2020年05月01日

今日も素敵なロゼ


5月になって急にですね暑い

緊急事態宣言は間違いなく延長されるであろう事から、カーヴミツクラの営業時間も引き続き短縮営業を続ける予定です
5月いっぱいと言わず、25日くらいから段々平常に戻すとかならないかなぁ

人が少ないから出かけてもいいじゃん、って言ってる人がいますけど、
それはあなた以外の人達が自粛して出かけないでいてくれるからなんですよー

ところで、
「空いてる」って、なんて読みますか?
「あいてる」「すいてる」、どっちも読めますもんね
「すいてる時にスーパーへ」ってLINEで書いても「あいてる時でも混んでない?」って返事がなったりして
(まぁ、この場合、スーパーは「開いてる」ですけどね)
日本語はむずい。
「ここではきものを脱いでください」 さて、脱ぐのは着物か履物か。


くだらない話は置いといて、ワインの紹介をします〜

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マス・デ・ブレサド コスティエール・ド・ニーム ロゼ トラディション2018

また南仏のロゼでーす
17年が随分前に売切れてましたが、ようやく新ヴィンテージの2018が入荷して来ました

こちらの生産者、素晴らしいのですよ
赤も白もロゼも作ってます。

今のご当主はこんな方 ↓

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輸入元HPより

シリル・マレスさん。
ここ、是非行ってみたいんですよね〜


コスティエール・ド・ニームはラングドックのAOCですが、畑があるのは南部ローヌで土壌も全く同じなのです
表土も「ガレ」と呼ばれる丸い石がゴロゴロしてて、フヌデュパプと見間違えそうなほど。
足をくじいちゃいそう、当然機械は使えません。

この一族は13世紀にボルドーから移住してきたのですが、現在のラングドックの畑でもボルドーから持ってきたカベルネを育てています。
ヴィーニュ・モンペールと言って「お父さんのブドウ」ってキュヴェです
先祖の伝統を継承してるんです。

2年ちょい前にこちらの生産者のセミナーに行って参りました ↓
http://cave-mitsukura.seesaa.net/article/456729571.html

写真が小さいやんか、なんで

輸入元のレポートもあります、こちらの方が非常に親切 ↓
https://www.inaba-wine.co.jp/blog/?id=1522217192-822966&ca=1

是非、上記のリンクは読んでみてください

シリルさん、蔵を継いだ当初は「ロゼなんてくだらない」と思っていたそうです。
フランスでも今の様にロゼがメジャーじゃなかった時代、ロゼをわざわざ作るなんて面倒な事だし、その分白や赤に注力した方が余程いいだろうと考えていた、らしい。

その後、「ロゼの魅力に気付いた、自分は愚かだった」と話してましたけど、正直で謙虚な方です


今日のロゼは、グルナッシュ50%、シラー30%、サンソ―20%のブレンドです。
全てのブドウは別々にセニエされますが、シラーが最も短く、2,3時間で液体を引き抜きます
やっぱり果皮がしっかりしてる分、タンニンが容易く抽出されちゃいますので長く浸漬するのは厳禁です
渋くて苦いロゼになってします。

余談ですけど、いつも大変美味しい生産者のロゼのスパークリングが、今回のロットに限ってやたら苦くて…
赤ワイン由来のタンニンが強いせいでしょう。
シラーではないけど。

そして、輸入元にも記載がありませんが、確かこのロゼ、最初は赤ワインを作る途中で引き抜いた果汁をロゼとして瓶詰めしていたはずです
元々は濃い赤ワインを作る手法で、その副産物としてロゼがあったんです。

一つのワインを作る過程で2種類のワインができる、錬金術〜
(もちろん液体は増えませんので、合わせてできる量は同じなのですが。分かります?)

ずっと暑い夏が保証されてて、ブドウが必ず完熟するので、それ以上に液体を濃くするとめちゃくちゃ強い赤ワインになっちゃうからやってないのでしょうかね
これ以上濃厚な赤はいらん
真夏にフルボディの赤ワインは飲めないなぁ、てんちょ。

夏のバカンスに欠かせないというロゼ、もちろん辛口でお料理にも合わせやすいです

香りがとても豊かです、華やかな香りがいいですよ〜
香りの割には味はしっかり辛口で、いい酸味が残っていますのでスッキリと飲めます

このロゼ、野口君二人で余裕なのに、てんちょは一番好きな南仏ロゼだわ。
輸入が400本しかないそうですので、興味ある方はお早めにどうぞ













posted by cave MITSUKURA at 18:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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