東海地方も梅雨入りしましたね

予報では、今年の梅雨はしとしと続いて、ある意味梅雨らしいようですが。。
フランスも雨続きの様ですが、高速乗ってる時の土砂降りはやめて欲しいなぁ

ま、日焼けしなくていいよね、と前向きに考えよう

てんちょ、先日久しぶりにフランス産の子羊をいただきました

わたくし、オセアニアの羊がどーも苦手なのですが、フランス産は値段も高いのであまりメニューに採用してるお店がありません
なので嬉しかったです
産地は南仏、プロヴァンスのシストロンだそうですが。
それはどこ??
マルセイユの北、エクサンプロヴァンスとギャプの間にある田舎町ですが、知らないなぁ…
この「ボーム岩」が街のシンボルみたい ↓

Agneau de Sisteronはラベルルージュ(地理表示保護銘柄)になってるんですね
ワインを楽しむ方は、料理やチーズにも親しんでいると思います
料理とチーズの名前も中々覚えられないかもしれませんが、横文字に負けないで楽しみを増やせるといいですね
では、新しい白ワインを紹介します

なので嬉しかったです

産地は南仏、プロヴァンスのシストロンだそうですが。
それはどこ??
マルセイユの北、エクサンプロヴァンスとギャプの間にある田舎町ですが、知らないなぁ…
この「ボーム岩」が街のシンボルみたい ↓

Agneau de Sisteronはラベルルージュ(地理表示保護銘柄)になってるんですね

ワインを楽しむ方は、料理やチーズにも親しんでいると思います

料理とチーズの名前も中々覚えられないかもしれませんが、横文字に負けないで楽しみを増やせるといいですね

では、新しい白ワインを紹介します


モレ・ブラン オークセイ・デュレス ブラン2010

ブルゴーニュの白ワインです、シャルドネ100%。
生産者も生産地も有名なので、あまり説明は必要ないかも💦
今、2010年が入って来るって、中々貴重で珍しい事なんですよ

しかも超お値打ち、もちろん正規品なので来歴も安心の蔵出し保証付です

モレ、と聞いてあの人達ね、と思う方は多いでしょうね

シャサーニュを中心に多くの一族が優れたワインを作っています。
しかし、婚姻も手伝ってその関係は結構複雑になってきました。
ちょっとワインから逸れて一族の蔵を整理してみましょうか

モレ一族はフランス革命中にシャサーニュに移住してきた一族で、現在まで続く大地主です

1920年代にシャサーニュにドメーヌを興したフェルディナンドが多分直近で遡れるご先祖様でしょうか。
フェルディナンドの息子二人が、アルベール、マルクでこの二人でも、現在の代から見て2代前になります

おじいちゃん達ね。
一族は兄弟に畑を分割しながらドメーヌを増やしていきますので、こっから面倒だ。
アルベールの息子が、ベルナール、ジャン・マルクでベルナールの方は現在のヴァンサン・ソフィー・モレとトマ・モレ(DRCのモンラッシェの栽培責任者でした)になり、
ジャン・マルクの方がシルヴァン・モレとカロリーヌ・モレになっています。
カロリーヌはご主人とピエール・イヴ・コラン・モレもやってますので二つのブランドを持ってる事になりますね。
マルクの方は娘婿さんがマルク・モレを引き継ぎ、息子のミッシェルが奥様とモレ・コフィネを立ち上げています。
分かりますか?? 図にしないと厳しいかも
間違ってないか心配になるくらいややこしい。
太字が現行のドメーヌです。
更にここには書きませんが、婚姻の相手も他村のドメーヌ継承者であったりして、畑も人も複雑になっちゃってます
長子相続ではないフランスでは兄弟がいるとその数だけ畑が分割されることになり、より細分化されてしまうために十分な生産が出来なかったり、莫大な相続税のせいでやむなく畑を売らざるを得ない事もあります
この前紹介したラモネなどはそうした事態を防ぐために早くからドメーヌを法人にしています。
で、今日のワインはムルソーの人なんですが、上記シャサーニュの傍系です。
シャサーニュの現在の一族とどのように繋がっているかはわかりません。
ピエール・モレの父親はオーギュストといい、コント・ラフォンの畑をメタイヤージュ(折半耕作、できたブドウを山分けする小作人)していました。
ラフォンがドミニク氏によって自社耕作・醸造となるとオーギュストと息子ピエールは銘醸畑から手を引かざるを得なくなります
そうした所、ルフレーヴがピエールを醸造責任者として招聘します。
彼の手腕は高く評価されていたんですね
ピエールは自分のドメーヌも興し、92年にはネゴスブランドのモレ・ブランも立ち上げました
今日のワインはこのネゴス物です。
現在、ピエールはルフレーヴも退職し、自分のワイン作りだけを行っています。
娘のアンヌさんと一緒に働いています。
HPは日本語あり、詳しい説明があります ↓
http://www.morey-meursault.fr/

HPより
モレ・ブランのワインについてですが、父親の代から行っていた小作の折半分を用いてワインを作っていたことに由来し、金儲けの為や安いブドウを買い叩く為に始めた訳ではありません
元々、地主のブドウで自分の名前のワインを作っていたんです。
なので、今でも「ブドウは買いブドウでもやる事は同じ」だそう
しかも、今は一層良いブドウを買う事が難しくなっていますので、ネゴスを続けられるのも信頼と名声の証です
確かにモレ・ブランのワインは美味しい
そして良心的な価格です。
全房で小樽発酵、ムルソーに似たコクのあるシャルドネで酸は控えめですが、ムルソーよりはやや冷涼な印象です
グラス中の香りは非常に良いですよ。
「すぐに飲めるワインなんてできない」という言葉通り、ようやく飲み頃がやって来たでしょうか
いい言葉です。
現行の2015年だと7776円もしちゃうんですが、
2010年ならなんと一葉さんでお釣りが来ます
src="https://blog.seesaa.jp/images_g/1/37.gif" width="20" height="20">
シャルドネを愛する人は後2年待ってもいいと思います
さぁ、あなたのセラーにもストックしよう、しよう。
一族は兄弟に畑を分割しながらドメーヌを増やしていきますので、こっから面倒だ。
アルベールの息子が、ベルナール、ジャン・マルクでベルナールの方は現在のヴァンサン・ソフィー・モレとトマ・モレ(DRCのモンラッシェの栽培責任者でした)になり、
ジャン・マルクの方がシルヴァン・モレとカロリーヌ・モレになっています。
カロリーヌはご主人とピエール・イヴ・コラン・モレもやってますので二つのブランドを持ってる事になりますね。
マルクの方は娘婿さんがマルク・モレを引き継ぎ、息子のミッシェルが奥様とモレ・コフィネを立ち上げています。
分かりますか?? 図にしないと厳しいかも

間違ってないか心配になるくらいややこしい。
太字が現行のドメーヌです。
更にここには書きませんが、婚姻の相手も他村のドメーヌ継承者であったりして、畑も人も複雑になっちゃってます

長子相続ではないフランスでは兄弟がいるとその数だけ畑が分割されることになり、より細分化されてしまうために十分な生産が出来なかったり、莫大な相続税のせいでやむなく畑を売らざるを得ない事もあります

この前紹介したラモネなどはそうした事態を防ぐために早くからドメーヌを法人にしています。
で、今日のワインはムルソーの人なんですが、上記シャサーニュの傍系です。
シャサーニュの現在の一族とどのように繋がっているかはわかりません。
ピエール・モレの父親はオーギュストといい、コント・ラフォンの畑をメタイヤージュ(折半耕作、できたブドウを山分けする小作人)していました。
ラフォンがドミニク氏によって自社耕作・醸造となるとオーギュストと息子ピエールは銘醸畑から手を引かざるを得なくなります

そうした所、ルフレーヴがピエールを醸造責任者として招聘します。
彼の手腕は高く評価されていたんですね

ピエールは自分のドメーヌも興し、92年にはネゴスブランドのモレ・ブランも立ち上げました

今日のワインはこのネゴス物です。
現在、ピエールはルフレーヴも退職し、自分のワイン作りだけを行っています。
娘のアンヌさんと一緒に働いています。
HPは日本語あり、詳しい説明があります ↓
http://www.morey-meursault.fr/

HPより
モレ・ブランのワインについてですが、父親の代から行っていた小作の折半分を用いてワインを作っていたことに由来し、金儲けの為や安いブドウを買い叩く為に始めた訳ではありません

元々、地主のブドウで自分の名前のワインを作っていたんです。
なので、今でも「ブドウは買いブドウでもやる事は同じ」だそう

しかも、今は一層良いブドウを買う事が難しくなっていますので、ネゴスを続けられるのも信頼と名声の証です

確かにモレ・ブランのワインは美味しい

そして良心的な価格です。
全房で小樽発酵、ムルソーに似たコクのあるシャルドネで酸は控えめですが、ムルソーよりはやや冷涼な印象です

グラス中の香りは非常に良いですよ。
「すぐに飲めるワインなんてできない」という言葉通り、ようやく飲み頃がやって来たでしょうか

いい言葉です。
現行の2015年だと7776円もしちゃうんですが、
2010年ならなんと一葉さんでお釣りが来ます
シャルドネを愛する人は後2年待ってもいいと思います

さぁ、あなたのセラーにもストックしよう、しよう。
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