イマイチ風邪から復調できなくて、かれこれ10日くらい凹み気味のてんちょです…

絶不調ではないんですけど、こういうの珍しいです。
外で食事しても何だか食べられないし、ちょっと飲むとすぐ酔うし

さて、今日から12月ですね

快晴の名古屋は風もなく穏やかな感じ

師走の実感が全然ありませんけど、今年もあと4週と少し。
では新しいワインを紹介します

アドリア・ヴィンヤーズ ピノノワール2017

ピノノワールですが、このワイン、なんとポーランド産なんです

アメリカ西海岸のポートランドじゃなくて、ドイツと旧ロシアの間のポーランドですよ。
ここ ↓

ワイナリーがあるのはザボヴィツエという町。
Zachowiceと綴りますけど、容易に読めませんね

ワルシャワにもオフィスがあるようです。
ポーランド語はさっぱり

しかし、ポーランドかぁ… 首都ワルシャワのイメージもあんまりない…
ポートランドの歴史と言えば、近世以降ロシア帝国やハプスブルグ家、プロイセンに何回も分割されて国が消滅したり、ナチスに侵攻されて収容所が国内あちこちにあった、とか暗い出来事しか思いつかない

ポーランドの皆さん、ごめんなさい。
ただし、ワイナリーのオーナーはシアトル生まれのアメリカ人、マイク・ホイットニーさんです

当初は英語教師として赴任したのですが、1年の勤務の後もかの地に留まり2001年にワイナリーを開業するに至ったのです。
こんな方です ↓

輸入元HPより
因みにワイナリーの名前は二人のお子さんの名前を組み合わせた物、アドリア海とは無関係でした

シアトルもアメリカでは寒い方ですので、気候的には違和感なかったんでしょうか??
ワイナリーもそんなに北ではありませんけど。
アメリカのジョークで「西海岸で一番寒い季節はシアトルの夏だ」って言うのがありますよね

畑は全部で8ha、主にリースリングなどドイツ系の品種を栽培しています。

収穫直前の畑、鳥よけのネットを掛けています
穏やかな光景ですね

この写真の穏やかなイメージと同じく、今日のピノノワールはとても綺麗で上品ですよ

ブルゴーニュ以外で難しいピノノワールを上手に作っています

香りのボリュームもいいですし、透明感のある軽やかなスタイルが成功していますね。
決して弱いワインではないので、ピノノワール好きにはお勧めしたいです。
でも、これもこの前のギリシャと同じで、ブラインド会に持っていくとお友達が減るのでやめておきましょう

「あー、これはポーランドだね」なんてなる訳がないないない

だはは
ワインはとても美味しいですよ、試す価値あり

ワインアワード・インターナショナルで銀賞を受賞しています、これ以外にも色んな受賞歴がありますよ
難しいこと言わなくても「あ、いいな」って思ってもらえるはず

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