。

ラスコンブは1855年の格付けでメドック2級になっている名門シャトーです

が、
マルゴーの格付けって1970年代には無意味と言っても過言ではないくらい、イマイチなシャトーが多かった…
ほんとに。

1級マルゴーは〇ネ〇テが持っててあまり手入れされていなかったし
(だから79年にメンツェロプロスに買われて良かった、当時の買収には「ギリシャ系」で「スーパーマーケットの経営」をしていたメンツェロプロス家にはかなり批判があったようです。1級シャトーを買うのにふさわしくない、とか。
超保守的なフランス人らしい、よそ者は嫌い、みたいな)

3級パルメが高級品だったけど、ローザンセグラがシャネルに買われるまでは2級と言ってもポイヤックの5級より安いし、ブルジョワの方が人気のあったシャトーも多い

と、まぁ、これは昔の話ですけど。

今は格付けである事は重要なステータスなので、どこも正統・正道のワイン作りに勤しんでいます

ラスコンブ、飲んだ事ありますか?
フランスワインを勉強しようとしたら絶対に覚えるであろうメドックの格付け60シャトーに入っています
所有畑は120ha、平均生産30万本の大シャトーです。

ラベルに描かれているお城は17世紀に立てられ、増改築を繰り返し19世紀までの建築と融合しています ↓

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HPより

美しいお城ですね
現在のオーナーは保険屋さん。


キャップシールの色が変わりましたね
前はエンジ色だったと思います、薄紫でいい感じ

エッチング入りのボトルも美しい ↓

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セパージュは、カベルネソーヴィニヨン 55% 、メルロ 40% 、プティヴェルド 5%
昔からメルロー比率が高めです
新樽90%で18ヶ月熟成、エレガントでありながらしっかりモダンなスタイルです
コンサルタントはミッシェル・ロラン氏。

セカンドワインはシュヴァリエ・ド・ラスコンブ、オーメドック・ド・ラスコンブというサードもあります

2010年はいい年です
09年もいいですが、09よりもエレガントというか繊細さが感じられますね。
今きっといい香りだと思います。

お値段は当たり年なんで、まーまーします
諭吉さんが二人。

このシャトー、覚えたての頃、

昆布
酢昆布
ラスコンブ

って言ってたなぁ
我ながら馬鹿だった

正統派のマルゴー、飲んでみますか??





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2021年03月15日

右岸って言いますか


昨日の続きのスペインの州、と思ったんですが…
あとはエストレマドゥーラ州ムルシア州だけだったので、またワインが登場すれば書きます。



と言う事で、ワインの紹介します

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シャトー・クリネ2007

このワイン好きな方って、かなり前からワイン飲んでる方に多いように思います
知ってますか??

これはボルドー、ポムロルの赤ワインです
ラベルに書いてありますね。

シンプルなラベルは読みやすくていいかも

ポムロルはボルドーでもドルドーニュ川の右岸にあり、隣のサンテミリオンと並んでメルロー主体の高級ワインの産地です
所謂「右岸」と呼ばれるワインです。
左岸のメドックに対して右岸のサンテミリオン、ポムロルを「左岸」「右岸」と呼ぶことがあります。
ボルドー内の話。

ポムロルとサンテミリオンは赤ワインにしか名乗れない名称なので、この名前なら絶対に赤です
例外なし。

シャトー・クリネはポムロルのなだらかな丘の頂上付近にあり、ポムロルでも最も古い畑の一つを所有しています。
中心にあるレグリース(教会)が望める畑です ↓

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HPより、以下同様

↑ この教会の向こう側にペトリュスやヴュー・シャトー・セルタンがあります

小さなシェ、シャトーという名前でも右岸だとこんな感じ ↓

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赤い扉が目印


クリネは1595年にも遡る古い記録があり、今でも高品質のフルボディで人気です

所有畑は11ha88%がメルローで残りがカベルネソーヴィニヨンです。
年産2万本未満の小さなシャトーなので、あまり見かけないかもしれません

19世紀にはペトリュスと同じ経営でもあったこのシャトーは、1980年代の後半になってオーナーになったジャン・ミッシェル・アルコート氏とコンサルタントのミッシェル・ローラン氏の改革によって一躍トップシャトーになりました
収量を抑え選果を厳しくし、メルローの比率を高めた事が成功しました。
果実味豊かで香りの複雑なフルボディのワインをメルローで実現した事で、ポムロルの小規模シャトーにも注目が集まるきっかけになったのです。

89年には誰かさんの評価本で100点満点を取ってます。
100点とるといきなり値上がりするから、やめてーって感じ。
ただ濃いだけじゃない、複雑で上品だった、素晴らしいワインです

今日のロゴになったのは1991年から、だったかな。
所有者が変わりました。
(実は前のラベルの方が好きだった、正直中身もそうだったかも

シャトーが売却されたのはアルコート氏がヨット事故で急逝してしまったから
後から知ってとても驚きました。
残念です…

とは言え、今のシャトーも変わらず高品質です
流石のフルボディです。

07は大当たりとは言えませんが、14年目の熟成でいい香りがするでしょう。
長らく飲んでなかったので久しぶりに飲んでみたいですね〜

焼肉でもいいなぁ


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2021年03月14日

古城に見守られた町のワイン


風が強い中、名古屋はマラソン(ウィメンズじゃないの、今年?)の日であちこち通行止めです


昨日はリースリングの誕生日だったそうです
586歳
586年前の1435年3月13日
リュセルスハイムのブドウ園に植えられた品種が「リースリング」だと、初めて記録された事を記念しています

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wine of germanyより

リュッセルスハイムはヘッセン州でマインツの東にある都市です。
ライン川の東岸になりますので現在は指定栽培地域(BA)ではありませんが、ワインの歴史では長らく中心地であった町です。

もちろんローマ時代からブドウ栽培は行われていましたので、もっと前からリースリング(らしきぶどう)はあったんでしょうが、
公式の記録に名前が登場するのが、この15世紀前半なのです

日本だと室町時代、永享の乱​の数年前ですかー(実は室町時代をよく知らない
フランスでは100年戦争の終盤、ジャンヌ・ダルクが火刑になって4年後です。

プロ―ジット




前回、ドイツ・リースリングの記事は書きましたので今日は別のワインを紹介します
長年、店頭で人気の定番ワインです。

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ラ・アタラヤ デル・カミーノ2017

自由の女神みたいな素敵なラベルです
覚えやすいですしね

このワインはスペインの赤ワインで、産地はアルマンサです

店頭ではスペインワインに詳しい方にはついぞお目にかかりませんが、てんちょはスペイン大好きです
食文化もワインも、イタリアとはまた違う魅力があります。


今日のワインの内容の前にスペインワインの産地を簡単に復習しましょうか

スペインワインの法規制は何度も改正されており、現在では7ランクに分類されています。
実質認定がないカテゴリーもありますので、正直混乱してるだけな印象はぬぐえませんが、産地の知識として重要なのがフランス法のAOCに当たるDOです。
DO(英語読みでディー・オーでいいです)は、現在68の産地が認定されています。
(この上級認定でDOCがあり、リオハプリオラートはそちらになりますが併せて70の産地と言ってもいいかもしれません)

スペインDOで真っ先に名前が挙がる産地と言えば、

リオハ
リベラ・デル・デュエロ


かなぁ、これくらいは文句ないでしょう
あとは、

プリオラート
ラマンチャ
ペネデス
ナバーラ
ルエダ
トロ
リアス・バイシャス
フミージャ


…どうでしょう?
さらに重要なのが、

カヴァ
ヘレス(シェリー)


ヘレス(シェリー)酒精強化ワインですが、食通としては決して見過ごせないお酒です
ポルトガルのポートと並んで「かっこいい大人」には不可欠な知識でっせ
こういうお酒を楽しんでる人達は、ワインの産地を本でかじった程度の素人が偉そうにしてるのとはレベルが違います


今日は細かい産地には立ち入りません(書いてると3日はかかるだろう)
ワイン規定にも言及しませんが、規定は過去に簡単に書いてるブログがあるので貼っておきます ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20180505-1.html


スペインワインの細かな産地がピンと来ない方も多いと思いますので、
スペインという国にはどんながあるのか説明します

大まかな州のイメージが理解できれば、個々の産地が分からなくても位置関係は多少は理解できるのではないでしょうか?
この前提がないまま、やみくもにDOの暗記に走ってる人が多くて残念な気がするてんちょ。

どこの国も同じですが、きちんと理解するのは歴史を知り、地図をよく見る事は必須です。

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↑ 何度もお世話になっている、スペイン大使館商務部の資料です。
日本語で詳しい解説もありますので勉強したい方は是非ご覧ください
http://www.jp.foodswinesfromspain.com/wine/sw-map.php

地方を覚えて、州を整理するのもいいですね。


州と言う事で一旦、ワイン法から離れてみましょか

スペインはイベリア半島の大半を占める国で、首都はマドリード

バルセロナを州都にするカタルーニャの独立運動が記憶に新しい所ですね。

歴史的には、
イスラム教徒の侵攻があり、
レコンキスタがあり、
大航海時代が来て南米などへ進出し、
カトリックによる厳しい宗教弾圧があり、
ナポレオンによって解放され、
ほぼ現在のスペインになっても王制を維持、
共和政が一時政権を取るも、
数年で国民党に回帰、フランコの独裁時代
フランコの死後、民主制へ移行
と、簡単すぎますが、こんな流れ。

フランコ時代の話は誰もしようとしませんね…
今のスペインとは大違いの時代があったとは信じられないくらい

スペインの行政区は17の州に分けられています ↓

スペインMapa_Espanha_CC_AA.png
WIKIより

地中海のバレアレス諸島(マヨルカ島など)や大西洋のカナリア諸島もスペインです。
アフリカにも領土があるのね。

州の中には県がありますけど、そこまでは知らなくても大丈夫ではないでしょうか

まずは有名どころ。

首都のあるマドリードマドリード州に属していて、スペインのど真ん中です

マドリードから南に1時間くらい、観光でも有名なトレドカスティーリャ・ラマンチャ州です。

バルセロナカタルーニャ州で地中海に面していて北はフランスです。

アルハンブラ宮殿などイスラムの遺産でも有名な観光都市のセビージャ(セビリア)はアンダルシア州でイベリア半島の南端です。

これくらいは知ってる方も多そう

3大巡礼地の一つ、サンチアゴ・デ・コンポステーラがあるのはガリシア州です。
ここにはアルバリーニョで知られるリアス・バイシャスがありますね。

オレンジで有名なバレンシアバレンシア州にあります。

独特の文化や文字を持つバスク州は美食の町でも有名ですが、サンセバスチャンは州都ではないんです。

ここまでなら聞いた事ある方もいますよね
上掲の地図で位置を確認してして。


さて、残りの州ですが、こっからはちと大変かも

カタルーニャ州の東にあるのがアラゴン州です。
かつてのアラゴン王国の領土で州都はサラゴサ、ワイン産地ではカリニェナカラタユド(言いにくい)が大きな産地です
カンポ・デ・ボルハもアラゴン州です。

アラゴンの東にはナバーラ州があり、ここはワインもDOナバーラで伝統的なロゼの産地として国内では知られていました。

さらにナバーラの東内陸に接する小さな州がリオハ州です。
リオハは先に出ましたが、ナバーラ州を通って流れるエブロ川沿いに銘醸畑が広がる一大高級ワイン産地で赤が特に有名です

北側を大西洋に面するカンタブリア州アストゥリアス州はスキップしまして(ごめんね、リャマサーレスの「狼たちの月」読んでね)、

これらの南、リオハの東にあるのがスペイン最大の州であるカスティーリャ・イ・レオン州です

アラゴン同様、かつてのカスティーリャ王国の名前を基にしていますが、個々にはリベラ・デル・デュエロトロがあります
他にも多くのDOがありますが、DOでないワインの生産も盛んです。

ここはてんちょも完璧とは言えんなぁ…
ウクレス?
メントリダ??

と、超長くなってしまったので、一回休み。
南半分は次回に回します

有名な州都北部の州はこれで全部。



ようやくですが、今日のワインの話に戻りましょう

さて、今日のアタラヤヒル・ファミリーという大企業が持つワリナリーの一つです。
スペイン語なのでGILでヒルって読みます。

ヒル・ファミリーグループはまだ新しい企業でスペインワインの可能性に着目し、輸出市場を念頭に置いて高品質で低価格のワインを生産すべくスペインに進出しました。
現在スペインに10か所程度のワイナリーを所有していて、その場所も、
フミージャ
リオハ
ルエダ
モンサン
リアス・バイシャス
、など広範囲に渡ります。

今日のアタラヤがあるのは、DOアルマンサ

先程登場したカスティーリャ・ラ・マンチャ州の東にある町です
ですが、すぐ東はバレンシア州なのでほとんどバレンシアだわ💦
地中海から100キロほどの内陸にあります。
丘の上に残る古城が有名です。

ここ ↓

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因みにDOアルランサという産地もあるので間違えませんように。
アルランサはカスティーリャ・イ・レオン州、リベラ・デル・デュエロの北にありますので、アルマンサからは遠い全然別の産地です。

アタラヤの畑の標高は700〜1000メートルと意外と高く、乾燥した風の吹く土地で如何にもスペイン内陸の風景です ↓

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輸入元HPより、以下同様

樹齢が古そう。
メセタの端っこです。

この畑は、冬は大変寒いらしいのですが、やっぱり夏の日差しは容赦ないそうで、だから標高の高い所に畑を作って昼夜の寒暖差がブドウの健全な生育を助けるようにしているとの事です
高貴なワインになるにはブドウの高貴さや複雑さが大事。

アタラヤとは「監視の塔」という意味らしい、小作人を見張るブルゴーニュの「クロ・ド・ゲット」と同じだろうか

このワインはスペインでもアルマンサにしかない、固有の特徴があります
それは、ガルナッチャ・ティントレラというブドウを使っている事です。

ガルナッチャ・ティントレラは別名アリカンテ・ブーシェと言い、ガルナッチャの交配で出来た品種です。
このブドウは一般的な黒ブドウとは違って、果実まで赤い色が付いているのが特徴です
よくある黒ブドウは中が黄緑ですよね。

こんなです ↓

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従って、果皮と共に醸すと非常に濃い、ものすごーく濃縮した赤ワインができるのです
タンニンもポリフェノールもいーっぱい
アルコール度数も高く、フルフルフルボディになりますので、あまりに強くなり過ぎないようにモナストレルを15%ブレンドしています。
樽熟期間はワインを見ながら調整しています。

平均収量は27hl/ha、スペインではかなり少ないです

香りがスペインらしくドライでスパイシーですが、味は果実味の豊かなまろやかさがあり、渋くもあります。
そしてやはりフルボディの濃厚ワインです

今時こういうワイン少ないので、濃いのが好きなお客様には大変好評です

価格も嬉しい3000円以下

アルマンサ、って覚えながら飲んでみてください〜







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2021年03月12日

エリクサーなリースリング


今日と明日は雨の名古屋です
暖かい小雨なので春を感じさせますね


今日は隠れた人気ワインを紹介します


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デクスハイマー ハイマースハイマー・ゾンネンベルグ リースリング アイスヴァイン2016

長い名前が定番のドイツワインです
ラインヘッセン産。

今日のは375ミリのハーフサイズ、極甘口の白ワインです。

アイスヴァインという名前は知ってる方が多いでしょう
文字通り「凍ったワイン」という意味です。

「アイス」の名前の通り、凍った状態のブドウを収穫して果汁を絞って作られる非常に甘いワインです。

凍結しているブドウは水分が先に凍りますので、搾った果汁は糖分が主体の非常に甘い、とろみのある液体なのです
それを発酵させるので、アルコール度数がある程度上がっても糖分が十分残った、大変甘く優雅なワインになるという訳です。

残糖でもう一回ワインが作れるほどの甘さ
甘露ですよー

貴腐ワインも美味しいですが、アイスヴァインはまた違った高貴さがあって魅力的です
カナダのアイスヴァインもナイアガラの観光土産などで有名ですが、やはり本家はドイツ。
ブドウもショイレーベなど色々ありますが、リースリングが一番だと言われています

しかし、アイスヴァインは最近とみに見かけなくなりました
これには結構深刻な理由があります。

アイスヴァインを作るにはブドウが凍ってる必要があるので、気温が氷点下にならないと作れませんし、収穫は当然日が出る前の夜中や未明になります
日が昇って気温が上がると溶けちゃいますので。

アイスヴァインの規定は「−7度以下の気温で凍結したブドウを収穫して圧搾しなければならない」となっているので、少しでも暖かいとダメなんです

凄ーく寒くて暗い中でひたすら収穫するという過酷な労働です。
考えただけで寒い

しかも、アイスヴァインにするブドウは完熟からさらに糖度を上げて10月や11月まで収穫を遅らせたものなので、辛口ワイン用の収穫がとっくに終わった近所の畑を眺めつつ、ひたすら待つという忍耐が必要です

さらには鳥に食べられないようにネットをかけたり、と早い収穫の畑では要らない作業も必要になってきます。

過酷な労働、色々な手間、収穫を待つ忍耐に加えて近年の大敵が温暖化です

せっかく待っても寒くならない
加えて、気温が下がらないと雪じゃなくて雨が降っちゃうので、そうするとブドウが水分を吸って全部パーです

ワイン市場ではかつてほど甘口ワインが持て囃されなくなりましたが、無くなって欲しくない物です

沢山飲むワインではありませんが、食後に少し飲むと美味しさが身体に染み渡るようです。
余韻の長さは他のどのワインよりも長い。
大昔は貴族や高位聖職者などの一部の上流階級の人しか飲めませんでしたし、として珍重されたのもうなずけます

栄養不足の人が飲めば一発ですよね
食欲ない時にも良いかも


と、そんな厳しい状況の昨今ですが、今日の生産者のデクスハイマー家はアイスヴァイン作りを続けている貴重な存在です

ご当主はハインフリート・デクスハイマーさん、家族経営の蔵です。
こんな皆様 ↓

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輸入元より、以下同様

HPがネットショップ中心であるけど、ドイツ語のみかぁ…
しかもあまり情報がないねぇ

ラインヘッセンはライン川をはさんでラウンガウの南に広がるなだらかな丘陵地で、ドイツ最大のワイン産地です
名前は「千の丘の土地」という意味らしい。

ハイマースハイマーはここ ↓

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ラインヘッセンの西側にナーエがあります

ラインヘッセンにはモーゼルの様に大きな谷間はありませんが、丘のくぼみに冷気が流れ込んで来るためアイスヴァインに適した環境なんだそうです
冬の冷気は規制通り−7度にもなるそうです。
ひょえー

収穫を遅らせるとブドウは貴腐菌が付くこともありますが、デクスハイマーではあまり早くから貴腐菌が付かないように気を付けているそうです。
早く貴腐が付いて干しブドウ状態になるとブドウが健全な状態で持たないので、凍る直前ならOKという訳です。

所有畑は10haで、ケルナーオルテガなど数種類のブドウから辛口の白や赤ワインなどを作っています
半分以上をバルクで売却するそうで、デクスハイマーの名前で販売するワインは40%にとどまっています。

デクスハイマーのワインはコスパが非常にいいのですが、それはボトリングを自社で行わず業者に委託しているからです。
設備にかかる費用がないのでその分安く販売できるそうで、我々消費者にも嬉しい事ですね

アイスヴァインには毎年1.5haほどの畑を残しておくそうですが、万全の準備も関わらず、いつも凍結したブドウが収穫できるとは限らず、13年14年15年はアイスヴァインの生産はありませんでした

誰もが温暖化で作るのを止めちゃっていますが、アイスヴァインのスペシャリストを自負するハインフリーさんならではの拘りです。
毎年毎年が賭け、なのです

こんな状態です ↓

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茶色いブドウが怖いかも…

気温が下がりそうな日になると、夜中に畑に出掛けて手でブドウを触って凍ってるか確認するそうで、それを毎日繰り返しているそうです。
「これがなければ1年の内でもう4ヶ月は休めるだろう」って。
そうまでして作れない年があるのは悲しい、ほんとに大変だぁ〜

そんな貴重なアイスヴァイン、巷ではお高いものが多いのですが、そこは流石のデクスハイマーさんです
一葉さんで買えちゃうお手頃価格が素晴らしい

コンクールで金賞取っています ↓

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が、LANDESPRAMIERUNG?
ドイツの品評会はよく知りません
ベルリン・ワイン・トロフィーが有名かな


甘口は日持ちがするので少しずつ飲むのもいいですよ。
これから益々見かけなくなりそうなアイスヴァイン。

貴重なこの甘露な甘さ、是非一度は飲んでみて欲しいです













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2021年03月10日

鹿とジャンプ


今日は風が強い、春って感じです
名古屋市東区のオオカンザクラは今が一番見ごろです
あそこは毎年早いです。
もう明後日雨が降ったら終わりかな、と。


ワイン業界ではスティーブン・スパリア氏の訃報に悲しみの声が沢山聞こえています

スパリア氏は有名なワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の創始者で、1976年のパリ試飲会で今も記憶されている事が多いと思います
彼はその当時、既にワイン業界では名の知れた方でしたが、彼の企画したこの試飲会でカリフォルニアワインが一躍脚光を浴びる事になりました。
その功績者という訳です

スパリア氏自身は主催者であってパリ試飲会の審査員ではありませんが、良いワインを選ぶ審美眼は素晴らしい
当時、内心ほくそえんでたりして
「飲んで驚くなよぉ」みたいな

このワイン史における大事件は映画にもなっていますし、本も出ています。
本は前に紹介しましたね ↓

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今日はパリ試飲会に因んで、店頭の定番のナパを紹介します

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スタッグスリープ アルテミス カベルネソーヴィニョン2018 ギフトボックス入り

カリフォルニアの赤ワインです。

前にもハンズ・オブ・タイムなど、スタッグスリープのワインは紹介したような…
超有名ワイナリーなので知名度は高いですし

このワイナリーは、正式名称をスタッグスリープ・ワインセラーズと言います。
スタッグスリープというのは元々、地名なので、実は他にもスタッグスリープというワリナリーがありますのでお間違えなきよう
紛らわしい?

スタッグスリープとは「鹿飛び」とでも言うんでしょうか?
猟師に追われた牡鹿が崖を飛び越えて下って逃げたという伝説に由来して名付けられた地名です。
ネイティヴ・アメリカン(今はインディアンって言っちゃダメなのね)がその躍動する姿に敬意をこめて呼んだ、と言われています
なのでラベルにも牡鹿が描かれています

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HPより、以下同様

もし飛んだのが熊だったら、今頃はグリズリーリープになっていた事だろう(いや、熊は飛ばんね)


スタッグスリープはナパバレーの真ん中です ↓

スタッグスリープ.png

サンフランシスコから車で1時間ちょっと
北にヨントヴィル、南にオークノールがあります。

ナパバレーという呼び名を知ってる方も多いと思いますが、この名称はフランスのボルドーの様に内部に個別の名称を持った産地を包含しています。
ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるように、ナパバレーの中にセントヘレナやスタッグスリープ・ディストリクトという産地があるのです。
法的に認められた名称をアメリカでAVAと言いますが、ナパバレーもAVAであり、その中に16のAVAを含んでいます
フランスのAOCです。

ナパバレーの中心産地には高級ワインの銘醸畑が沢山あります
カルトワインがわんさか
聞きなれない産地名と包含関係はちょっと複雑、でしょうか?

産地の名称で地理感の湧かない方にはこれでどうでしょう ↓

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馬鹿にしてません

セラーは事前予約のみ、行ってみたい ↓

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ショップは開いています


今日のスタッグスリープ・ワインセラーズは1970年創業、カリフォルニアワインの黎明期によく名前が登場する醸造家のウォーレン・ウィニアルスキー氏がネイサン・フェイのワインに感動して一緒にワイナリー経営を始めたのが起源です。

1976年のパリ試飲会では、僅か樹齢3年の1973カベルネソーヴィニョンがフランスの5大シャトー、オーブリオン1970やムートン1970を抑えて1位に輝きました
フランスワインが新参者のカリフォルニアワインなんかに劣る訳がないと思っていた、権威ある審査員たちはびっくり仰天
ブラインドテイスティング恐るべし。

当時は現在の様にカスク23やSLVと言ったキュベの種別がなく、赤はただのカベルネソーヴィニョンという名前でした
まだ上級キュベは作られていません。

昔はこんなラベルです、この一番右が昔のスタッグスリープです。
なんと1972

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ラベルデザインが全然違いますね、実は創業2年目のファーストヴィンテージワイン1972なので大変貴重な物
頂き物です、美味しく飲めました


さて、現在のスタッグスリープ・ワインセラーズも進化し続けています

今日のアルテミスが最初に作られたのは2001年、ギリシャ神話の女神の名前が付けられています
アルテミスは狩猟の神でもあり、スタッグスリープの名前の由来にもオマージュが込められています。
セパージュはカベルネソーヴィニヨン主体で、98% Cabernet Sauvignon, 1% Petit Verdot, 1% Malbec

エレガントなフルボディで濃いだけでなくとても綺麗です
香りも複雑、ちゃんとボルドーの様に熟成してブケも出ます

樽の香りも豊かですが、カリフォルニアワインによくある甘いだけじゃない、バランスの取れた良い赤ワインです



数年前はこれが美味しくて、よくお客様にも勧めていたんですが…
値上がりしまくっててー

もう一葉さんでは買えません
でもまだ諭吉さんで余裕です

今だけ限定でギフトボックスがありますので(無料)、プレゼントにもいいですよ
カッコいい箱の中は布張りですし。

ボトルもエッチングボトルで素敵なのです ↓

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まだ飲んだ事ない方は是非一度お試しください
カスク23やSLVもいいですが、なんせ高いので。

アルテミスは満足できます、飲む価値がありますよ〜














posted by cave MITSUKURA at 18:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月09日

ボルドーのトップ垂直セット


目がかゆいー
目がぁ、目がぁ… ってやつ


愛知県の時短営業も一応今度の日曜日までですが、15日からは解禁されるんでしょうか??
商売としては元に戻って欲しいですが、人出が増えれば感染も再拡大しそうですし、悩ましい所



今日はすごいアソートが入荷して来ました

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シャトー・ラフィット・ロートシルト
1995・2000・2003・2009・2010・2015
限定アソートセット


ジネステの企画で蔵出しのセットです
世界で300セットのみ

段ボールから完全に出してませんが。
重くて。

内容は若めのセットではありますが、近年のグレートヴィンテージばっかり。
木箱にもこだわった特別品です

参考上代は100万円以上します
しかもそこに消費税が10%も加算されます

でもミツクラならそこまではしません
欲しい方います?







posted by cave MITSUKURA at 14:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月06日

たまに飲みたい品種


風が強くて花粉が…目がかゆい



今日はヴィオニエです

また白ワインですが、これを知らずにフランスワイン通とは言えまい。

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ジョルジュ・ヴェルネ コンドリュー ル・テラス・ド・ランピール2016

フランス、コート・デュ・ローヌの北側、コート・ロティのすぐ南に続く産地がコンドリューです

コート・ロティと同じく、コンドリューもローヌ河の右岸の急斜面に張り付くようにある非常に限られた地区です。
コンドリューの名称はヴィオニエ100%の白ワインだけに認められています

ヨーロッパワインの面倒なのはここ
決まりに例外はない

ですが、決まりを知ってれば簡単だけど、知らないとさっぱり分からん
そして決まりはゴマンとあるので道は長い…
ワイン通になりたい方、頑張ってちょ


で、もちろん産地呼称なので、コンドリューっていう村があるんですよ


コンドリューはヴィオニエと言う特異な品種だけを栽培する困難な土地で、第二次世界大戦後には栽培者が激減して一時は絶滅しかけたワインなのです

ヴィオニエは病気には強いらしいが、収量は少ないし、急斜面での仕事は大変だし、と、いいとこなし。
風が当たる事は病害を防ぐにはいいけど、強風には弱い。
さらに干ばつには強いですが、水分供給が過多になるとよくありません。

しかし、ヴィオニエにしかない香りや味があり、他の土地ではコンドリューの様なワインは出来ないと、頑張ったのがジョルジュ・ヴェルネさんです

新しく畑を開墾したり、耕作しやすいように区画を整備し直したり、コンドリューワイン委員会の役員になってこの地区を盛り立てた功労者です。
ジョルジュ・ヴェルネを抜きにコンドリューは決して語れません

この急斜面を見よ ↓

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HPより、以下同様

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功労者の御大は数年前に鬼籍に入ってしまいましたが、ドメーヌは今も2代目と3代目が頑張っています。

エンパイア・テラスと名付けられた今日のキュヴェは、複数の区画のブレンドです。
樽発酵の後8ヶ月樽熟成をしていますが、ヴィオニエのアロマが華やかな辛口です

ヴィオニエの良い所は、アルバリーニョにも似ていて、がちゃんとある事ではないでしょうか

香りの良さではゲヴェルツトラミネールと同じ扱いになる事があるかもしれませんが、ゲヴェルツは完熟すると特に酸が足りないのが残念です
長く熟成させるとヴィオニエとゲヴェルツって似てきますけど、最近の暑い環境下では同じように熟成しないのではないかと思っております

どうも、最近のゲヴェルツって美味しく感じないのですよー



ヴィオニエという品種は、フランス以外でもオーストリア、クロアチア、ギリシャ、ポルトガルなどでも公式に登録された品種です。
ただ、ほとんど聞きませんが。

ブドウの房は小さめ、粒も小さく、好条件下ではアプリコットや桃の様な芳香を持ち非常に複雑な味わいになる。
高い糖度に達するとワインに力強さをもたらす半面、酸が欠落したり苦味が出たりする、だそうで。

コンドリューは急斜面の上の方でヴィオニエを栽培することにより、風に当てて病気を防ぎ、朝晩の冷え込みでブドウの酸を温存させています

一時、新し畑の開墾を推奨して増えたコンドリューの区画ですが品質を厳しく守るために標高など様々な規定を見直し、基準に合わない区画はAOCの認定をはずしました。

今日のテラス・ド・ランピールは年間2万本しか生産のない希少なワインです

2016年はもうありません。
そして次のヴィンテージの在庫もないわ
あー、でも9日の火曜にコンドリュー レ・シャイエが入荷します。
ジョルジュ・ヴェルネではコトー・ヴェルノンと並んで賞賛されるワインです。

諭吉さん一人とあと一葉さんでおつり来るくらいなので安くはありませんが、飲む価値はありまっせ

ヴィオニエ










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2021年03月05日

どのメゾンが好きですか



2020年の「世界で最も称賛されるシャンパーニュベスト30」が発表されました

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2年連続でルイ・ロデレールがトップ

ポルロジェは一つ上がって2位

ポルロジェ〜


これはイギリスのワイン雑誌、Drinks Internationalが毎年行っています ↓
https://drinksint.com/news/fullstory.php/aid/9427/Louis_Roederer_crowned_The_World_92s_Most_Admired_Champagne_Brand_2021.html

上記リンクのread more へ進むと綺麗なページが見られます
いつからだっけ。

1位から30位タイまでのシャンパーニュ、全部分かりますか?
飲んだ事もあるっていう方も多いかも

ほとんど大手メゾンでつまらん、っちゃつまらんですが
シャンパーニュの銘柄が5個言える人って意外と少ないんですよ。

参考にしてみて下さい






posted by cave MITSUKURA at 19:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

灰色のブドウ


雨の名古屋
暫く雨が続きそうです。

昨日は目がかゆかったー
スギ花粉はピークになったようですが、わたくしはこれから、ヒノキに弱いのです



カーヴミツクラにはFacebookページがありますが、アカウントお持ちの方は見ていただいているでしょうか??
まだの方はHPのトップにバナーが張ってありますので、是非そちらからリンクご覧ください
あちらはてんちょではなく、活躍中の青〇氏が担当しています

これまであまり活用できていませんでしたが、これからはもっと情報発信していきたいところです。
イベントのご案内が出来ない一年でしたが、今年は夏くらいには安心して集まれるといいなー



月初はブルゴーニュばかりが偏って入荷して来ましたが、やっぱりブルゴーニュが良く売れるんです
でも他のワインも頑張ります。


今日はこれを紹介します

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レー・ケンダーマン グラウブルゴンダー ウルミア・レス2019

カタカナに比べてアルファベットが多い。

このワインはドイツ、ラインヘッセン産です
辛口の白ワインです。

Qba(クー・ベー・アー)と言う等級のワインで、カビネットとかシュペトレーゼとか聞くワインのランクよりも一つ下のカテゴリーです。
このワインは辛口(残糖6g)ですが、Qbaにはやや辛口〜やや甘口の物が多いです。
細かな村名や畑名などが入らない、気軽に飲めるクラスのワインです

レー・ケンダーマンはドイツでも大きな会社で、1920年にモーゼルで設立されたワイン商です
レー一族がワイナリーなどを経営していましたが、1992年にケンダーマン社を合併。

今では沢山のブランドを持つ大企業ですが、ブラックタワーを作ってる会社といった方が知ってる方が多いかも

これです、今こんなボトルなんですね ↓

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95年にはF1のウィリアム・ルノーのスポンサーもしてた
そうだったかな??


現在の会社はラインヘッセン、ライン川から近いビンゲンにあります ↓

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ビンゲンの西でナーエ川がライン川の合流しています。
大都市の名前は分かります?

最近はドイツに馴染みがないワインファンが多いと思いますが、残念な事です
温暖化が進む昨今ではドイツワインの環境も大きく変化していますが、アイスワインが減る一方では洗練された赤ワインの可能性が増して今後に期待できそうです
ドイツワインにはフランスに負けない長い歴史がありますし。

是非ドイツも視野に入れておいてください



今日はワインそのものよりも、ブドウに注目したいと思って取り上げました

今日のワインはグラウブルグンダー100%

このブドウ、ご存知ですか??

フランスではピノグリと呼ばれています、これなら知ってる方が多そう。
イタリアだとピノグリージョですね

グラウと言うのがグリと同じで、ドイツ語の「灰色」の意味です
シュペートブルグンダー(ピノノワール)の突然変異で出来た品種と考えられています
ブルグンダーとは「ブルゴーニュの」という意味で、13世紀以降にフランスのブルゴーニュから伝わったようです。

灰色の…と言うと「脳細胞」ってなりません??
脳はそもそも灰色なのか
↑ 無視してください

ブドウでは、果皮に色の付いたデラウェアみたいな種類をグリと呼びますが、白ワインになりますので分類は白ブドウと一緒です
ゲヴェルツトラミネールもグリです。

グラウブルグンダードイツで3番目に栽培の多い白ブドウで(グリも白に含めます)、親しまれている品種です

別名でルーレンダーと呼ばれることもありますが、ルーレンダーと書いてあると甘口が多いかも
(18世紀の商人、ルーラントが広めた事から名付けられた)
貴腐や甘口にも向くのですが、近ごろのワインマーケットは辛口志向なのであまり甘口は作られていません。

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より拝借、グラウブルグンダーはオーストリアでも広く栽培されています

ウルミア・レスとは、ウルミア=古代の海、レス=黄土という意味で土壌を差しています
やせた黄土の畑では根が深く伸びやすく、土壌の様々な成分をブドウが吸収して複雑な香りと味わいをもたらす、と言われています。

畑の資料なしだー、ネゴスだし

今日のワインは酸の穏やかな辛口で、冷やすとよりスッキリ感じられますが、高めの温度で冬に楽しむのもありです
お寿司や和食の魚料理にも合いそうです。
(いつも思いますが、強すぎる酸味は寿司のコメに合わないし、出汁の風味が損なわれそうで気になるのです)
黄桃みたいなフルーティさが魅力で、ほんの少しトロっとした口当たりです。

美味しいです

あまり聞いた事ない品種かもしれませんが、このワインは価格も非常にお手軽なので一度飲んでみて欲しいです


余談ですが、
てんちょ、ドイツの交配品種が全然覚えられなくて、今でも苦手

ドイツで2番目に栽培されているミュラー・トゥルガウは、リースリング×マドレーヌ・ロイアル
ケルナーはトロリンガー×リースリング
ショイレーベはリースリング×ブケットトラウベ

うーん

交配じゃない品種とぐっちゃぐちゃ…
いつまでたっても整理できないなー

実際のブドウを見た事ないしね(言い訳)

そうだ ドイツ行こう

って、京都みたいに行けたらいいんですけど💦

グラウも知ってるブドウに入れてあげてねー









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2021年03月03日

ブルゴーニュ入荷


3月ですね風は強いけど暖かい名古屋です
花粉も激しい…


緊急事態宣言解除って言っても、時短営業がもう少し緩和されて安心して外出できるようにならないと、日常はそんなに変わりませんねぇ



3月になって、とっても良いブルゴーニュが入荷して来ました


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アンヌ・グロ

毎度の昆布泥棒、今回はエシェゾーやヴォーヌ・ロマネも



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コント・アルマン&マルキ・ダンジェルヴィーユ

コント・アルマンは本当に久しぶり。
ニエロンの白も買いたかったけど在庫なかった



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ルーロ

割り当てです。
すんごく少ない…

どれも美味しそうだ〜











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