ちょーっ

(名古屋弁? ちょっと!っていう意味です)
まぁた、緊急事態宣言かね


なんたら措置も全然効果なかったけど、今度も同じやないの??
いきなり決まったし

はっきり言ってお酒の提供を続けるお店も結構ある、時短もしてない。
やってるお店に人が殺到する。
正直に従ってる人が馬鹿を見るのは良くない、が、従ってると生きていけないという現実もある。
はよ、ワクチン〜
ミツクラは小売なんで通常通り毎日12時〜20時で営業します

イベントやりたーい

みんなでレストラン行きたーい

ワイン会やりたーい

えーん



今日はお家飲みにおすすめの新しい泡です

グリューバー グリューナーフェルトリーナー ゼクト ブリュット・レゼルヴ2016

オーストリアの泡です

コアラじゃない方ね、ウィーンの方です。

ラベルがユーモラスで可愛いですね

辛口、瓶内二次発酵でヴィンテージ入り、レゼルヴなので瓶熟が長い高級品です

瓶熟期間が30ヶ月

グリューバーは店頭に定番で白のグリューナーフェルトリーナーがあります

こちら ↓

このワインもリーズナブルで美味しいので人気があります。
これからの季節に冷やして飲むと最高ですよ

スッキリの辛口ですが、未熟な青さが全くない完璧なグリーンノートです。
前にもブログで紹介してます ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/465651571.html
グリューバー、覚えてる方もいらっしゃるでしょうね

いない?
2019年5月に輸出代理店のTOAから、代表のフランツ・ホフシュテターさんが来店してセミナーを開催してもらいました

いいセミナーだった

楽しかったし美味しいワインばっかりだった

セミナーの様子は少しですがこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20190515-1.html
もう2年も経ってしまったのね

で、当時も美味しくて好評だったグリューバーのワインですが、ゼクトあるの全然知らなくて最近知ったのです。
早速注文しました

ところで、
オーストリアのゼクトはいい物が多い

オーストリアゼクト委員会が2013年に立ち上げられ、細かく製法や瓶熟などの規定が定められている事も大きな要因です

現在、ゼクトまたはクオリテ―ツシャウムヴァインと表記されたスパークリングワインは、3つのクラスに分類されています。
(もちろんオーストリの名前を名乗る場合には国産ブドウ100%で、かつ後述する3つのカテゴリーでの規定に従わなくてはいけません)
最も高品質とされるのが、カテゴリーのトップ
グローセ・レゼルヴェ:葡萄は単一地域内で手摘みで収穫、プレスされ、瓶内二次発酵の伝統的製法のみで生産、最低30カ月間澱と共に熟成される
次は、
レゼルヴェ:葡萄は単一のオーストリア連邦州内で手摘みで収穫、プレスされ、瓶内二次発酵で生産、最低18カ月間澱と共に熟成される。
最後に、
クラシック:ブドウは単一のオーストリア行政州内で収穫・プレスされ、全てのスパークリングワインの製法が許され、最低9か月澱に触れて熟成する。
となっています。
今日のゼクトは真ん中のレゼルヴェです。
委員会の発足前から、
ゼクトの第一人者とも言われるカンプタールのシュタイニンガー、
中欧トップのワインプロフェッサーのブリュンデルマイヤー、
このどちらも瓶内二次醗酵で瓶熟の長いゼクトを生産していました

これにけん引されるように、新たにゼクトを作り始める蔵でも瓶内二次醗酵に挑戦するところが多く、そうした蔵はみんな熟成期間を12ヶ月以上取っています

(もちろんシャルマーやアンセストラルもあります、その多様性がまた楽しい)
この瓶熟期間ですが、瓶熟が9ヶ月未満とそれ以上では格段に違うって知ってました??
カバのロジャー・グラートのセミナーに出てた方は記憶があるでしょうか

思い出してみてください。
忘れました?
瓶内二次醗酵では、発酵が終わると酵母が死んで澱となって瓶内に沈殿します。
出荷前には、これを口に集めて取り除くのです(この過程をデコルジュマンと言います)が、それまでにどのくらいの時間を置くか=瓶熟の期間、が非常に重要なのです。
酵母は澱となった後、一定期間をワインに触れて経過すると自己溶解して発酵の初期に取り込んだアミノ酸を放出します。
これがワインの旨味やコクとなり、更にブリオッシュに例えられるような香ばしい香りを生むのです

その自己溶解が始まるのが大体9ヶ月後からだそうです

それ故、9ヶ月より早く瓶熟を止めると酵母の分解が始まらず、ブドウ由来のみのスッキリした味わいになります。
そうなるとシャルマー方式でもいいかなと思ったりして…
(瓶内二次醗酵は1本ずつ手間がかかりますし場所も時間も必要なのでコスト高になるので、タンクで沢山作るシャルマーの方がワインは安価になります)
似た物では短い熟成のカヴァはこの点が残念かも。
(カヴァは瓶内二次醗酵が法定なのです)
やっぱり瓶内二次醗酵のスパークリングワインは10ヶ月以上は瓶熟に費やした方が良いのでは、と思います

その点、今日のゼクトは完璧です

グリューナーフェルトリーナー100%でステンレスタンクで1次発酵、瓶熟には30ヶ月も費やしていますので、
とても香ばしく豊か、複雑な香りがあります

グリューナーフェルトリーナー(GVって略します)らしい爽やかな酸味もあり、良く冷やしても細やかな泡と香りで長らく楽しめます。
食中酒にも最高

生産者のグリューバーは、ニーダーエステライヒ州のヴァインフィアテルにあります

いい地図がない、グリューバーの紹介過去ブログ見てください。
ウィーンを囲むようにあるニーダーエステライヒ州は、オーストリアの最大ワイン産地で、ワッハウやカンプタールを含むDACを内包しています。
ヴァインフィアテルはその北東部に当たり、チェコの国境から南に、スロバキアの国境からは東に広大なブドウ畑が広がっています。

グリューバーHPより、以下同様
知名度という点では、他地区にちょっと遅れを取ったかもしれませんが、今日のグリューバーヴァインフィアテルのお試しにとてもおすすめの高評価のワイナリーです

カンプタールと同じくルスと呼ばれる黄土の畑が多いです ↓

ブドウはやっぱりグリューナーフェルトリーナーが最大品種です


収穫してるのは3男のクリスティアンさんかな
価格は非常にお手頃、とは行きませんが、デイリーに飲んでもいいくらい

野口君3人とちょっとチャリンチャリン。
オーストリアゼクトは是非飲んでほしい泡ですね

ご来店お待ちしてまーす