2021年05月20日

白い花の辛口


愛知県の緊急事態宣言は延長ありき、の話になってますね
最悪だわ


ずーっとイベントやっていませんできないし
HPのイベントページも更新できない。
セミナーやワイン会やりたーい

家以外でお酒が飲みたい






暗くなっててもしょーがないので、新しいワインを紹介します

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シャトー・クリマン・アスフォデル2019

てんちょ、初めてです。
そしてまだ飲んでおりません

このワインは、フランス、ボルドーの白ワインで、作っているのはソーテルヌ格付け1級のシャトー・クリマンです
ソーテルヌは甘口ですが、これは辛口。
セミヨン100%

2018年が初ヴィンテージなので、これで2ヴィンテージ目となります

因みにこちらが、シャトー・クリマンです

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少ないですがまだあります
てんちょ、ソーテルヌで一番好きなシャトーがクリマンだわ

見よ、この黄金色 ↓

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クリマンHPより

ソーテルヌはワイン好きなら必ず知ってる甘露な甘口、美食のお供に欠かせない存在ですが、格付けとなれば、やはりお値段は高額
デイリーに飲むという訳にはなかなかいかないです。

それに貴腐の極甘口は食中酒には向きませんので、1本飲むという感じじゃない
ワイン市場は完全に辛口志向ですし。

そうした事も相まって、最近はソーテルヌはあんまり売れ行きがよろしくないらしい…
素晴らしい味わいと余韻なのですけど。

さらに温暖化で貴腐が付きにくくなってるらしく、待っても貴腐ブドウが満足に収穫できない年もあります

なので、それらの対策として、ソーテルヌのシャトーはみ〜んな辛口も作るようになっております
辛口ならば収穫も早いですしリスクも減ります。
もちろん本家の貴腐もあるのですけど。

イケム → イグレック
リューセック → エール・ド・リューセック
スデュイロー → エス・ド・スデュイロー
ギロー → ルジェ・ド・ギロー
などなど

そして、
ついにクリマンも辛口を作り始めた
それが今日のアスフォデルです



ですが、ちょっと寄り道してソーテルヌの格付けのおさらいをしましょう

大前提ですが、ACソーテルヌの認定は格付けの後になってされたものです。
ソーテルヌ村の上流側にあるバルサック村もソーテルヌとしてAOC認定されています。
格付けにもバルサック村のシャトーが多数含まれてるからです。

しかし、バルサックも単独でAOC認定されていますので、バルサック村のシャトーはどっちの名前を名乗ってもOKなのです
まただよ、コウモリワインだ
はたまたカメレオンワインだ

こういうの意味あるんかいな?
全部ソーテルヌでいいやん。
だって、エシェゾー村だって特級こそAC(G)エシェだけど、村名だとACヴォーヌロマネだもん。
それでえーやん

もしや、認定当時に頑固な村長がいたとか。
「わしの村の名前がないとは到底許されん!」とかね
(こういうエピソードはあながち笑い話ではなく、現実味ありありなんですが)

もとい。
そして、ソーテルヌの名称は甘口の白ワインだけに認められています

ですから、各シャトーの作る辛口はACボルドー(またはシュペリュール)となりますのでご注意。
甘くないとソーテルヌではないのです。

ソーテルヌに使用できるブドウは、セミヨンソーヴィニヨンブランミュスカデルに限られています。

AOCではさらに上流のセロンス(最後のSは発音します)、対岸のサント・クロワ・デュ・モンルーピアックカディヤックも甘口白ワインだけの認定を受けています。
セパージュについてはソーテルヌと同じ。

なので、ネームバリューが低い分、これらの甘口はソーテルヌと同じブドウでコスパのいい物が多くていいですよ
(やっぱりセミヨンの甘口はいいですね、リースリングともカナダのヴィダルとも違う)

さて、

ソーテルヌの格付けは、1855年にメドックと同時に行われました。
メドックと同じく、以後170年近く変更なしで不動の格付けとなっています。

格付けは3ランクに分かれていて、上から、

プルミエクリュ・シュペリュール
プルミエクリュ
ドゥジェームクリュ

となっていますが、
プルミエクリュは1級、ドゥジェームクリュは2級って意味で、シュペリュールは「より優れた=better」という意味ですので、

1級優等(優等はてんちょが勝手に呼んだだけです、通称ではありません)
1級
2級


って感じです。
元々は1級と2級が選抜されたのですが、1級の中で特に優れた1銘柄をシュペリュールとしたので3ランクあります

一番上の1級優等には、偉大な有名シャトーの、
シャトー・ディケムだけが選出されています
今でも変わらず、ソーテルヌの頂点です

今日のクリマン1級です

1547年までその歴史を遡ることができる由緒あるシャトーなのですよ
ディケムの次に尊敬されているソーテルヌかもしれません。

1855年の格付けでは、1級には11銘柄、2級には15銘柄が選出されましたが、現在2級シャトーはあんまり巷でも見ないかもしれませんねぇ
Ch.ラネック、Ch.スオって、一度も扱った事ないです
(メドックの格付けのマルゴー3級4級みたいに返り咲く日が来るかしら)

詳しい格付けはこちらをご覧ください ↓
https://www.bordeaux-wines.jp/knowledge/bordeaux-wine-classification.html
ボルドーワイン委員会より

中ほどにソーテルヌの格付けがありますけど原語なんで頑張ってちょ



では、ようやく本題です。

シャトー・クリマンはバルサックにあります。
前にも書きましたが、16世紀に遡る古い歴史を持ったシャトーです。
2010年から有機栽培の認証を取得(demeter、AB)

周りにはブドウ畑が広がる静かな所です。
ここ ↓

クリマン.png
AOC認定された村、ファルグ、ボム、プレニャック等確認できますね
グーグルマップのストリートビューで見ると楽しい

もう少し引くとこうです ↓

クリマン1.png
意外とボルドー市から離れてるかな

派手さはないけど落ち着いた佇まいのシャトーです ↓

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HPより

今日のワイン、
シャトー・クリマン・アスフォデルは、セミヨン100%辛口で樹齢の若いブドウ樹から取れたものを使用しています
ACボルドーです。

クリマンではセミヨンしか栽培していません
珍しい、潔いというべき?
畑全部セミヨンです

ワインは、ステンレスタンク発酵・醸造で樽の使用は無し

これもいいねーと思いまして

例えばイグレックや、エール・ダルジャン(ムートンの白)は新樽の風味がはっきり感じられるこってりした白ワインで、厚みがあってコクも余韻もどっしりしています。

それはそれでお好みの方も多そうですが、てんちょ、どーもあの付け加えられたように感じる樽が要らないんですよね…
個人の好みですので、ワインの質がどうの、じゃありませんが。
温暖化で簡単にハイアルコールのワインになってしまう昨今では、樽が余計に暑苦しく感じてしまうのです

なので、ブルゴーニュでさえも樽との折り合いの付け方は変わって来ていますし、それぞれの作り手の哲学と技術の見せ所でもあります

期待特大

アスフォデルは花の名前です、ラベルにも描かれていますね。
こんな花です ↓

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WIKIより

日本語だとツルボラン?

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四季の山野草より

HPは日本語ありますけど更新されてなくて、あまり情報がない

お値段は一葉さんとちょっと、お手頃とは言えないかなぁ
しかし、飲んでみる価値は大いにある。

早く飲んでみたい
あなたもどうぞ〜


































posted by cave MITSUKURA at 18:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする