2018年09月23日

オレッキエッテ好き


今日は秋分の日です
これから日が短くなっていくと思うと、何だか寂しいなぁ

そう言えば、今年も知らないうちにボルドーのメドックマラソンが終わっていました

今年も派手な仮装チームがいましたね〜
何年か前に本気で参加しようかと思った事がありますが、宿の確保やらエントリーシートの記入やら、とにかく大変そうなので止めました
大体もう走れないし…


さーて、ではワインを紹介します
予約販売の限定品です。

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チェヴィコ ゼンサ ネロ・ディ・トロイア・プーリア2016

超派手なラベルでしょ

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これ見て、どこのワインか分かりますか??
イタリアだって事は分かる方が多いでしょう、だってプーリアって書いたし。

プーリア州はイタリア半島のかかとです ↓

プーリア州.png
WIKIより

で、さらに文字を頑張って読んでみるとですね、

ビオロジコ
オルガニコ
って、書いてあります

そうなんです、このワインは有機栽培で作られています

「ゼンサ」とは、イタリア語のZENSA「〜なしに」という意味です。
(フランス語のSANS、英語のWITHOUTと同じ)
農薬や化学肥料を使用していません、という事なのでしょう

そして、ネロ・ディ・トロイアというのがブドウの品種です

イタリアの土着品種には本当にキリがありません
ご存知でしょうか?

ネロ・ディ・トロイアはウヴァ・ディ・トロイアともいい、イタリではとても古い品種です。

名前の通り、トロイア戦争に由来するという説もありますが詳しくは不明。
もっと時代を下って神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の時代にも登場しています、彼はプーリアには大変所縁の深い人物です。
世界遺産のカステル・デル・モンテの築城や、ここのワイン産業にも大いに影響のあった人なのです。

DOGCワインのカステル・デル・モンテにもこのネロ・ディ・トロイアが主体品種と規定されています
聞いたことありませんか?

最近でもネロ・ディ・トロイアは主にプーリア州で栽培されてブレンド用に使われていましたが、近ごろは生産量が減っているようです
(タンニンが強く色の濃いブドウであった為、昔は単体で醸造するのではなく優しい品種と混ぜて飲みやすくいていたようです)

流石の真っ黒な外観、南部らしいアルコール感、濃いですよ〜
これ以上濃いとてんちょは厳しい…
お値段は非常にお手軽なんで、コストパフォーマンスはかなりいいですけど

お値打ちフルボディを探している方にはお勧めですよ

プーリア州のワインはここ数年でかなり品質が向上していまして、ただ濃くてアルコールがぼったりしてるワインが減りましたね。
これもただ濃いだけじゃありません
綺麗な酒質で酸もちゃんとありますよ。


そして、実は生産者のチエヴイコはエミーリア ロマーニャ州にあるんですけど💦
傘下に15のワイナリーを収める大会社なので手広くやってます。


因みに、今日のワインは法的には
ネロ・ディ・トロイア・プーリアという、地理的表示付き=IGTワインです。

裏面 ↓

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ヨーロッパのワインは規定が細かく厳格な反面(だから例ががなく安心)、
知らないとさっぱり分からないという意地悪な規定でもあるんですよねー

ワインの勉強の道のりは長い、でも裏切られる事はないので安心してちょーだい











posted by cave MITSUKURA at 13:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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