今日は外はそこまで寒くないかな、とおもったものの、やっぱり店内は寒い

去年に比べて今冬は寒い

今日から仕事始めの方が多いと思います、車も多い

お正月気分から脱却しないといけませんが、てんちょのお正月はただの3連休だった様に思う

昨日のネットニュースで、ジーマが終売になるかも、と知って驚き&懐かしい気持ちになりました

ジーマ、若い方はもしかして知らない?
これです ↓

少し甘いお酒、しゅわしゅわ。
終売かも、と言うのは輸入販売を行う日本法人のモルソン・クアーズ・ジャパンが12月31日で事業終了しているからなんですが。
もしかしたら他の代理店が引き継いで販売継続する道もあるかも、だそうです。
てんちょはジーマよりもクアーズが久しぶりに飲んでみたいですね

今も同じ味だろうか。
全然見ないのですっかり忘れてました。
若い時分はツヴォルグとか、意味もなく好きな振りをしてたなぁ

いや、当時はなんだか北欧ビールがかっこよかったんですよ。
業界ではワインの値上げがじわじわ続いています

どこもかしこも1月1日からの銘柄や、4月1日からの銘柄、ヴィンテージが新しくなると同時に一気に値上がりする銘柄…
そして人気銘柄は品薄で。
もちっと、いい話はないんかい

では、店頭のとても美味しい泡を紹介します

ラ・クロワ・トレシャン クレマン・ド・ブルゴーニュNV ジャルダン・デ・ザンファン ブラン・ド・ ブラン

ちょっくら長い名前ですが、
読んでいただいた通り、ブルゴーニュのスパークリングワインです

白の辛口。
ブラン・ド・ブランなのでアリゴテやピノ・ブランも使えますが、今日のはシャルドネ100%です

作り手のクロワ・トレシャンは1967年創業の家族経営のドメーヌで、ボジョレーにあります

19世紀には既にボジョレ南部に居住していたガヨ家の子孫の蔵です。
祖父が持っていたブドウ畑を元に、現当主の両親(二人とも醸造家)がクロワ・トレシャンのドメーヌを買い取ってスタートしました

ドメーヌの名前になっている「トレシャンの十字架」が立つ場所には謎が多く、異なる3つの由来?が語り継がれているそうです

一つは、この十字架は3本の堅牢な樫の木によって守れらていた。
二つ目は、元の所有者の犬が遊ぶ場所だった(てんちょ:この伝承って要る??)
三つ目は、18世紀末にあった戦争で3人のオーストリア兵がこの場所で殺害された
うーん、その言い伝え、なんだかね…

いずれにせよ、トレシャンの名前は3から来たのだろうと、そう言う事らしい。
現在の十字架はドメーヌの買収後に再建されたもので、樫の木も十字架も当初は取り壊されて、建ってなかったそうです。
ドメーヌは北部のクリュボジョレーの地区ではなく、もっと南部のヴィルフランシュ・シュル・ソーヌの南にあり、そこからだとマコンへ行くよりもリヨンへ行く方が近いような場所です。
ここ ↓

本当にボジョレーって広大なんですよ

クロワ・トレシャンでは今日のクレマン以外にも、ボジョレーの赤白ロゼ(赤はプリムールも作っています)、ブルゴーニュの白を生産しています

所有畑は全部で17haほど、中堅ドメーヌと言った感じ。
樹齢は15年から40年。
ドメーヌの周辺、グラーヴ・シュル・アンス(地名)とポミエ(同じく地名)の区画が中心だそうですが、南ボジョレーの地名はさっぱりわかりませんねー

地図には確かに書いてあるけど、南部ボジョレーでこれまで細かい地名を調べた事がなかったです

こんなに綺麗な場所です ↓

HPより、以下同様
やっぱ、ボジョレーは時間をかけてちゃんと行かねば

ブルゴーニュ・ブラン以外のワインには(今日のクレマンも含めて)、ジャルダン・デ・ザンファンと言うキュベの名前が付けられています

子供達の庭、っていう意味です。
これは、現当主のミッシェル・ガヨさんが子供の頃、兄弟達とドメーヌの前に広がるブドウ畑で遊んだ思い出に因んでいるそうです。
「遊び場のブドウ畑は無限に広がっていた」
その思いをワインの名前にしました

こんな素敵な遊び場なら日が暮れるまで遊べそうですね ↓

ご当主 ↓

さて、紹介したクレマンですが、手摘み収穫でもちろん瓶内2次発酵、瓶熟成12-16ヶ月と本格的です

長めの瓶熟でいい香りがします

シャルドネの酸もありますが、シャープ過ぎず、キレがあるというよりは、ややふくよか。
そういうシャルドネの方がてんちょは好きですね

泡の細やかさや余韻の長さは文句なし

しかも、そこそこお値打ち

いい事だわ
ブルゴーニュの有名ドメーヌが作るクレマンって、確かに美味しいんですがやっぱり値段も高い

5000円以上しちゃうともう少し出してシャンパーニュにしよかな、となる

そこへ行くと今日のトレシャンなら、税込でも3000円以下です

非常にいいブラン・ド・ブランです

おすすめですよ〜