2022年05月18日

夏向き島のお酒 


結局大した雨は降らずの名古屋です。
今日は暑い


暗黒時代に突入して久しいブルゴーニュとシャンパーニュですが、やはり今後も状況は一層悪くなりそうです

ニコラ・ラマルシュ
メオ・カミュゼ


の入荷割り当てが来たんですが、
少なすぎる…



今日はこのワインを紹介します

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アッツェイ IGPサルデーニャ サーラガト ヴェルメンティーノ・イゾラ・ド・ヌラーギ2020

名前長い

今日のワインはイタリア、サルデーニャの白ワインです
辛口。

背が低いボトル(容量は同じ750ミリ)に可愛いラベル

サルデーニャ島は、ティレニア海の島でフランス領のコルシカ島の南に位置しています。
面積はシチリア島の方が大きい。

アッツェイは中西部のオリスターノにあります
ここ ↓

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アッツェイはこのブログでも何度か紹介しております、イタリアの巨大ワイングループファンティーニの新しいブランドです

アブルッツォ
トスカーナ
カンパーニア
バジリカータ
プーリア
シチリアとワイナリーを作って、
ついにサルデーニャにも進出です

現在は自社畑ではなく、契約農家からブドウを買っているそうですが、樹齢の高いブドウを面積当たりの価格で契約して高値で買い取る事で、不作であっても同じ収入が保証され、地元の農家の支援にもなるし、自分達も質の高いブドウを得られる(金額を稼ぐために多く作ろうとするのを防げる)と言う利点があります

ブドウは同じ地区の物ばかりでなく、離れた場所の異なる品種を色々買い付ける事で、異なる個性が重なり合った複雑なワインになるそうです

雨が少なく乾燥したサルデーニャの気候の元、砂質の畑ではフィロキセラがおらず、ブドウ樹は自根のままです

容赦ない太陽に晒される昼間の過酷な暑さですが、樹齢の高いブドウ樹は根をよく張っており、暑さにも順応してるそうです。
また、夜には気温が10度くらいに下がる事で昼間の養分を使うことなくブドウに蓄えることが出来ます
日較差が大きいのは利点です。

暑い土地でいいワインを作る=いいブドウを得るには夜の気温低下が必須条件です

今日のワインの長いワイン名の内、サーラガトはこの島独特の名字だそうで、栽培家のお名前でしょうか??
他にも赤ワインの「アル」、そもそものワイナリー名「アッツェイ」も同じく、土着の名前だそうです。

イソラ・デ・ヌラーギとは「石塔の島」とでも言うんでしょうか。
ヌラーギと言うのは、サルデーニャ島で見られる遺跡で、石を高く積み上げた建造物で紀元前2000年程から1500年に渡って作られていたそうです。
こんなの ↓

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WIKIより

地中海にはマルタやアゾレス等、巨石文明の遺跡がありますねー、いつか行ってみたい

HPにまだアッツェイの記載がなくて、畑や風景の紹介できる写真がないのが残念

で、
ヴェルメンティーノと言う、よく聞くブドウですが、これはサルデーニャ島やコルシカ島等、ティレニア海の沿岸で広く栽培されている品種ですが、元はスペイン産です

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ロールrolle(フランス南部)、ピガートpigato(リグーリア)、ファヴォリータfavorita(ピエモンテ)等の別名で呼ばれる地域もあります。
シノニム、聞いた事ありますか?

ヴェルメンティーノは果皮が薄く、繊細で柔らかい口当たりになりますが、アッツェイのヴェルメンティーノの畑は海風を受ける場所にある為に塩の風味が載った、ミネラル分の感じられる複雑な香りがします

黄桃やマンゴーの様な南方系のフルーツのイメージですが、しっかりしたもありそれが清涼感を助けています
酸は重要です。

香りが複雑なのがいいですね、味わいは軽め、よく冷やした方が美味しいです。
樽は無し、ですが、ステンレスタンクでバトナ―ジュ(かき回す事)してますので、コクが出ています。

イタリア料理にはもちろん相性いいでしょう、魚貝には特に、サルデーニャ島の特産ボッタルガにも良さそうです

価格も非常に手頃です
野口君二人でおつりが来ます。

夏らしい、爽やかな辛口ワインですが、深みもあって甘い香りが魅力です
昼から飲んだらさぞ楽しかろー





posted by cave MITSUKURA at 18:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする