2022年01月29日

弟と従弟と息子?


今日は曇り空の名古屋です
寒いです



今日はこのワインを紹介します

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ラ・プティット・マルキーズ・デュ・クロ・ デュ・マルキ2016

長いね、名前

クロ・デュ・マルキの名前をご存知なら産地も生産者もすぐお判りでしょう
このワインは、フランス、ボルドーの赤ワインです。

メドック2級(サンジュリアン)シャトー・レオヴィル・ラスカーズが作っています
これもACサンジュリアンです。

ラスカーズが所有するクロ・デュ・マルキの専用畑のブドウを使用する、クロ・デュ・マルキのセカンドワインです

この、セカンドワイン、およびその仲間が最近特に増えています

メドックの格付けに認定されているような著名なシャトーは、その名にふさわしいレベルを維持すべく良質のブドウを手に入れる事が非常に重要です。
その為、栽培にはとても手間暇をかけていますが、いつでも100点満点のブドウばかりが出来る訳ではありません。
ワインになった後でもタンクや樽ごとで味の違いがあり、中には及第点に至らない物もあるのです。

著名シャトーはそうした(自社の)標準以下のワインは、ネゴシアンにバルク売りしていましたが、豊作の良年ではトップレベルではないものの、売り払うには惜しいワインもあるのです。
しかも、有名シャトーのワインは高額なので、いつでも誰もが気軽に飲めるはずがない

そこで、そうした「ちょっと惜しいワイン」や、若木の区画のブドウで作ったワインをセカンドワインとして販売する蔵が現れました

一流の味を低価格でお試し出来る、お得なワインなのです。

元のワインをファースト(筆頭)、と言うのに対してのセカンド(二番手)です。
もちろんファーストと全く同じ香りや味はしませんが、ノウハウや畑は同じですから、お手頃価格でその片鱗を体験できるのはいい事ですね

最初にこうした取り組みを行ったのは、おそらくムートンです。
セカンドワインとは言えませんが、もっと気軽に自社のワインを楽しんでもらおうとムートンカデを生産したのですが、これが大当たり
ムートンのワインはより身近になったと言えます
で、他社もそれに追随した結果の今。

今ではほぼ全ての格付けシャトーでセカンドワインの生産があるのではないでしょうか?
作ってないとこ、あるかな。

それが最近、一層増えてるように思います
セカンドだけじゃなくて、サードやそのまた弟?みたいなワインがあったり…

どれがどれの正式なセカンドか、ややこしい
血縁ぐちゃぐちゃになりそう。
各シャトーの名前は挙げませんけど、どのくらい知ってますか?



今日のワインも、2級のレオヴィル・ラスカーズが作っていますが、元々はクロ・デュ・マルキというワインがラスカーズのセカンドワインだったんです
しかし、2007年にプティ・リオン・デュ・マルキ・ド・ラスカーズという新しいセカンドワインが誕生し、クロ・デュ・マルキは別ワインとして生産を継続する事になりました。
その「別ワイン」のセカンドが今日のプティット・マルキーズです

分かります??
ややこしいでしょ

ファーストヴィンテージは2015年、まだ、できたばっかりの銘柄です
主に若木のブドウで、クロ デュ マルキよりメルロのブレンド比率が多いのが特徴らしい。

2016年は輸入元では既に完売しています。
カベルネソーヴィニヨ 61%、メルロ38%、カベルネフラン1%のフルボディ、エレガントで洗練されていますよ〜

ラスカーズはかなり高くなってますが、これならデイリーに飲んでもいいかなと言う値段じゃないでしょうか
ラベルの黄色や王冠の図案がいいですね。

サンジュリアンの香りと味、是非お試しください〜









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2022年01月26日

ボルドーから優美な泡 


ここ数日、昼間の気温が2桁でそこそこ暖かい名古屋です
冬の太平洋側の晴天続きって、日本海側の方には信じがたい事みたいですね。



店頭で人気のブルゴーニュが新ヴィンテージになって入荷して来ました

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ピエール・ジュラン フィサン1erクロ・ナポレオン2017

やっと17年です。
てんちょ、これをあと、2、3ヴィンテージ揃えて縦飲みする野望を温めております
(なのに、最高に美味しかった07や09は飲んじゃったんだよー

しかし
ついに1万円を超えてしまいました

最初にこのワインが美味しいなと思った06や07の頃は、確か5800円くらいだったと思う
ほぼ倍の値段になってます。
美味しいのは間違いない、そしてこれからも値上がりは必至。

今のうちに飲んでおいてください




で、今日紹介したいのはジュランではなくて、こちらのワインです

ラテイロン クレマン・ド・ボルドー ポーリアンNV

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油絵の様な美しいラベルですよね

フランス、ボルドーのスパークリングワインです
白の辛口。

フランスに8か所あるクレマンの産地の中で(全部言えますか?)、ボルドーって意外とマイナーな方ではないかと思います。
圧倒的に赤と白のスティルワインが有名ですし、著名シャトーがスパークリングを作っていない事からも注目度は低めです。

これで、ラフィットやシュヴァル・ブランがスパークリングを作り始めたら一気に他も追随するんでしょうけど(ないだろうなー)
ラフィットやコスはシャンパーニュは作ってますけど、やはり「別産地」ですし。

今日のラテイロンは、生産者のお名前(名字)です
シェ(醸造所)は、ボルド―右岸のモンターニュ・サンテミリオンにあります。

サンテミリオンから北に入ったサンテミリオン衛星地区と呼ばれる地域です。
サンジョルジュ・サンテミリオン
モンターニュ・サンテミリオン
リュサック・サンテミリオン
ピュイスガン・サンテミリオン

と、サンテミリオンの名前が付いた4つの村が含まれています。

サンジョルジュ・サンテミリオンは小さいので、あんまり存在感がない…かなぁ

ラテイロンはここです ↓

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読者の皆様ならリブルヌは分かってくれるだろうか

ラテイロンではクレマンの他、シャトー・トゥール・カロンという赤ワインも生産しています
メルロー主体の右岸スタイル。

ですが、やはりここはクレマン=瓶内二次醗酵のスパークリングワインの生産者として名が通っているようです
それもそのはず、ラテイロン家は元はシャンパーニュの出身で、1920年代にボルドーに移住し、ノウハウを生かしてスパークリングワインを作り始めた先駆者です
現在の当主、リオネルさんで4代目です。

1990年認定のAOCクレマン・ド・ボルドーの誕生にも尽力した功労者です

なるほどー
それで、美味しい泡が出来るんですね
近くのシャトーから、スパークリングの委託製造も引き受けているそうです

今日のクレマンは、セミヨン85% カベルネフラン8% カベルネソーヴィニョン7%
瓶熟期間は24ヶ月
規定の最低瓶熟期間が9ヶ月なので、かなり長く熟成させています

そのおかげで、このスパークリンは香りがすごくいい
そして、細かくやわらかな泡立ちです

酸味も少なく(辛口ですが)、ふくよかですよ
すごく美味しいです
あっという間に飲み切ってしまう。

キレのある溌溂としたシャープなタイプではありません。
余韻が長くて優雅です
てんちょはめっちゃくちゃ好きです、おすすめですよ〜
低価格で大当たり

これで税込2500円以下なら文句なし

ロゼもあるんですが、ロゼはまだ仕入れた事がない。
買ってみようかな








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2022年01月24日

御貴族様の持ち物


今日は昼間の気温が2桁あるようで、寒さはまだマシの様です
夜が寒いですね、日が落ちると寒いのがじわじわ感じられます

先日紹介しました、このワイン、飲んでみました

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ヴィディガル ヴィーニョ・レジョナル・リスボア2018

ポルトガルの赤ワイン、トゥリガナショナル100%です

輸入元の資料通り、ライトミディアムな飲み口でした。
外観(色)が黒いので「もしやフルボディか」と思ったんですが、甘酸っぱい酸味と果実味で濃厚なワインではなかったです
アメリカンチェリーみたいなイメージでしょうか(見た目は特に)、あんなに甘くないですけど。
香りはコーヒーやチョコの様な甘くて燻した香りが少ししますが、味は本当に爽やかと言ってもいいくらい。

温度が低いと酸味が顕著に感じられるので、今の季節はやや高めの温度にしてから飲んだ方が美味しいでしょう
冬よりも夏向きかな。
ワインだけよりも食事と一緒の方が楽しめます



そして、
ティボー・リジェ・ベレール会も有意義でした

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こちらもワインだけよりは絶対に食事があった方が美味しく飲めます
古典的な酸味があって酒質はとても綺麗、変化が非常に楽しめます。
唯一の白もお値打ちなのに、いいバランスで美味しかった
樽なし、とは思えないいいコクがあったなぁ

ティボー・リジェ・ベレールは、今買えるアイテムで、まだ特級でも15年や16年があるって嬉しいです
店頭でも買えますよ(以下添付はネット販売ページです) ↓
https://cavemitsukura.com/?s=%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB&post_type=product



蔓延防止の解除の暁には3月開催予定のセミナーのご案内等、したいと思っております
延長しないでくれー



もう1月も終わりですね
店頭ではこのブルゴーニュの新ヴィンテージが入荷しています

最近何度かお問い合わせを頂いたのに、店頭になくて…
と思って仕入れてみました

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ルイ・ジャド デュック・ド・マジェンタ

シャサーニュ・モンラッシェ1erモルジョ クロ・ド・ラ・シャペル2018&2019

ピュリニー・モンラッシェ1erクロ・ド・ラ・ガレンヌ2019

フランス、ブルゴーニュの白ワインです
どれもシャルドネ100%、辛口ですがコクあり余韻長し。
流石にまだ若いですが。

マジェンタ侯爵家は所有する畑のブドウ栽培、ワイン生産・販売を全てルイ・ジャドに委託しています
クロ・ド・ラ・シャペルの畑はモノポールです。

70年代頃の昔、爵位のある家はみんな所有畑を小作人に貸し出して折半耕作(メタイヤージュ)などを行って来ましたが(金銭貸与の場合もあり)、80年代になるとほとんどが自社で栽培、醸造から販売を行うようになりました。
メオ・カミュゼがそうした事でアンリ・ジャイエが結果として引退したのは有名な話です。
また、ラフォンコシュ・デュリもしかり。

しかし、このマジェンタ侯爵家は未だに表には出て来ませんね〜
シャサーニュ・モンラッシェにありますが、「自分でやる」選択はせず、ジャドに任せたまま、信頼できるんでしょう
余裕もあるんだろうなぁ

あまり詳しい説明はしませんけど、
このワイン2種、素晴らしい品質にも関わらず、案外お値打ちです
人気ドメーヌのシャサーニュ、ピュリニー1級と比べると5000円は安い。

今のうちに買ってセラーで寝かせるのがおすすめです
このラベル、個人的にとても好きですねぇ

店頭にはクロ・ド・ラ・シャペルの2016の赤もあります
赤はもっとお手頃です。
2016だし、いい香りですよ

これからブルゴーニュは一段と値上がり&品薄になっていくと言われています
今でも十分高くて品数少ないんですけど、更に厳しくなるようです。
21年の不作も原因の一つ。

買えるうちに買っておいてくださいねー











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2022年01月20日

福袋完売御礼


晴れてるけど今日も寒い〜
とにかく店内が寒くて、ストーブの前から動きたくない。



15日から販売しておりましたシャンパーニュ&ブルゴーニュ赤の福袋は完売いたしました

沢山のお客様にご来店いただきましてお礼申し上げます
買えなかった方、申し訳ありません
来年もやると思いますので(気が早い話ですが)、お待ちください〜



今日は滑り込みワイン会です
 
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10本だったんですが、参加者が減ったので泣く泣くクロヴジョを削りました。
ティボー・リジェ・ベレールさんにメールしたけど返事くれるだろうか









posted by cave MITSUKURA at 17:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月19日

あと4本


寒い〜
フランス、ブルゴーニュはもっと寒そうです ↓

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モンジャールミュニュレSNSより

樹氷になってますね



そして…
まぁたですか
意味ないんじゃないの、蔓延なんとかって

本当に人流を止めるなら百貨店もショッピングモールも休みにすればいいじゃん
お酒だけじゃないと思うけどなぁ…
それに9割無症状で重傷者が前回の半分もいないなら、そんなに大騒ぎしないといけないんですかね

もういい加減うんざりです



さて、
店頭の福袋は残すところブルゴーニュ4つのみとなりました
もうやめてもいいんですけど、フーリエ モレサンドニ クロ・ソロン2019が1本残ってます。

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もうこれ、4つ、22000円で買った方が早い
誰か最後の大人買いしませんか

初日から沢山の方にご来店いただきまして、誠にありがとうございました
シャンパーニュは3日で完売してしまいまして、赤もおそらく、今日か明日には終了となる見込みです。
















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2022年01月16日

郷土料理を想像して飲む


昨日、夜中の津波注意報にはびっくりしました
携帯のアラートがけたたましく鳴ったので「地震?」って身構えたけど、確認したら津波で…


ところで、昨日の携帯クラッシュ事件で思い知ったので、とうとう新しい携帯に変えました
もう4年半以上かな、使っていたので変え時ではあったんですが、今の携帯ってどれも高いので渋ってました
てんちょ、iPhoneなんですが、そんな素晴らしいカメラも大容量のメモリも要りませんので、そこそこので十分。

しかし、データ移行って便利になったんですねー
二つのiPhoneを並べるだけで10分くらいで新しい携帯が前のと全く同じになりました。知らなかったよー
いくつかのアプリは再ログインが必要ですが、設定も全て前のまま、いやー便利便利



では、今日はこのワインを紹介します

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ヴィディガル ヴィーニョ・レジョナル・リスボア2018

名前見て、どこのワインか分かりますか?

これはポルトガル産の赤ワインです

そもそもポルトガルがどこにあるか、首都も知らないって方は地図を確認してね

ヨーロッパの最西端、イベリア半島の西側がポルトガルです。
行ってみたーい。
国土は縦長の長方形って感じで、ワイン産地は北部、中部、南部(と諸島)に分かれています。

ポルトガルワインは、最近、北部のヴィーニョ・ヴェルデが夏の定番として人気ですし、ボルドーにポルトガル固有品種が認められたりと、見聞きする機会は多くなったのではないでしょうか?
それに、美食には欠かせないポートワインはポルトガルです

とは言え、ポルトガルワインの法体系をご存知の方はかなり少ないでしょう。
てんちょも細かいところまでは知らないです

ポルトガルはEU加盟国なので、他の加盟国と同じく、ワイン法もEUの基準に合ったものになってます
産地呼称は当然ですが、上のクラスから3つのカテゴリーに分類されています。
細かい事は割愛。

今日のワインはその真ん中のクラス、Vinho Regional ヴィーニョ・レジョルナルと呼ばれる大まかな地域を名乗るワインです。
フランスで言うヴァン・ド・ペイです、EUだとIGPと言うクラスです。

レジョナルは14に分割されており、今日のワインは首都リスボンの名前を名乗る中部・海沿いの地域です
…載せられる地図がない

ブドウは、トゥーリガ・ナショナル100%

北部内陸のダオン(ダンと呼ぶ方もいますが現地ではダオン)周辺を原産とするこのブドウは、暑さに強く、ポートを始めとしたポルトガル赤ワインンの代表的な品種です。
しかし、小さめの房で晩熟なので夏の終わりに雨や低温に晒されると上手く熟しません。
こうした特性が昨今の温暖化では有利とみられているんでしょうね
また、果皮が厚く、その為にタンニンが豊かなフルボディワインにもなります。


生産者のヴィディガルは、1900年代の初めに出来た中規模ワイナリーですが、所有者が何度か変わり、現在のオーナーになって生産規模を拡大しました。
今ではポルトガル各地でワインを生産する巨大会社に成長しています(年産300万本以上)が、ボックスワインなどお手頃価格のワインを沢山手掛けています。

こういう日常に親しまれるワインで定評があるのは頼もしいですね


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ワイナリー所在地と生産地域

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SNSより

ワイナリーのモットーは、出来る限り低価格で最高のワインを、です

HPには、

トゥリガナショナルについて、自分達の出る事はすべてやった。
あとはあなたの番です。
作り手の仕事に敬意を払い、
自然を賞賛し、
健康に為に節度を守って、
飲むべし


って書いてあります

でもね、てんちょ、まだこれ飲んでおりません
ごめんなすって。
資料だと、「フルーティなミディアムボディ」らしい。

ラベルが気に入ったのと、トゥリガナショナルを店頭に置きたくて買ってみました
非常にお手頃、税込1500円なんで、あなたもお試ししてみてください〜

飲んだら報告します

(画像がアップできません、問題が解決したら直します)











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2022年01月15日

福袋ありがとうございます



今日は開店から多くのお客様が福袋を買いにご来店くださって嬉しい限りです

ありがとうございます
初日にそれなりに当たりも出ましたが、まだシャンパーニュもブルゴーニュも当たりは残っております
明日以降でも是非ご来店ください。

もし、早々に当たりが無くなったら追加しますのでご安心ください


えー、ただ今、個人携帯がクラッシュしてまして…
非常に焦ってます
今日中に復旧させたい。

と言う事でブログを書く余裕がない今
ま、携帯なくても死にゃせん。

また明日〜


と、思ったけど、やっぱりこのワインを紹介します

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フィリップ・シャルロパン ブルゴーニュ・コート・ドール2018

一度売切れたんですが、在庫が復活してるのを見つけて17本即買いで再入荷しました
しかし、もう2本残すのみ

ブルゴーニュの赤ワイン、ピノノワール100%
所謂、レジョナルクラスと言う「広域名」を名乗るクラスのワインです。

ブルゴーニュ・コート・ドールの名称は2017年ヴィンテージから表記が可能になった新しいアペラシオンです
名前の通り、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌを合わせたコート・ドール(黄金丘陵)で採れたブドウを原料にしたワインに認められた名称です。
広域名称の「ブルゴーニュ」を補う名称(デノミナシオン)として作られました。

コート・ドールを名乗るワインはそれ以外のレジョナルよりも高額になる傾向が高いです。
まぁ、黄金産地なんで当然かもしれません

ところで、…デノミナシオン、デノミネーション、って普段はあまり使わない単語ですよね。
ワイン業界では「呼称」の意味で使われます。
多分、英語の日常会話なら「単位」や「系統」などという意味で使うんじゃないでしょうか。



シャルロパンについてはご存知の方が多いでしょう。
「アンリ・ジャイエの弟子」っていうキャッチフレーズが一番有名だと思います

確かにシャルロパンのワインは、ジャイエの教え通り、ジャミ―で赤く、ふくよかなスタイルです
(シャブリもそうなんですよね)
なので、ジュヴレイ・シャンベルタンを飲んでも綺麗でいいんだけど、ジュヴレイらしい野性味や固さは感じないんですよね…
そこはちょっと不満な気もしますけど、ワインの透明感や柔らかな飲み口は誰もが好きだろうなと思います
今日のコート・ドールも最初からすぐに分かる果実味と洗練された酒質を感じます。


しかし、今や超人気生産者のシャルロパン、どのワインも非常に品薄ですぐに売れてしまいます

今日のコート・ドールは定価が6050円もしますが、それが特価で38%引き(さー、いくらだ?)
とにかくお買い得。

もう2本しかありませんので、早めに来てね












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2022年01月14日

明日から運試しに来てね


今朝は名古屋も雪が積もってましたねー
道路はすぐに溶けましたが、家や車の屋根は真っ白でした。
これからまだ春までに何度積もるかなぁ…

今日もさっむーい


ところで、
カーヴミツクラは雑誌、ワイン王国への広告掲載を終了しましたので、店頭での割引販売も今後は行わないことをお知らせいたします。
これまでご購入いただきました皆様には感謝です。
今後は違った広告活動ができないか検討中です。


さて、いよいよあすからシャンパーニュ&ブルゴーニュ福袋の販売開始です
各60本、ちゃーんと最初から全部ありますよ
今年は番号振ってみました

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皆様のご来店&挑戦をお待ちしております



店頭には、コスパ最高のカリフォルニアワインが再入荷しています ↓

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ロングバーン カベルネソーヴィニョン&シャルドネ

詳しくは以前のブログをご覧ください ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20211113-1.html

白は樽の風味がついてコクありのシャルドネで1600円はかなりお得です
2000円以下ではまずない。

赤もフルボディのカベルネ、新世界らしいリッチな味で同価格、これも2000円以下ではかなりお得
是非デイリーワインに。









posted by cave MITSUKURA at 17:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月12日

故人を偲んで


今日は最高気温が5度しかない上に風も強くて寒さが際立って感じられます
あと1ヶ月くらいはこんな感じでしょうね。


今日は主要な取引先の担当者さんとその上司の方との年始の打ち合わせをしました

流石の大手輸入元さんですね、資料は細かく分析も多岐に渡り、2022年の戦略を聞かされまして、正月ボケ(と言うか未だ二日酔いか)のてんちょは「こんなにきちんとした打ち合わせだったのね」などと、頓珍漢な事を考えておりました
(…いかん、これを読まれたらマズイわ)

確かに、既に始まって2週間になる2022年、あっという間に終わってしまうでしょう。
きちんと1年の計を練るべきだ
素敵なご提案も色々ありましたので、皆様に還元できるように頑張ります



今日はこのイタリアワインを紹介します

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イタリア、トスカーナの赤ワインです

生産者のトリノーロは、オーナーのアンドレア・フランケッティ氏が昨年末にお亡くなりになってしまい、それも話題になりました
まだ50代だったそうです。

そのせいで、輸入元に残ってて買えるワインは争奪戦になってました…
彼が亡くなった後の蔵がどうなるか、まだ未定なのかなぁ。
醸造長のステファノ・ピッチさんとか、どうなったんでしょう…


てんちょはこの方のシチリアのワイン、パッソピシャーロが好きです
このブログでも過去に紹介しました ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/479854314.html
土着品種のネレッロマスカレーゼがエレガントでいいですよ〜


今日のワインは、トスカーナのワイナリーのです
トスカーナ州はティレニア海に面した広大な州で、州都のフィレンツェを始めとして、ピサシエナルッカ等、観光でも有名な町が沢山ある歴史も長い土地です。
ワインはサンジョベーゼから作られるキャンティが圧倒的に有名で、産地も州の大部分を占めています。

フランケッティ氏が蔵を立てたのはキャンティとは離れた南の端っこ、サルテアーノと言うド田舎です
蔵の創業当時の1980年代から今でも周りにはワリナリーはゼロ、山に近く標高が高めの(と言っても400〜500mですが平地よりは高い)土地です。
夏の暑さは相当らしいですが、この標高のお陰で夜は冷え、ブドウの健全な生育と複雑さを温存してくれます

ここ ↓

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こんな風景(蔵の入口の道路)、ほんと何もない ↓

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グーグルマップより

ここでフランケッティ氏が最初から育てているのがカベルネフランです
最初は2.5haからのスタート。

なんだか意外?な気がしませんか。
彼はボルドーのシュヴァル・ブランが好きだったこともあり、自国ワインよりもボルドー品種に愛着があったのはサシカイアなどと同じ。
トップワインは今でもボルドー右岸ブレンドです
質より量、のイタリアワインが嫌だったんでしょうね…
「イタリアワインから学んだことは何もない」って言い切ってました

で、今日のクーポレはそのセカンドワインで、
カベルネフラン 47%、メルロー 30%、カベルネソーヴィニヨン 15%、プティ・ヴェルド 8%のブレンドです
樽とセメントタンクを併用した熟成です。

ファーストヴィンテージは95年、ですが最初は上手くいかなかったと、ご自身が回想されていました
その後の改良が上手く行って、今では人気のエレガントワインになっています

てんちょ、10年前くらいに飲んだきりで、その当時は結構なフルボディで青い香りがバリバリしましたけど、最近のヴィンテージが全く分かりません
輸入元のコメントは当てにならない事が多いけど、やっぱり果実味豊富なモダンタイプらしい。

このクーポレの2019はまだ買えます
高くはありませんので今のうちに試してはどうでしょうか。

てんちょも飲んでみたい

遅まきながら、RIP













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2022年01月09日

2022年福袋の販売します


イベントページに今年の福袋の販売の案内を載せました
是非、詳細ご覧ください。

今年もやりますか?
いつからやりますか?
等、お問い合わせをいただきまして、大変嬉しいです

今年は1月15日土曜12時からの販売開始です
例年のシャンパーニュに加えて、今年はブルゴーニュ赤も作りました
どちらも税込5500円で、各60本です。

売切れ次第終了です、予約も取り置きも不可。

毎年、損はしないシャンパーニュですが、ブルゴーニュ赤にはレジョナルクラスのワインも入っていますので、お覚悟ねがいます
ですが、流石に一番お値打ちなのには申し訳ないので、リーデル・ヴィノム ピノノワール・ペアを付けました。
なので金額的には1万円以上にはなります
(こうなるとどれが「一番のハズレ」なのだろうか…)

ブルゴーニュ赤は、もっと1点豪華な方が良かったのか、そこそこの当たりが多い方がいいのか悩みましたが、
まぁ、とりあえずこれでやってみますので、来年以降で改善するか、やめるか考えます

当たりワインはこんな感じです ↓

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毎年、値上がりしてるしどちらも5500円では正直ちょっと厳しいなぁ
縁起物だと思って、ま、いっか。

新年早々だと準備は大変なので、いつも遅めの販売スタートなんです。
年が明けてから準備してます

ご来店をお待ちしております








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2022年01月08日

あのワインは双生児だった


今日は雲一つない青空が広がっている名古屋です
気温は何とか2桁ありますので、昼間の内はそこまで寒さを感じなくてすむかも。


先日紹介しましたこちらのワインですが、↓

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ご覧の通り、今、店頭に2種類あります

モンジャール・ミュニュレ エム ヴァン ド フランス マルベック

この二つのワイン、厳密には違うワインなんですが、見分け付きませんよね
ま、よーく見るとラベル下のシールの文字が少し違いますけど。

これは、2016年2018年なのです>
ヴァン・ド・フランスなのでラベルにヴィンテージ表記がなくて、非常に紛らわしい
どうやって見分けるかと言うとですね…
裏に貼ってある輸入元のバーコードが違うのでそこで見分けるしかない
輸入元頼み

去年、このワインを紹介したブログはこちらです ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20211225-1.html

最初は2018しかなかったのですが、少しだけ2016を発見
しかも2016の方が安い

2016はまだ飲んでいませんが、18年よりは柔らかくなっているといいな
そもそも全く別で、黒いマルベックなのかもしれない(未知ですが、おそらくそうではない)

で、ちょっと気になったのが畑の位置

某他社のサイトで、このマルベックの畑を「クロ・ド・ヴージョの隣の区画」と紹介してますが、正確には「フラジェ・エシェゾーのレジョナルの区画」と言う事です
確かにクロ・ド・ヴージョの隣なんですけど、この畑は国道(D974)の東にありますんで、さも特級の近くで有難みが大きいかのような誤解を招く表記はやめた方がいいのではないかなーと思った

HPでもちゃんと紹介されています ↓

モンジャール・ミュニュレ M18.png

自分で確認したい方はこちら ↓
https://www.mongeard.com/fr/vins-domaine/carte-interactive.html

ヴィンテージの違いによって、味はどのくらい違うんでしょうね??

いずれにせよ、どちらも本数が少ないので興味のある方はお早めに〜
どっちも3000円以下なんで気軽に試せます












posted by cave MITSUKURA at 17:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月05日

大満足のクレマン


今日は外はそこまで寒くないかな、とおもったものの、やっぱり店内は寒い
去年に比べて今冬は寒い

今日から仕事始めの方が多いと思います、車も多い
お正月気分から脱却しないといけませんが、てんちょのお正月はただの3連休だった様に思う



昨日のネットニュースで、ジーマが終売になるかも、と知って驚き&懐かしい気持ちになりました

ジーマ、若い方はもしかして知らない?
これです ↓

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少し甘いお酒、しゅわしゅわ。

終売かも、と言うのは輸入販売を行う日本法人のモルソン・クアーズ・ジャパンが12月31日で事業終了しているからなんですが。
もしかしたら他の代理店が引き継いで販売継続する道もあるかも、だそうです。

てんちょはジーマよりもクアーズが久しぶりに飲んでみたいですね
今も同じ味だろうか。
全然見ないのですっかり忘れてました。
若い時分はツヴォルグとか、意味もなく好きな振りをしてたなぁ
いや、当時はなんだか北欧ビールがかっこよかったんですよ。



業界ではワインの値上げがじわじわ続いています
どこもかしこも1月1日からの銘柄や、4月1日からの銘柄、ヴィンテージが新しくなると同時に一気に値上がりする銘柄…
そして人気銘柄は品薄で。
もちっと、いい話はないんかい



では、店頭のとても美味しい泡を紹介します

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ラ・クロワ・トレシャン クレマン・ド・ブルゴーニュNV ジャルダン・デ・ザンファン  ブラン・ド・ ブラン

ちょっくら長い名前ですが、
読んでいただいた通り、ブルゴーニュのスパークリングワインです
白の辛口。
ブラン・ド・ブランなのでアリゴテやピノ・ブランも使えますが、今日のはシャルドネ100%です

作り手のクロワ・トレシャンは1967年創業の家族経営のドメーヌで、ボジョレーにあります
19世紀には既にボジョレ南部に居住していたガヨ家の子孫の蔵です。
祖父が持っていたブドウ畑を元に、現当主の両親(二人とも醸造家)がクロワ・トレシャンのドメーヌを買い取ってスタートしました

ドメーヌの名前になっている「トレシャンの十字架」が立つ場所には謎が多く、異なる3つの由来?が語り継がれているそうです

一つは、この十字架は3本の堅牢な樫の木によって守れらていた。
二つ目は、元の所有者の犬が遊ぶ場所だった(てんちょ:この伝承って要る??)
三つ目は、18世紀末にあった戦争で3人のオーストリア兵がこの場所で殺害された

うーん、その言い伝え、なんだかね…
いずれにせよ、トレシャンの名前は3から来たのだろうと、そう言う事らしい。
現在の十字架はドメーヌの買収後に再建されたもので、樫の木も十字架も当初は取り壊されて、建ってなかったそうです。


ドメーヌは北部のクリュボジョレーの地区ではなく、もっと南部のヴィルフランシュ・シュル・ソーヌの南にあり、そこからだとマコンへ行くよりもリヨンへ行く方が近いような場所です。
ここ ↓

クロワ・トレシャン.png

本当にボジョレーって広大なんですよ

クロワ・トレシャンでは今日のクレマン以外にも、ボジョレーの赤白ロゼ(赤はプリムールも作っています)、ブルゴーニュの白を生産しています
所有畑は全部で17haほど、中堅ドメーヌと言った感じ。
樹齢は15年から40年。

ドメーヌの周辺、グラーヴ・シュル・アンス(地名)とポミエ(同じく地名)の区画が中心だそうですが、南ボジョレーの地名はさっぱりわかりませんねー
地図には確かに書いてあるけど、南部ボジョレーでこれまで細かい地名を調べた事がなかったです

こんなに綺麗な場所です ↓

クロワ・トレシャンimage-3.jpg
HPより、以下同様

やっぱ、ボジョレーは時間をかけてちゃんと行かねば


ブルゴーニュ・ブラン以外のワインには(今日のクレマンも含めて)、ジャルダン・デ・ザンファンと言うキュベの名前が付けられています
子供達の庭、っていう意味です。

これは、現当主のミッシェル・ガヨさんが子供の頃、兄弟達とドメーヌの前に広がるブドウ畑で遊んだ思い出に因んでいるそうです。
「遊び場のブドウ畑は無限に広がっていた」
その思いをワインの名前にしました

こんな素敵な遊び場なら日が暮れるまで遊べそうですね ↓

クロワ・トレシャン1.png

ご当主 ↓

クロワ・トレシャンimage-4.1.jpg

さて、紹介したクレマンですが、手摘み収穫でもちろん瓶内2次発酵瓶熟成12-16ヶ月と本格的です

長めの瓶熟でいい香りがします
シャルドネの酸もありますが、シャープ過ぎず、キレがあるというよりは、ややふくよか
そういうシャルドネの方がてんちょは好きですね

泡の細やかさや余韻の長さは文句なし

しかも、そこそこお値打ち
いい事だわ

ブルゴーニュの有名ドメーヌが作るクレマンって、確かに美味しいんですがやっぱり値段も高い
5000円以上しちゃうともう少し出してシャンパーニュにしよかな、となる

そこへ行くと今日のトレシャンなら、税込でも3000円以下です
非常にいいブラン・ド・ブランです

おすすめですよ〜










posted by cave MITSUKURA at 19:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月04日

成人祝にも最適


カーヴミツクラは今日から通常営業(12時〜20時)しております
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。


今日は風が強い、それに店がめちゃくちゃ寒い
福袋の用意をしなきゃいけないんですが、あまりに寒くて動く気がしない…
瓶が冷たすぎて触りたくないし【切実】



今日と明日はまだ入荷がありませんので、既存のワインを紹介します

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シャトー・ラヴィヨット2002

個人的にこういうクラシックなラベルが好きです。

フランス、ボルドーの赤ワインです
産地はメドックの一番北(河口に最も近いアペラシオン)のサンテステフです

ジロンド川って河口に向かって北上してますので、川下の産地って北になるんです。
オーメドックでも一番川下にあるAOCがサンテステフで、ここは河川が運んだ土砂が堆積する土地(ジロンド左岸)の中でも粘土質が多く、しっかりした骨格に重厚な中身が伴うフルボディの赤ワインの産地として有名です

地図は自分で見たまえ

サンテステフの筆頭は2級のコス・デストゥルネルかな。
一番知名度が高いのはやっぱり3級のカロン・セギュールでしょう

2級のモンローズや4級のラフォン・ロシェはイギリスで人気が高いですね。
ブルジョワクラスのオー・マルビュゼも評価が高い。
そう言えばコスの所有のシャトー・ド・マルビュゼはとんと見かけませんが、今はどうなっているんだろう??

今、登場したシャトーが全部分かる方、飲んだ事ある方はサンテステフ通ですな

それに対して、今日のラヴィヨットかなり小規模なシャトーです
所有畑は12a、これくらいだとブルゴーニュやシャンパーニュの家族経営のドメーヌでもやや小さい方です。
HPもありませんね…

場所は格付けシャト―が並ぶD2道路よりも少し内陸にありますが、周りをブドウ畑に囲まれた日当たりの良さそうな場所です。
シャトーの前の通りがラヴィヨット通り(セカンドのアイヤンも近所の地名)と言うので、同じ由来で命名されたんでしょう。
しかし、グーグルで見てもシャトーには看板すらないですが。

このラヴィヨットは1962年に現オーナーになっており、以降多くの改革を経て「復活」したと言われています

当初は悲惨な状態だったらしいです
60年代は今とは大違いでワイン作りに精を出してる人(蔵)は少数派で、所有者の多くはついでにやってる、おまけの事業みたいなもんだったんです。
サンテステフを名乗る事が出来ればそれなりに箔が付くはずなんですが、そう言うのが意識されるのは80年代の後半からかなぁ…
今では信じられないですが。
高々、60年程でワインを取り巻く環境はこの変わりようです

それが見事なまでに美味しいワインになって入荷しています
セパージュは詳しくは不明(情報なし)、
作付け面積はカベルネソーヴィニョン67%、メルロー30%、プティヴェルド3%

おそらく、最初は黒々としたどっしりタイプだったんでしょうが、熟成を経て今では柔らかになっています
もう強い感じはありませんが、香りがいいですよ

複雑で変化に富んだブケ、熟成したからこその香りがいいなぁ
やっぱ、メドックはこうであって欲しいですね

何と言っても2002年は今年で20年の熟成です

成人式の御祝にもいいですね
って、今年の新成人って2002年生まれな訳?

税込3200円、お手軽に「古酒」として楽しめます。

ただし
が結構ありますので、気をつけてくださいね

・出来るだけ飲む当日に持ち運びしない
・サーヴは出来ればパニエを使う(ボトルを何度も傾けるとすぐに濁ります)


ちょっと注意が必要ですが、ワインは間違いありません












posted by cave MITSUKURA at 15:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする