2020年03月13日

地図を上へ下へ


がダダ下がりですね…
23000円は無理やりの嘘だろうとは思っていたものの、こんなに下がると流石に心配

これでオリンピックが無しになったら… 想像するだに恐ろしい


2019年のフランス、シャンパーニュの輸出は数では若干減少したようですが、金額では伸長したようで、日本も同様の傾向で金額ベースでは確実に増加しています

量より質になった、というよりは、プレステージクラスが劇的に値上がりしてるってのが大きな一因ですけど。
サロンとかね

今、1万円でプレステージクラスのシャンパーニュを買うのは不可能ですもん
1万円って大金なのに〜
そこそこの物を買おうとしたら、消費税は10%だし、2万後半スタートでしょ、おかしいよ




てんちょ、昔、シャンパンバーに勤めてたことがありまして、当時はまだレコルタンがようやく注目され始めた頃でしたので毎日色んなレコルタンを開けてました
4000以上の銘柄があるシャンパーニュ、まだ見ぬ未知の生産者も多いのですが、いつもラベルを見て調べてた事があります。

それは生産者の所在地です
大手メゾンだと事務所と醸造所が違ったり複数あったりするのですが、中堅以下のメゾン及びレコルタンでは住所が醸造所でありセラーであるのでどこにあるのかなーって思って

そんなときに使っていたのがこれ ↓

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ブノワ・フランス ヴィニョーブル・ド・シャンパーニュ

地図です。
非常に便利でしたが今は廃版になってしまいました
確かこれは15年くらい前の物。

開くとこんなに大きくて ↓

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シャンパーニュで認可されている全ての村が載っています

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クリュっていうのですね。
ただし、2008年(だっけ)のクリュの見直し前の地図なので(今は312ですが)、増えた村いくつかは載っておらず減った村2つが載ったままです。

これを壁の後ろに貼っておいて開店前によく見てましたね〜
お客様には見えない場所なんです。

当時はレコルタン自体が珍しいくらいだったのと、スマホなんてなかったので一々地図を見て村の場所を確認してたんですが、それも今となっては懐かしい

一つ見てみましょうか

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シャルル・コラン ピエール・ド・ブリ ブリュットNV

てんちょ、初めて扱ってみました。
まだ飲んでないのですが。
ピノノワール100%

このシャンパーニュはコート・デ・バールの協同組合です
ブドウの栽培家が集まって1952年にできた組合なんですが、その中心人物であったシャルル・コランの名前を組合の名前としました。
なので個人名なんです。
ニコラフィアットと経緯は違いますが同じ理屈です

現在組合員は140以上、330ha以上のブドウ畑を持っています
ヴーヴ・デュヴォーもしかり、こうしたコート・デ・バールの組合はランス(やエペルネ)の大手メゾンのブドウ供給元として大変重要な役割を担っています

もちろんメゾンはどこからいくらでブドウを買っているかは公表していませんが。
オーヴを馬鹿にしてたら有名メゾンは成り立ちませんね

で、
シャンパーニュには必ず生産形態の登録番号と住所が記載されています ↓

84AA8AFB-E658-4818-A28A-C4B75D8A8AFF.jpg小さい字ですが我々にはこれは重要

CM=協同組合、マイイやニコラフィアットと同じです
住所はバール・セカネの端っこにあるフォンテットという村にあります。
ここ ↓

ピエール・ド・ブリ.png

オーヴは遠いってよく言ってますけど、この地図見ていただくとランスよりもディジョンの方が近い、って分かってもらえますよね?
ここまで行くの、大変だよなー

グーグルの地図ももちろん便利なんですけど、AOCのクリュだけを見るには地図も有効です
どこかに貼りたいけど、貼る所がない

今日のシャンパーニュはお値打ちなので、ブラン・ド・ノワールお好きな方にはお勧めです
てんちょも飲んでみたいです







posted by cave MITSUKURA at 16:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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