2021年07月04日

産地はさておき美味しいロゼ


まだ梅雨明けにはなりそうもありません
長年多くの人が暮らしていた場所で、突如として大災害を被るような昨今の気象はやはり異常ですよね



夏に楽しむワインとして、白と同じようにロゼを購入するお客様が増えています

今主流のロゼはみんな辛口、白と同じように冷やして食中酒に最適ですし。
香りが華やかだったり、見た目が綺麗だったりで、食卓にもいいと思う。
ロゼの価値も日本でようやく再確認されてきたと思うと嬉しいです


今日は評判のいいロゼの新ヴィンテージを紹介します

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オノロ・ベラ ロサード2020

スペイン、フミーリャのロゼ、辛口です。

このロゼはヒル・ファミリー・グループという大会社の持つワイナリーの一つで、グループの創業は2003年頃とまだ新しい集団です
元々フミーリャのワイナリーの3代目が相続した蔵を中心に始めた事業です。

ヒル・ファミリーはフミーリャに拠点がありますが、スペイン全土で9地域に10つもワイナリーを所有する大会社で、輸出市場を見据えて作られた野心的な企業です。

樹齢が高い畑を購入し、土着品種を大事にマイナーな産地を敢えて選択する事で差別化を図っています

ワイナリーは、
フミーリャ
ルエダ
リオハ
モンサン
アルマンサ
カスティーリャ・イ・レオン
リアス・バイシャス

と本当にあちこちにあります。

上記の産地、どこにあるか分かる方は相当スペインの地理に詳しいですね

各ワイナリーにはオーストラリアから醸造家を招聘し、高品質でも低価格のコスパの高いワインをいくつも作っています。
日本には早くから輸入されていて、どのワイナリーのワインも人気があります

所在地は地中海地方のムルシア州ですが、この辺りを少し説明します〜

スペインでもバルセロナは特に有名な観光地ですが、
そのバルセロナがある地中海側には大きく3つのワイン産地があります

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.まず一番北にあるのが、バルセロナを州都とするカタルーニャ州
ここにはDOCaのプリオラートを筆頭に、ペネデスモンサン、全体をカバーするのがカヴァで有名なDOカタルーニャです。
これ以外にも、まだ7つもDOがあります。(細分化し過ぎな気もします

.その南に続くのがバレンシア州
ワインよりもオレンジの方が知られてるかも。
州都はバレンシア。
ワイン産地としては、DOバレンシアが最も有名で、アリカンテ、ウティエル・レケーナ、エル・テレラソがありますが、最後のエル・テレラソはVP=ヴィノス・デ・パゴという認定で63haの単一の区画のみを差します。
見た事ありませんが

.地中海側で最も南にあるのがムルシア州です。
州都はムルシア。
ここはDOフミーリャを筆頭に、イエクラ、ブリャスと3つのDOを持つのみなので覚えやすいかも。

今日のワインは3のムルシア産です。
フミーリャは標高が比較的高めの産地で(400〜1000m)、石灰質で乾燥した台地が広がる「埃っぽい」土地です。
日本の夏の湿度とは真逆の乾燥具合です、水はけがいいのでブドウにも適していますが、他の農業は厳しいでしょう。

ここでは伝統的にモナストレルの栽培が盛んです
フランスでムールヴェドルと呼ばれるこの品種は元はスペイン産なのです。
夏の気温の高さから、とても濃縮したフルボディでハイアルコールのワインが作られます
もうこれ以上暑くならないで。


今日のロゼは、テンプラニーリョとシラーで作られています
アロマを引き出すために低温に保たれたステンレスタンクで醸造、樽の使用はナシ。

キリットした酸味がありつつ、香りも豊かな辛口です
外観ははっきりした濃いめのピンクですが、白と同じように楽しめます。
スペイン産という事を意識することなく、色んな料理に合わせられますよ

ちょっと刺激的なデザインのラベルですね

これと同じラベルの赤もあるんですが ↓

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こちらは別ワイナリー、アテカ(アラゴン州DOカラタユド)産です。
カラタユドはリオハの南にある産地で、ムルシアからはずっと北です

まぁ、同じグループなんですけどね。
紛らわしくないですか??

てんちょ、オノロ・ベラのロゼもカラタユドかと思ってました

美味しいし、お手頃価格なので是非お試しください〜

購入はこちらから ↓
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posted by cave MITSUKURA at 15:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする