2020年03月08日

オージー・シラーズならこれ


雨の名古屋マラソンになりました
雨に加えて一般参加が無いので沿道の人も少ないし、ボランティアもまばらにしかいません。
交通規制も午前中で解除されるようです。

バーチャルラン??やってる方、どんななのか教えて欲しい

今月は4件も生産者の来日がキャンセルになりました
2月3月は業界向けの試飲会も多いし、農閑期でもあるので生産者の来日が増える時期だけに残念です。
悪影響はまだ続きそうですね



それでは、今日は本当に何年ぶりに買ったんでしょうという再入荷ワインを紹介します

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トレブルック ウッドカッターズ・シラーズ2017

これ知ってる方、トレブルックが好きな方はいいワインマニアでしょうね

このワインは、ラベルにバロッサヴァレーの表記があるように、オーストラリアの南オーストラリア州の赤ワインです。
オージーの代表品種ともいうべきシラーズ100%です

珍しくオセアニア(しかもオージー)です。
未だ、火事の影響が心配です。

オーストラリアのっていくつあるかお判りでしょうか?
タスマニアやヴィクトリアを忘れそうですが、全部で7州です。
ソムリエ協会の教本ではノーザンテリトリーはスルーされてますね

オーストラリアのワインは、今日のサウスオーストラリア州の西側から、ニューサウスウェールズ州ヴィクトリア州に集中しています。
黒ブドウで最も栽培が多いのはやはりシラーズ。

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wikiより

ここの産地はイマイチちゃんと区別できないまま、のわたくし
扱いませんので余計にすぐに忘れてしまう

代表都市は、サウスオーストラリア州はアデレード、ヴィクトリア州はメルボルン
首都のキャンベラシドニーはニューサウスウェールズ州です。

トレブルックはこのバロッサヴァレーでも有数のワイナリーです
ここ ↓

トレブルック.png
赤い印の南にアデレードがあります、字が消えてますけど

縮尺が毎度ながら…
でもこれ以上細かいと多分ピンと来ない方が多いかと。

マラナンガって場所、うーん、(非公式ですが)サブリージョンも全然知らないわー

とは言え、180年弱に渡り、ドイツ系とイギリス系の移民によって開拓されてきたアデレード周辺は、地中海性気候でブドウ栽培には特に適した産地であり、ワイン作りが盛んになったのも当然の結果です。

1840年代にこの地では、シラーをはじめグルナッシュやムールヴェドルが植えられてきました。
トレブルックはこうした古いブドウ畑に敬意を払い、賞賛の気持ちを持って存続・保護に努め、現在リンドック、ライヤード、グリーノックケラーなどの歴史的な区画を管理、所有しています

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HPより以下同様、古木ですね〜

2017年にはショップをリニューアル ↓

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中もすごくかっこいい

今日のウッドカッターズ・シラーズは蔵の中では最もリーズナブルな入門編ワインです
スクリューキャップですが(オージーは世界に先駆けてスクリューキャップの普及に貢献しています)、エッチング入りのボトルで拘りの作りです。

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木こりが一日の終わりに好んで飲むであろう赤ワインをイメージしたんでしょうか??
アデレード周辺で最も早く植樹されたシラーズをブレンドした、大変コスパの高いワインです
12ヶ月樽熟成、樽の香りもしますが過剰ではありません。

バロッサヴァレーは世界で最もワイン作りに向いた素晴らしい土地だ

という信念を感じさせてくれます
ボディはそこそこ、ミディアム〜フルですが洗練されています。
こういうワインができるって新世界でもいいワイナリーですね。

ヴィンテージの差がない点は南半球のいい所ですし、ゴリゴリのフルボディではありませんので(黒いけど)、みんなに受け入れられやすいでしょう。
勉強にもなりますし、一度飲んでみるとこういうものか、と容易に納得していただけそうです

お試しください〜







posted by cave MITSUKURA at 14:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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