2021年03月05日

どのメゾンが好きですか



2020年の「世界で最も称賛されるシャンパーニュベスト30」が発表されました

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2年連続でルイ・ロデレールがトップ

ポルロジェは一つ上がって2位

ポルロジェ〜


これはイギリスのワイン雑誌、Drinks Internationalが毎年行っています ↓
https://drinksint.com/news/fullstory.php/aid/9427/Louis_Roederer_crowned_The_World_92s_Most_Admired_Champagne_Brand_2021.html

上記リンクのread more へ進むと綺麗なページが見られます
いつからだっけ。

1位から30位タイまでのシャンパーニュ、全部分かりますか?
飲んだ事もあるっていう方も多いかも

ほとんど大手メゾンでつまらん、っちゃつまらんですが
シャンパーニュの銘柄が5個言える人って意外と少ないんですよ。

参考にしてみて下さい






posted by cave MITSUKURA at 19:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

灰色のブドウ


雨の名古屋
暫く雨が続きそうです。

昨日は目がかゆかったー
スギ花粉はピークになったようですが、わたくしはこれから、ヒノキに弱いのです



カーヴミツクラにはFacebookページがありますが、アカウントお持ちの方は見ていただいているでしょうか??
まだの方はHPのトップにバナーが張ってありますので、是非そちらからリンクご覧ください
あちらはてんちょではなく、活躍中の青〇氏が担当しています

これまであまり活用できていませんでしたが、これからはもっと情報発信していきたいところです。
イベントのご案内が出来ない一年でしたが、今年は夏くらいには安心して集まれるといいなー



月初はブルゴーニュばかりが偏って入荷して来ましたが、やっぱりブルゴーニュが良く売れるんです
でも他のワインも頑張ります。


今日はこれを紹介します

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レー・ケンダーマン グラウブルゴンダー ウルミア・レス2019

カタカナに比べてアルファベットが多い。

このワインはドイツ、ラインヘッセン産です
辛口の白ワインです。

Qba(クー・ベー・アー)と言う等級のワインで、カビネットとかシュペトレーゼとか聞くワインのランクよりも一つ下のカテゴリーです。
このワインは辛口(残糖6g)ですが、Qbaにはやや辛口〜やや甘口の物が多いです。
細かな村名や畑名などが入らない、気軽に飲めるクラスのワインです

レー・ケンダーマンはドイツでも大きな会社で、1920年にモーゼルで設立されたワイン商です
レー一族がワイナリーなどを経営していましたが、1992年にケンダーマン社を合併。

今では沢山のブランドを持つ大企業ですが、ブラックタワーを作ってる会社といった方が知ってる方が多いかも

これです、今こんなボトルなんですね ↓

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95年にはF1のウィリアム・ルノーのスポンサーもしてた
そうだったかな??


現在の会社はラインヘッセン、ライン川から近いビンゲンにあります ↓

レー・ケンダーマン.png

ビンゲンの西でナーエ川がライン川の合流しています。
大都市の名前は分かります?

最近はドイツに馴染みがないワインファンが多いと思いますが、残念な事です
温暖化が進む昨今ではドイツワインの環境も大きく変化していますが、アイスワインが減る一方では洗練された赤ワインの可能性が増して今後に期待できそうです
ドイツワインにはフランスに負けない長い歴史がありますし。

是非ドイツも視野に入れておいてください



今日はワインそのものよりも、ブドウに注目したいと思って取り上げました

今日のワインはグラウブルグンダー100%

このブドウ、ご存知ですか??

フランスではピノグリと呼ばれています、これなら知ってる方が多そう。
イタリアだとピノグリージョですね

グラウと言うのがグリと同じで、ドイツ語の「灰色」の意味です
シュペートブルグンダー(ピノノワール)の突然変異で出来た品種と考えられています
ブルグンダーとは「ブルゴーニュの」という意味で、13世紀以降にフランスのブルゴーニュから伝わったようです。

灰色の…と言うと「脳細胞」ってなりません??
脳はそもそも灰色なのか
↑ 無視してください

ブドウでは、果皮に色の付いたデラウェアみたいな種類をグリと呼びますが、白ワインになりますので分類は白ブドウと一緒です
ゲヴェルツトラミネールもグリです。

グラウブルグンダードイツで3番目に栽培の多い白ブドウで(グリも白に含めます)、親しまれている品種です

別名でルーレンダーと呼ばれることもありますが、ルーレンダーと書いてあると甘口が多いかも
(18世紀の商人、ルーラントが広めた事から名付けられた)
貴腐や甘口にも向くのですが、近ごろのワインマーケットは辛口志向なのであまり甘口は作られていません。

こんなブドウ ↓

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オーストリアワイン協会より拝借、グラウブルグンダーはオーストリアでも広く栽培されています

ウルミア・レスとは、ウルミア=古代の海、レス=黄土という意味で土壌を差しています
やせた黄土の畑では根が深く伸びやすく、土壌の様々な成分をブドウが吸収して複雑な香りと味わいをもたらす、と言われています。

畑の資料なしだー、ネゴスだし

今日のワインは酸の穏やかな辛口で、冷やすとよりスッキリ感じられますが、高めの温度で冬に楽しむのもありです
お寿司や和食の魚料理にも合いそうです。
(いつも思いますが、強すぎる酸味は寿司のコメに合わないし、出汁の風味が損なわれそうで気になるのです)
黄桃みたいなフルーティさが魅力で、ほんの少しトロっとした口当たりです。

美味しいです

あまり聞いた事ない品種かもしれませんが、このワインは価格も非常にお手軽なので一度飲んでみて欲しいです


余談ですが、
てんちょ、ドイツの交配品種が全然覚えられなくて、今でも苦手

ドイツで2番目に栽培されているミュラー・トゥルガウは、リースリング×マドレーヌ・ロイアル
ケルナーはトロリンガー×リースリング
ショイレーベはリースリング×ブケットトラウベ

うーん

交配じゃない品種とぐっちゃぐちゃ…
いつまでたっても整理できないなー

実際のブドウを見た事ないしね(言い訳)

そうだ ドイツ行こう

って、京都みたいに行けたらいいんですけど💦

グラウも知ってるブドウに入れてあげてねー









posted by cave MITSUKURA at 19:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする