2022年06月22日

楽園と言う名の泡


いよいよ明日から

カーヴミツクラでも名古屋プレミアム商品券&金シャチマネー使えます

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↑ これは紙の券ですが、電子マネーも使えます

来年の1月末まで使えます〜



昨日、オーセロワ(シャブリ近郊)で大雨&嵐があったようですが、これから雹と嵐が心配なブドウ畑です
何事もありませんように
フランスも暑いですね、今日のボーヌは32度もあります。



さて今日は、一年中美味しいシャンパーニュを紹介します

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アルフレッド・グラシアン キュヴェ・パラディ 白2013 & ロゼ2007

アルフレッド・グラシアン、久しぶりです
特にトップキュヴェのパラディは何年ぶりに仕入れたかな。

ボトルやラベル、箱も素敵ですが、中身ももちろん美味しいです

アルフレッド・グラシアンは、エペルネにあるネゴシアンで創業は1864年。
ポル・ロジェもご近所。

ここは自社ブドウゼロで長らく運営されており、買いブドウ100%という事実に驚く方がいるかもしれません。
現在では1割程度を自社で賄っているようですが(自社畑2haらしい)、設立当初の19世紀には買いブドウが当たり前で、ブドウを作る人とシャンパーニュを作る人は別、分業が当然だったんです。

創業者のアルフレッド・グラシアン氏はシャンパーニュ作りのノウハウを既に持っており、醸造所から10キロ以内の農家とだけ契約を結び、良質のブドウを手に入れる為に尽力していました
大昔は果汁で取引もあったようですが、現在は朝の涼しい内に収穫されたブドウは温度が上がらないように素早く蔵へ運ばれ、発酵に向かいます。
ここ10年の気温の上昇では、10キロ圏内の畑からでも冷蔵車を使っているかもしれません

てんちょ、ここへ16年前に行きました
もうそんなに前かー

住所がイマイチ不明で手前の巨大なベスラ・ド・ベルフォンで道を聞いたところ、非常に親切に教えてくれました。
よそへ行くのに嫌な顔もせず、いい人たちだったなぁ…
同じ様にブジーでもエドモン・バルノーのお店からアンドレクルエへ電話かけさせてくれたり。
畑ですれ違うトラクターの運転手さんも手を振ってくれるし、シャンパーニュはいい印象ばっかり


その時はアルフレッドグラシアンで代々醸造家を務めるニコラ・ジェジェさんが案内してくれましたが、当時蔵は大改修しててあちこち足場だらけ。
ゆっくりできなかった
地下セラーは隣の敷地だそうで(地下だとイマイチ分からないけど)、越境?
瓶熟中にパラディのピンクの澱、見たなぁ、懐かしい。

ここはMLF無しですが、長い瓶熟のお陰で、とても深みのある余韻の長い繊細なシャンパーニュになっています
MLFしてないとは俄かに信じがたいコクと余韻です

昔はとてもお手頃価格だったので、貧乏人のクリュッグと言われてました(90年代の誉め言葉です)

ここんとこのプレステージ・シャンパーニュの品薄&出荷調整で高額のメゾンの物は全く入荷しませんが
パラディの少ない在庫を買う事が出来ました

パラディは白が65% シャルドネ, 35% ピノ・ノワールロゼが58% シャルドネ, 42% ピノ・ノワール
瓶熟は最低4年(ですがもっと長い)
ロゼは年産20000本しかありません

ロゼのヴィンテージ・シャンパーニュはプレステージクラスになるとどっひゃーな値段ですが、パラディは良心的です
素敵な箱入りですしプレゼントにも最適。

久しぶりに飲んでみたいですね〜
アルフレッド・グラシアン、覚えておくといいですよ












posted by cave MITSUKURA at 17:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする