豪雨災害って毎年どこかで必ず甚大な被害になってますね

これから台風の季節も来るし、心配です。
今日は東京都知事選、立候補者って22人でしたか??
主要な4人くらいしか分からないし、今選挙どころじゃないような…
感染者が増える一方なので、名古屋から出ないとは言え、てんちょも外出は用心したいと思います

あと少ししたら、って毎月思ってますけど全然収束しませんね

残念ですが7月も試飲会はやりません

8月にはシャンパーニュ祭りやりたかったですが、おそらく無理だろうなぁ…
ワインの紹介しまーす

このワインをご存知の方、一部の詳しいファンだろうなと思います。
トアー カーネロス・シャルドネ ハイドヴィンヤード ウェンテクローン2016
このワイン名に含まれた情報を4つ、いや3つでも説明できる方はかなりナパワインに詳しそうですね
トアー、久しぶりに入荷しましたがラベルがちょっと大人しくなった。
上品なシンプルラベルでいいですね
今日のワインはカリフォルニア、ナパにあるトアー・ケンワード・ファミリーワインと言う会社のシャルドネです
トアー・ケンワードさんが2001年に創業した蔵です。
彼は27年間ベリンジャーで働いていて、シャルドネ・リザーヴやカベルネの扱いには大変造詣が深い人物です。
あの頃(今から20年くらい前)のベリンジャーのシャルドネ・プライベートリザーヴがあまりにも濃いので、てんちょはのけぞった記憶があります
新樽で発酵、バトナ―ジュもしっかり行う、抽出の濃いコクがあるある、っていうスタイルで香りはまさにバター、ミネラルや塩気、鉱物感は隠れちゃって酸味もどっかへ行ってしまったような、蜂蜜バター飴の様な白ワインでした
今のコングスガードとどっちがリッチだろう。
噛める噛める、咀嚼する白ワインです
正直、ムルソーやモンラッシェが霞むくらいのインパクトですよ
グラス1杯の品評会では、それはそれは高得点を収めるでしょう、って香りと味。
(てんちょには正直、食事のお供には重すぎるし2杯目を飲むには疲れるかも)
余韻ものもすごく長くて、その点は流石だと思います
あの味わいを安く簡単に作る事は到底できません。
やはり手間暇掛けた栽培と丁寧な醸造の賜物でしょう


で、そんなベリンジャーでワインを作っていた彼が自分のシャルドネとカベルネをつくり出したのですから、
ワインはいきなり最初から大変な評判になりました
トアーの方針はとても単純、最高の区画からブドウを得る事だ
と彼が言う通り、ナパでの長年の功績のお陰で彼がブドウを分けてもらえる区画はベストの希少区画ばかりです
お金を積んだだけでは決して手に入らない信頼があるからこそ、なのでしょう。
今日のワインはカーネロスのシャルドネです。
ハイドヴィンヤード(ハイドさんが持ってる蔵の畑)のシャルドネを使ってます。
ハイドも素晴らしいワインですね、DRCのオーナーのヴィレーヌさんとコラボレーションしてハイド&ヴィレーヌのワインも作っています。
(余談ですが、ハイドさんも高齢になって来たのでヴィレーヌ氏と同様に後継者が中心になっています)
畑の場所はここ ↓

HPより、以下同様
うーん、あんまり分からない。
カリフォルニアワイン(アメリカワインと言ってもいいかもしれません)を知る上で決して避けて通れないナパバレー、ナパの中にも重要な地区がいくつもあり、独自のAVAに認定されているのは皆様きっとご存知でしょう
(ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるのと同じ)
カーネロスはナパ渓谷でも南にあります。
主要AVAなら北から、
サンタヘレナ
ラザフォード
オークヴィル
スタッグスリープ
と続き(他にもありますが)、
ナパの市街地があって、南西にカーネロスがあります。
載せられる地図が無いですが、自分で調べてね
畑はこんな風景 ↓

右がラリー・ハイドさん、左がトアー・ケンワードさん
ナパで最高のシャルドネと言えば、コングスガード、オーヴェール、キスラ―がありますが、同じハイドヴィンヤードのシャルドネを使っているトアーもやはり最高のワインの一つで間違いありません
歴史的にも重要なこの区画はとても小さく、供給できるブドウは限られています。
今日のシャルドネは伝説の区画からやって来た大変貴重なブドウから作られています
因みにトアーの蔵はサンタヘレナにあります。
更に、ナパの優れたシャルドネはほとんどがウェンテクローンなのですが、これも歴史がある話です。
ウェンテというワインはご存知でしょうか?
ドイツ移民のカール・ウェンテさんが19世紀の半ばに始めたブドウ畑が起源の大変古いワイナリーなのですが、こちらの2代目が父親とフランス・モンペリエからシャルドネを輸入して植えたのがウェンテクローンの始まりです
これが1912年。
彼らはカリフォルニアの土壌や気候に合うようにシャルドネの選抜を行います。
品種改良ですね。
その後アメリカでは1920年から禁酒法によってほどんどのワイナリーが経営困難となって閉鎖される中で、ウェンテはミサ用のワイン作りを許可された数少ない蔵です。
ワインが作れず荒廃したナパの畑にこのシャルドネを配り、ブドウ畑を存続させた功績者でもあるのです。
そんなウェンテ由来のシャルドネをウェンテクローンと言い、「あの」いかにもアメリカスタイルの白ワインを作る大事な品種として今に至ります
1973年のパリ試飲会で、誰もがコクのある深いシャルドネをブルゴーニュだと思ったようですが、ところがどっこい、モントレーのカリフォルニアワインだったというのは、結構痛快な話。
で、今日のシャルドネ、かろうじて1本来ましたけど。
そーです。
1本しかありません
諭吉さんとちょっとなので、そこまで恐ろしい値段じゃありませんが。
なんせ1本なので、てんちょも流石に飲めません
16年、少し値下がりしましたがどんな味でしょうね。
店頭のコングスガードや今度来るオーベールで「噛めるシャルドネシリーズ」というワイン会。
きっとやりません
(すみません)
好きな方は本当に喜ぶでしょうね
どうぞお早めに〜

このワイン名に含まれた情報を4つ、いや3つでも説明できる方はかなりナパワインに詳しそうですね

トアー、久しぶりに入荷しましたがラベルがちょっと大人しくなった。
上品なシンプルラベルでいいですね

今日のワインはカリフォルニア、ナパにあるトアー・ケンワード・ファミリーワインと言う会社のシャルドネです

トアー・ケンワードさんが2001年に創業した蔵です。
彼は27年間ベリンジャーで働いていて、シャルドネ・リザーヴやカベルネの扱いには大変造詣が深い人物です。
あの頃(今から20年くらい前)のベリンジャーのシャルドネ・プライベートリザーヴがあまりにも濃いので、てんちょはのけぞった記憶があります

新樽で発酵、バトナ―ジュもしっかり行う、抽出の濃いコクがあるある、っていうスタイルで香りはまさにバター、ミネラルや塩気、鉱物感は隠れちゃって酸味もどっかへ行ってしまったような、蜂蜜バター飴の様な白ワインでした

今のコングスガードとどっちがリッチだろう。
噛める噛める、咀嚼する白ワインです

正直、ムルソーやモンラッシェが霞むくらいのインパクトですよ

グラス1杯の品評会では、それはそれは高得点を収めるでしょう、って香りと味。
(てんちょには正直、食事のお供には重すぎるし2杯目を飲むには疲れるかも)
余韻ものもすごく長くて、その点は流石だと思います

あの味わいを安く簡単に作る事は到底できません。
やはり手間暇掛けた栽培と丁寧な醸造の賜物でしょう



で、そんなベリンジャーでワインを作っていた彼が自分のシャルドネとカベルネをつくり出したのですから、
ワインはいきなり最初から大変な評判になりました

トアーの方針はとても単純、最高の区画からブドウを得る事だ
と彼が言う通り、ナパでの長年の功績のお陰で彼がブドウを分けてもらえる区画はベストの希少区画ばかりです

お金を積んだだけでは決して手に入らない信頼があるからこそ、なのでしょう。
今日のワインはカーネロスのシャルドネです。
ハイドヴィンヤード(ハイドさんが持ってる蔵の畑)のシャルドネを使ってます。
ハイドも素晴らしいワインですね、DRCのオーナーのヴィレーヌさんとコラボレーションしてハイド&ヴィレーヌのワインも作っています。
(余談ですが、ハイドさんも高齢になって来たのでヴィレーヌ氏と同様に後継者が中心になっています)
畑の場所はここ ↓

HPより、以下同様
うーん、あんまり分からない。
カリフォルニアワイン(アメリカワインと言ってもいいかもしれません)を知る上で決して避けて通れないナパバレー、ナパの中にも重要な地区がいくつもあり、独自のAVAに認定されているのは皆様きっとご存知でしょう

(ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるのと同じ)
カーネロスはナパ渓谷でも南にあります。
主要AVAなら北から、
サンタヘレナ
ラザフォード
オークヴィル
スタッグスリープ
と続き(他にもありますが)、
ナパの市街地があって、南西にカーネロスがあります。
載せられる地図が無いですが、自分で調べてね

畑はこんな風景 ↓

右がラリー・ハイドさん、左がトアー・ケンワードさん
ナパで最高のシャルドネと言えば、コングスガード、オーヴェール、キスラ―がありますが、同じハイドヴィンヤードのシャルドネを使っているトアーもやはり最高のワインの一つで間違いありません

歴史的にも重要なこの区画はとても小さく、供給できるブドウは限られています。
今日のシャルドネは伝説の区画からやって来た大変貴重なブドウから作られています

因みにトアーの蔵はサンタヘレナにあります。
更に、ナパの優れたシャルドネはほとんどがウェンテクローンなのですが、これも歴史がある話です。
ウェンテというワインはご存知でしょうか?
ドイツ移民のカール・ウェンテさんが19世紀の半ばに始めたブドウ畑が起源の大変古いワイナリーなのですが、こちらの2代目が父親とフランス・モンペリエからシャルドネを輸入して植えたのがウェンテクローンの始まりです

彼らはカリフォルニアの土壌や気候に合うようにシャルドネの選抜を行います。
品種改良ですね。
その後アメリカでは1920年から禁酒法によってほどんどのワイナリーが経営困難となって閉鎖される中で、ウェンテはミサ用のワイン作りを許可された数少ない蔵です。
ワインが作れず荒廃したナパの畑にこのシャルドネを配り、ブドウ畑を存続させた功績者でもあるのです。
そんなウェンテ由来のシャルドネをウェンテクローンと言い、「あの」いかにもアメリカスタイルの白ワインを作る大事な品種として今に至ります

1973年のパリ試飲会で、誰もがコクのある深いシャルドネをブルゴーニュだと思ったようですが、ところがどっこい、モントレーのカリフォルニアワインだったというのは、結構痛快な話。
で、今日のシャルドネ、かろうじて1本来ましたけど。
そーです。
1本しかありません

諭吉さんとちょっとなので、そこまで恐ろしい値段じゃありませんが。
なんせ1本なので、てんちょも流石に飲めません

16年、少し値下がりしましたがどんな味でしょうね。
店頭のコングスガードや今度来るオーベールで「噛めるシャルドネシリーズ」というワイン会。
きっとやりません

(すみません)
好きな方は本当に喜ぶでしょうね

どうぞお早めに〜
【関連する記事】