2021年06月13日

クレマンおすすめ


今日は降ったり晴れたり、お天気が不安定です


フランスでは4月の霜害で収穫が減った地域が多く、その後もあまり気温が上がらなかったせいで、シャンパーニュやブルゴーニュではようやく開花となって来たようです
6月中旬の開花は平年並み、これはここ何年かでは遅い方。
ボルドーや南仏の開花はもっと早いのですが。

この分だと、ブルゴーニュ、シャンパーニュの今年は夏の気温が上がっても収穫は9月半ば以降になる見込みです。
開花から100日で収穫、が一つの目安なのです

ブドウの花って地味です、お米や竹の花みたい

フランスではようやくレストランやバーが通常営業に戻りつつあります
早く日常が取り戻せるといいのは日本も同じですね。




今日もブルゴーニュを紹介します
今日のは泡です。

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ギイ・アミオ クレマン・ド・ブルゴーニュ エクストラブリュットNV

皆様、クレマンは何度も紹介してると思いますのでお馴染みではないでしょうか?

クレマンはシャンパーニュのように瓶内二次醗酵で作られるスパークリングワインで、フランスでは8か所で認定されています
(ルクセンブルクにもクレマンあるようですが、てんちょは飲んだ事ないです)

ブルゴーニュ
アルザス
ジュラ
ロワール
ディ
リムー
ボルドー
サヴォワ


認定産地によってブドウ品種や瓶熟の規定が異なりますが、概ね9ヶ月以上の瓶熟期間が義務付けられています
オートリーゼが起こり始める期間を最低期間にすることで、シャンパーニュの様な「あの香ばしいブケ」を備えるようにしてあります。
(ディのみ、12ヶ月。他もティラージュから販売までの期間を定めている所もあります)

クレマンの中でもブルゴーニュはシャンパーニュと非常に近く、シャンパーニュが泡専門の産地になる前にはパリの宮廷でもどちらがより上のワインなのか、を激しく競い合うライバル同士でした
結局、シャンパーニュがスパークリングワインとして認識されるようになり、ライバル関係は一旦収束します。

現在でも、シャンパーニュは泡、ブルゴーニュは赤と白、という感じで住み分けができているように見えるんですが、そこで出るのがクレマン問題なのです

クレマンとシャンパーニュは、どちらも瓶内二次醗酵で作られており、使用する品種もシャルドネ、ピノノワールと(ほぼ)同じですので、現在でも比較的安価なスパークリングワインとしてシャンパーニュの代用にする方も多いのではないでしょうか?

シャンパーニュの生産者としてははそれが面白くない?ようで、20年くらい前でしょうか、
クレマン・ド・ブルゴーニュはブラン・ド・ブランの名前は使用してはいけない
という運動があったんです
ブラン・ド・ブランはシャンパーニュに特有の表現である、という訳ですね。
紛らわしいし、ブラン・ド・ブランと表記のあるクレマン・ド・ブルゴーニュをシャンパーニュだと思う消費者がいるだろうから、それは商標の侵害だ、という主張です。

結局、この争いは、クレマン・ド・ブルゴーニュ側がブラン・ド・ブランを名乗る際にはアリゴテをブレンドすることが義務付けられて決着したと思ったんですが、
いつの間にかシャルドネ100%でもOKになっていますね

…その辺の経緯の詳細が分からないままです
いつか誰かに聞かなくちゃ、メールしよかな。

クレマン・ド・ブルゴーニュに使用できるブドウは、
シャルドネ
ピノノワール
アリゴテ
ピノブラン、ピノグリ
ガメイ他
、となっています。
(サシ―、ムロンも認められていますがほとんどなし)



さて、今日のアミオのクレマンですが、この白(とロゼも作っています)は自社畑のブドウではなく、買いブドウで作られたスパークリングです

アミオと言えばシャサーニュ・モンラッシェでも指折りのレコルタンで、特級モンラッシェを始め、極少区画の1級ドモワゼル等数多くの銘醸畑を所有しています
ドモワゼル値上がりしていますが、てんちょ大好きです

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HPより、シャサーニュ・モンラッシェの風景

今日のクレマンは買いブドウだからでしょうか?
ラベルが全然違うのですよね

このクレマンは、シャルドネ、ピノノワール、アリゴテを使用し、円筒形の圧搾機(プヌマティックと言います、圧力が均等にかかるので効率よく上質の果汁を得ることが出来ます)で果汁を絞り、24時間置いて清澄します(デブルバージュ)
一次発酵の後、15度のセラーで二次醗酵を行いますが、最低でも瓶熟に16〜18ヶ月を費やします

エクストラブリュットらしい辛口ですが、これが美味しいのですよ

ネゴスでもこんなに美味しいって流石、アミオって感じです
ただ、個人的にはもうちょっとおしゃれなラベルの方がいいんですけどね。
味には関係なし。

アミオではエクストラブリュットではない普通のブリュットも生産しています。
そちらも美味しいです

どちらも、香りが特に華やか、香ばしくて複雑です
余韻も長いし。

HPには「飲み頃:今日」って書いてあります
あはは、確かにそうだ。


人気生産者のクレマンは結構なお値段がしますけど、今日のアミオなら税込3000円以下で買えます
是非、飲んでみて欲しいです〜













posted by cave MITSUKURA at 16:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする