C'est Magnifique!な、名古屋ですが、空気は冷たい

皆様は整理整頓、得意ですか?
てんちょ、散らかってるのは嫌いなんですが、ついつい放っておいてしまう物があります。
会社の事務所に置いてあるワイン関連の資料&セミナー記録などを整理しないといけません

紙はたまる一方です

カタログや取り扱いのないプロファイルは定期的に処分していますが、捨てたくない資料もありますので。
今はネットで何でも調べられますので紙の資料も減って来てますけど、昔の物も含めてちゃんと整理する必要があるなぁ…
自宅&実家にもある

近日中にやろう

今日は業界の試飲会に行ってきました

毎回恒例の輸入元ですが、ワインが140本も出てて大変有意義でした


オーストリアに気に入ったワインがいくつかありました✨
驚いたのが、事前予告なしで、
マス・ド・ドマ・ガサックの4人の息子さんの一人、バジル・ギベールさんが来てました

彼はアジア地域の輸出責任者として活躍しています。
彼のブースには誰も行かないので、てんちょだいぶ独り占めして話し込んでしまった

全部飲んだし。
一番右の方 ↓

HPより、以下同様
マス・ド・ドマ・ガサック、ご存知でしょうか?
南仏のロマネ・コンティと言われ(そんな事はどーでもいいけど)、世界中で大人気のエレガントワインの生産者です

グランヴァンである事は間違いない

これ ↓

今では沢山のラインナップがありますね〜
モノセパージュも10年位前から作ているって、知らなかった💦
蔵の始まりは1970年、バジルさんのご両親が住む為の土地をラングドックで探した事がきっかけです

ガサック渓谷にあるドマ家の農場地を大変気に入った二人はここを購入します

ドメーヌの名前はそれに由来しています。
こんな綺麗なところ ↓

マス=ドメーヌ、です。
この前ご紹介したマス・デ・ブレサドと同じですね

二人の友人だったボルドー大学の地質学の教授から、この土地がブルゴーニュのコート・ドールに非常に似ていて、偉大なワインを作る事が可能だとの示唆を受け、ワイン作りを始めました。
同じくボルドー大学のエミール・ペイノー教授の助言を受け、樹齢30年以上の自根のカベルネをボルドーから移植してます

当時のラングドックではカベルネを植える人は皆無で、AOCにも認められていない為に最初にできたワインはテーブルワインとして販売しています

(現在はIGPの認可があります)
しかしながら、ワインの評価はすぐさま世界中に知れ渡り、家族経営のワイナリーの在庫はあっという間に完売してしまいます

日本ではまだ安いですが、フランスでは高級ワインの値段で販売されています。
実はこの辺に思う所が大きかったようで、このワイナリーは最近、輸入元が変わったばかりです

バジルさんはその辺の事も大きな声ではっきり話してて、ちょっと面くらいました。
会場で他社の名前をバンバン出して話す生産者にはこれまで会った事がありません

まぁ、大手の安売り競争の道具にされたくない、という事です。
それでも、あなたのワインはとっても人気だ、と伝えると嬉しそうだった

(そりゃそうだ)
フリザンテのロゼは今日は出ていませんでした💦

↑ これが本当に美味しいのですよ

てんちょ、ガサックの中で一番好き

「直接メールくれれば出してあげるよ」って、ほんとですかー

早速頼んでおいた。でも入荷は早くて6月。
そして、私は赤よりも白の方が好き。
蔵のトップワインがコレ ↓

マス・ド・ドマ・ガサック・ブラン2016

赤も作っていますが赤は既に完売、たった2週間で売り切れ

ウソでしょー
彼曰く、このワインは「クレイジーブレンド」

確かにそうなんです、何故かと言うと、
ヴィオニエ27%
プティ・マンサン25%
シャルドネ21%
シュナン・ブラン13%
ブルブーラン、マルサンヌ、ルーサンヌ、プティ・クルビュ、ミュスカ・オトネル、
ミュスカ・プティ・グラン、ミュスカ・ダレクサンドリ、グロ・マンサン、セミヨン、
ヌエルレショル、プティ・アルヴィーヌ、アミーニュ、セルシアル・ド・マデール、
コンドルニ、チラール、アルバリーニョ、ファランギーナ、フィアーノ、
グレチェット・トーディが14%
のブレンドなんです

どんだけ入ってるんだぁぁぁ
あっはっは、クレイジーだ。
後半のブドウはよく知らない物もあるある

ぬ、ぬえるれしょる??? なんですか、それは

「どの品種が最も困難か」という質問には、
「年にもよるので一概に言えない」とのお返事。
ワインは非常に綺麗な酸があって、洗練されていますね〜
ステンレス醸造で樽なし。南仏のワインらしからぬスタイルです。
バランスもいいし。
素晴らしい

複雑で長い余韻、まだ十分熟成しますね。
ワインの上品さを保つ酸ですが、これは渓谷に吹く特有の冷たい風のおかげだそうです

畑の標高はさほど高くはないのですが、この風のせいで寒暖差が生まれ、ブドウの完熟の一方で上手く酸を温存してくれる、という訳です。
しかも、この風は彼らの畑辺りにしか吹かない特別な物で、これがワインの独自性を生んでもいます ↓

海から200メートルから1キロの辺りに畑はあるそうです。
畑は馬を使って耕作、有機栽培です。
羊も畑で放し飼いしてます。
整然としたセラー ↓

どのワインもホントに上品、びっくりするほどクリアです

一番トップのワインは流石の高額ですが、セカンドやモノセパージュのワインはマス・デ・ブレサドと同様にお値打ちです

今店頭には、超特価のこれしかありませんが ↓

コンブ・ド・ガサック2016

新しいラベルですが、中身はガサック・クラシック・レッドと同じ…らしい。
この辺はきっと大人の事情だろうなー
(因みにこれは前の輸入元の、なのです)
シラー、カリニャン、アリカンテ、グルナッシュ、マルスランのブレンドです。
気楽なスクリューキャップ

これだけは蔵のワインを判断できませんが、1000円以下なので、取りあえず入門編にどうですか
