2024年05月23日

トカイ オレムス訪問 勝手に畑編


訪問時のリクエストで畑も見たいと言っておいたのですが、残念ながら畑には連れて行ってもらえませんでした。
朝、雨が降ったからぬかるんでると思う、と行かない方がいいとも言われた💦

でも、自分達で勝手に行って見ました🚗

行ったのは醸造所から見たペトラッチの区画です🌲🌲🌲

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舗装してない悪路を抜けて、かなりの急斜面を上がって行きました。
途中で車を停めて歩いて登りました、とても車で行くの無理そうな斜面だったので


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上まで行くと停めた車が見えませんね。

ところで、向かいの斜面に黄色い建物が見られるでしょうか?
あれがさっきまでいた、オレムスです
拡大 ↓

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樹齢70年のフルミント ↓

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靴脱げそう…

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こちらの区画も花芽が付いてました。
そして、いい眺めでしたよー

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足がガクガクですが頑張った💦
昨日のミナレットから、今日の畑で、こんなに脚を酷使するとは思いませんでした
 
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これを登れば、そりゃ疲れますね。写真だと急斜面具合がイマイチ伝わらないでしょうか…

そして、この頃から日が差してきて暑い🥵


結局、湿度も結構あって(梅雨の日本ほどではありませんが)暑かったハンガリー

畑を見て満足です





posted by cave MITSUKURA at 23:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トカイ オレムス訪問 セラー編



醸造所を見た後はセラーへ。
ショップの横に並んでいた、あの扉です‼️㊙️

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ベガシシリアがここにワイナリーを建てることにした時、これらのセラーは複数の所有者がいる個別のセラーでした。
それを中身のワインと一緒に買い取って、地下を全て繋げたんだそうです‼️

まるで迷路の様に斜めに伸びる道やさらに地下へ潜る坂道があったり…
一人だと迷うね😢💦


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入り口、階段を下りて下へ



気温低いです、天然の温度で一年を通じて12度前後。

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オーク樽はハンガリー産の樫です
オレムス以外の蔵でもほとんどの樽はハンガリアンオークでした。

トカイ周辺には森が多く、大きな樫が豊富にあるんだそうで、樽会社も複数あって大抵は委託製造なんだそうです。
ブルゴーニュよりもやや大きめの容量、320リットル前後です。

トカイの樽は実は大人気?で、3年使用したのちにフランスの会社に売却するそうです。
ウイスキーメーカーなどがその樽で熟成を行い、トカイの風味をお酒に移したいんですね
スコッチがシェリー樽を偶然使用して、その香りが一段と良くなったという伝統と同じです。


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そして⭐️
ここでエッセンシアが待っていた❤️

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13年、アルコール度数2%✨✨✨

トロッとしてて美味しいー、余韻の長さが尋常ではない

飲める蜂蜜、何回飲んでも感動しますね❤️

そして、これだけの甘さでも酸がちゃんとあるのが驚き。

セラーは元々、中世から近世にかけて戦争時の避難所として使われていて、人が手で掘って作られています。
たくさんのカビに覆われているのは、他のセラーと同じです。

このカビが熟成中のワインをほかの有害なバクテリアなど微生物から守ってくれています。
だから掃除はしません、しちゃだめなんです。

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地下にはテイスティングルームもありました。
かっこいいですが、ここで飲むと寒くないですかね



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私達にはハンガリーの伝統的な羊の皮でできたベストを貸してくれました ↓

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可愛いし暖かいです


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↑ セラーにはオークションで落札したというお宝古酒が色々と置いてありましたが、ラベルはカビで全く読めません💦

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たくさんのアスーも熟成中です


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最後にショップで買い物をしてお別れ。


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ショップは広くはないですが素敵でした


日本では買えないし、作ってるという情報もなかった意外なワインを買いました㊙️㊙️㊙️

畑には行けませんでしたので、自分達で勝手に行くことにしました🚗

畑編へ続く





posted by cave MITSUKURA at 23:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トカイ オレムス訪問 醸造所編

今日は今回の旅の大本命、オレムスを訪問しました‼️
朝は雨が降っていましたが、出かける8時過ぎには晴れ間も出てました🌞
曇ったり、照ったりといったところ。
湿度が高いので蒸し暑かったかも💦

宿から車で20分くらい、途中にはグランドトカイ社の大きなボトルの形の看板があったり、ボッチェと呼ばれるフルーツの白い花が咲いていたり。

オレムスに行けて嬉しいー✨✨
営業さんとブランドマネージャーさんに感謝‼️

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↑ これがオレムスの醸造所です
斜面に建っていて3階構造になってます。
ここが3階部分。

だからこれだけ見ると小さく見えるかもしれませんが、内部はかなりの広さです。


模型 ↓

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屋根に土をもって草を生やしてあります

この建物はこの土地から取れた岩を壁や道の材料にして作られているそうで、保水性の高い黄色い岩と火山性の黒い岩が特徴的です。


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壁は黄色、歩道は黒

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道の向かいにショップがあります ↓

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そして、美女の谷でも見た、斜面を掘ったセラーの入り口がいくつもあります。

入り口はずらっと10か所も並んでいます。

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最初、これもう使ってないのかなーと思ってましたが、いやいや全く現役バリバリでした‼️
セラーの見学した時の記事でまた詳しく書きます
迷路でした…💦

まずはテラスでペトラッチの畑を眺めながら、マンドラスで乾杯🥂

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よく冷えててとても美味しいです。

マンドラスは17年と比べると現行の2021年の方がより酸が強く、切れのあるシャープなスタイルになっています
今回、すべての訪問を通して、アスー6プトニュスを飲んでもフルミントの酸の強さを感じました
それが長熟の要因でもあり、温暖化でフルミントはもっと注目されていくのではないでしょうか。

しかし、朝の9時だよ、しかも車なので、吐き出してます🚗 
あーもったいない😭
後半は全部飲みましたけど。

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↑ 真ん中の木が3本立ってる辺りがペトラッチという高級辛口ワインの区画です。

マンドラスはフルミント100%の辛口で、複数の区画のブレンドです。
オレムスの入門的ワインです。

キレのある辛口、いい酸味があって、フルーツのアロマがたくさん✨
美味しいです。

対して、ペトラッチは単一区画のフルミント100%で、樹齢70年超えの古木のブドウを使用しています。
(だからマンドラスよりずーっと高い)

トカイの畑はどこも垣根仕立てですが、このペトラッチは密植の棒仕立てになってます㊙️

遠くから見ても周りと見た目が違うのですぐか分かるくらいです。

詳しくは次の畑編で。

今回も設備を色々見せてもらい、醸造や熟成の説明を聞くのは他社と同じですが、オレムスはすごい⭐️

行く先々にワインが準備してあって、辛口から.なんとエッセンシアまで、移動しながら試飲もすると言う粋な計らい❤️❤️❤️
(残念ながらペトラッチは飲めなかった)

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レイトハーヴェスト2021と3プトニュスス2018

最初は醸造所、グラヴィティシステムを導入してますので、ブドウはまずここ、3階に搬入されます。

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選果台を通り、除梗されて、2階で圧搾


オレムス以外でも、今回訪問した全てのワイナリーで圧搾機は円筒型(プヌマティック)を採用していました
アスー(貴腐)のブドウを絞るにはとても時間がかかるので、均等に圧力が加わる円筒型の方が効率が良く、果汁の質も良いのだと思います。
半日以上かけて圧搾するそうです。

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昔使っていたエッセンシア用のアンフォラ

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5プトニュス2017と6プトニュス2014、後ろにエッセンシアが飾ってある

この下に発酵設備があって、さらに下へ降りると保管庫があります

オレムスでは世界100か国に向け、生産量の90%以上を輸出していますが、全てのワインはいったんスペインの本部へ向けて出荷され、そこから世界へ向けて送られるそうです
ハンガリーは内陸なので、スペインの港から直接発送する方が管理効率が良いので、というのも理由の一つだそうです。


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黄色の山〜
そのまんま、山吹色のお酒です✨✨

セラー編へ続く




posted by cave MITSUKURA at 19:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハンガリー訪問 その2


初めて来たトカイ✨
ブドウ畑の眺めはフランスと変わりません。
やっぱり綺麗です。

最初の試飲予約は泊まってるホテルが経営してるワイナリーで(した)
トカイの隣の村、タルカルにあります。

グロフ・デジェンフェルド⭐️⭐️⭐️⭐️
お貴族様の所有のホテル、広くて素晴らしい。

詳しくは試飲の紹介で書きます〜

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広大な庭があって、鳥のさえずりが常に聞こえます
朝、散策してみたら、畑にウサギがいたり。

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大きなチェス

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ウェルカムドリンクがあった‼️
よく冷えてて美味しかったです❤️

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ワインは辛口のミュスカ、モスカートとは全く違って綺麗な酸があるさわやかなスタイル✨

紋章が素敵なラベル
フルミントの辛口スパークリングもありました


夕食はホテルで取るので、その前に隣の自社畑丘の上のチャペルへ行ってみました🚗
(自転車で登ってきてる若者がいて、感心。
かなりの坂なんで)

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このチャペルは古くはありませんが、マリアテレジアの名前をつけてます。

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下から見るとこんなです

上からはかなり良い眺望でした‼️

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チャペルを頂点に、その下はフルミント
下部にハーシュレベリュ

途中に少しだけサルガムシュコータイ(ミュスカ)の3種を植えています。


こちらも開花寸前、一部で開花始まりでした

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フルミントは葉の切れ込みが大きいのが特徴です

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雷が鳴って来たので退散。
ホテルに戻ったら土砂降りになってきてセーフ。

夕食はうーん。
もう一度食べたいかと言われたら…

スパークリングをグラスで飲んで、
今度は赤に挑戦。

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フェケテランカ?っていう品種らしい
何度発音しても笑われた💦

果実味多めで美味しいです❤️
ロゼもグラスで飲みましたー

よく飲んだので、早めに寝ます







posted by cave MITSUKURA at 12:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハンガリー訪問記


おはようございます。
てんちょ、お休みをいただいてハンガリーに来ております‼️

連勤で留守番してくれてるスタッフに感謝です✨✨

今年の往路は昨年より、かなり疲れました💦✈️
飛行機は満席、最近はずっとそうなんだとCAさんから聞きました。インバウンド盛況ですね〜
北極海ルートだと14時間もかかるので、長いし。

さらに、フランクフルトからブダペストへの乗り継ぎ便がただでさえ遅い出発なのに、遅れまくってブダペストに着いたら日付変わってました…

リスト空港に着陸前にブダペストの夜景が綺麗だったので、それは良かったですが。

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鎖橋やイシュトバン教会辺りもよく見えました✨✨
という事で、初日は空港ホテルで寝ただけ。

二日目から車で西へ、トカイを目指して移動。
途中でエゲルに寄りました‼️🚗

ガソリン車はめちゃくちゃガソリンの減りが早い💦去年のハイブリッドと比べるとかなり燃費悪いー

ハンガリーの高速道路には料金所がなく、利用者は事前にナンバーや利用期間を登録してvignette(ヴィニェット)と呼ばれる利用証を購入しないといけません。
レンタカーは料金に含まれてるので買わなくて大丈夫ですが。

田舎へ向かうので道路は空いてます。
ハンガリーも、やっぱりヨーロッパだなぁ、っていう広い空、ひたすら続く畑(何か野菜ですね、ブドウはもっと先からしかなかったです)、真っ直ぐな道
…そして爆走する地元の人達

てんちょは安全運転で🚗🚗

エゲルは西部では歴史のある街です‼️
大きなエゲル城もあって観光地です。

まずはワイン産地の、「美女の谷」へ🍷
なんでこういう名前なんだろう…

エゲルの南東にある丘に囲まれた場所で、斜面を掘ってセラーになってるお店が並んでます

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長屋風です。

手前をレストランや居酒屋にして、試飲もできるお店になってます。
 
一軒入ってみました‼️
 
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壁は手掘り、奥へ行くほど黒いカビに覆われていて本当にセラーだったんだと感動✨🍷


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ハンガリーの人、みんな親切です、観光客慣れしてるんですかね。誰でも英語です。
ハンガリー語は挨拶くらいしか覚えていませんが、それでも、
「おっ、ハンガリー語話せるの?」と、喜んでもらえて嬉しいです✨
(そして、もちろん話せる訳ないです)

ファルサンさんというこの方、祖父から3代目で自分の代になって20年くらいだそうです

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試飲は白のオラスリズリング
こちらのワイン、どれもラベルが可愛いです❤️

1本買いました〜

ブドウがようやく登場。
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若木です
花が咲く寸前でした‼️



そして、エゲル城の方へ移動🚗

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街並みが中世から残ってていい雰囲気です


エゲルではもう一つ目的がありまして、
それはミナレットに登ることです‼️

ミナレットとはイスラム教のモスクに備わってる塔で、礼拝の時間を知らせたりするのに使われました。
ハンガリーがオスマン帝国に侵略されていた時のモスクはもう全て破壊されてしまってますが、このミナレットだけはどうしても倒せなくて、仕方なく残してあったんだそうです。

オベリスクみたいに街中にポツンと立ってます


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この塔、想像以上に階段が狭い‼️

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絶対にすれ違えません。
一人800フォリントでした。


ハンガリーの通貨はフォリント。
EU加盟国ですがユーロではありません、ブダペスト市内ではユーロとの並行表示も多かったですが。

この時、1フォリント=0.44円 でしたが、現金の両替は分が悪い
こんなお金です ↓

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結構登りました、太ももプルプル💦

塔の上には見晴らしの良いテラスがあります✨
こっちも激狭ですが。


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登ってよかったー
曇りですが、気持ちの良い風が吹いてました
(車では途中、土砂降りに合ったりしましたが一度も傘使わなくてラッキー)
気温は25度くらいのはずですが、雨のせいか蒸し暑いかな☔

と、そんな事してたら、
トカイの試飲に間に合わない事が判明‼️
時間、読み違えてました…

急いで安全運転でトカイへ移動🚗
オービスなかったと思う

20分遅刻してしまった。
そしたら試飲は明日の夜に変更、すみませんー

次へつづく。












posted by cave MITSUKURA at 11:52| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする