1日遅れましたが、ブルゴーニュ滞在記、順に書きます。
昨日は、お昼頃に宿を出てマコンへ🚗
行き先はヴィレクレッセのボングランです‼️
高速使わないで1時間30分くらいでした🚗
ニュイやボーヌと違って、ジブリー辺りから隣の村へ行こうとすると、結構な峠道を走らなくてはならず、山道をくねくね走って行きました。
途中には牛の放牧地がたくさんありました。
ヴィレクレッセのシャルドネもそろそろ収穫 ↓
誰の畑か分かりません。
土がふわふわで足がめり込みそう⭐️
待ち合わせ場所の蔵はカンテーヌと言う、ヴィレとクレッセの間にある小さな村にあるんですが、住所が見当たらず、ちょうど素敵な紳士が建物に入ろうとしてたので、呼び止めて、
「テヴネに行きたいのですが」
と聞いたら、
「ここですよ」と💦
目的地にいたのに尋ねてしまった💧
恥ずかしい…
クルティエのミッシェル ガヨさんも一緒に蔵へ。
(日本でもらった連絡では同席しないって聞いてたので、お土産足りなくなっちゃった)
迎えてくれたのは、息子さんのゴーティエ テヴネさん✨ ↓
優しい方でした。
お父さんも覗いてくれて挨拶出来ました。
テヴネには3つのブランドがあって、
テヴネ カンテーヌ
これがゴーティエさんのドメーヌ、前はテヴネ エフィスと言ってましたが、他社で美味しくないテヴネがあるので、14年から敢えて名前を変えたそうです。
生産はマコン ヴィラージュのみ
ボングラン
こちらは3つのワインを生産してます。
ヴィレクレッセ キュヴェ テヴネ
ヴィレクレッセ キュヴェ ルヴルテ
ヴィレクレッセ キュヴェ ボトリティス
ルヴルテとボトリティスは貴腐が出来た時のみの生産で、ルヴルテには30%程度、ボトリティスは100%貴腐ブドウを使います。
貴腐がつくのは、ほんの1haくらいの小さな区画で、近くを流れる川と秋の雨の影響で上手く貴腐菌が繁殖するようです✨
一つ向こうの区画では貴腐は全くつかないそうで、とても特異で貴重なブドウです。
シャルドネの貴腐って聞いた事ありませんし💧
とは言え毎年そうなる訳ではなく、キュヴェボトリティスはこの20年で、僅かに5ビンテージのみの生産です‼️
ハーフだし。
最後が、
エミリアン ジレ
この銘柄は親戚の蔵みたい。
蔵ではちょうど日本向けのマコンヴィラージュ2015の出荷準備をしていました ↓
初めて15年を出荷するそうで、他生産者の大抵のマコンはもっと早く出荷されてしまうのに、テヴネでは熟成させてからしか出荷しません✨
そして、これが醸造設備です ↓
横向きのタンクです‼️
縦型のイノックスタンクもありましたが、ほとんどこちらを使うそうです。
ブドウは優しく1回圧搾した後、デブルバージュしてタンクに入れたら、お終い㊙️
あとはなーにんもしない。
nothing!
って言ってました。
たまにMLFがアルコール発酵よりも早く起きる事があるそうで、
(他所では聞いた事ない)
何故そうなるのかわからないけど、出来たワインには差がないそうです。
ほんとなの❓💦
ブドウの収穫も「熟したら」始めるそうで、
何というか、代々の野生の勘みたいなもの?
もちろん糖度測ったりするんでしょうけど。
貴腐が付くのは10月なので、今年はまだ分からないそうです。
マコンに関して、春の霜害はほとんどなく2017年は良い収穫になりそうだとの事です⭐️
霜が降りるって予報があっても、祈る事くらいしか出来ないしって言ってました💧
マコンでは、機械収穫が一般的です(途中で収穫用のトラクターたくさん見ました)が、テヴネでは全て手摘みです‼️
そして、テヴネには樽がありません‼️
どのワインにも樽は一切使用せず、タンクで放ったらかしにした後に瓶詰めされるだけです。
実際、蔵には樽が全くない。
試飲は4種類 ↓
最初にテヴネ カンテーヌのマコンヴィラージュでした。
ヴィレクレッせは、シャルドネの素直なアロマで、ボリュームがあります✨
梨や桃の香りに杏やマンゴーみたいなニュアンスもあり、綺麗な酸味とアルコール感もしっかりあります❗️
樽が無くても十分、コクと厚みがあって、タイトに絞られていて、バランスが良いですね✨
欠点がまるでない、すごく美味しいです♥️
ルヴルテは05年、セミヨンの貴腐にも共通するような紅茶のような香りですが、味は辛口です。
後味が強く残って印象的です✨
最後のボトリティスには感動しました♥️
アルコールが14%もあるのに、甘く優しい味わいです。まんま蜂蜜です。
欲を言えば、
06年なのにもっと待った方がいいですね。
ハーフなのに、あと5年とか💦
この味でヴィレクレッセのレギュレーションは大丈夫なのか、聞いて見ましたが、
いいんじゃないの的な返答で、敢えて言わない感じだった😅
このボトリティス、日本で買える機会があったら買いたいなー♥️
マコンを馬鹿にしてる人がいますけど、こういうの飲んでみてほしいですね✨
【関連する記事】