2022年07月17日

古典右岸のおすすめワイン


3連休ですね、お出かけしてる方も多いでしょうか
名古屋の中心部、栄ではお酒関連のイベントが沢山あるようです(ビール、日本酒、ウィスキー)

コロナの感染者がまた急増していますが、重症者が少ないのでワクチン効果が出てるって事なら多少は安心かなぁ
もう時短だの、意味ないと思いますし。



今日は夏向きとは言い難いですが、このワインを紹介します

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シャトー・ムーラン・サンジョルジュ2019

個人的に大好きな銘柄です
コスパもいいです

今日のワインは、フランス、ボルドーの右岸、サンテミリオンの赤ワインです
(サンテミリオンと隣のポムロルは赤ワインにだけ認められた名称です、なのでサンテミリオンの白ワインはありません

この前、続けてメドックの高級ワインを飲んでみたんですが、フルボディでもやっぱり洗練されてるワインって美味しいなぁ、と再確認しました
正統派のメドックが美味しかった
なので店頭のボルドーを見直してみようかな、と。

今日のムーラン・サンジョルジュは高級品とは言えませんが、かなり高品質です

サンテミリオンのトップと言えば、皆さんご存知のオーゾンヌシュヴァル・ブランですが、どっちも物凄く値上がりしてて、市場でもあんまり見かけなくなってしまいました
特にオーゾンヌはシャトーの規模が小さめなので余計に流通してない感はある。

どっちにもファンが多いでしょうが、てんちょはどっちかといえばオーゾンヌ派です。

で、今日のムーラン・サンジョルジュは、そのオーゾンヌのオーナーであるボーティエ氏が作っています
畑もオーゾンヌの向かいにあるんです

こんな位置関係です ↓

ムーラン・サンジョルジュ.png

分かりますか?

オーゾンヌとムーラン・サンジョルジュはサンテミリオンの街の中心からすぐです
歩いても行けます。

地図だと分かりませんが、サンテミリオンの街からドルドーニュ川へ向かって下りなので、街中も階段や坂が多いんです。
自転車には向かないですね〜
オーゾンヌのシャトー前を見ていただいても、勾配があるのわかると思います ↓

オーゾンヌ.png
HPより

現オーナーのアラン・ボーティエ氏ですが、彼がオーゾンヌを取得したのは1997年。
元々シャトーの共同経営者だったボーティエ氏が前オーナーのシャロン女史からシャトーを買い取ったんですが、所有権をめぐっては平和な移譲とは行きませんでした
すったもんだの結果、シャロン女史は引退、シャトー(の株)はボーティエ氏が正式に購入して一件落着

その前からムーラン・サンジョルジュはボーティエ氏が生産していました
その頃からコスパのいい右岸ワインとして人気がありました、ワイン好きが普段飲みする、おすすめ銘柄だったんです。

てんちょ、2001年にボルドーへ行った時に、畑を歩いてる彼を見かけましたが、とてもにこやかでフレンドリーな雰囲気でしたよ

他にもフォンベルやシマール、クロット等、オーゾンヌの兄弟シャトーと言われる蔵はありますが、個人的にはムーラン・サンジョルジュが一番好きです
シンプルなラベルもいいなと思う

ワインは、メルロー80%、カベルネフラン20%(作付面積)
醸造はオーゾンヌのチームが行っています

シルキーなフルボディで、ボリュームのある香り
若い内から複雑な香りで甘さだけじゃない所がサンテミリオン(ボルドー)らしくて素敵。
外観は結構な黒紫色をしていますが、タンニンが辛いほどの味わいでは全くありませんのでご安心下さい

店頭には2005年、2009年もありますが、良いヴィンテージなのでお値段もまーま―高い。
その点、2019年は一葉さんとちょっとで済みますから、とてもコスパがいいんです

右岸のお手本の様ないいワインですよ
是非皆さんに飲んでほし〜







posted by cave MITSUKURA at 17:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする