めっきり寒くなっていますがさすがは太平洋側の名古屋、今日も快晴です

ゴーン氏逮捕の裏側には(世間の目をそらしたいくらいの)どんな大事件があるのか。
東京地検特捜部が出てくる時って大抵そうだもんね

木曜のブログ、スマホから書いたのでやはり加筆が難しいです

気紛れに頑張ります。
その内ネタがなくなったらスピネッタの事、書きますね、ごめんなさい…
(タイトルのサイはバルバレスコ、ライオンはバローロのラベルなんですよー、知ってた??))
今日は先に一昨日の報告から。
一昨日はシャンパーニュメゾンのポル・ロジェから、社長のローラン・ダルクール氏に来店してもらいセミナーを開催しました

サインもらうのに結構並んでましたが、ダルクールさん全て一つずつ手寧に書いてくれてました。

昨日ブログ書けなくて、しかもちゃんと紹介すると恐ろしい長さになっちゃうので(それくらい内容の濃い、良いセミナーでした)、
当日見たパワポの写真を添えて、かいつまんで紹介する事にします。
メゾンについて簡単に書きますと、
創業は1849年、現在5代目となるメゾンです。
全生産の80%を輸出しています、最重要で最大の輸出先はイギリスです

(ロイヤルウェディングのシャンパーニュになった事も有名です)
まずはチャーチルについて

ポル・ロジェのプレステージシャンパーニュである、キュヴェ・サーウィンストンチャーチルは当然ながらイギリスの首相だったチャーチルから命名されています。
二度の戦争を経て英雄となった豪傑チャーチルですが、パリで開かれた戦勝記念パーティでポル・ロジェ社の3代目ジャック・ポル・ロジェの奥さんのオデットさんが同席し親交を深めていきます

二人の写真はパンフレットにも載っています ↓

製法などには一切こだわる事はないが常に最高の物だけを好んだ、というチャーチルはポル・ロジェの力強いキュヴェを大変気に入り首相官邸送りでオーダーするようになります。
チャーチルは本当にポル・ロジェのシャンパーニュが大好きだったようで、自分の持っている競走馬にも「ポル・ロジェ」という名前を付けたほどです ↓

前はもっと分かりやすい写真があったのになぁ
そして彼の死後、10年経って遺族の同意を得て、チャーチル好みのシャンパーニュは商品となって発売されることとなりました。
これが現在まで2008年で17ヴィンテージを数えるキュヴェ・サーウィンストン・チャーチルの始まりです。
最初のヴィンテージである1975年のお披露目はチャーチルの生まれたブレナム宮殿で行われました


お貴族〜
因みに最初はマグナムだけ、今後はマグナムを増やすかもとのこと。
現在でも新ヴィンテージの発売前には、敬意を払い必ずチャーチルの一族に最初に飲んでもらうそうです。
そして、もう一つ。
今年の夏くらいでしたっけ?
ポル・ロジェ社の地下から100年以上前のシャンパーニュが発見された、というニュースがありましたが覚えている方はいらっしゃいますか

その昔、118年前、ポルロジェの20世紀のスタートは本当に散々で…
1900年2月23日、地下セラーを含む社屋が倒壊しちゃっています


50万本のストックとリザーヴワインを失うという大惨事です

(そしてこの後、グランドゲール=第一次世界大戦がありシャンパーニュ地方は塹壕だらけになります)
よく倒産しなかったよなぁ…
この場所には埋もれたままの当時のシャンパーニュがあると言われており、歴代の醸造長はじめシェフ・ド・カーヴはその発掘にひそかな情熱を燃やしてたそうなんですが、危険もあり中々掘る訳にはいかず…
今年ようやく行われた調査で10数本のボトルが発見された、という事です。


前醸造長の夢が叶った
今でも崩落の危険があり、それ以上の調査は行われませんでしたが、
そりゃーもっと埋まっているだろうと全員が思ってますね

因みに、本数があまりにも少ないのでダルクールさんも誰もまだ飲んでいないそうです

ロゼやドゥミ・セックも含めて美味しい物ばっかりだった

流石の08年、チャーチルも既に美味しいですね

もうちょっと待ってもいいかー
もちろん、てんちよもキープしてまっせ ↓
【関連する記事】