久しぶりに小雨の名古屋ですが、思ったより寒くはないですね

もっと一気に冬の気温になるかと思いましたが。
今週の木曜日(11月17日)はボジョレー・ヌーヴォーなどの解禁日ですが、今年は届くのが遅くて、ちょっと心配になって来ました…
ギリギリだと何か配送で問題が起こると一巻の終わりだよ〜

因みに昨年は結構規模の大きな荷崩れで破損が多数出たメーカーがありました

はよ送ってちょ(てんちょはせっかちなんです

今日は新入荷の濃ーい赤ワインを紹介します

ボーリューヴィンヤード ラザフォード リザーヴ カベルネソーヴィニョン2018
ボーリュー知ってますか?
老舗なんで知名度はそこそこあると思います
ラザフォードの名前からも分かる通り、
今日のワインはカリフォルニア、ナパヴァレーの赤ワインです
創業は1900年です
1976年の「パリ試飲会事件」の有名ドメーヌですら一部は1960年終わりの創業なので、如何に早い創業になるかお判りでしょうか
創業者はボルドー出身のフランス人、ジョージ・デ・ラトゥールさん(ジョルジュでいいのに英語読みね)
ボーリューさんじゃなかった
酒石酸を扱う仕事をしていた(化粧品関係かな??)ラトゥールさんは、ナパがボルドーに似ている事からワイン用のブドウに向いていると考え、この地でワイナリーを作ることにしました。
ワイナリーの名前のボーリューは、妻であるフェルナンデがラザフォードの地を見た際、
“Quelle beau lieu !(ケル・ボーリュー=なんて素晴らしい場所なの!)”と言った事に由来しているそうです
こんな景色 ↓

HPより、以下同様
ブエナビスタや、オーボンクリマと同じですな
実際、ナパのど真ん中にあるラザフォードは長め同様にワインブドウにとっても最高の土地でしょう
その頃のカリフォルニアには既に、
シュラムスバーグ(1862年)
ベリンジャー(1876年)
イングルヌック(1879年)
と、今でも著名なワイナリーが創業していて、その数は140以上あったようです
しかし、その後のフィロキセラによる被害と禁酒法の時代がやってきて、ワイナリーは激減してしまいます
禁酒法時代にはミサ用に僅かにワインの生産を許可されたのは、たったの7つのワイナリーしかなかったそうで、ボーリューヴィンヤードはその数少ないワイナリーの一つです
その暗黒時代が去った後、再びワイン生産のブームがやってきます
1938年、ラトゥール氏はナパワインの歴史に欠かせない醸造家であるアンドレ・チェリチェフ氏を招聘します。
このチェリチェフ氏はカリフォルニアの黎明期の記録には必ず登場する重要人物で、旧ソビエト領出身でフランスへ移住し、パスツール研究所で働いていたところをラトゥール氏にスカウトされてアメリカへ渡っています。
禁酒法撤廃後のボーリューヴィンヤードを復興させた立役者でもあり、その後のカリフォルニアワインに大きな影響を与えます
こんな方です ↓

このチェリチェフ氏は2年前から作られていたボーリューヴィンヤードのプライベートリザーヴなるワインを試飲して、是非とも蔵のフラッグシップにするべきだと進言し、
カベルネソーヴィニョン主体のフルボディワインが世に出て高く評価されることになりました
当時のワイン ↓

このプライベートリザーヴは今でも蔵一番のワインとして大事に作られています。
2019年が誰かさんのアレで100点とったそうです
(てんちょは点数の人があんまり好きじゃありません、それに100点って名誉だけど希少になって値上がりするだけで消費者にはいい事ないぜ)
と、ボーリューヴィンヤードの背景を理解するにはこれくらいの知識は必要かと
で、
今日のリザーヴはプライベートリザーヴ程ではありませんが、それでも重厚でしっかりした品質の高いワインです
セパージュはカベルネソーヴィニョン85%、プティヴェルド10%、メルロー5%
8割新樽のフレンチオークで12ヶ月熟成させています。
真っ黒濃厚で凝縮した作りです、リッチとは正にこの事です
その昔、チェリチェフ氏がベルベットの手袋をした鉄拳、と呼んだスタイルです
このセリフはとても有名で、今でもテイスティングの際に使う専門家が沢山います
このラザフォードのカベルネ主体のフルボディワインのスタイルを表現する言葉がもう一つあります
それはラザフォード・ダストと言って、鉛筆の芯を連想させるような鉱物的な香りと土の香りが混ざったものです。
果実にこの力強く印象的な香りが混ざる事によって、洗練されてアクセントのある複雑なワインが出来上がると考えたのです
プライベートリザーヴも今日のリザーヴもどちらもこの複雑で力強い香りを持っています
この言葉を使う時、ボーリューヴィンヤードの皆さんはとても誇りに思うんでしょうね
カリフォルニアのフルボディ、果実味豊かでまろやか、隙のない味わいです
ちょっと、てんちょには強いですがそれでも構造の確かさには納得。
ボーリューヴィンヤードは大きな蔵なのでお手頃価格からご立派ワインまで沢山生産があります。

ボーリュー知ってますか?
老舗なんで知名度はそこそこあると思います

ラザフォードの名前からも分かる通り、
今日のワインはカリフォルニア、ナパヴァレーの赤ワインです

創業は1900年です

1976年の「パリ試飲会事件」の有名ドメーヌですら一部は1960年終わりの創業なので、如何に早い創業になるかお判りでしょうか

創業者はボルドー出身のフランス人、ジョージ・デ・ラトゥールさん(ジョルジュでいいのに英語読みね)
ボーリューさんじゃなかった

酒石酸を扱う仕事をしていた(化粧品関係かな??)ラトゥールさんは、ナパがボルドーに似ている事からワイン用のブドウに向いていると考え、この地でワイナリーを作ることにしました。
ワイナリーの名前のボーリューは、妻であるフェルナンデがラザフォードの地を見た際、
“Quelle beau lieu !(ケル・ボーリュー=なんて素晴らしい場所なの!)”と言った事に由来しているそうです

こんな景色 ↓

HPより、以下同様
ブエナビスタや、オーボンクリマと同じですな

実際、ナパのど真ん中にあるラザフォードは長め同様にワインブドウにとっても最高の土地でしょう

その頃のカリフォルニアには既に、
シュラムスバーグ(1862年)
ベリンジャー(1876年)
イングルヌック(1879年)
と、今でも著名なワイナリーが創業していて、その数は140以上あったようです

しかし、その後のフィロキセラによる被害と禁酒法の時代がやってきて、ワイナリーは激減してしまいます

禁酒法時代にはミサ用に僅かにワインの生産を許可されたのは、たったの7つのワイナリーしかなかったそうで、ボーリューヴィンヤードはその数少ないワイナリーの一つです

その暗黒時代が去った後、再びワイン生産のブームがやってきます

1938年、ラトゥール氏はナパワインの歴史に欠かせない醸造家であるアンドレ・チェリチェフ氏を招聘します。
このチェリチェフ氏はカリフォルニアの黎明期の記録には必ず登場する重要人物で、旧ソビエト領出身でフランスへ移住し、パスツール研究所で働いていたところをラトゥール氏にスカウトされてアメリカへ渡っています。
禁酒法撤廃後のボーリューヴィンヤードを復興させた立役者でもあり、その後のカリフォルニアワインに大きな影響を与えます

こんな方です ↓

このチェリチェフ氏は2年前から作られていたボーリューヴィンヤードのプライベートリザーヴなるワインを試飲して、是非とも蔵のフラッグシップにするべきだと進言し、
カベルネソーヴィニョン主体のフルボディワインが世に出て高く評価されることになりました

当時のワイン ↓

このプライベートリザーヴは今でも蔵一番のワインとして大事に作られています。
2019年が誰かさんのアレで100点とったそうです

(てんちょは点数の人があんまり好きじゃありません、それに100点って名誉だけど希少になって値上がりするだけで消費者にはいい事ないぜ)
と、ボーリューヴィンヤードの背景を理解するにはこれくらいの知識は必要かと

で、
今日のリザーヴはプライベートリザーヴ程ではありませんが、それでも重厚でしっかりした品質の高いワインです

セパージュはカベルネソーヴィニョン85%、プティヴェルド10%、メルロー5%
8割新樽のフレンチオークで12ヶ月熟成させています。
真っ黒濃厚で凝縮した作りです、リッチとは正にこの事です

その昔、チェリチェフ氏がベルベットの手袋をした鉄拳、と呼んだスタイルです

このセリフはとても有名で、今でもテイスティングの際に使う専門家が沢山います

このラザフォードのカベルネ主体のフルボディワインのスタイルを表現する言葉がもう一つあります

それはラザフォード・ダストと言って、鉛筆の芯を連想させるような鉱物的な香りと土の香りが混ざったものです。
果実にこの力強く印象的な香りが混ざる事によって、洗練されてアクセントのある複雑なワインが出来上がると考えたのです

プライベートリザーヴも今日のリザーヴもどちらもこの複雑で力強い香りを持っています

この言葉を使う時、ボーリューヴィンヤードの皆さんはとても誇りに思うんでしょうね

カリフォルニアのフルボディ、果実味豊かでまろやか、隙のない味わいです

ちょっと、てんちょには強いですがそれでも構造の確かさには納得。
ボーリューヴィンヤードは大きな蔵なのでお手頃価格からご立派ワインまで沢山生産があります。
今日のラザフォード・リザーヴは結構いいワインなので諭吉さんと一葉さんがそれぞれ必要です。
それでも、飲めば価格の差がすぐ分かるほどきちんと作られていますので、フルボディにこだわりのある方には是非お勧めです

瓶も重い‼️
えー、因みに殺し文句は、
「オバマ大統領の晩餐会で出されていた」です
驚くことにトランプさんはあまりワインを飲まなかったそうです…
えー、因みに殺し文句は、
「オバマ大統領の晩餐会で出されていた」です

驚くことにトランプさんはあまりワインを飲まなかったそうです…