2023年03月03日

ニュージーランドワインお勉強


気が付けば既に3月3日、ひな祭り
花粉が気になりますねぇ

システム変更や紙行程を廃止しようと思いまして、色々始めたのは良いんですが…
結構時間を取られてしまうもんですね、やってしまえばあとは楽なんでしょうけど
新システムへのデータ移行が一番の難関だわ


先月、ワインを馬鹿買いしたので今月は大人しーく、月末の決算を迎えたいと思ってます
でも新入荷もちゃんとありますので、順に紹介します。

今日は簡単に。
暫く忙しいのでこのパターンになりそ


先日、ニュージーランドワインのセミナーに参加しました

ワイナリーは南東のセントラルオタゴから、リッポン・ヴィンヤード
講師はご当主のニック・ミルズさん ↓

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セントラルオタゴという産地を聞いた事ありますか?
ここ ↓

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KIRIN HPより拝借

ニュージーランド南島はオーストラリアプレートと太平洋プレートがぶつかって出来た山脈が西側にそびえています。
セントラルオタゴは西風が運んでくる冷たい空気や湿気が山に遮られるので、温暖な大陸性気候を持つNZで唯一の産地です
(他地域はみな海洋性気候です)
NZ国内でも特にピノノワールの評価が高く、栽培面積も75%以上がピノノワールで占められています。

サブリージョンも6つあり、今日のリッポンはワナカに属しています。
大きなワナカ湖が畑のすぐそばにあって、風光明媚で喉かな場所です。

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HPより

セミナーの画像はもっと絶景が沢山あったのに、載せる写真がなくて残念

因みに、ニュージーランド最大の産地は皆様きっとご存知のマルボロです。
全体の6割強がマルボロさんなのです


リッポンはセントラルオタゴで真っ先に名前が挙がる古い生産者です。
最初にミルズさんの曾祖父がヨーロッパ系のブドウを植えようとした所、周囲が大反対したそうですが、温暖な気候のセントラルオタゴでならヴィニフェラ種の栽培も可能だというイタリア人の専門家の助言を受け、手に入る全ての品種を試験的に植えたのが1895年
すごい先駆者です

そして、驚くことにリッポンでは今に至るまで全てのブドウは自根です
接ぎ木なし。
それは最初から、栽培の傍らで育苗も行い、輸入に頼ることなく国内で若木の調達を可能にしてきたことが大きいでしょう

リッポンでは全てのワインはビオディナミで作られています
天体の運行や、たい肥の作成、プレパラート(自然界にあるもので作る農薬みたいなもの)など、いかにもビオディナミっていう単語が聞けます。

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片岩(スレート)

ワインはどれも優しい味わいですが、やっぱりピノノワールがびっくりするくらい美味しいです
(でもね、ブレンドでも6500円税別、単独区画だと諭吉越えです)
ソーヴィニヨンブランも特有の青さがなくてとっても柔らか、パッションフルーツなくても美味しいね。

個人的にはリースリングが最高に気に入りました
白桃の様なアロマ、こういうのが飲みたかったんだよ
(アルザスのゴムみたいなのや、石油しか香らないの、もう嫌なんですよ)

4月になったら買ってみようかな〜
人気ですぐに売り切れちゃうかな










posted by cave MITSUKURA at 19:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする