2022年11月22日

如何に違うか分かりますか


また明日は雨の様ですね
一雨ごとに気温が下がって冬になって行くのでしょうが、既に店内は日が落ちると寒いです

嫌だなぁ、寒いの
インフルエンザ、コロナには一層気をつけよう。



今日はこれを紹介します

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ラ・ポストール ダラメル カルムネール・レゼルヴ2018

今日のワインはチリの赤ワインです
カルムネールという品種名でピンと来た方も多いでしょう

ダラメルラ・ポストールが展開するブランドの一つです。
ラ・ポストールは元は、カサ・ラ・ポストールと言っていましたが、いつからか単にラ・ポストールという名前に変更になってました。

ラ・ポストールはフランス人の夫妻が1994年に始めた蔵で、奥様はオレンジキュラソーで圧倒的なシェアを誇るグランマルニエの創業者の曾孫です。
財力と醸造技術などのアドバンテージがあったので、すぐに有名になり大成功しています
この蔵は最初から輸出向けの高品質ワインの生産を意図しており、世界の市場動向にもとても敏感です。

2018年9月にミツクラでセミナーやってくれましたが、覚えてる方いますか?
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/461520949.html

いいセミナーだったなぁ
1回で2つのワイナリーは時間が足りません、勿体ない。


ラ・ポストールは資本が潤沢な事もあり、コルチャグアバレー(ここのサンタクルスに醸造所やセラーがあります)、カサブランカバレーなどに合計360haもの広大な自社畑を持っています

チリの産地、名前くらいは聞いた事ありますか? ↓

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HPより、以下同様

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穏やかな風景

現在は環境や資源い配慮した、サステナブル農業で水の再利用や二酸化炭素の排出源にも取り組んでいます。

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SNSより 羊も飼ってます

蔵では真っ黒フルボディのカベルネが有名で、色んな賞を受賞していますが、てんちょには濃すぎて
昔、東京の試飲会で総支配人のシャルル・ド・ブルネさん(創業者の一族です)から、直接に勧められた時には、断れないしどうしようかおろおろしてしまった
こんな方 ↓

ラ・ポストール eq-charles.jpg
素敵な紳士です


さて、ラ・ポストールでは安価なデイリーワインから凝縮した高級ワインまで、赤白ロゼと沢山作っていますが、
今日のダラメルは、創業者のご主人の方のお名前、ブルネ氏の父親の名前を取って名付けられています。

作っているのは、カベルネソーヴィニョン、カルムネール、シャルドネの3種のみ。

カルムネールは元はボルドーの品種でローマ時代には盛んに栽培されていましたが、ボルドーでの生産はフィロキセラのせいもあり、ほぼ壊滅。

南米に渡ったカルムネールも長らくメルローと混同されていました
早熟のメルローがDNA調査を経てメルローとは別の品種であることが分かった時には、チリのメルローの半分くらいがカルムネールではないか、という衝撃の報告がありました

雨が少なく乾燥した上に冷涼なチリでは病害が少なく、ウドンコ病にかかりやすいカルムネールが生き残ったのではないか、と言われています

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SNSより、2018年のカルムネール

↑ 黒いなぁ、ブルーム付いています

今日のワインは、カルムネール85%、シラー15%

ステンレスタンク発酵の後、5ヶ月間30%だけ樽熟成しています(残りはタンク)

濃すぎず、優しいスタイルのエレガントな赤ワインになっています
ミディアム〜フルで、滑らかでいいですね。
てんちょ、これ大好きです。

気温が下がって、赤ワインが美味しくなってきましたがこういうのをデイリーに飲みたいと思います

価格も素晴らしい
野口君二人で余裕です

正直、メルローとの違いを明確に意識した事ないてんちょですが
ワインの質がいい事は間違いない。

あなたもメルローと比べてみてください〜









posted by cave MITSUKURA at 17:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする