2022年07月06日

最高の経験と最悪のニュース


台風の影響はほとんどなかった名古屋市内、今日は快晴で暑いです
今年はまだ蝉の声がさほどしませんね、これからでしょうか。


昨日は非公式?のセミナーを開催しました

ルイジャド社のアジア・マーケティング担当のエリー・ペレス氏が急遽来日する事になってのイベントなんですが、
話が来たのが開催日の9日前で、本当に来るかどうかも未定、という非常にあやふやな中での企画でしたので、公募いたしませんでした。

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ペレスさんと通訳してくれた日本リカーの佐々木さん

行きたかった―と思ってくれる方、申し訳ありません。
またちゃんと広く募集しての会も是非やりたいので、その際は早めにご案内したいです

昨日のテーマは、
シャトー・デジャック ムーランナヴァンとモルゴンの2015単一畑飲み比べです

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いやー、これが最高に良かったです

てんちょは元々シャトー・デジャックが大好きなので、凡そのスタイルや味わいは慣れておりましたが、畑違いの同一ヴィンテージで、しかも2015年の様ないいヴィンテージを飲み比べると非常に違いが顕著で発見がありますね〜
美味しさと洗練度を再認識してもっと好きになりました

収穫から7年を経てもまだまだ黒い外観でエッジは紫色、フルボディの重いワインでした
緻密できめ細かい、どれもとても良いワインで美味しかった。

白のボジョレー・ブランのシャルドネも樽なしですが、ブドウのコクと酸のバランスが素晴らしい、香りも良くて複雑、今飲んで全く文句なし
個人的にはカルクランが好き。

シャトー・デジャックではマセラシオンカルボニックを採用せず、通常のワインと同じ様に作ってますので、余計に長熟なんでしょう
熟成するとピノノワールを区別がつかないくらい、と言うのが良く分かります。
2015年でもまだまだ若かったので、もう少し我慢だなぁ〜

ペレスさんのお話しもとても端的で分かりやすく、詳しい資料と合わせて地形や土壌のとてもいい勉強になりました
資料も最高

ムーランナヴァンの土地は痩せて薄い表土の下にピンク色の花崗岩の岩盤
モルゴン(コート・ド・ピ)はやや厚い表土に火山性の閃緑岩(青い岩)


以前、ボジョレー委員会の協賛でワイン会を開催した時の資料もあとで見返してみました

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(↑ この地図、昨日も資料に何度も出てました)

ムーランナヴァンの風車の周りにある区画でも隣合っているのに、香りと味わいははっきり違っていました、ちょっと驚き

いい経験になりました、本当に有意義な時間でした
やっぱボジョレー行かなくちゃ。

彼は普段バンコクを拠点にしてるそうですが、また来てくれるらしいので(ほんとかな)是非次回も期待したいです
今度の内容を皮算用しておきます



そして、最後に非常に悪いニュースです

報道で、今年のサントリーのボジョレー・ヌーヴォーが2倍以上に値上がりするというのを見聞きして残念に思った方も多いと思いますが、
昨日のニュースはもっと悪い

今年は日本ではルイ・ジャドのボジョレー・プリムール(ヌーヴォー)、マコン・ヌーボーは取り扱わないそうです

なんですとー

ヌーヴォーなし???
うっそでしょ‥‥

毎年、ジャドのボジョレーもマコンも楽しみに予約してくれたり、試飲に来てくれる方、申し訳ありません。
てんちょも信じられないんですが…

輸送の問題が一番の原因だとペレスさんも言ってました。
コンテナ不足、輸送費の高騰、輸送便の確保等、どれも全く改善しないそうです
なので締め切りがタイトなヌーヴォーを扱うのはリスクが大きすぎるそうで。
大部分の理由はプーチンだ


重要なアイテムが二つも減ってしまって、今年の新酒解禁はどうしよう
撤回してくんないかなぁ〜














posted by cave MITSUKURA at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする