2024年07月15日

夏の泡の一つにどうですか


3連休の最終日、今日って雨だと思ってましたが… 今の名古屋は晴れてて蒸し暑いです
今週末には梅雨明け?



今日は、夏には特に美味しいスパークリングワインを紹介します

251.jpg

ジャインアンス クレレット・ド・ディ セレス ブリュットNV

フランス、コート・デュ・ローヌ中部のスパークリングです
辛口。

皆様、ディという町をご存じでしょうか?
ローヌの南部の真ん中辺り、バランスという町の南を東へ入ったところにあります ↓

ディ.png

ローヌ川の支流であるドローム川の上流です
バランスの南には蜂蜜やヌガーのお菓子で有名なモンテリマールがあります

もう少し引くとこんな位置関係です ↓

ディ1.png


この町は、クレレット・ド・ディ(或いはクレマン・ド・ディ)の名前で聞くことしかありませんが、ワイン名はそれなりに知名度が高いと思います。
(一応AOCにはスティルワインのコトー・ド・ディっていうのもありますけど、まず見ない)
クレマン・ド・ディはフランス国内に8つしかないクレマンの一つですので、聞いたことある方もいるのでは

しかし、ディではクレマンよりもクレレットの方が伝統的に生産されてきました

クレレットとはブドウの名前で、クレマンよりも気圧の低いスパークリングで、アンセストラルという製法で作られる(ことが多い)微発泡ワインです。
ロワールのペティアンと似てます。
法的には白とロゼが生産可能ですが、ほとんど白です。

メトード・アンセストラルという、この伝統的な製法は、一次発酵途中のワインをそのままボトルに詰めて発酵を続けさせたワインで、残りの発酵で発生する二酸化炭素がボトル内に残り、これが微発泡の元になっています。
ルーラル=田舎方式(Methode rurale)なんて言われることもあります。

現在の法律では、クレレレット・ド・ディもシャンパーニュの様に瓶内二次発酵での生産も可能ですので、発泡のしっかりした物も多くあります。
ややこしいんやん

辛口はクレマン・ド・ディに統一すればいいんですけど、原料ブドウ品種や二次発酵期間の点でそうしないんでしょうか…

そしてもう一つ、大変紛らわしいのですが、クレレットというブドウの名前がついているのに、
アンセストラル製法の場合のクレレット・ド・ディは、75%以上がミュスカ・ア・プティ・グランである必要があり、クレレットはおまけ程度に入ってるだけなんです
また、これは甘口でなければなりません。

ミュスカ・ド・ディ アンセストラル
に名前変えるべきでは

まぁ、法整備がされる前からクレレット・ド・ディの名前が知られていたので、市場価値を慮ってこうなってるのかもしれません
その方が売りやすいですし。
伝統を尊重するっていう大義名分もありますけど

ですが、甘口が売れない現在では前述の通り、クレレレット・ド・ディの名前で辛口の生産も可能になっています
繰り返しますが、クレマン・ド・ディはアンセストラルでは辛口NGで瓶内二次発酵による物だけが辛口OKになってます。
瓶内二次発酵は逆に甘口NGです。

ほんとややこしー


という事で、今日のクレレット・ド・ディは瓶内二次発酵による辛口です
クレレット100%
瓶熟9か月以上

ジャインアンスはディを代表する巨大な協同組合です
1950年に266の農家が集まって誕生しました。
西隣のシャティヨン・アン・ディノワのワインと共に成長してきました(このワインを飲んだことある方は少ないかなぁ、ディとは全く違うセパージュなんです)
この地区のAOCの70%以上を生産しています

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GoogleMapより

現在は組合から株式会社になっており、ボルドーにも進出してクレマン・ド・ボルドーも手掛けています。
ミツクラでも人気のブルエットはここの生産です。

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HPより ディの畑

クレレット・ド・ディとクレマン・ド・ディで、年間785万本も生産しており、フランスのスパークリングメーカーとしてかなりの大企業にまで成長しています
シャンパーニュを除くフランスのスパークリングワインでは国内シェアNO.1です

ツアーも沢山あるので、是非行ってみたい


で、肝心のワインですが、クレレレット100%の優しい香りがします
もともと甘口に向いてるのが分かるようなブドウです、砂糖菓子や桃、マンゴーみたいな甘いフルーツの香りです。

味は辛口ですが、軽い口当たりでそこまで余韻は長くないので、暑い日によく冷やしてさらっと飲むには最適です。
重くないですが、繊細です。
シャルドネやピノノワールだけが優れたスパークリングになる訳じゃない、っていういい例だと思います

瓶熟が長くないので泡も軽め。
それが夏にはかえっていいかも

「セレス」はローマ神話に登場する豊穣の女神の名前です

価格も普通、デイリーに飲めますよ〜
酸味が苦手な方にもオススメです。










posted by cave MITSUKURA at 13:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月13日

ミエだよ


今日から3連休の方、どこかお出かけですか?
もう梅雨も終わりそうですね。


店頭には、フランソワ・ミエが少し入荷してきました

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ヴォギュエの醸造長を引退したミエさんが二人の息子さんと一緒に自宅で作るネゴシアンのワインです。
2017年がファーストヴィンテージ。
今回2021と2020が入荷しました。
早くから飲めてしまう、エレガントなスタイルです

長年の付き合いがある栽培家と良い関係があるからなんでしょうが、いいブドウを手に入れることが出来るとしても、何がこんなに違うんでしょうね
香りの良さ、口当たりの滑らかさ、すぐに美味しいって分かります

少ないし、値段も安くはありませんが、飲む価値があります〜




posted by cave MITSUKURA at 12:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月08日

ニューお札はどこにあるの


今日もかなーり蒸し暑いですね、ほんと倒れそう

昨日は七夕でしたね、星空を見上げることなんてまずありませんが、星は見えたのでしょうか?
願いは紛争解決かなぁ(もちろん邪心は色々ありますけど



ところで、皆様、新紙幣はもうご覧になりましたか?
てんちょ、まだどれも手にしておりません

わたくし、聖徳太子が5000円札だった事が記憶にありません
子供時代はそんな大金を手にすることがなかったんだろうなぁ…

伊藤博文はもちろん覚えてますが。
あと、500円札もちゃんと覚えています、当時は500円が硬貨になって非常に価値が減ったような気になりました



うーん、紹介したワインがない…
どれも気が乗らない

9月までは積極的に仕入れはしませんし。

あびあんとー





















posted by cave MITSUKURA at 14:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月06日

最後の購入になったりして


暑いですねー
まだ梅雨明けしてませんが、毎日体温以上の気温って

体調管理、気を付けたいです
これから2.3か月はこんな気温かと思うと、辛い…


今日あたりボーヌの町をオリンピックの聖火ランナーが通るらしい
オリンピックももうすぐですね。



店頭にはこれが入荷してきました
2022年最新ヴィンテージ。

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ロベール・グロフィエ
左から、
ブルゴーニュ・ピノノワール2022
ジュヴレイ・シャンベルタン レ・スヴレ2022
シャンボル・ミュジニー1erレザムルーズ ラ・グラス・デ・ザルジル2022
シャンボル・ミュジニー1erレザムルーズ ラ・デリカテス・デ・サブル2022
シャンベルタン クロ・ド・ベーズ2022


…先行予約案内が来まして、どうせそんなに確保できないだろうな、と思って多めに発注だしたところ、
全部確保出来ちゃったそうで

営業さん、ありがとう
でもねー、本当言うと、そんなに買うつもりなかったんだよね

在庫過多の数字が重くのしかかってきてます


グロフィエはブルゴーニュの超人気生産者なので知ってる方が多いと思います。
シャンボル・ミュジニー1級のトップ、レザムルーズの最大所有者として知られています
ドメーヌはモレサンドニにあるんですけどね、作ってるワインはシャンボル・ミュジニーが多いという。

ドメーヌは現在4代目のニコラさんが仕切ってます。
ここはHPがありませんので、輸入元からの情報くらいしかない…

グロフィエ 10107700.jfif
ラックコーポレーションHPより

グロフィエのワインは、全て赤ワインです

非常に透明感のある赤い果実そのままで、ピュアさが前面に出ています。
甘酸っぱいイチゴやフランボワーズ、ベリーのイメージです

新樽の比率も低いので、若いうちからこのピュアさが弾けるようです。
熟成させると複雑な香りに変化していきますので、待って飲むのがおすすめ

…今から20年待ったら、あたしゃ何歳だ

店頭には最新の2022年以外にも、2018年や2019年もありますので、そちらもオススメです ↓
https://cavemitsukura.com/?s=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8&post_type=product

今回、サンティエやオードワは買いませんでした
だって、参考上代66000円(税込)もするんです…
ひょえー
弊店在庫なら35000円税込みで買えまっせ



そして、今年から、1級レザムルーズは2つのキュヴェに分かれて生産されています
ラベルの字体も違いますね。
値段も違う。

レザムルーズは特級ミュジニーの下部にある5.4haの区画ですが、畑は結構勾配があります。
グロフィエはそのうちの1.12haを所有していますので、約5分の1がグロフィエの畑という事になります

だからこそ、土壌の違いで2つに分けることも可能だったんでしょう。

ラ・グラス・デ・ザルジル La grace des argiles  粘土質土壌(argile=粘土)
ラ・デリカテス・デ・ザブル La delicatesse des sables 砂質土壌(sable=砂)


命名からすると、粘土質の方はリッチなイメージで、砂質の方は繊細なんでしょうか…

飲んでいませんので、違いは不明です
値段を見て、とてもじゃないけど気軽に飲めません


…レジョナル(ブルゴーニュ・ピノノワール)でも、上代16500円(税込)もするんです
今あるブルゴーニュが非常に安く感じますね。
これね、本当にそうですよ、今のうちに買っておいてください。

これからずっとこんなだと思うと、暗い











posted by cave MITSUKURA at 15:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月02日

良品とはいえ価格にびっくり


円安が止まりません

1ユーロ=172円ですってぇぇぇぇ
うっそでしょ
もうヨーロッパ旅行は遠い夢か

やめてぇ

ワインも9月、10月にまた値上がりしますし、先行き暗い



今日はこれを紹介します
しばらくぶりの入荷です。

ダル・フォルノ・ロマーノ.jfif

ダル・フォルノ・ロマーノ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ2008


2008年が何故か、ぽろっと出てきた?
しかも、いつもの輸入元じゃない会社から(来歴や保管は完璧なので心配無用ですよ)


アマローネは有名ですね。
イタリア、ヴェネト州の赤ワインです

ヴェネチアがある海の方ではなくて、もっと内陸です。
ヴェローナという町があって、ここは「ロミオとジュリエット」の舞台になった場所です。
もうすぐ東にガルダ湖があって、ロンバルディアとの州境が迫っています。

ベローナ.png

アマローネはヴェローナ近郊のヴァルポリチェッラ地区で作られる高級ワインで、「アマーロ=苦い」という言葉が語源になっています。
陰干しして干しブドウの様になったブドウを発酵させて作るので、とても濃厚で凝縮したワインになります
深い味わい、強いアルコールで長熟です。

チョコの様な甘く濃厚で、余韻の長い豊かな赤ワインです

このアマローネの筆頭生産者が、クインタッレリです。
今日のダル・フォルノ・ロマーノさんは、そのクインタレッリに師事した方です

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モトックスHPから拝借

今や、二大巨頭となった二つの作り手です

…しかし、2008年というヴィンテージを考慮しても、高いですねぇ
16年熟成でも、まだまだ若いくらいだと思いますが。

まぁ、値下がりはしないでしょうが。
値段はネットショップのトップページを見てみてください…

うーん、自分が飲んでみたい



posted by cave MITSUKURA at 17:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月01日

しとしと7月


朝、一時的な大降りに遭遇して、びしゃびしゃになってしまった…
今日は一日雨ですね


毎年の事ですが、早くもボジョレー・ヌーヴォーの予約が始まっています。

今年のブルゴーニュは、シャブリを除いて今のところは順調です。
6月は雨が多くて日照が足りないようで、夏の天候に期待を寄せている生産者が多いです。

が、まだこれから先がありますし、作柄については何とも言えません
何かは扱いたいと思っていますが、どうしましょうか…
悩む



店頭にはヴォギュエとプリューレ・ロック、ニコル・ラマルシュが少しだけ入荷しました
どれも高いねぇ

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ラマルシュ、何故か1本だけレジョナルが。


夏は仕入れを控えておとなしくしてるつもりです





posted by cave MITSUKURA at 13:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする