2023年06月30日

さらば6月


なんちゅー湿度、不快指数マックスだわ
まだしばらくは梅雨明けしませんねー

今日で6月も終わり。
2023年が半分オワタ


昨日はロワールのギベルトーを一気飲みしました

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どれも現行品で完全制覇は出来ませんでしたが、流石の上級キュヴェでした
コルトンシャルルマーニュやムルソーって言われるの、分かります
いやー、もう少し熟成させたらさぞかし良くなることでしょう

カベルネフラン&シュナンブラン、やっぱいいですね


来月も色んな経験を積みたい
7月は3分の1不在にしてますが、その分勉強頑張ります〜





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2023年06月25日

明日はお休み、フランスの雹


明日、26日月曜日は臨時休業です
来ちゃだめよ



この前書きました、全国旅行支援の愛知県今月終了の件、どうやら自分が知らなかっただけだったようです
5月の半ばには予測が報道されていたとか…

この件に限らず、特に「欲しい情報&得になる情報」は自分から探しに行く必要がありますね
待ってるだけでは教えてもらえません。

公的な補助や助成金だけでなく、小さなことではイベントやお買い得情報でも同様かな。
「情報弱者」なんて言葉がありますけど、「権利の上に眠るものは保護されない」訳です
これって、何も昨今の風潮ではなくて、法治国家では当然の事です
何でも「教えてもらってない」「知らなかった」という人が多い最近ですが、自分で自分を守らねば。
自戒


フランスのブドウの生育は概ね順調です

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モンジャール・ミュニュレSNSより

今年は春がやや寒かったようで、生育がゆっくりの地域もあるみたい。
シャンパーニュでは6月になってからの開花も多かったようですが、ブルゴーニュの↑と比べるとかなり遅いし、こんなバラついてるの??

シャンパーニュのコートデブランで雹害があったそうですし
規模は限定的だそうですが、イカンねぇ…

シャブリ近郊でも大雨で土砂崩れ&洪水、そして雹 ↓

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meteoSNSより拝借

やっぱりフランスの雹は大きい
写真のは小さい方です。グー✊くらいのもあるので。
ガラス割れる訳だ

ブドウ畑の被害はまだ不明です。
無事でいてくださいー

今日はこれでおしまい




















posted by cave MITSUKURA at 14:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月23日

おしゃれシシリアン


昨日は、名古屋プレミアム商品券が利用開始になったお知らせをしましたが、
昨年から延長していた全国旅行割が愛知県は今月で終了するそうです。

こんな間際の決定なの??
私が知らなかっただけ?
うちはクーポン利用してもらうだけだからいいけど、宿泊施設の方は急に言われて困るところもあるのでは…

大体、この変な制度もGOTOじゃなぜいけないのか疑問しかなかった
また一から認証取って、印刷物や販促品作り直して。
一部の業者が潤っただろうけどさー、それと不正もあるだろうし

税金の無駄遣いや不正に対して対策が甘すぎませんかね
取る時は1円まできっちり持っていくくせに

…日本の未来は暗いと感じる人が多いの分かります



文句はこれくらいにして、今日は簡単に新しいワインを紹介します
飲んでないので味は不明(すんません)ですが、見た目はすごーくよろし

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ドンナフガータ タンクレディ2019 ドルチェ&ガッバーナ

ドンナフガータはラベルが素敵だし、人気の有名生産者なのでご存知の方が多いと思います
イタリアの赤ワインです。

今店頭にはこれもあります ↓

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ドンナフガータはイタリア、シチリアの生産者です

シチリアのトラパニにあります。
島の西端。ここ ↓

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元はシチリア名産の酒精強化酒の、マルサラを生産していました

ちょっと横に逸れてマルサラとは

マルサラ酒とは、その名の通り産地のマルサラ港の名前を取って呼ばれるお酒です。

スペイン南部のシェリーや、ポルトガルのポート、マデイラと共に酒精強化酒(発酵途中でブランデーなどを添加したお酒)としてよく知られています。
日本だとそのまま飲むよりも、製菓用に使われていたり料理に使われていたりしますので、その方が馴染みがあるかもしれませんが、熟成の長い高級品は深い味わいで美味しいのですよ
ティラミスのクリームに使うお酒です。

マルサラは現在、イタリアワイン法でDOPに位置付けられています。
辛口から甘口まであり、熟成の度合いと見た目の色にそれぞれ名称があります。

ブドウは白も黒もシチリア土着の主要品種ならほぼ何でもアリ(と思う)
なので、赤も白もあります。

マルサラははっきりとその誕生が分かっている数少ないお酒です

ワインやビールがいつ、どこで、誰が造り始めたか、なんて分かるはずもないんですが、マルサラは明確に記録があるんです。
1773年にシチリア島へやってきたイギリス商人のジャン・ウッドハウスさんが、シチリアワインを持って帰ろうとしたのですが、途中の長旅でワインが痛む恐れがあるためにブランデーを入れてアルコール度数を高めました。
糖分やアルコール度数の高い物は腐敗しにくいのです。
だから貴腐ワインやブランデーは100年持つのです

このワインが大受けして生産を始めた訳ですが、その後50年程はイギリス人が独占。
1833年にフローリオ社を立ち上げたヴィンツェンツォ・フローリオさんがレシピと生産を継承して、イタリア人の手に渡る事になりました

現在でもフローリオはマルサラの第一人者です ↓

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フローリオ マルサラ スペリオーレ・セッコ2017

日本には高級品の輸入がないようで残念。

以上。


話をドンナフガータに戻して。

このマルサラ酒を150年くらい作っていたドンナフガータですが、1983年に4代目のオーナーラッロ氏が高品質のスティルワインだけを販売する現在の体制に大転換しました
どうしたんでしょうねー?
先を見ていた、と言う事でしょうか。

こんな方 ↓

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HPより、奥様と一緒

自社畑のブドウで作る繊細なワイン、フェミニンなラベル、そのエレガンスが世界中で人気になったのも何だかわかる気がします
今では大企業になったドンナフガータ、シチリア内にいくつもセラーがあり、芸術や音楽への援助も行っています。

シチリアの元祖セラー ↓

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南国〜って感じ
いつかは行きたい。


このドンナフガータが、ドルチェ&ガッバーナとコラボレーションしてワインを作っています

いつからだろう??
知らなかったなー
18年からタンクレディはD&Gのみになったそうなので、まだ最近かなぁ
今日の赤以外にももう一つ赤、それに白とロゼもあります

タンクレディと言えば、ビスコンティのガットパルド(山猫)です
あの映画見た事ある方いませんか?

タンクレディ伯爵をアラン・ドロンが演じてました、サリーナ侯爵はバート・ランカスター
みんな素敵だった、女優さんがすごくきれいで

ガリバルディのイタリア統一の時期が舞台で、没落していく貴族と革命に参加する若き英雄、それを取り巻く女性の物語です。

シチリアの乾いた埃っぽい空気が感じられて、太陽が照り付ける土地を綺麗に描いています。
が、タンクレディ伯爵は架空の人物らしい。

と、ワインのタンクレディがそもそも、それなのかは不明ですが



この赤ワインは、シチリアIGTでカベルネソーヴィニヨン60%、ネロダヴォラ30%、タナ10%
タナが入ってるんですねー、珍しい。
ドンナフガータの看板商品だそうです。

見た目だけでも100点じゃないでしょうか

HPには、これの3L木箱入りが載っている。
ほしー
日本には入ってないのかぁ…
ここのグラッパも欲しいです。


今日のワイン、素敵なギフトボックス入りで、お値段は一葉さんと諭吉の間。
イタリア好きには素晴らしいプレゼントになるに違いない


















posted by cave MITSUKURA at 14:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月22日

今日から、名古屋プレミアム商品券使えます


今日は思ったほど雨が続きませんでした
朝は寒かったですが、今はさほどでもないか。


今日から名古屋プレミアム商品券が使えます

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紙も電子マネーもどちらも使えます
来年の1月までなので先は長いですが、ご利用お待ちしております。

また明日ー


posted by cave MITSUKURA at 18:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月19日

異国の種


*来週の26日月曜日はお休みですのでご注意ください
(もう何回か書くつもり)


あづー、一気に夏ですね
名古屋は32度の発表ですが、街中はもっとあるでしょう
その反動で店内が寒い〜

円安が止まらず、トホホです
せめてあと2円か3円(ホントは15円くらい戻してほしい)。
自国通貨の購買力が低いってダメダメですよね



6月から8月の夏の間は静かにしてるつもりです
なので、そんなにドサドサ新入荷はありません。

今日は適当な話題です。

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山崎12年 ギフトBOX

久しぶりに山崎を分けてもらえました
ラベルがリニューアルされましたね〜
NVも同様ですが店頭にはもうありません。

この12年もお値打ちとは言えませんので、あんましおすすめしませんが
きっとインバウンドの方が買っていくでしょう。




今日は個人的に飲みたいワインを紹介します
店頭にはありませんので、悪しからず。

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テヌータ・ディ・トリノーロ カンポ・ディ・マニャコスタ2017

既に2020まで、輸入元でも完売していています。

このワインをご存知の方は多そう、ワイナリーは超有名ですし
今日のワインはイタリア、トスカーナの赤ワインです。
ですがカベルネフラン100%

テヌータ・ディ・トリノーロは1990年代の初めに、アンドレア・フランケッティ氏が始めたワイナリーです。
彼はニューヨーク生まれ、ローマ在住の御貴族様でしたが、都会の暮らしが嫌で家族と離れて一人でトスカーナの僻地、サルテアーノに移住してブドウ栽培を始めた、というびっくりの経歴。

ホントに周辺は何にもない ↓

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HPより、綺麗な眺め

その後も、シチリアのパッソピシャーロを立ち上げ、トスカーナのもう一つのブランド、サンカバでピノノワールを作る等、新しい挑戦で注目されていました。
しかし、2021年の暮れに鬼籍に入ってしまいました。
非常に残念です。


彼はボルドー、サンテミリオンのシャトー・シュヴァル・ブランのファンだそうで、トスカーナでトリノーロを作る時にも、サンジョベーゼには目もくれないでボルドー品種、特にカベルネフランを主要品種に据える等、最初から理想のワインがしっかりとイメージ出来ていたんでしょう

最初は相手にもされなかったそうですが、次第にその良さを認められ、オーゾンヌのヴォ―ティエさんやヴァランドローのテュヌヴァンさんとも親交を深めたそうです。

今日の、カンポは2014年から作り始めた単一区画のワインです

樹齢が上がると、所有区画の中でも個性の違いがはっきり表れるようになったカベルネフラン、それをブレンドする事なく個別の3つのワインとして販売する事にしたのが今日のワインです。
3つの区画は、

マニャコスタ
テナリア
カマージ


です

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輸入元HPより

てんちょ、何故か、マニャコスタの2017を1本だけ持ってて、しかも、どのカンポも一度も飲んだ事ないんですよね
もう飲んでもいいかしらん。
カベルネフランはロワールのが好きですが、シュヴァル・ブランを否定する気は毛頭ありませんし、
トスカーナとなると是非一度は飲んでみなければ


と、輸入元に、カマージの20年があったので買ってみた

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水曜には入荷します。

うわお、でも諭吉越えかぁ…(ほぼ2人)
17年は確か7000円くらいだったと思う

品種と土壌の相性はいいんでしょうね
でなければ、トリノーロがここまで成功したとは思えません。


お料理、何がいいでしょう。
シンプルにピチ・ポモドーロとか?
羊かなぁ












posted by cave MITSUKURA at 18:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月17日

本当の辛口とは


梅雨が明けたかのような快晴です
昼間の気温は高いですが、少し風が通って爽やかなのはいいですね。



先日、セミナーに参加したドイツのベルンハルト・コッホですが、ワインが少し入荷して来ましたので、
これを紹介します


ですが、ワインの紹介の前にドイツワイン新法について。

ドイツのワインの規制は2021年に大改編がありまして、現在は新制度への移行期間に当たります。
改変された規定は2026年産のワイン(ラベル)から適応されますので、現物を確認するのはまだ数年先になります

指定栽培地域などの大枠は変わりませんが、これまで最上級のプレディカーツヴァイン糖度によってランク付けされていたのが、ブドウ畑の所在地による格付けへと変更になりました。
しかし、この産地呼称のランク付けは馴染みがない上に、単一畑=Einzellageという上位ランクの中に、エアステス・ゲヴェックス(フランスの1級畑に相当)、グローセス・ゲヴェックス(フランスのグランクリュに相当)というややこしい名称が与えられており、ちゃんと機能するのが心配でもあります
そしてこの上級ワインは全て辛口でなければいけません。

そのプルミエクリュ、グランクリュの中身は?
具体的にどの畑になるんだ??

さらに、このゲヴェックスなる呼称は任意団体のVDPが既に使用しているので、規定を満たせば継続使用可能らしいけど、どうなるんだ?
アイスワインやTBAは主流でなくても需要はあるだろうし、大切な伝統なんだから残すべきだと思うけど、どこに入れられるの?

…書いてる自分が混乱してきたわ

実は、今現在が移行期で、ドイツの各産地の団体がまだ中身を詰めてる段階の名称もあったりして、
全然、全容も細部も分からないー

もう少し頑張ってみます




ワインはこちら
 
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ベルンハルト・コッホ リースリング・クラシック2021

ドイツ、ファルツの辛口の白ワインです
リースリング100%

セミナーでの試飲はこれじゃありませんでしたが、その前に営業さんが持ってきてくれた試飲で感動したので購入しました

コッホの説明は前の記事をご覧ください ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20230607-1.html

このリースリングは、かなりスッキリした辛口です。
優しい・やや辛口ではありません

しかし、香りが非常に良いのです

最近のリースリングは、アルザスが特にそうかもと思うのですが、早くからブケの石油香がしたり、何だかゴムに入れたのか?って香りだったりと、全然良いと思えないのです

先日のコトー・デュ・ジェノワでも書きましたけど、みーんな同じ方向向いててつまらないです。
ソーヴィニヨンブランがほぼ、パッションフルーツなのと同じで、リースリングは、ほぼ、石油かゴムだわ

そこへいくと、今日のワインはちゃんとフルーツのアロマがあります

「洋梨、白桃、りんご」のリースリングにあって欲しいアロマがあって、ボリュームある香りです
こう言うの、今どき珍しいくらいです

低温(8度)で6時間スキンコンタクトしてるからでしょうか。
味がすっきりなのは、樽なし、熟成6ヶ月の若さだから、一層そう感じるのかも。
酸も沢山ありますし
それが程よいブドウの糖分とバランスが取れていますね。

非常に洗練されています

気軽に飲めるお値段なので、是非飲んでみて欲しいです
今日みたいな、暑くて爽やかな日にはピッタリですよ〜



店頭にはありませんが、セミナーで試飲したもう一つのリースリングの話を紹介しておきます

コッホでは同じ2021のリースリングで、Z(ツェット)というクオリテーツヴァインも作っています ↓

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Zと言うのはベルンハルトさんの昔からの友人で、辛口リースリングの大の愛好家の男性の愛称です。

このリースリングは糖分がほぼない、かなりキレのある辛口です。

昔のリースリングは強すぎる酸を隠すために、ある程度の糖分を残して発酵を終わらせるようにコントロールしていました。
その方が美味しいと考えられていたんです。
どこのドメーヌでもそうしており、やや辛口のリースリングが普通だったんです

記憶にあるお客様もいるのでは??

しかし、このZさんは、
「ワインの質を甘さで隠す必要はない。俺は本当のリースリング トロッケンが飲みたいんだ!」
と言い続けていたそうです。
2008年に初めて発酵が進んで残糖なしのリースリングが出来た時に、ベルンハルトさんは「こんなに酸っぱいワインが売れるんだろうか」と心配したそうです

そこで、ワインの名前を考える時に、幼馴染をを思い出し、
「希望通りの辛口を作った、売れなかったらお前が責任を取って全部買ってくれ」
という思いを込めて「Z」と名付けたそうです(笑)

心配をよそに、ワインはちゃんと評価されて生産が続いています

辛口嗜好が当たり前の今では意外なくらいの話ですね〜
Zさんはさぞ喜んだことでしょう











posted by cave MITSUKURA at 16:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月15日

ティエノ三昧


ちまちました仕事が多くて時間が足りない…
梅雨っぽい、はっきりしないお天気の今日



火曜日のティエノ・セミナーは楽しかったです

ラガルドさん(ジェフさん)がとても気さくで、とても良い内容のお話しが聞けました
2万円越えのプレステージキュヴェを3つも飲めて幸せでした〜

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どれも溌溂としたシャンパーニュでした

生き生きした泡立ち、はっきりしたアタック、
全て少し若かったかなぁ
レギュラーのキュヴェでも半年待てば全然違うと思います。
泡の持ちが良いので尚更。

08年でもまだまだな感じ。
もう少しした方がいろんな要素が調和して、余韻にもっと深みが増すであろう、高いポテンシャルです

ティエノはまだ創業40年未満の若いメゾンなのに、細かい拘りを妥協せずに貫いていていいですね
確かに多くの大手メゾンが200年300年と長い歴史がある中で、新たなメゾンを立ち上げようって、かなりのチャレンジャーです。
それもあって応援したいですね〜

3つのF
フレッシュネス
フルーツ感
フィネス

をキーワードにしています。
(最後のフィネス=Finesseは、洗練度や上品さを表すテイスティング用語です、フランス語でも同じ)

裏ラベルには詳しい情報が記載されています ↓

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ティラージュやドサージュの記載があるなら、デゴルジュマンの日付も書けばいいのに
書いてないのが不思議だ。

テイスティングにはなかったですが、1999のヴィノテークが飲んでみたい
また、秋には特別なマグナムボトルが限定販売されるそうで、それも是非買いたいです

やっぱりシャンパーニュはいいですね

また、どなたか来てくれないかなぁ〜









posted by cave MITSUKURA at 17:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月13日

ジェノワってどこだ


今日はシャンパーニュ・ティエノのセミナーです

晴れてよかったですが…
もんのすごく蒸し暑い〜

先程、講師のラガルドさんがご挨拶に来てくれました
日本語お上手で笑顔の素敵な紳士です。
上級キュヴェも入れて6種類も試飲できるの、楽しみです


セミナーの報告は又にして、今日はこのワインを紹介します

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ブノワ・ショヴォー コトー・デュ・ジェノワ ブラン カリケール2022

このワインの産地がすぐに分かったあなたは、かなりのワイン通ですね
聞いた事ある、って方も含めて、どのくらいいるでしょうか??

今日のワインは、フランス、ロワール地方の白ワインです。
ソーヴィニヨンブラン100%の辛口。

コトー・デュ・ジェノワはロワール河の最も上流にある、サントル・ニヴェルネのAOCです
サンセールの対岸にある、プイイ・ヒュメの北、と言えば分かる方が多いのでは。

ここです ↓

ロワールワイン委員会地図.png
赤丸で囲んだ場所がコトー・デュ・ジェノワ

この地図、ロワールワイン委員会の地図です。
とても詳細なので便利です

が、流石に貼り付けだと細かすぎて見づらいですよね。
ちゃんと見たい方はこちらをどうぞ ↓
https://www.vinsvaldeloire.fr/sites/default/files/block_image/carte-vignoble-val-de-loire-2019.pdf

基本的な事を復習
フランスで最も長い河川であるロワール川流域には沢山の産地があります。

大きく4つの地域に分類されており、河口から、

ペイ・ナンテ(ミュスカデ)
アンジュー・ソミュール(サヴィニエールやソミュール。ボンヌゾーなど貴腐の産地もある)
トゥーレーヌ(ヴーヴレイ)
サントル・ニヴェルネ(サンセールやプイイヒュメ)

と並んでます(カッコ内は主要なワイン)。
今日のワインは一番上流の地域にあります

ロワール地方にはマイナーなAOCに加えて、生産の少ないIGPも沢山あるので、
なんじゃそりゃ?
という無名のワインも、まま、あります

もはや、カンシ―メネトー・サロンなんて普通。
コトー・ド・タネ
ピュイ・ド・ドーム

↑ てんちょ、これらのワインは一度も見た事ありません


話を戻して。
今日のブノワ・ショヴォーはプイイ・ヒュメにあるドメーヌです
ご当主のブノワさんは1969年生まれで実家のブドウ畑を受け継ぎました。

ショヴォー家はこの地で19世紀から5代に渡るブドウ農家ですが、1995年まではブドウ畑は小作人に貸し出し、ブドウは売っていました。
それをブノワさんとお父さん(そして奥様)がドメーヌ元詰めを始めて、現在に至ります。
なので醸造の歴史は30年未満ですが、ワインはとても繊細で美味しいです

こんなご家族 ↓

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主要ワインはプイイ・ヒュメですが、サンセールの他にシャスラで作るプイイ・シュル・ロワールや今日のコトー・デュ・ジェノワも生産しています

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いいブドウ、HPより

今日のワイン、カルケールと名付けられていますが、これは区画の土壌が石灰岩質であることを意味しています
同じコトー・デュ・ジェノワのシレックス(=火打石)というワインもあるんです

実はこのシレックスを試飲してとてもいい香りだったので、カルケールも買ってみたんです

収穫後のブドウはアロマを保存するために低温でそっと置かれた後に発酵させます。
澱と一緒に6ヶ月以上も熟成させていますが、フレッシュさを重視してMLFはなし。

樽も使っていないので、ブドウ由来の香りが溢れる美味しい爽やかワインになっています

最近のソーヴィニヨンブランって青いのばっかりで、みーんな全部パッションフルーツなのが嫌なんです

そこでいくと、このコトー・デュ・ジェノワは青りんごや洋ナシの香りがあって、フルーツ感がとてもいい
甘さを連想できるフルーツなのが嬉しい。

こういうソーヴィニヨンブランって、最近ホントにないんです

味は清涼感ある辛口で、キレイな酸があります
冷やして飲めば今日みたいな日には最高でしょう

お値段は2000円前半と非常にお手頃です
気楽に飲めて香りよし、コスパいいですよ〜


ぜっひお試しください












posted by cave MITSUKURA at 16:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月11日

ティントレラではないけれど


予報通りの雨ですが大雨ではない名古屋です


ニュース欄にも記載しましたが、
6月26日月曜は臨時休業致します

設備工事でどうしても営業できません。
どうかご注意ください。
せっかく来てくれたのに、やってなーいと言う事がありませんように祈ってます




今日はこのフルボディの赤を紹介します
気温が低めの日なら美味しく飲めそう。
(と言っても、フルボディ好きな人は夏でも和食でも真っ黒万歳かなぁ)

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アテカ アッテカ オールドヴァイン ガルナッチャ2020

今日のワインはスペイン、カラタユド産です
この産地知ってる方少ないだろーなー

アテカ、というワイナリーがアッテカというワインを作っていますので、ややこしい?

ワイナリーはスペイン各地に蔵を持つ、ヒルファミリーグループの一員です
ミツクラの店頭でも人気のアタラヤを作ってるのもヒルファミリーです。
2000年以降に大成長した新しいワイナリーグループですが、規模もワインの質も年々伸びています

…余談ですが、ヒルファミリーはスペインの企業です。
なので社名もスペイン語で、GIL FAMILYと書きます(ファミリーは英語だけどさ
ジル、って書いて「ヒル」と読みます。
因みにジョージ=gorge は「ホルヘ」です。


まずは産地。
カラタユド、って少し言いにくいかも

カラタユドはアラゴン州の南部にある街です。
アラゴン州の州都はサラゴサ
前に、カリニェナという産地でも紹介しましたが、その東隣がカラタユドです ↓

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世界遺産のクエンカも近いと言えば近い。
(↑ いや、どこが)近くないねぇ

カラタユドはカリニェナと並んでアラゴン州の主要なワイン産地で、古木のガルナッチャが多くある事でも知られています
余り肥沃な土地ではなく、夏は大変乾燥するのでブドウ栽培には向いています。


アテカの畑は標高700〜1000メートルにもなる高地にあります
(ワイナリーの名前は地名です、ハロン川沿いの村)
ラベルにも書かれているような樹齢の高いガルナッチャが植えられていますが…
写真ないなぁー

流石の近代的なワリナリーですが、お見せ出来なくて残念

ワインは収穫後ステンレスタンク発酵の後、フレンチオークで12ヶ月ほど熟成されます。
コート・デュ・ローヌ南部のグルナッシュとは違って、黒紫の外観にスパイシーな香りのフルボディです
アルコール度数も15%なので、かなりどっしり、飲みごたえがあります

しかし、ワインは洗練されていますよ
いいブドウを厳選したであろう事が容易に感じられるくらい、良いバランスです。

お値段は普通かな、野口君3人と少し。
内容を考えればこんなもんでしょう
お買い得ですよ。



最後に品種の話。
アテカではありませんが、DOカラタユドの公式HPからガルナッチャの写真を拝借 ↓

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このガルナッチャという品種は、今ではフランス読みのグルナッシュの方が有名になってるくらいですが、元はスペイン原産です
今日のアラゴンが原産地とされています。

ピレネーを越えて南仏に伝わり、そこから広まりました。
フランス以外でもイタリアやブルガリア等ヨーロッパで広く栽培されています

個人的にグルナッシュが好きなわたくし
流石にこのアッテカはフルボディ過ぎますが、グルナッシュのジューシーでふくよかな所がいいなと思うのです。


おまけ
*タイトルのティントレラ(英語だとタンテュリエ teinturier)と言うのは黒ブドウで中身まで色がついてる品種の事です。
普通の黒ブドウは、巨峰やピノノワールの様に皮が黒紫色でも中身は黄緑で果汁は白になります。
しかし、ティントレラ品種は果肉まで紫色をしていますので、果汁が赤紫色です。
従って非常に黒く濃厚なワインになるのです。
ヴィニフェラではティントレラ品種は少ないのです。













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2023年06月10日

サロン好き?


今日は曇りですが,、また明日から雨です
梅雨時ですし、こんなもんかもしれませんが、湿度が高いと不快ですねぇ

ヨーロッパから夏の日本にやって来る生産者はみんなこの湿度にびっくりするんじゃないでしょうか…
逆に、私は初めて冬のスペイン内陸に行った時は乾燥しすぎてて喉がすぐにガラガラになってしまいました



店頭にはサロン2012がまた3本だけ入荷して来ました
これで12年は最後だそうです。
ギフトボックスは廃止されて木箱のみです。

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当分飲んじゃいけませんよ〜、クリーミーになるのにここから10年くらいかかりそうです
そして、私は若いサロンが苦手…かも…



時間がなくてブログ書くの断念します
無念ですぅぅぅ







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2023年06月09日

シャブリす


晴れてきました
台風3号の影響はそれほどでもない名古屋です。


昨日のドメーヌ・セルヴァンのシャブリセミナーも無事に開催できました
てんちょ、お店番だったのでセミナーの内容は分かりませんでしたが。

ご当主のフランソワさんが非常に優しく、熱心な方でした

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日本がお好きなそうで、ドメーヌ・タカヒコを訪問した事があるそうで、北海道のワイナリーなど他にもいろいろとご存知でした
すごいねぇ
日本語が少し話せるというフランソワさん、にこやかな紳士でした。

グランクリュを含めて用意したワインが完売したのも嬉しかったです
その場でサインしてもらえるのはいいですね。
思い出になります。

でもね…
グランクリュは割り当てですので、仕入れも値段も今後はもっと厳しいかも

お客様のワインを拝借して ↓

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てんちょも個人的にお土産をいただきましたよ ↓

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キャップ

アディ〇スならぬ、シャブリス
ちゃんと後ろにセルヴァンの名前も入ってます。


来週はシャンパーニュのティエノです






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2023年06月07日

ドイツワインを知らずにワインを語るべからず


梅雨の合間の晴ですが、気温が30度になるとやはり暑く感じます
また、南方の海上ではまた台風が発生してるみたいですね、来週のティエノのセミナーは無事に開催したい〜

ちょっと勤務の関係でブログ書けませんでした。
6月もワタワタと過ぎていきそうな予感


昨日は業界向けのセミナーに出席してきました

セミナーはドイツ、ファルツ州のベルンハルト・コッホです

ミツクラの店頭には今、リースリング・ゼクトと赤のカベルネドルサ(ドイツの交配品種でドルンフェルダー×カベルネソーヴィニヨン)があります
美味しいですよ。

講師はコッホで10年も醸造責任者(ケラーマイスター)を務める坂田千枝さん(日本人)でした。
通訳が要らないので話が早くていいですね

勉強になるお話、いいお話が沢山聞けました


皆様、ドイツのファルツ州はご存知でしょうか?
ワイン法的に言えば、ドイツ国内に13か所ある指定栽培地域(BA=Bestimmte Anbaugebiete ベシュティムテ・アンバウゲビーテ)の一つで、ドイツでは2番目に大きな産地です。
(一位はラインヘッセン)
このBAはフランスのボルドーやブルゴーニュ、と言った大きな産地に当たります。

ドイツのワイン法は2009年、2021年と市場のニーズに合うように改正されています。
甘口よりも辛口、甘さの等級よりも産地や区画の詳細な指定が重視される昨今のワイン市場には、アウスレーゼやシュペトレーゼといった旧態の分類では間に合わなかったのです。
しかし、VDP、クラシックやセレクションなど、いまいち全体像が分からないし、ややこしくなっただけ(複雑と言えば聞こえはいいが)な気もする

今日はワイン法には立ち入りませんが。

ファルツ州はドイツの西部にある産地で、南にはアルザスと国境を接しています ↓

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wine of germanyより

ファルツは、ドイツ国内では温暖で年間降水量もほどほどな地中海性気候なので、ブドウ栽培以外にも農業に向いた地域です
さらに黄土主体にシルトが入り、石灰質を含む土壌が多く、国際品種の栽培に最適であることも大きな産地に発展している要因です

多くの畑が平地にあり、機械と手作業を効率よく組み合わせられる利点があり、それが土壌の相性の良さも手伝って、多くの生産者が自社で沢山の品種を育てていることにもつながっています

紅葉する畑が区画(品種)ごとに色違いになっていて美しい風景です ↓

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コッホSNSより、手前の二つの大きな建物が醸造所とセラーです


ベルンハルト・コッホは州の南部のハインフェルド村にあります。
人口わずかに1000人程度の小さな村なんで、地図上で検索しても出てこない

ここ ↓

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コッホで検索すれば出ます、流石


この村にあって、コッホは国際的にも知られた優良生産者です
南ファルツを代表する作りてとして成長し、現在では自社畑50haにもなる一大企業です。

創業は1911年(自社醸造を始めた年)ですが、一族のブドウ栽培の歴史は1610年から記録がある歴史の長い農家です。
現在の当主のベルンハルトさんが10代で蔵を継いだ時には自社畑は3ha程だったそうですが、急激に成長しています。
今は二人の息子さんも参画しています。

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輸入元HPより、右が坂田さん、二人の息子さんとベルンハルトさん

HPがドイツ語しかない…


ところで、
コッホのワインラベルには丸に十字が入って、上に突き抜けた矢印の様な紋章が書かれていますが、↓

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これはハインフェルド村の紋章なんだそうです

ベルンハルトさんの父親の時代まではコッホ家の紋章を書いていたそうなんですが、ベルンハルトさんは故郷のハインフェルド村を知ってもらいたくてこの紋章に変えたそうです
地元愛〜


さらに、コッホでは先述したように沢山の品種で、白も赤も、辛口も甘口も、スティルもゼクトも、色んなワインを作っているのですが、
これはベルンハルトさんが、
「どんな嗜好の人でも何か一つは気に入ってもらえるワインがあるように」と考えているから、だそうです

80年代、蔵を継いだ当時はドイツワインが売れない不遇の時代でした
それを経験しているからこそ、ベルンハルトさんは常にお客さんの事を考えてワインづくりをしてるんだそうです。
良質のワインを作ることはもちろんですが。

良い時ばかりじゃなかったヨーロッパワインの過去、苦労もしてる方が報われるのは傍目にも嬉しい

試飲は8種類 ↓

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飲んだことある銘柄もありましたが、本当に全部美味しいです
お値段も2000円台からとお試ししやすい。
いいピノノワールは流石にちょっと値が張りますが、それでも6000円〜8000円台です。

それぞれの解説はものすごく長くなるのでやめますが、個人的に興味深いと思った話をひとつ。

シルバーナーという品種は知ってますか?

オーストリア生まれのこの白ブドウはドイツでもお馴染みで、今はフランケンでよく栽培されいます
たいていのフランケンの白のトロッケンは、さっぱりした辛口ですが、
なんと、シルバーナーって酸が弱いんだそうです

えー、そうなの

なんか意外…
かなり切れのある辛口白しか知りませんよ。
アルザスでも優しい印象じゃないけどなぁ…

本来のシルバーナーは酸が低くまろやかだそうで、栽培に関しても樹勢が強く、土壌を選ばないために収量過多になりがちなんだそうです
そこで、酸を保全して質を高めるためにも半分くらいは房を落として低収量にしないといけない、とのこと。

この「どこでも上手く栽培できる」のはいい事なんですけど、それ故にかつての70年代のドイツでは栽培のトップがこのシルバーナーで、30%を占めていたそうなんです
(80年代になるとミュラートゥルガウ、90年代にはリースリングへと変遷します)

なので、ドイツワインの生産者や古くからの飲み手には、シルバーナーは懐かしい(そして古臭い)品種なんだそうで。
へー、
そうなんですか
知らなかった〜

酸が少ないっていのは未だに信じられませんね
昔、シュナンブランが酸が強いって聞いた時と同じくらいの意外さかも。


他にも、10数年前まではリースリングは辛口でも糖度を調整して出荷する(酸が強くて酸っぱいので補糖して甘くしてた)のが普通だったとか、伝統的な大樽は地元のブナの木で作られている、とか。

同じ赤でも、シュペートブルグンダーとピノノワールと、二つの名前を使い分けてる理由など、
とても書き切れないほどのお話があり、大変勉強になりました

今店頭にある二つ以外にも並べてみたいワインがありますので、また仕入れたら続きを書くつもりです。

そして、やはり温暖化で栽培のサイクルや醸造の期間に変化が生じているドイツ。
寒冷なドイツは温暖化の恩恵を被っている方ですが、変えていくべきことが多いのは他産地と同じです。

これからも進化し続けるであろう、コッホ、是非飲んでみてください





posted by cave MITSUKURA at 17:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月03日

フルボディグルナッシュ


台風一過、見事に晴れた名古屋です

昨日はあんな大雨の中、ジゴンダス会をやりました
 
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来てくれた方に感謝。

なんだかんだ増えてこうなった ↓

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念願のバーティカルテイスティングでしたが、結構難しかった
もっと熟成の順番が分かりやすいかと思っておりましたが、必ずしもヴィンテージ順になってる訳じゃなかった。
意外に2013が若いとか。

サンタ・デュックはやはり素晴らしい
エレガントです。
「目指すはブルゴーニュのようなワイン」という言葉通りの流れの良さ、アルコール度数も結構あるのにそう感じさせません
外観は黒めですが、とても優しい。
どのワインもいいブケがしました〜



店頭には、ロベール・グロフィエの2021が入荷しました

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しかしー、なんて値上がりしてるのだろう。
レザムルーズが2020の12万円から20万円になりました
税込22万円、二万二千円じゃないのよね

誰か買う?

20以前の在庫があるからそっちにしなされ ↓
https://cavemitsukura.com/shop/?orderby=price-desc&s=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8&post_type=product&per_row=4&shop_view=grid&s=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8&post_type=product&per_row=4&shop_view=grid



posted by cave MITSUKURA at 14:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする