22日の即位礼正殿儀の夜の饗宴で出されたワインは、
赤がシャトー・マルゴー2007
白がコルトンシャルルマーニュだったそうですね

うーん、流石

白のヴィンテージと生産者が分かりませんが、誰だったのかな。
シェリーやウィスキーも銘柄は書いてなかったなぁ…
今日は午後からイタリアワインのセミナーに行って参ります

来日してるのはピエモンテ州、バローロの超優良生産者のルチアーノ・サンドローネからお嬢さんのバーバラさんです

ルチアーノ・サンドローネと言えば、「バローロ・ボーイズ」の一人

正確には6人?5人か??
お仲間のクレリコ氏も既に鬼籍に入ってしまいましたが、皆様結構なお歳になってます。
サンドローネはバローロ最高のクリュであるカンヌビを所有している事でも有名。
僅か0.5haほどの所有区画から1978年に初めて作られたワインはたったの1500本だっだそう。
バローロは11もの村にまたがり、クリュが多くあるために全てを整理して覚えるのはそれなりに大変です

今日はサンドローネワインが身近になる様に勉強できるといいな、明日また書きますね。
さて、店頭に再入荷した別のイタリアワインを紹介します


カストラーニ トレッビアーノ・ダブルッツォ スペリオーレ’17 アモリーノ・ビアンコ

昨年の11月末にミツクラでセミナーやりましたけど、覚えていらっしゃいますか??
このワイン、元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリ氏のワイナリーです。
彼の祖父は元々出身地のアブルッツォ州でワイン作りをしていたそうで、引退後、交配していたワイナリーを買い取って彼自身もワイン作りを始めたのです。
ワイナリー取得は99年、専属のエノロゴがいますし、かなりの設備投資もしています。
昨年のセミナーのブログはこちら ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/archives/20181201-1.html
アブルッツォ州のワインは日本でも良く見かけますし人気ですね

赤のモンテプルチャーノはまろやかで美味しいですし、価格が控えめなのが嬉しいですね。
それに比べると白のトレッビアーノ・ダブルッツォは値段こそお手軽な物の、品質での点で素晴らしいとは言い難いワインも多い

安いけどねぇ… っていうのかな。
酸味が顕著な割に酒質が伴わない、アロマの弱ーいワインがよくある

はっきり言って「安物」なんですよー

その点、このトレッビアーノ・ダブルッツォは素晴らしく美味しいのです

てんちょ、これまでの人生で飲んだうちで最も美味しいトレッビアーノだと思っています

いや、マジで。
仕立てや栽培には非常に気を遣い、大体お値打ちラインなのに醸造に2年以上かけてるっていうのがすごい

こういう早飲みのさっぱりした白は、さっさと出荷しちゃうのが普通なんですが、蔵で十分に寝かせているという念の入れよう。
そう言う事が出来るほどの酒質があるという事です。
樽で過剰に香り付けしたりせず、ブドウのアロマが非常に豊かです

辛口ですがコクもあり余韻もいい感じ。
こういうのを楽しめるっていいですよね

もちろんお手頃価格です

アモリーノのラベルも素敵ですね

このシルバーの模様、何だったか、セミナーの出席者は覚えているでしょうか?
これはペンダントトップです。
今でもアブルッツォ州ではプロポーズの贈り物になっているそうですが、その由来が結構ロマンチックです
お金持ちの商人の娘さんに恋心を抱く村の若者、しかし当時は簡単にお付き合いできるような世の中じゃない。
しかも父親がにらみを利かせてるから簡単に近づくこともできない。
どうにかして娘さんの気持ちを確かめたい彼。
そんな彼、こっそり彼女にこのペンダントを送り、「自分の気持ちに応えてくれるなら、次の教会でのミサにこれを付けてきてほしい」と伝言します
そして、ミサの当日。
彼女はそのペンダントをちゃんとしていました
そして彼は正式に彼女(の父親)に結婚を申し込みめでたく二人は結ばれました。
と言う素敵なお話。
で、続きがあって。
その話を聞いたお父さん、自分も宝石などを扱っていましたので、これは売れると思い、そのストーリー付きでペンダントを商品化したという強者
こうして、その「恋愛成就のペンダント」は人気となり売れまくったそうで、今でもアブルッツォ州に残る習慣になってるそうです
父さんの商魂に乾杯
だはは
ともあれ、この白ワインは非常に美味しい
飲んだ事ない人には是非試してみて欲しいです。
赤のヤルノ・ロッソも入荷しています
↓
これはペンダントトップです。
今でもアブルッツォ州ではプロポーズの贈り物になっているそうですが、その由来が結構ロマンチックです

お金持ちの商人の娘さんに恋心を抱く村の若者、しかし当時は簡単にお付き合いできるような世の中じゃない。
しかも父親がにらみを利かせてるから簡単に近づくこともできない。
どうにかして娘さんの気持ちを確かめたい彼。
そんな彼、こっそり彼女にこのペンダントを送り、「自分の気持ちに応えてくれるなら、次の教会でのミサにこれを付けてきてほしい」と伝言します

そして、ミサの当日。
彼女はそのペンダントをちゃんとしていました

そして彼は正式に彼女(の父親)に結婚を申し込みめでたく二人は結ばれました。
と言う素敵なお話。
で、続きがあって。
その話を聞いたお父さん、自分も宝石などを扱っていましたので、これは売れると思い、そのストーリー付きでペンダントを商品化したという強者

こうして、その「恋愛成就のペンダント」は人気となり売れまくったそうで、今でもアブルッツォ州に残る習慣になってるそうです

父さんの商魂に乾杯

だはは
ともあれ、この白ワインは非常に美味しい

飲んだ事ない人には是非試してみて欲しいです。
赤のヤルノ・ロッソも入荷しています

こちらも丁寧に作られた上級品ですが、5000円ちょっとでこの品質なら素晴らしいですね。
干しブドウを漬け込んだ、まろやか濃厚な味わい、バランスがとてもいいですよ。
ワインだけも楽しめます

どなたかあれからアブルッツォ行ったかしら?
カストラーニ、ホテルもあるので泊まれますよ

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