2022年03月18日

エフ来た


今日を入れてあと4日の我慢でやっと蔓延防止措置が終わる

長かった…2ヶ月
もう夜飲みに行く人いなくなるんじゃないかってくらい、夜の街が死んでました
これで早々にコロナが収まって、ウクライナも停戦して、ってなっても世界がまた前みたいに動き出すにはまだ1年くらいかかるんだろうな



新しいワインがちらほら入荷していますので、順番に紹介します
今日はこれ。

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ポール・ブランク ピノノワール2018 &ピノノワール「F」2015

アルザスのポール・ブランクより、赤ワイン2種類です
どちらもピノノワール100%

ずーっと、この「F」の入荷を待っていました。
コロナの影響もあり、全然入荷してこなくて(売れてないのね)、何年振り?の入荷です。
しかも、前のヴィンテージは2012なのに、2015が入荷。
13、14は買えなかったんだなぁ、残念

ラベルのデザインも変わりました。
左のレジョナルクラスのラベルがポール・ブランクの定番ラベルです。

ポール・ブランクはフランス、アルザスの中心地であるコルマールからすぐの、カイザーベルグにあるドメーヌです

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いい眺め
生産者SNSより

リクヴィルやリヴォーヴィレ等の村も近く、有名なグランクリュがひしめくいい場所です。
1900年代の初頭からシュロスベルグ(アルザスで最初のグランクリュ)を所有している一族で、現在はフィリップさんとフレデリックさんの二人(いとこ同士)で運営されています。
家族経営ながら5つのグランクリュを所有する中堅ドメーヌです

このポール・ブランクを他のドメーヌとは違う存在たらしめているのが、今日の「F」です

ご存知かと思いますが、アルザスのグランクリュは全て白ブドウに限定されており、赤のグランクリュというワインは存在しません

例えば、前述のグランクリュ第1号のシュロスベルグでは、植樹は
リースリング 76%
ピノ・グリ 10%
ゲヴュルツトラミネール 13%
ミュスカ 1%
となっています。

また、最も南に位置するグランクリュ、ランゲンでは、同じく
ピノ・グリ 57%
リースリング 32%
ゲヴュルツトラミネール 10%
ミュスカ 1%
となっています。

アルザスは北の産地なので、昔は圧倒的に白ワインの方が優れていました
赤は色づきが悪く、完熟しない事も多かったために美味しいワインになる事が出来ず、AOCの制定以前でも歴史上では度々黒ブドウの植樹が禁じられていたほどです。

そんな中で、1900年の終わりになってポール・ブランクでは特級フルシュテンタムの中の一部の土壌に目を止めます

先代当主のマルセルとベルナールの兄弟はボルドーやブルゴーニュでも経験を積んで、赤ワインの醸造についての知識を高めていました。
彼らはピノノワールから高貴なワインが生まれる事を熟知していたので、自分達の所有する区画でもピノノワールに向いた場所がある事に気が付き、実験を重ねます。
これが35年以上前。
10年間、醸造を繰り返し、低収量でやっと納得のいくワインが出来たのがこの「F」です

赤ワインであるためにグランクリュのブドウ100%であるにも関わらず、
グランクリュと言う言葉も、フルシュテンタムという区画名も使えません
そこで、「F」と頭文字だけを付けてワインを販売しています

フルシュテンタムの畑は斜度が30度前後もあって、作業がかなり大変です
水はけは最高ながら、薄い表土で作業効率も良くないでしょう。
収量は25hl~39hlというブルゴーニュのグランクリュ並みの少なさ、かなり前からビオディナミに転換し、自然酵母だけで発酵・醸造を行っています。
酸味を上手く残し、過剰なタンニンの抽出を避けて早めに可否を引き上げています。

そうして出来た赤ワインは、ここ何年かではかなり濃厚なフルボディになっています
2009年以降は特に濃い目。

やっぱり暑いんだろうなー、と思える濃さです
昔の「日照が足りない」、なんて嘘じゃなかろうかという程。

しかし、流石の洗練度です
ピノノワールの良さを生かした品のある作りです。

このワイン、ずーっと好きで飲んできましたが、ここいくつかのヴィンテージでは、その濃厚さにちょっと戸惑いもあったかも
2015年も例外ではないでしょうが、これもやはり飲んでみない事には。
アルコール度数は13.5です(ほんとかな)

一緒にレジョナルクラスの2018ピノノワールも入荷してきたので、持ってる在庫と一度縦飲みしないとね

アルザスのピノノワール、ブルゴーニュ好きにも評判いいので、飲んだ事ない方は是非お試しください
白なら伝統料理のシュークルートに合わせるのが楽しそうですが、赤はカモやマンステールなどしっかりした物に合わせても良さそうです


お値段はブルゴーニュ・グランクリュの10分の1もしません(どのGCと比べるかにもよりますけど)
一葉さんでは買えないけど、試す価値は大いにあります。
















posted by cave MITSUKURA at 19:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする