2015年10月12日

サイ 


街路樹の金木犀が咲いてますね、つい「テルペン香」だわーとか思う
店内のユリも同様で。

てんちょ、iPhoneのガラスを割ってしまって… この1年で2回目

ガラス割れ過ぎでしょ 修理に来てる人、みーんなガラス割れだもん❗
改良してください
(お前の扱いの問題だという、ごもっともな指摘はこの際置いといてね)

今日やっと修理に出しますが、何時間か連絡取れないのですみません
お急ぎの方はお店までご連絡ください。
今日中に直りますけど。

ショップも全然予約取れないし、もー 名古屋にあるだけマシ??


もう一つ、ショックな事が…

ゴッセのラベル、今、こんなのなの??

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…プロセッコかと思った、前の方が断然好きだった💦


で、今日のワインはこれだよ

349.jpg

ラ・スピネッタ バルバレスコ スタルデリ2000


これは人気のイタリアワインですね、赤ですよ
しかも2000年
ピエモンテ州の有名ワイン、バローロの北の地区でバローロの「弟」なんてよく言われています。
トリュフ祭りで有名なアルバの町を挟んで向かい合ってます。

創業1977年と新しい蔵ですが、イタリアの当時の状況は今とは全く異なっていました

確かにバローロは高級ワインとして知名度は高かったんですが、生産量を増やすあまり、品質が名声に釣り合わない蔵も多く、世界市場から冷遇されていました
元より、イタリア国内では「質より量」で、価格の低いがぶ飲みワインが人気だったので、バローロのような高級ワインはほとんど飲まれていませんでした。

今では嘘の様ですけど、名前だけで注目されないし、ワインなんて…って時代だったんです

隣のバルバレスコも然りで、違う作物を植えようにも急斜面では生産性が悪く、安く買いたたかれてもブドウを作るほかない農民の苦悩の時代だったんです💦

90年代に入ると、こうした苦境を改革する若き生産者達=ボーイズ(今は往年のベテラン)が現れ、
世界的なワインブームにも乗って、バローロは名実ともに世界の高級ワインの地位に返り咲きます

隣接するバルバレスコも同じく、特にガイヤの名声がバルバレスコにワインに一層の注目を集めました
バローロの生産者もガイヤには一目も二目も置き、尊敬しています

畑仕事を大事に、質の高いワイン作りを目標に毎日、毎年努力した結果です
先輩世代とはそりゃー揉め事&確執もあったでしょう…

そして、このスピネッタもまた高い評価でイタリア国内はもちろん、世界的にも大人気です
ガンベロ・ロッソ(イタリアワイン評価本)で最高3位内に入る歴代受賞者です
日本にもファンが沢山いますね。

流石にイタリアワインに疎いてんちょでも好きです

スピネッタは最初の蔵を立てた土地の名前ですが(アスティ県にあります)、経営者(の一人)であるジョルジョ・リヴェッティさん
代々ブドウ畑を持つ栽培家として知られ、決して新参者の蔵ではありません
おじいさんが移民で、いつか自分のワインを作る夢があったんでしょうね。

スピネッタは濃厚で洗練されたワインももちろん話題ですが、
必ず「なんでラベルがサイなの??」って疑問が出ます、よね??
リヴェッティ氏の好みでこのサイのラベルになったそうです(デューラーの版画です)

因みにバローロはライオン。

近年のバルバレスコもバローロと同様に、より小さなクリュを名乗るのが品質の証明の様になっています。
;">「バローロ」「バルバレスコ」だけでなく、どこの区画から作られたかを明記してるんですね


バルバレスコと言うワインは、バルバレスコ村を中心にいくつかの村で生産が認められています。
これはバローロも同様。

有名な村は、まず、バルバレスコ村
ここには、ブリッコ、モンテフィアスコなどのクリュが有名です

ネイヴェ村

ガッリーナ、とかですか。うーん、実はよく知らなくて、すみません。
今日のスタルデリはこの村にあります

トレイゾ村

ジャコーザ?
ここのクリュもほとんど知らないなぁ…

あー、イタリアの勉強もっとしないとね。ごめんなさい。

スピネッタのバルバレスコのクリュは後二つありますよ。
緑のラベルと青いラベル。

しかし、15年も経ったネッビオーロはさぞかしいい香りがするでしょう
まー、安くはありませんが、試す価値はあり





















posted by cave MITSUKURA at 13:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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