2020年02月18日

州で最高の赤ワインです


東京マラソンの一般の部がなしになったり、天皇誕生日の一般参賀が中止になったり…
新型コロナウィルスの悪影響が次々と出ていますねぇ
名古屋のウィメンズマラソンも同じになりそう。
参加費は全額じゃなくても返した方が良くないでしょうかね???

今のところ、カーヴミツクラとしては試飲会やセミナーは予定通り行います

しかしながら、今後の状況の変化によりましては変更もあり得ますので、その場合には早めにお知らせするようにいたします。
全ての飲み会が無事に遂行できますように


では、ワインの紹介します
8年ぶりくらいに仕入れたらラベルデザインが変わってた。

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レ・クレーテ フミン2016

業界関係者以外でこのワインを飲んだ事あって、知ってるって言う方がいたら結構なマニアですね〜
てんちょから「祝マニア認定証」送りますよ(心の中で

このワインはイタリアの赤ワインなんですが、産地も品種も本当にマイナーです

メジャーじゃない事は悪い事ではありません。
希少であるからと言って高品質とは限りません。 でしょ?

産地はヴァッレ・ダオスタ州です
イタリア20州の内で最も日本人に馴染みがなさそうな場所です。

20州言えますか?
ワインで有名なのはピエモンテかトスカーナでしょうね
観光ならラツィオ(ローマがある)かヴェネト、ロンバルディア、シチリアとかでしょうか

ヴァッレ・ダオスタはピエモンテの北にあり、アルプスの東端をフランスとスイスと分かつ山岳地にあります。
この赤い小さなとこ ↓

レ・クレーテ200px-Aosta_Valley_in_Italy_svg.png
州都はアオスタ。

今日のワイナリーは、この州のアイマヴィーユという町にあります ↓

レ・クレーテ.png
この地図でヨーロッパの地理感がつかめない方は、ワインよりもまず世界地理の勉強をお勧めします

フランスへもスイスへもすぐ、ですが冬は大変そう
すぐ北にシャモニーだわ。

レ・クレーテの起源は18世紀の中頃にフランスから移住して小麦栽培をしていた一族に始まります。
その後、製粉の傍らでブドウ栽培も行うようになり、レ・クレーテがワイナリーとしてヴァッレ・ダオスタ州で初めてワインの元詰めを行ったのが1810年頃だそうです

1980年代の後半にはワイナリーと製粉所は別で経営されるようになりますが、ワイナリーによれば
『当時は全く売れなかった。車にワインを積みトリノのレストランで売りに歩いた。
 当時はジュゼッペ・ク インタレッリも売れてなくて一緒に売り歩いた』

だそうで、あのスーパースターのワインにもそんな時代があったんですねー

レ・クレーテのワインももちろんヴァッレ・ダオスタ州を代表するワインとして人気も認識も高い現在です
こんな素敵なワイナリーです ↓

レ・クレーテLes-Cretes_Esterno_01_02_1.jpg
HPより、以下同様

そして、ワイナリーの場所もですが、今日のブドウ品種も非常に興味深い
フミン、ってここ以外で聞いた事ないんですけど…
フミン100%

そもそもイタリアワインがあんまり詳しくないので余計に未知のブドウです

味わいとしてはエレガントなミディアムボディ、透明感のある外観に繊細なフルーツの香り、
ピノノワールに近いですよ

ワイナリー情報によりますと、アルプスの南なので誰もが寒いと思いがちですが、日照量が豊富にあってそんなに寒い訳ではないそうです
そっかー
標高が高い場所の紫外線は強そうだけど。

レ・クレーテ33660008.jpg
素晴らしい日当たり

夏の日中は30度を超す日もあるのですが、夜になると氷点下まで気温が下がる事もあり、この寒暖差がブドウに複雑な香りと味わいをもたらすそうで

確かに寒暖差は大事です
夜の気温が下がらないと、昼間に作って蓄えた栄養分を夜に木が寝ないで蒸散して使ってしまうし、ヴェレゾンの時期には一気に酸度が下がってしまうので、そうなるとブドウの香気成分も減り、ぼやーっとした味のワインにしかなりません

昨日も書きましたけど、暑さが深刻な問題になっている今、夜寒いって言うのはとても大きな利点です
ワインがエレガントなのは当然。

ここは樽工房も持っていますね
シャルドネやピノノワール、ネッビオーロなども栽培しています。

フミンと言うブドウ、面白いので一度試してみませんか?
特価で入荷したので限定ですが、今ならお得に変えますよ









posted by cave MITSUKURA at 17:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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