2021年11月11日

青りんごの香り


今日は11月11日

色んな「〇〇の日」のようですが、ワイン業界はもちろん、これ ↓

セント・マーティンの祝日=ホイリゲの解禁日

です

セント・マーティンはフランスだとサン・マルタンと呼ばれています。
キリスト教の聖人です。

ローマ時代の軍人出身で、後にキリスト教の司教にまでなった人物ですが、ワイン関連の伝説も色々とあるんです
有名な赤いマントの伝説
ブドウ樹の剪定を発見した伝説
あとなんだ。


ホイリゲ2021、入荷しました

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ツァーヘル ホイリガー2021

ミツクラには白だけが入荷しています。

もう10年以上も扱っています、去年のブログはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20201110-1.html

更に一昨年のブログはこちら ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20191110-1.html

ホイリゲと言う名前には二つの意味があります
一つは今日紹介してる「新酒」を差す名前。
もう一つは、その新酒を出す「居酒屋」を差す名前。

なので、ホイリゲでホイリゲを飲むと言う事になります

この居酒屋の歴史は非常に長くて、ブドウ農家は中世以来、自家製のワインを作ってそれを家の軒先で販売していたのですが、その内にワインに合うおつまみも出すようになっていきます。
皇帝ヨーゼフ2世(マリア・テレジアの息子、マリーアントワネットの兄)は1784年、自国のワイン産業を保護する目的から「自家製ワインと食品はいつでも自由に販売してもよい」と言う布告を出します。
同時に外国ワインには課税。
この法律はブッシェンシャンク法と呼ばれ、中世のワイン産業界では画期的な事として語られています。

これが現在のホイリゲとなり、南オーストリア(シュタイヤーマルク)ではブッシェンシャンクと呼ばれる居酒屋になったんです

ホイリゲを語るのに重要な単語の一つがこのブッシェンシャンクです
法律の事であり、その法によって守られた居酒屋の事でもあります。

もう一つ、ホイリゲを理解するうえで重要な単語はゲミシュターサッツです
この単語、聞いた事ありますか?

ゲミシュターサッツとは混植の事で、一つの区画に複数のブドウが混ざって植えられている状態を言います。
一つの品種がダメでも他の品種で収穫を維持する、予防的な意味で広まったと思われます。
ウィーンのホイリゲはこの混植によって作られていますので、年によって早く熟するブドウが異なる場合があり、毎年その中身の比率は変化します

今年の情報がない…
輸入元の現地情報はこちら ↓
http://awainc.jugem.jp/

醸造家のアレックス、元気で何よりです


今年のホイリゲも美味しそうです
ただ… 予約が多くて(ありがとうございます)、販売できるの数本なんです
てんちょもまだ飲んでおりません。
今年も爽やか青りんごかな

今年のフランスは非常に難しいヴィンテージとなっていますが、オーストリア(ウィーン)では中々良い出来らしい
毎年そう言ってる気もするが。

ボジョレー・ヌーヴォーもこんな年こそ「100年に1度の出来栄え」って言えばいいのにね
その言葉に相応しい目配りや労働、忍耐を強いられて美味しいワインを作ってる生産者なら、是非謳うべき文句だと思う。


今日は激疲れたので、これでさらばじゃ







posted by cave MITSUKURA at 17:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする