2021年09月04日

ボジョレー・ヌーヴォー途中報告


雨の名古屋
来週は涼しくなるだろうか。

お酒が外で飲めませんで、退屈極まりないてんちょです


こんな状況ですが、
フランス、ボジョレーからヌーボーに関するレポートが届いております

今年は春の大規模な霜害で重篤な打撃を受けた生産者が多くいる事は既にあちこちでニュースになっていますが、ブルゴーニュの南に位置するボジョレーでも同様に被害があり、各生産者が「こんなことは初めて」という程のダメージになっています

ここ20年の平均値から言えば、萌芽はそこまで早かった訳ではないようですが(3月が暖かく萌芽が促されたのは事実)、4月の最低気温がこの20年では最も低く、この低気温が原因の霜のせいで早い段階から今年の収穫は減少する事が決まってしまっていました

春の寒さが尾を引いて開花は遅め、なので収穫・醸造も自ずと遅くなります

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8月17日のブドウ、まだ色づきの途中です
Vin du BeaujolaisSNSより、以下同様

2020年の様に早く収穫して、ゆっくり落ち着かせる余裕がないのが心配です。
しかも、今年はコロナで一層輸送が厳しい状況です。
メルシャンがコンテナの調達ができなくてフランジアの生産を停止した、と言うニュースには驚きましたが、ボジョレー・ヌーヴォーも同じです
各社、本当に早くから輸送コンテナの確保、日にちの調整に奔走してます。
大変だよなぁ…

開花以降の成長は順調と言いたいところですが、7月の気温が低く、さらに雨が多くて、これもまた打撃(ドイツやベルギーの洪水も驚きましたよね)


以下、ルー・デュモンの仲田さんのレポートより抜粋

「7月の平均降雨量は4mm/日で、雨がちな天候が続きました。
また、平均気温は13〜23℃と7月としては相当低めでした。
8月9日頃からようやく晴天が続きましたが、たまに豪雨があり、今のところ月平均としては7月と同じ4mm/日で推移しております。
この7〜8月の多雨によって、ボージョレ全域でカビ害特にオイディウム(ウドンコ病)がさらに広がりました。」


仲田さんの畑は標高の高い場所にあり、風が通るおかげで毎年病気の心配がないそうです。
今年も同様で、他よりも収穫を2週間ほど遅くして醸造に備えています
 
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穏やかな日差し

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畑には野生のウサギもいます

ボジョレー全体で、生き残ったブドウの生育は順調で病害も心配要らないようですが、ヌーボーに関しては時間のアドバンテージがないのが今年の最大の懸念です
収穫開始は9月15日頃になりそうです。
(暑かった2003年に比べると1ヶ月ほども遅い)

それから、低収量による価格の上昇も悪い要素です
輸入会社が大変ですね、希望通りに値上げできないでしょうし、輸送の手配も大変でコスト上がってるだろうし

カーヴミツクラで買えるボジョレー・ヌーヴォーは毎年と同じ6種類で去年と同じ価格です
(値上げなし、取引先の会社が素晴らしいお陰です)

フィリップ・パカレ
ルロワ
ルー・デュモン
マルセル・ラピエール
ルイジャド
ルイ・テット

あとはジャドのマコン・ヌーボーツァーヘルのホイリゲ白

予約開始は9月20日ごろを予定しています
また、ご案内します〜

今年も定点観測しましょう










posted by cave MITSUKURA at 14:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする