2022年03月30日

ラングドックセミナーのおすすめワイン


今日は暑いくらいの日差しの名古屋です
花粉がめっちゃんこ飛んでますが(「めっちゃんこ」って死語?)


明日で3月も終わりますね、早いなぁ・・・
4月にはセールやろうかなと思っていますが、なーんにも準備してなくて
これから頑張ろうかな、と
どーしよ



今年度最後のブログは、このワインを紹介します
先日のセミナーでもとても好評でした。

ジェラール・ベルトラン ワイン6.jpg

ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ グランヴァン・ルージュ2018

フランス、ラングドックの赤ワインです
AOCラ・クラプ

凝縮したフルボディです
セパージュは、シラー60%、ムールヴェドル19%、グルナッシュ12%

ラングドックの巨大ワイナリーグループを持つジェラール・ベルトランさんは、元ラグビー選手でフランス代表にも選出された有名選手です
彼は父親がワイナリーのオーナーだったこともあり、引退後はナルボンヌ近郊のブードゥナックにある、そのワイナリーに戻ってワイン業に従事する事になりました。
そこは、シャトー・ド・ヴィルマジューというドメーヌでAOCコルビエールに属しており、現在でも生産を続けています。

ベルトランさんのお父様のジョルジュさんは残念ながら彼が22歳の時に鬼籍に入ってしまったのですが、ジェラール氏が今でもその意思を着実に実現させているのは間違いないでしょう

ジェラール氏は27歳の時に、自家ドメーヌも含めたジェラール・ベルトラン社を設立、安ワインの産地と言うレッテルから脱却すべく精力的に周辺ドメーヌを買収し、
土地の特質を反映したワインファンが探し求めるようなワイン作りを進めます

ラングドックワインの評価を高めた功労者として、現地では大変尊敬されているそうで(情野さん話)、こういう過程はバローロやプリオラートでもそうですが、実際に畑仕事をしてブドウといつも向き合ってる生産者だから出来る事なんだと思います

現在、傘下には16のワイナリーがあり、その内半分以上でビオディナミに転換していて、今後は100%を目指しています。

このビオディナミに関して、セミナーでの情野さんのお話しでとても印象に残った事があります

ジェラール・ベルトランがビオディナミに転換したのは、ワインを美味しくするためではない。
自然を子供たちに残していきたいと思ったからだ。


これは、ビオディナミやオーガニックを安直に健康志向に結び付けている人には是非考えて欲しい意見です

実際、健康第一ならお酒飲むのはやめた方がいい人も多いし、コンビニや携帯電話が日常にある我々の生活で、何故ワインだけを取り上げて「健康」「健康」って言うのか不思議でなりません
無農薬なんてそう簡単に言えません、やる苦労は大変です

これまで一度も風邪薬を飲んだ事ない方や、病院に行った事ない方ってまずいないと思います。
例えば、ソーセージに添加するソルビン酸ボツリヌス菌の発生を抑制するので、これによって食中毒が劇的に減ったのは事実です。
農業に過度な農薬はやめた方が良いと思いますが、なんとなくイメージだけで言ってる人が多いような…

化学物質を極力排除する生活を否定はしませんが、不便や苦労もそれなりにあるでしょう。



さて、今日のワインですが、
シャトー・ロスピタレDOラ・クラプと言う産地を名乗っています

ラ・クラプと言う場所は、地中海に近い場所です。トー湖があるマイセイヤン周辺です。
(マルセイランと言う品種の元ですね、前に書いたの覚えてますか? マルセイユではありません)
元々はだったのが陸続きになった場所で、国定の自然公園の中にあります。
それだけに、新しくワイナリーを建設する事は許可されません。

シャトー・ロスピタレがあるのはナルボンヌの南 ↓

ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ場所.png

こんなドメーヌ ↓

ジェラール・ベルトラン シャトー・ロスピタレ.jpg
HPより、海がきれい

ホテルやスパもやってます
行ってみたーい

元々13世紀にはナルボンヌのホスピス(療養所)として開設した建物で、ジェラール氏はここを2002年に取得。
ワイナリーだけでなく、ここを地中海リゾートの中心地にしようと3つ星ホテル、スパ、芸術祭、ジャズフェスの開催等、色んな事をやっています

畑は南からの暖かい海風が当たり、北からの冷たく強い風は周辺の木立や断崖が防いでくれる最高の立地にあります
畑で完熟したブドウは丁寧に選果され、除梗した後、品種ごとに醸造されたワインは、12〜16ヶ月小樽で熟成されます。

今日のワインはとてもリッチなフルボディです
そして強く濃いワインですが、非常に上品なので疲れない所が最大の魅力です

シルキーと言う表現がテイスティングでもされていますが、なめらかさがとても飲み心地をよくしています
それぞれのブドウのバランスもいい。
タンニンもあり、酸もあり、豊かな果実味もあり、それもいいバランスなのが最高です

2年半前より確実に美味しくなっていますね〜

アルコール度数は15.5度もありますが、以外とそう思わずに飲み進められます
緻密ですが、上品で繊細。
ちょっと二律背反的。

こういうラングドックばっかりだったらいいのにな〜


今日のワイン、とてもおすすめです

今なら、定価(参考上代価格)5500円ですが、セミナー特価で、誰でも3960円税込です

4000円なら出してもいいと思いませんか、損しない素晴らしいワインです

個人的には濃紺のキャップシールと古典的なラベルも好き







posted by cave MITSUKURA at 18:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月27日

ボルツァーノってどこか知ってますか


花粉はよ終わってぇ
戦争反対 нетвойне
コロナももういいでしょ


先日書きましたイタリアワイン産地ガイドを読んでいますと、
これ ↓

B0AD2E8A-15EC-4AA1-ABD5-8999E77954DC.jpg

こんな呼称あったっけ??
これはどこらへん??


と、なる事が多い
厳密に表記すると呼称の数ってすごく多いのです。
DOCは知らない名称も多い…

それから、地図が等高線アリの地形図なので街の場所を分かっていないと、まるで火星の表面を見ているかのような錯覚に陥ります
道路や市街地は強調されていないので、全てが原生林野生の大地みたいに見えるんです

読みごたえは十分、一度に読破は無理なので少しづつ進んでいきたい。



と言う事で、今日はイタリアワインを紹介します
前にもしてるかも。

4782C2BE-E031-477E-B8F3-442A31B137F9.jpg

カステル・ザレッグ スキアーヴァ ビショッフスライテン2019

イタリアの北東、トレンティーノ・アルト アディジェ州の赤ワインです
スキアーヴァ100%

この聞きなれない品種は、この地方の土着品種で大戦前までは広く栽培されていたようですが、現在ではかなり生産は減っています。
北の産地にあって、土地の黒ブドウの中でも最も色づきが薄い品種で、酸味も豊かなので、昨今の甘くて濃いまろやかワインが人気の市場では受けないからかもしれません。
それでもアルト・アディジェ地方では2番目に作付けの多い品種です。
(因みに1位はピノ・グリージョ、3位はゲヴェルツトラミネール)

透明度の高い外観で(向こうが透けて見える最近では珍しい赤)、アセロラの様な甘酸っぱさが魅力です
周りはどれも濃くて強いワインばっかりだし、まろやか甘いのにも飽き飽きしてるので、こういう存在は貴重です

ワインだけで飲むよりは食事に合わせて100点にする、古き良きイタリアの食卓にピッタリです
こういう考えは大事、ワインだけ、食事だけ、ではなく合わせて相乗するような関係は素晴らしい物があります

せっかく産地ガイドもある事ですし、アルト・アディジェのワイン産地を簡単に勉強しましょう

トレンティーノ・アルト・アディジェ州はイタリアの北東に位置する海のない州で、北西ではスイス、北はオーストリアに接しています。
ここ ↓

200px-Trentino-South_Tyrol_in_Italy.svg.png
wikiより

第一次大戦まではチロル(南チロル)と呼ばれ、オーストリア・ハンガリー帝国に属していました。

ワイン産地としては、
北部のアルト・アディジェ
南部のトレンティーノ

に分かれております。

trentino.gif
イタリアワイン事典より

今日のワインは北部、アルト・アディジェ地方に属します。

トレンティーノ・アルトアディジェ州にはDOCGは無く、北部のアルト・アディジェ地方には2つのDOCがあります。
代表的なDOCアルト・アディジェ(スドゥチロルと名乗っても可、今日のワインはこれです)、その内部に点在するような小さな産地のDOCラーゴ・ディ・カルダロです。
ラーゴ・ディ・カルダロはとても生産が少ないので、見る事は少ないでしょう

もうこの「聞いた事ない地名」で、かなり理解が妨げられるという感じです
行った事ない場所は地図を何度も見る必要があります。

そして州の大部分をカバーするDOCヴァル・ダルジェ(アルジェ谷)という呼称もありますが、これはレジョルナルみたいなもので、あまり高級品にはならないようです。

更に、このDOCアルト・アディジェ(南チロルって呼び名もいいのは分かったけど、全然違う呼称になるじゃないですか、いいのか)7つの地域に分けられていますが、かなり細かくて大変なので今日はこれ以上は割愛します。

…多分、細かい地名がちんぷんかんぷんな方が多いと思います
↑てんちょです。

DOCアルト・アディジェの後に、テルラーノイザルコ等の詳細地名を付けてもいい事になっていますが、認められている名称の全容がイマイチ分かりませんね

勉強すると疑問が増えるんですよね

ワイン産地ガイドに文句言っても仕方ないんですが、概要を理解しての詳細ガイドだとは思うんですが、そもそもの概要がおおざっぱすぎる物が多い
もう少しフォント小さくていいから、州の概説は各項の冒頭には欲しかった…
あと歴史的な背景も解説が欲しい。
まぁ、地理に特化したワインガイドとしてはとても重宝です

全然アルト・アディジェの解説になっとらんがね

…お客様にはアルト・アディジェって産地呼称があるって事が分かってもらえばいいかなぁ
そのくらいはご存知の方が多いかな。


しかもね、
今日のワインはDOCアルト・アディジェなんですが、重複してDOCラーゴ・ディ・カルダロも名乗ってます

1214B111-95C8-4CD3-912D-A69FFFF79BBE.jpg

D14BFA3E-18FB-4708-84D9-E5B0B70AEF22.jpg

いいんだ

フランスワインで、ポイヤックがメドックと二つ名乗るような感じ。

因みに、丸いシールはkaltereresee DOC(カルテレルゼー)と書いてありますが、これはドイツ語でラーゴ・ディ・カルダロを差すそうです。
なんでここだけドイツ語残ってんの?
それも謎だ。


…うーん


生産者のカステル・ザレッグは1851年からこの地でワイン作りをする名門で、元はオーストリア大公が所有していました。
現在でもオーストリア人のクウェンブルグ伯爵家が所有していて、土着の伝統を大事にしつつも世界市場を見据えたワイン作りを進めています。


ワインはおすすめです
北の冷涼系、繊細スタイルでアルコール度数13度で安心です。

突出した存在ではありませんが、綺麗な酸味のあるワインって、これがあるやん、って思った
優しいですが。


今度余力があったら、このワイナリーをちゃんと取り上げたい
今日はもうこれでごめんなすって。





そう言えば、
エリオ・アルターレのバルベーラ・ダルバ2020ですが、
こちら ↓

48B74EEF-9975-4E06-9B9C-0C89A98758D3.jpg

非常に美味しかったです

しかし、よくあるバルベーラとは全く違って、かなり凝縮したフルボディでした。
タンニンが感じられて、「フルーティ」とは言い難い濃さです。
アルコール度数も15%ですし。
外観も黒い、上品ですが強いワインですね、バローロと同じ造り、って言うのがよく分かります
流石の一流生産者です

こうなるとドルチェットも飲んでみたい









posted by cave MITSUKURA at 15:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月26日

広いラングドック理解できたでしょうか


春の雨
名古屋はそこまで嵐ではなさそう、風は強めですが。

フランスでも気温が上がってブドウ樹が眠りから目覚めだしました ↓

7C9C2DF9-1F07-4251-8D54-5E13D50A0D10.jpg
モンジャール・ミュニュレSNSより

樹液が回りだして、剪定した枝先からぽたぽた流れています
ぼーぬでも最高気温が20度くらいになっています。

これからどう気温が上がるのか、がどうなるかも心配ではあります

頼む、2022は豊作でお願いします



水曜のジェラール・ベルトランセミナーに参加してくださった皆様、ありがとうございました
都合が合わなくて参加できなかった方もまた次の機会があれば是非お待ちしております

IMG_1510.jpg

充実した内容のいいセミナーでした
流石、情野さんのお話は楽しくて勉強になります

2年半前とはワインの印象も少し違っていました
一段と良くなってます。

赤はフルボディでハイアルコール(14度や14.5度)でも、とてもエレガントで疲れません
果実味とタンニン、酸味のバランスがすごく良かったです

白もしっかりした黄金色で、よく冷やしてもいい香りと余韻で楽しめました
ロゼも夏向きの爽やかさがいい印象です

DOマルペール、やDOラ・クラプって聞いて、すぐにどの地域か分かる方はそうはいないと思います
それだけに、具体的なラングドックのAOCを身近に感じてもらえたら嬉しいです。
次のセミナーの企画もありますので、また案内します〜


…セールの準備もしなくちゃね









posted by cave MITSUKURA at 16:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月23日

珍品ムルソーもどき


ここ数日、肌寒い日が続きますが、それでも春の陽気になって来ました
春眠暁を覚えず、って感じで寝ても寝ても眠いZZZ


今日はジェラール・ベルトランセミナーです

ジェラール・ベルトラン 試飲ワイン.jpg

おかげさまで満席になりました。
情野さんのお話しが楽しみです



店頭には珍しいブルゴーニュの白ワインが入荷して来ました

48F57D02-3E90-4CA2-B98A-87D814B77D2B.jpg

ピエール・モレ
ブルゴーニュ・シャルドネ1998 & ヴァン・ド・フランス 298


ピエール・モレはブルゴーニュ、ムルソーの作り手としてとても有名ですし、人気もありますのでご存知の方が多いと思います

ここはブルゴーニュでも18世紀に遡る歴史を持つモレ一族の一つですが、コント・ラフォンの小作人であったり、その後ルフレーヴの醸造長を務めたりと、当主のピエールさん(とその父親)の代で知名度が上がりました
現在ではピエールさんの娘さんもドメーヌに入っていて、一緒にネゴシアン部門のモレ・ブランの経営も行っています

生産するワインはドメーヌ、ネゴスどちらもムルソーが中心で、最近の値上がりを考えると、比較的リーズナブルに買えて品質がいい、とてもおすすめなワイン達です

そんなピエール・モレですが、今日は蔵出しの貴重な98年珍しい遅摘みワインが入荷しました
どちらもドメーヌ物です。

98は3本しかありませんが、5000円以下なので狙い目です
状態はとても良さそうです、正規品ですし安心です

そして、注目すべきは298です

このワインはドメーヌのシャルドネから作られる甘口ワインで、ヴァン・ド・フランス(テーブルワイン)となっていますのでヴィンテージ表記がありません。
(2018年のシングルヴィンテージですが)
これまでに1度だけ生産された、珍しい取り組みのワインです。

ラベルの298は1年365日の298日目に収穫した事を表す数字で、298日目と言うと、10月25日です
通常の収穫よりも2ヶ月も待ってからの収穫です。

が、気候変動で遅摘みは非常にリスクが高くなっています
例えば、気温が夜になっても思うように下がらずアイスワインの生産は消滅しかけていますし、収穫の直前に雨が降ったりすればせっかくの我慢もおじゃんです
そこを2ヶ月も辛抱するって、いったい何があったんでしょう??

遅摘みの成果で、残糖60g/Lの甘口になっています
(EUの規定では、50g/L以上が甘口)
でもね…
アルコール度数は14%もあります

結構ありますね…

ここまでしっかり発酵しても60g残ってる、と言う事でブドウの登熟度は高かったんでしょう
綺麗な黄金色です

価格はモレのムルソーと同じくらい。

甘口のシャルドネ、ボングランのキュヴェ・ボトリティスやルヴルテが非常に美味しかったですが、
モレも期待できますね

珍品シャルドネ、いかがでしょうか??






posted by cave MITSUKURA at 15:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月21日

お勉強タイムも重要です


今日はお彼岸、もう一年の4分の1が終わってしまったとは恐ろしい


信頼してるワインライターさんがオススメしていたので、買ってみました

B0AD2E8A-15EC-4AA1-ABD5-8999E77954DC.jpg

イタリアワイン産地ガイド
地図で分かるDOCGとDOC


光ってるのはカメラと店内照明のせいです、ごめんなすって

イタリアワインの勉強、さっぱりしておりませんで
たまにはちゃんと勉強しないとね、と言う事で

現在の全てのDOCGとDOCが載っています
全ページカラーっていうのもいいですね。

イタリアは土着品種が多すぎるのと、DOCもかなり沢山あるので名称を覚えるだけでも大変です
それだけに、全てを網羅して解説している日本語の書籍は皆無だった(はず)ので、この本はとても頼もしく、ありがたい存在です
それを生かせるようにちゃんと読み進めようと思います。

…バラバラっと見た感じでは、かなり詳しいです。
大体の地理やワインヒエラルキーを理解してる前提でないと、いきなりは難しいかもしれません
そのぐらい踏み込んだ地図と解説がありがたいです

アオスタの詳細地図や、エオリアの群島の解説なんてまずお目にかかれません。

最近は特にワイン関連の出版は減少していますし、
イタリアワインを愛する方にはオススメですよ〜

最強のワイン通には、知識と経験の両立が欠かせませんが、これが言うほど簡単ではないのは皆様が良くご存知の通りです






posted by cave MITSUKURA at 15:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月20日

春のシャルドネ堪能しました


気温が少し落ち着いてますが、快晴の名古屋です
花粉もどっさり

また東北で地震…なんであっちばっかり、気の毒すぎる。
南海トラフの地震もいつかは起こりますよね、何の備えもしていなかったてんちょですが多少は考えてます



昨日はお客様が何年かかけて集めたエチエンヌ・ソゼ会を開催して、その恩恵にあずかりました

4A1B17B3-CBD8-46D3-85D8-5CD6FEC0876B.jpg

素晴らし―
ソゼの良さが一層わかった気がする

コンディションも良くて、どれもすごく美味しかったです
おまけにポマール2011までいただいて完璧な夜だった

各ヴィンテージを考えながらじっくりワインと向き合うのも良し(この集中力はとても重要)
楽しく飲むだけでも良し

ポール・ブランク縦飲みの野望も実現しそうだし
レストランにもゆっくり出かけられそうだし

春っぽく浮かれて行こう〜




posted by cave MITSUKURA at 14:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月18日

エフ来た


今日を入れてあと4日の我慢でやっと蔓延防止措置が終わる

長かった…2ヶ月
もう夜飲みに行く人いなくなるんじゃないかってくらい、夜の街が死んでました
これで早々にコロナが収まって、ウクライナも停戦して、ってなっても世界がまた前みたいに動き出すにはまだ1年くらいかかるんだろうな



新しいワインがちらほら入荷していますので、順番に紹介します
今日はこれ。

034B4277-F1A4-491D-854E-5F065273CCEC.jpg

57A3AE40-B06B-4E96-B07E-7A75C1DAEF14.jpg

ポール・ブランク ピノノワール2018 &ピノノワール「F」2015

アルザスのポール・ブランクより、赤ワイン2種類です
どちらもピノノワール100%

ずーっと、この「F」の入荷を待っていました。
コロナの影響もあり、全然入荷してこなくて(売れてないのね)、何年振り?の入荷です。
しかも、前のヴィンテージは2012なのに、2015が入荷。
13、14は買えなかったんだなぁ、残念

ラベルのデザインも変わりました。
左のレジョナルクラスのラベルがポール・ブランクの定番ラベルです。

ポール・ブランクはフランス、アルザスの中心地であるコルマールからすぐの、カイザーベルグにあるドメーヌです

A91F8DCF-9825-4900-849F-1B5CC3698AB8.jpg
いい眺め
生産者SNSより

リクヴィルやリヴォーヴィレ等の村も近く、有名なグランクリュがひしめくいい場所です。
1900年代の初頭からシュロスベルグ(アルザスで最初のグランクリュ)を所有している一族で、現在はフィリップさんとフレデリックさんの二人(いとこ同士)で運営されています。
家族経営ながら5つのグランクリュを所有する中堅ドメーヌです

このポール・ブランクを他のドメーヌとは違う存在たらしめているのが、今日の「F」です

ご存知かと思いますが、アルザスのグランクリュは全て白ブドウに限定されており、赤のグランクリュというワインは存在しません

例えば、前述のグランクリュ第1号のシュロスベルグでは、植樹は
リースリング 76%
ピノ・グリ 10%
ゲヴュルツトラミネール 13%
ミュスカ 1%
となっています。

また、最も南に位置するグランクリュ、ランゲンでは、同じく
ピノ・グリ 57%
リースリング 32%
ゲヴュルツトラミネール 10%
ミュスカ 1%
となっています。

アルザスは北の産地なので、昔は圧倒的に白ワインの方が優れていました
赤は色づきが悪く、完熟しない事も多かったために美味しいワインになる事が出来ず、AOCの制定以前でも歴史上では度々黒ブドウの植樹が禁じられていたほどです。

そんな中で、1900年の終わりになってポール・ブランクでは特級フルシュテンタムの中の一部の土壌に目を止めます

先代当主のマルセルとベルナールの兄弟はボルドーやブルゴーニュでも経験を積んで、赤ワインの醸造についての知識を高めていました。
彼らはピノノワールから高貴なワインが生まれる事を熟知していたので、自分達の所有する区画でもピノノワールに向いた場所がある事に気が付き、実験を重ねます。
これが35年以上前。
10年間、醸造を繰り返し、低収量でやっと納得のいくワインが出来たのがこの「F」です

赤ワインであるためにグランクリュのブドウ100%であるにも関わらず、
グランクリュと言う言葉も、フルシュテンタムという区画名も使えません
そこで、「F」と頭文字だけを付けてワインを販売しています

フルシュテンタムの畑は斜度が30度前後もあって、作業がかなり大変です
水はけは最高ながら、薄い表土で作業効率も良くないでしょう。
収量は25hl~39hlというブルゴーニュのグランクリュ並みの少なさ、かなり前からビオディナミに転換し、自然酵母だけで発酵・醸造を行っています。
酸味を上手く残し、過剰なタンニンの抽出を避けて早めに可否を引き上げています。

そうして出来た赤ワインは、ここ何年かではかなり濃厚なフルボディになっています
2009年以降は特に濃い目。

やっぱり暑いんだろうなー、と思える濃さです
昔の「日照が足りない」、なんて嘘じゃなかろうかという程。

しかし、流石の洗練度です
ピノノワールの良さを生かした品のある作りです。

このワイン、ずーっと好きで飲んできましたが、ここいくつかのヴィンテージでは、その濃厚さにちょっと戸惑いもあったかも
2015年も例外ではないでしょうが、これもやはり飲んでみない事には。
アルコール度数は13.5です(ほんとかな)

一緒にレジョナルクラスの2018ピノノワールも入荷してきたので、持ってる在庫と一度縦飲みしないとね

アルザスのピノノワール、ブルゴーニュ好きにも評判いいので、飲んだ事ない方は是非お試しください
白なら伝統料理のシュークルートに合わせるのが楽しそうですが、赤はカモやマンステールなどしっかりした物に合わせても良さそうです


お値段はブルゴーニュ・グランクリュの10分の1もしません(どのGCと比べるかにもよりますけど)
一葉さんでは買えないけど、試す価値は大いにあります。
















posted by cave MITSUKURA at 19:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月16日

過渡期の要確認ワインです


昨日の書きかけに加筆しています

ここんとこ、すっかり初夏の気温ですね
昼間は暑いくらい。
東区のオオカンザクラももう開花しています
今日で3分咲きくらいでしょうか


今日は出勤前に業界向けの試飲会に行ってきました
120本弱もあって、とても有意義な試飲になりました。

2AAB290B-04B2-407B-83FA-284CB1749283.jpg

知ってる銘柄が多かったですが、新しいヴィンテージの確認もできたし、いい発見もありました
花粉で多少下がり気味ですが、まだそこまで重症じゃない。


それとは別に午後からオンラインセミナーがあったんですが…
忙しくてほぼ視聴できず
仕方ないですが…残念 お客様に沢山ご来店いただけるのは嬉しい事です


と、
昨日、ここまで書いて挫折。

昨日書くつもりだったので、今日はこのワインを紹介します

49A78EDD-C633-4F50-BCC4-F70AE23F1FAE.jpg

ビンテージは裏 ↓

4D6C4D9E-4FF8-4F9D-87AC-81926137F39D.jpg

フィリップ・パカレ コート・ロティ2018

ついこの前、最新のヴィンテージ2019が完売しましたが、ファーストヴィンテージの2018が再入荷
もう少ししたら2020が入荷してくるでしょう(各社、輸入は遅れてますが)

フランス、コートデュローヌの赤ワインです
シラー100%

作っているのはブルゴーニュ自然派ワインで人気のドメーヌ、フィリップ・パカレです。

パカレはマルセル・ラピエールの甥で、ジュール・ショヴェに自然派ワインを1から教わり、まだ若いうちから初代プリューレ・ロックの醸造家として注目を集めました
その後、2001年に自分のドメーヌを立ち上げ現在に至りますが、最近ではブルゴーニュだけでなく、ローヌワインも作るようになっています。

ローヌワインを最初に作ったのは2016年、コルナスですが2019は作らなかったのでしょうか?
入荷案内もなかったです。
その代わりにコートロティをたった3樽分だけですが作りました。

白のコンドリューも人気がありますが、いつも販売と同時に売り切れ。
再入荷なしです

ローヌワインの醸造には友人のエルヴェ・スオーの設備を借りたそうですが、この生産者コルナスからかなり奥地に行ったアルデッシュの山奥にあるので、そこからまたブルゴーニュへとワインを運ぶのも大変じゃないでしょうか…
てんちょ、この方のドメーヌはコンドリューにあると思ってましたが、全然違った

コートデュローヌと言う広大なワイン産地の最も北に位置するコートロティですが、面積はとても少なく、急斜面にへばりつくような過酷な環境のブドウ畑ばかりです。
コートロティ=焼ける丘、の名前の通り強い日差しがブドウ樹を照らし続けます
日本で名付けるなら、焼けヶ丘、とか燃えヶ丘とか、かなぁ

ブドウはシラーが主体、ヴィオニエを10%だけ混ぜてもいい事になっていますが、最近はシラーだけで作る人の方が多い。

全ての畑はローヌ河の右岸にあります(午後の日当たりが良く、斜面のブドウ畑は大抵南または南西向きです)
急斜面では機械が使えず、全ての作業は人力&手作業になるために労働もかなり大変です

その強い日差しに耐える品種がこの地に特有のシラーです
スリーン(セリーヌ)とも呼ばれるこの品種は、ペルシャやシリア等から伝来したものと考えられていましたが、DNAの分析などが進むとサヴォワやアルデッシュが原産であることが分かりました。
正にローヌの地場品種だったのです

日差しには耐性があるものの、登熟が早く収穫に適する時期が短いため注意が必要らしい。
難しいのね

今ほど暑くなかった時代には、日差しを一杯浴びてタンニン豊かに育ったシラーの凝縮感がとても人気だったんです
北の産地ではとても真似できないスタイルだったので。

なので、コートロティは、ギガルの単一畑に代表されるような、真っ黒の渋々フルボディが知られたスタイルかと思いますが、
同じフルボディでもパカレはだいぶエレガントです

樹齢50年は関係なさそう。
全房発酵だから?

まー、黒いには黒いですが

なんせ、ピエスで3樽(228L×3=684Lできっちり作ったとして912本)しかないので、2018が再入荷するとは思いませんでした
4本だけですが…

2020年が入荷したら飲み比べしたいところですが、それまで残ってるかどうか分かりません
クロドヴージョ2018が6万円以上する事を思ったら、こっちを買った方が個人的にはおすすめです。
パカレなら諭吉と一葉さんが一人ずつで足ります。

なんだかPCの動きが遅くて???
もう少し書きたかったけど、今日はもうさようならです。














posted by cave MITSUKURA at 19:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月13日

泡のないシャンパーニュ


今日は名古屋ウィメンズマラソンの日でしたね
気温高くて、ランナーの皆さん大変かも。
大きな道路があっちもこっちも渡れなくて、一年に一回だけ歩道橋を使う日だ。



先日飲んだルネ・ジョフロワ コトーシャンプノワ赤NV会心の香りで、久しぶりに感動しました
 
F9C463D7-DC18-4528-94DE-EA34EE2DECA0.jpg

5つ程度の複数ヴィンテージのブレンドですが、非常にいい香り
外観は透明度の高い赤い液体です、果実味と酸のバランス、余韻の長さも完璧。

でも、そう言うのに限って、もう店頭在庫ないんですよね
元々が予約販売だったし‥残念

ここんとこ、いいワイン開けてもどーも満足できなかったので嬉しかった
…贅沢になってますかね

違うコトーシャンプノワにも挑戦したい



と言う事で、今日はコトーシャンプノワを簡単に解説いたします
過去にも何回も書いてますけど、

発泡性ワインで知られるシャンパーニュ地方ですが、法的に認められたAOCは3つありまして、

シャンパーニュ

言わずもがなの名称です。
発泡性のワインの名称で、瓶内二次醗酵で一定期間の瓶熟を経る必要があります。

5つの県にまたがる34000haもの広大な産地をこの一つのAOCがカバーしてるという、とんでもない「産地呼称」ですが、
村ごとに生産が認められるか認可があり(と言っても村も300以上あります)、更にそれが3ランクに格付けされていますので、一応の序列はあります。

グランクリュの村の全ての畑が一流とは言えませんが、シャンパーニュは人為的な二度目の発酵と瓶熟を経るためにブルゴーニュ程の細かい区画の区分はされていません。
同じ理由で収量もボルドーやブルゴーニュのグランクリュと比べると桁違いに多く認められています。
(ブルゴーニュの人気ドメーヌの3倍以上採ってもOK、この辺りは生産者のポリシーにもよりますが)

が、それでも誠実な品質維持の賜物でしょう、シャンパーニュの絶大な人気はコロナでも翳る事なく、順調に復活しています

ロゼ・デ・リセイ

3つの内、2つは非発泡性ワイン(いわゆる普通のワイン)です。
スティルワインっていうのですね

この、ロゼ・デ・リセイオーヴ県のリセイ村を中心とした地域でピノノワールだけで作られるロゼのみに認められた名称です。

かつては格下産地としてブドウの値段も低く買いたたかれていた南の産地ですが、今では沢山の優良ドメーヌがあります
法整備がされる前は、ロワールなど他地域からのブドウ供給に怒った農民が役所を焼き討ちするなどの暴動事件も起きるほどの不遇の地だったんですが。
しかし現在ではオーヴ県はシャンパーニュの生産を支える非常に重要な地域で、大手メゾンはここがなければ生産が立ち行かないくらい依存してるはずです。
ネゴスにとって、今や土地持ちの栽培家には頭が上がらない、立場逆転だ。

ブドウが不作の年には、ちょっと南に行ったオーセロワやトネール当たりのシャブリ周辺のブドウがシャンパーニュになってるんじゃないか、という邪推もあるほど、レ・リセイのすぐ南はコートドール(ブルゴーニュ)です
県境まで車で5分。

リセイもいつか行ってみたい ↓

リセイ村4001000JOH15K026_C.jpg
シャンパーニュ委員会より、他も同様

しかし、なんせ、遠いんですよ
ランスから言ってもディジョンから言っても結構あるので。

樽で熟成中のロゼ・デ・リセイ ↓

リセイ4001000MIG65B004_C.jpg

そして、ロゼ・デ・リセイの評判は未だ大したことないような
生産も増えていませんね。
すんません。
これだ、っていうのに出会った事がなくて。
いいのあったら教えてください

コトーシャンプノワ

説明の順番としては2と3が逆になってる事が多いでしょうけど、今日の主眼はこれなんで、最後に登場。

コトーシャンプノワもシャンパーニュと同様に5つの県全体で名乗れる名称です
ACシャンパーニュが作れるところならコトーシャンプノワも作れます。
しかも赤白ロゼ、全部OK

これまた何でもアリな名称だ

ですが、やはりシャンパーニュでは発泡ワインを作った方が圧倒的にネームバリューがある(つまりお金になる)ので、
わざわざスティルワインを作る人は少数でした
まぁ、そりゃそうだ。

しかし、ここ何年かでコトーシャンプノワの生産量は増加しています
やっぱり暑さが影響してると思います。
そして、各生産者が自社のブドウの品質の証明と、多様性の表現のため、もある。

最も必然の理由は、ロゼ用の赤ワインを確保する必要があるから、ですが


その昔、シャンパーニュ地方は北の産地だった為に黒ブドウが十分色づかない事も多く、赤ワインの産地としては厳しい環境でした。
アルザスのグランクリュにピノノワールがないのも同じ理由です。
冬の気温の低下で発酵が止まり、瓶詰めされたワインが春に再発酵を始めたせいで偶然出来上がったシャンパーニュ、これも北の産地だったから起こった事です。

発泡ワインの製法が確立されると、その独自性でもはやブルゴーニュやボルドーと争う必要がなくなり、我が道を行けばよくなった事もあり、シャンパーニュ地方ではスティルワインの生産が忘れられて行きます
一部の良いピノノワールを持っているアイやブジー当たりの農家が自家製酒としてのスティルワインを作るのに留まっていたようです。

戦後、シャンパーニュが世界中に行き渡ると、優れた生産者は自社のいいブドウを使って伝統回帰に乗り出しました。
こうして生産を再開したスティルワインはコトーシャンプノワとして、ごく一部の人に飲まれる希少ワインとして流通しています


コトーシャンプノワ(と言うか元々のシャンパーニュのワイン)の歴史は、ルイ14世の宮廷(17世紀)まで明確に遡ることが出来ます。
(余談ですし、前にも書きましたけど、太陽王ルイ14世とドンペリニヨンって、全く同じ生年&没年なんです。全然違う生き方の二人ですが、シャンパーニュにも大きな影響がある二人、偶然とはいえこの一致は不思議に思います)

宮廷の美食家として知られた貴族のシャルル・サン・エヴルモンがシャンパーニュの3つの丘のワインを賞賛し、オルドル・デ・コトーと呼ばれ、人気となりました。

その3つの産地は、
アイ
アヴネイ(アイの東に続くマルヌ川の北岸の1級)、
オーヴィレール(ドンペリニヨンの修道院があった村で1級)で、
特にアイは優れたピノノワールの産地として一目置かれていました。

この頃のライバルはブルゴーニュの赤ワインで、どっちがより高貴なワインか、し烈な競争があったようです。

その後フランス革命でその伝統は失われますが、1956年にテタンジェの当時のオーナー、フランソワ・テタンジェがこのオルドル・デ・コトーの伝統を復活させ、コトー・シャンプノワ団体を設立し今日に至ります。

会員4000らしいけど、団体HPには具体的な事が全然書いてない
まちっと、詳しい情報くれたまえ。

コトーシャンプノワは圧倒的にが多く、白やロゼはまれです。
てんちょ、ブジーのエドモン・バルノーでロゼのコトーシャンプノワ買った事がありますが、日本へは輸入無しだった
今でもなさそう。

コトーシャンプノワの生産者は皆さん、ブルゴーニュと比較されることを嫌いますが、
それはそれとして(そして比較したとしても)、とても有意義に楽しめますので、贔屓のメゾンやドメーヌがコトーシャンプノワ作っていたら是非飲んでみるべきです


随分前にコトーシャンプノワ会やりましたが、またやってみたいなぁ〜

8C7AE9B1-1378-4FB8-B037-944D8A03182F.jpg























posted by cave MITSUKURA at 16:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月12日

ルーロ、ごく少量入荷


一気に春の気温になりましたね
でも夜は寒いので着る物に悩みます


店頭にはルーロが入荷して来ました

1B22D7F5-9F87-456B-81FF-D604670FF2F5.jpg
ラップも取らないで失礼

でもね、たったの3本です…
それでも、あんまり買ってないのに3本分けてくれた輸入元さん、ありがとう
…ブルゴーニュはこういうワインばっかりになって来ました









posted by cave MITSUKURA at 17:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月10日

王様の従僕?


外は暖かい今日


今日はこのワインを紹介します

48B74EEF-9975-4E06-9B9C-0C89A98758D3.jpg

エリオ・アルターレ バルベーラ・ダルバ2020

字が多い古典的なラベル、個人的に好きです
この生産者にはファンが多いでしょう

今日のワインは、イタリア、ピエモンテ州の赤ワインです。

生産者のエリオ・アルターレは1970年代にバローロの改革に真っ先に取り組んだ人で、バローロの名だたる生産者を列挙する際にその名が漏れる事はあり得ません

エリオ・アルターレはラ・モッラにあります、DOCGバローロの中心5村では北です。
こんなところ ↓

エリオ・アルターレ14-229.jpg
HPより、以下同様

エリオ・アルターレ14-178.jpg
見事な畑

エリオ・アルターレ13-109.jpg
ご家族、ブドウも綺麗

長い歴史を持ち、王のワインと呼ばれたバローロですが、二度目の大戦後は一気にその名声が下降、名前は知られていても売れないワインとなっていました
ワイン商の言い値で買いたたかれたブドウは大量生産のワインとなっていて、「名声だけ」のいまいちワインの時代があったんです。

それをブドウ農家が自らこのままではいけないと思い、新たな取り組みを始めた結果、今の尊敬すべきバローロの姿になった訳ですが、
その改革の旗手がこのエリオ・アルターレさんです
(そのアルターレでもガイヤを先生としたそうですが)

70年代後半にブルゴーニュへ行き、自分達との違いに驚いたでしょうね
現状を変えるべく、4人の同志と改革を始めたのは有名な話です。
クレリコ
サンドローネ
アルド・コンテルノ
スカヴィーノ


日々、実験的に醸造したワインを持ち寄って議論を重ねたそうです。

まぁ、もちろん彼ら5人だけの力ではありません。
ワイン商に売っていたブドウを自社で醸造、販売するようになった事が最も大きな変化ですが、その為には設備投資の資金を工面したり、販路を自ら見つける必要もあるので、ブドウだけ作っていてもダメなんです。

このバローロ復活の裏にはアメリカでの人気(イタリアワインは色んな銘柄でアメリカの影響が大きい)と、それをプロデュースしたコンサルタントの功労も見逃せません
販売先の目途があれば資金も調達しやすいですし、量が減っても質が良ければその分値上げして売れる、という訳です。

そんな、資金面でもバローロ農家の支えになったのが、今日のバルベーラです



…バルベーラの紹介なのにバローロの話が長すぎましたね


今日のワインはバルベーラ100%、ネッビオーロ100%で作るバローロとは別物です。
でも、てんちょ、まだこれ飲んだ事がありません
もちろん、他のバルベーラは飲んでます。

元々、ネッビオーロは晩熟でタンニンも強く、飲み頃になるまでに時間がかかったために、生産者も長く寝かせてから出荷するようにしていました。
そうするとお金になるまでに時間がかかるので、手っ取り早くお金に変えられるバルベーラドルチェットも農家にとっては経営面でも重要な品種だったのです

また、ブドウ農家は昔から、販売用にはネッビオーロを育て、自家製ワインの為にバルベーラやドルチェットを育てていました
そういう意味では、これらの品種のワインは土地に根ざした、ピエモンテの食卓の定番ワインだったんです。

で、今日のバルベーラ・ダルバですが、製法はバローロと同じです
収穫したブドウはロータリーファーメンテーター(回転式の発酵槽)で3,4日果皮と共に置かれます。
その後、新樽でないフレンチバリックで約5ヶ月熟成。
瓶詰めして出荷されます。

一般的な物では、明るい色合いのミディアムボディのバルベーラが多いですが、アルターレのHPには「フルボディ」と表記されています。
スミレやブラックチェリーの香り、温かみのあるフルボディで軽い酸があり、長く赤い果実感が続く。だそうです。

温かい、って言うのがいいですね

親しみやすいワインだと思います


エリオ・アルターレのワインは今でもやっぱり人気で、バローロを始めランゲでもネッビオーロだと諭吉さん越えちゃいます
そこへ行くと、バルベーラは全然余裕、野口君4人でおつり来ます

ドルチェットも機会があったら買いたいな〜
せっかくならこういう一流生産者の物がいいですよね

あなたもピエモンテの土着ワイン飲んでみませんか??






posted by cave MITSUKURA at 17:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月09日

でっかい正義 大特価


日中の気温は高いはずなんですが店内は寒いまま…
あっれー?
でもまだ花粉もそんなに感じませんので、プラマイゼロかな

ウクライナは一向に停戦、和平となる兆しがありませんが。
日本も某国から侵略を受けたら、一体どこまで「自衛」できるのか甚だ疑問です。
戦争で得られる物が失う物よりも大きいとは到底思えませんー



原油価格や金相場は高騰してますねぇ、株は下がりっぱなし
小麦価格がまた上がるようで、身近な物もどんどん値上がりしています

電気代も高い
去年の同じ時期と比べて同じくらいしか使ってないのに金額が全然違う

ワインも値上げの連絡しか来ない
じわっと入荷が遅れていたりコロナ&ウクライナの影響はあります。


そんな中、年度末で特価になってるワインもあります
今日はそんな特価ワインを紹介します。
特殊ですが

9C47E469-90EB-4173-90B6-E5C0483EF9BF.jpg

ヘンケル&カンパニー ゼクトケラライKG ヘンケル・トロッケン ドライ・セックNV ダブルマグナム

ドイツのスパークリングワインです
ゼクトです

ドイツ語でスパークリングワインの事はシャウムバインと言いますが、その中で一定の条件を満たすものをゼクトと呼びます。
でも、ドイツの街では一般的に何でもかんでも「ゼクト」って言ってる気がします
(シャンパーニュじゃなくてもシャンパンって言うのと同じ)

ダブルマグナム=3リットルです。
レギュラーボトル4本分です。

大きさはこんな感じ ↓

72A8F835-FC37-47B5-B0D4-4B4E3BFA5CB1.jpg
右のフェラーリが通常の750ミリです

でかっ


ヘンケルはドイツではとても有名な老舗ゼクトメーカーです

1832年にアダム・ヘンケルがマインツに興したワイン商がその起源ですが、彼はシャンパーニュで瓶内二次醗酵の製法を学び、ドイツに帰ってこれを商品化する事に成功します。
そうして出来たドイツ初の瓶内二次醗酵の本格的ゼクトの誕生が1856年です
シャルマー方式も取り入れ、その後も順調に事業を拡大し、2006年にはヘンケル・ゼクト150周年を迎えました。

現在はスペインのフレシネと合併し、ヘンケル・フレシネとなり、傘下にシャンパーニュメゾンやプロセッコ、カヴァのメーカーを持つ巨大企業になっています
輸出も150か国に及びます。

創業当時のヴィースバーデン(マインツの北にある街)のショップ兼ミュージアムは豪華です ↓

ヘンケル.png
グーグルマップより

すごーい
ドイツを代表する泡だもんね、流石。

今のヘンケルは全てシャルマー方式で作られています
今日の3リットルも同様です。

シャルマー方式はタンクで一気に造るので効率が良く、ブドウのフルーティさが残せる利点があります。
半面、瓶内二次醗酵程長く二次醗酵に時間をかけられないので、軽やかな風味になります。

今日のゼクトはトロッケン(辛口)表示ですがドライ・セックとなっています、ブリュットじゃない。
優しい辛口、って感じです。
セパージュもシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ピノノワール

HPには日本語があってそれはいいんですが、
品種に捉われずヨーロッパ内で厳選した最高のブドウを使用
って書いてある

こういうの、へー、そりゃすごい、ってならないでしょ
情報が適当か。


今回の特価には明確な理由があります
ヘンケルの取り扱いが終了となるそうで、最終在庫を大特価で販売してます(つまり投げ売り?)
ですから、その分かなりお値打ちになっております

この3リットル、参考上代(いわゆる定価)だと12100円税込なんですが、今だけ店頭では7200円税込です

4本分なので1本あたり1800円と言う驚異的な安さ

お花見とか、歓送迎会は自粛要請が出ていますが、そのうちに夏のBBQやアウトドアでも活躍すると思います
でっかいボトルがあれば盛り上がること間違いなし

冷やすのと注ぐのは大変ですが、その分の楽しさは保証します









posted by cave MITSUKURA at 17:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月07日

セミナー楽しみ


徐々に暖かくなってますかね
店内はまだ寒いです。

毎年早咲きで有名な名古屋市内の桜も、今年はまだ開花には時間がかかりそうです。
やっぱり今年は寒いんだなぁ


3月23日のセミナーはまだ余裕です
ご検討中の方はぜっひご参加ください〜

ラングドックのアペラシオンが全部言える人はそうはいないと思いまますので(めちゃめちゃあります)、それぞれのワインを通して個別の産地としても身近に感じてもらえるいい機会になりそうです

ベルトランではラングドックのあちこちに色んなワイナリーを所有しています。
元々あったワイナリーが成功した事もあり、困窮してる同業者から買って欲しいとお願いされることも多いそうで。
地元の産業の支援の為でもある買収なんです

久しぶりのセミナー、無事に開催したいです

実は一番楽しみにしてるのは、てんちょじゃないだろうか
うきうきするなぁ



それとは別で、近日開催予定だったオンラインセミナーの生産者が、現地でコロナに感染して急遽、中止になりました
ひょえー
自分も気をつけよう、でも気をつけつつ飲みにも行きます








posted by cave MITSUKURA at 16:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月05日

セミナーやります、参加者募集!


間際になってしまいましたが、イベントページに記載した通り、
ジェラール・ベルトランセミナーを開催します

講師には人気有名ソムリエの情野氏をお迎えします
お話上手な情野さん、来ていただけて嬉しいです。

7種類のワインを飲んで、ラングドックの現状など貴重なお話を聞きたいと思います。

ジェラール・ベルトラン 試飲ワイン.jpg

ジェラール・ベルトランはラングドックでも有数の巨大ワイナリーで、いくつものドメーヌ・シャトーを傘下に持っています。
ブドウ畑も広大な面積になりますが、その8割を既にビオディナミに転換していて今後は100%を目指しています。
気候変動で大きな影響を受けている南仏ですが、ブドウ栽培にも変化は起こっています。

スジョールaddb73f6c12b65cadadbfbdd8d53b8fa_webp.jpg
スジョール

キャンセル期限などご確認の上、事前にお申し込みください。
メール、お電話、ご来店、どれでもOK

お申し込みをお待ちしております







posted by cave MITSUKURA at 15:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月02日

南イタリア最高の品種


日が長くなってきたのが実感できる名古屋ですが、フランスでももう雪は無くなってきています
春の萌芽に備えて畑仕事が増えています ↓

59DB9DED-D3BC-4D6E-81F8-5CDB07BB55AB.jpg
ブドウを留めるワイヤーを張るための杭を新しくしてます
モンジャール・ミュニュレSNSより


今日は出勤前に業界向けの試飲会に行ってきました
広い会場に時間制で極少人数でしたので、余裕をもって試飲できました。
開催主の輸入元さんには感謝です

久しぶりに色々なワインを試せてとても良かったです、いいワインばかりだった〜
(とは言えうちも今月は決算だし、悩ましい…

色んな上質ワインがあった中で、店頭で皆様に紹介したいと思ったワインがこれです

ヴェゼーヴォ アリアニコ.jpg

ヴェゼーヴォ アリアニコ2019

イタリア、カンパーニア州の赤ワインです
アリアニコ100%、濃厚なモダンフルボディです

瓶がずんぐりした形状ですが、ちゃんと750ミリです

カンパーニア州はナポリがあるイタリア南部の州です。
南部にはアマルフィがありますし、ヴェスヴィオ火山の遺跡ポンペイも有名です

なので観光客も沢山訪れています、てんちょもナポリには一度だけ行きました。
もう20年くらい前なので今の状況とは違うでしょうが、当時はとにかく「治安が悪い」「一人歩きは危険」等、あまりいい事を聞けなかったナポリの評判。

市街地にはほとんど行かずに海岸沿いのホテルとレストランで楽しみましたが、食事はすごく美味しかったです
特に地元の方で賑わっていたレストランは流石の味、何でも美味しかったし皆さん親切だった
そりゃ混むよねって納得でした
また行きたい。


黒ブドウではカンパーニア州の代表品種と言ってもいいであろうアリアニコというブドウですが、詳しくは不明ながらギリシャ伝来であろうと言われています
フェニキア人などの交易の船に乗って地中海沿いに伝播したと考えられています。

この品種、個人的にとても好きです

この品種で作られる高級ワインにはタウラージがあります
生産区域ではヴェスヴィオ火山の火山灰が堆積した畑が多く、そうした場所ではフィロキセラが来ないそうで、未だに自根の珍しい区画もいくつか残っています。

今日のワインには無関係ですが、タウラージの名前を有名にしたのは間違いなく、フェウディ・ディ・サングレゴリオでしょう
生産開始当時は6軒ほどしかなかったタウラージの生産者ですが、グレゴリオのワインがアメリカで大ヒットすると瞬く間に世界中で人気になり、タウラージの名前が知られた結果、今では150軒以上に増えたそうです


今日のワインは同じアリアニコ100%ですが、IGPカンパーニアのもっと気軽なワインです
味も香りも引けを取らないし、コスパ最高ですよ

生産者のヴェゼーヴォは、イタリアワイン大手のファルネーゼ社(ファンティーニグループ)が所有するワイナリーの一つです。
2000年にカンパーニア州内陸のフォリーノに設立された比較的新しいブランドです。
タウラージの組合を買収して大きく発展して来ました。

ここです ↓

ヴェゼーヴォ.png

あれー… HPの住所がなんか変、何もない場所じゃないだろうか…
でもそう表記間違いってヨーロッパのメーカーだとよくある

ワインメーカーの意向なのか、こちらのワイナリーでは全ての品種を単独で使用しています
ブレンド無し。
地元の品種だけを使った、土地に根差したワインです。
ワイナリーには樹齢250年のアリアニコがあるそうで ↓

ヴェゼーヴォcampania-vigneto-280-anni.jpg
HPより、以下同様

ヴェゼーヴォvigneti-campania-4.jpg


果実味が豊かでかなり黒い外観なのに味はまろやか、コーヒーやチョコも感じるような濃厚な香り、飲みごたえのあるフルボディです
こういうワインが2000円以下で味わえるのは素晴らしい
コスパ最高です

フルボディあんまり飲まないてんちょですが、是非お勧めします
でもね、入荷は明後日なので、ちょっと待ってくださいね。

暖かくなる前に楽しんでもらいたい
ワインだけでも無理なく楽しめます。

入荷は4日です、くれぐれも明日いらっしゃって、ない〜となりませんようにお願いします










posted by cave MITSUKURA at 18:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月01日

救世ワインかも


今日から3月雨の月初となりましたが、これからは一雨ごとに暖かくなっていくでしょう
蔓延防止の延長で凹んでおります
ホント愚策


日曜の棚卸はやってみて、やはり3月にやるべきだったと痛く後悔です

寒いのなんのって
外の気温は二桁あったようですが、お店の中は冷え冷えで全然効率よく検品出来なかった
集中力は続かないし
ミスもしてるし
来年は3月にやろう、絶対そうしよう


セラーでは掘り出し物もありました
あ、まだこれ残ってましたね、みたいな。

なので、
店頭にブルゴーニュ・掘り出し物コーナー作りました
旧価格&旧ヴィンテージです

D30E3928-C388-4D68-A052-AB02CFE15078.jpg
ほぼ、らすいちでっせ


そして、蔓延防止が延長になったのでセールは4月にやろうかな、3月末かなぁ… 悩み中




今日はこのワインを紹介します
確か随分前にサラッと触れた事があったと思います。
覚えてる方いますか?

E4B27C95-1675-4E9C-BC57-8D92BACB5200.jpg

ソンターク モーゼル キュヴェ・レ・ブラゾン2019

見ての通りの白ワインなんですが、今日のワインは珍しいかも

このワイン、フランスワインなんです
モーゼルの名前があるのでドイツワインかと思うでしょ?

でも違うんです、れっきとしたフランスワインでAOCモーゼルと言う産地呼称があるんです

ドイツ西部を流れるモーゼル川には有名なワインが沢山あります
シャルツホフベルガーを筆頭に、ゾンネンウアゴルトトレプヒェン等有名な畑がいっぱい
お手軽なワインだと黒猫のカッツが知られています

そのモーゼル川はフランス・アルザスの西側にあるヴォージュ山脈が源流となっています。
長ーい国際河川なのです

その源流付近がAOCモーゼルです
ロレーヌと言われる地域ですね。

ジャンヌ・ダルクの出身地のドンレミがこのロレーヌにありますが、地域名は中世以後に何度も統廃合されていますし、当時は無理やり「ロレーヌの乙女」って事にしちゃった側面も否めませんが

AOCは二つ、
コート・ド・トゥール
モーゼル

です。(認定も1998年、2010年とごく最近です)
が、コート・ド・トゥールって見た事ないですねぇ… ヴァン・グリ(薄いロゼ)が認められていますが

まぁ、それもそのはず。
ロレーヌ全体でも僅か260haちょっとしかブドウ畑がないマイナー産地です、地域全体でも大規模シャトーの一つ分以下という

今日のドメーヌのソンタークは、ドイツとルクセンブルグの国境沿いでモーゼル川が流れるコン・レ・バンにあります。
ここです ↓

ソンターク.png
毎度の縮尺

三国の国境が徒歩圏内にある、って事です。


ソンタークの創業は2007年、アルザスと同じく、オーセロワやピノグリを栽培しています。
ほとんど地元で消費されてしまうので輸出されるモーゼルワインは非常に稀です

畑や醸造所の写真はあまりありませんねー(HPなし)
SNSから拝借した写真を載せます ↓

682C159A-E4B4-4E70-BFBE-BCDDC5C07CEB.jpg
モーゼル川がすぐそこ

9378C2BF-07FD-4ECD-B9DF-214BC3C1CFF8.jpg
やっぱり雪積もりますよね


今日のキュヴェ・レ・ブラゾンは、オーセロワ50%、ピノグリ30%、ミュラートゥルガウ20%

ステンレスタンク発酵・熟成で樽の使用はありません。
年産6600本、少ない…

フルーティで爽やかな辛口です
アルザスワインよりは繊細な印象なのは緯度が高いからでしょうか

郷土料理のキッシュ・ロレーヌや白カビチーズによく合います。
今なら春のワインとしてホワイトアスパラや山菜に合わせるのも良さそうです

暑くなったらよく冷やして、今飲むなら、やや冷えくらいがちょうどいいでしょう
軽い口当たりで心地よく飲めます。

お値段が超お買い得とは言えませんが、アルザスの定番ワインと同じくらいかな
是非お試しください〜













posted by cave MITSUKURA at 19:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする