2020年07月08日

ラッキーセブンなシャンパーニュ


昨日の湿度は耐え難い不快さだった

自宅で浴室乾燥と洗濯機の乾燥を併用して掃除機かけたら、ブレーカーが飛んで驚きました
電子レンジもエアコンも使ってないのに〜
何年ぶりだろう、ブレーカー落ちたなんて

災害がなくて名古屋は良かったですが。
今日は今のところ晴れています



今日は限定のシャンパーニュを紹介します
新入荷です。

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アヤラ コレクションNO.7

アヤラ、ご存知ですか?
中堅メゾンと言ったところでしょうか、年産90万リットル(750ミリで120万本)
グランクリュのアイにカーヴがありますが、現在の経営は同じアイのボランジェの傘下に入っています

HPには載せられる写真が全然ありませんねぇ
素敵なシェなのに残念。

アヤラの創設者はスペイン系の貴族の家系です。
コロンビア外交官だった父を持つエドモンド・ド・アヤラ(爵位があるので名前と名字の間に「ド」が入ります)が1860年に起こした蔵です。
この年、エドモンドはマレウイユ子爵の娘と結婚して、アイのカーヴやマレウイユの素晴らしいブドウ畑を手に入れました

彼のシャンパーニュはイギリスで特に人気となり、その後3人の息子に恵まれて彼らが後を継ぐんですが、1929年の大恐慌の際にギネス銀行に差し押さえられて売却されてしまいます
新しいオーナーは、同じくシャンパーニュのモンテベロの経営者でもあり、ワイン・マーチャント・アソシエーションやCICVの代表となり、アヤラを盛り立てます。
そして2005年に新たにボランジェに買収され、今に至ります。

余談ですけど、アヤラはもちろんNMですが、買いブドウ率が98%という高率です
今の自社畑は僅かに1ha、この辺は過去の買収のせいもあるでしょうね。
良い畑は売却して負債の返済に充てたんでしょう

さて、05年以前のアヤラを知ってる方は、今のアヤラがスッキリし過ぎている様に思われるかもしれませんが、これはボランジェとの差別化というか役割分担を進めた結果です
てんちょ、昔のアヤラの方が良かったなぁ…
クリーミーというか柔らかいというか、コクがありつつ慎ましやかな味だった。

今は、ピノノワールを多く使い重厚な味わいのボランジェに対して、シャルドネを主体にした爽やかでキレのあるアヤラ、という感じですね
よりアペリティフに相応しいように、らしい。
(因みに今のエノロゴは女性です)

そんなアヤラから、新しく限定シャンパーニュが発売されました
それが今日のNO.7です。
流石の限定品、カッコいいギフトボックス入りです
(これの前にNO.8ロゼって言う限定品もありましたがてんちょノーマークだったなぁ)

このシャンパーニュはメゾン創立160周年の記念でもあり、7と言う数字に拘りまくったシャンパーニュなんです

まず、2007年のヴィンテージシャンパーニュです

ブドウは7つのグランクリュからのみ調達しています

コート・デ・ブランの5つのグランクリュ
■ シュイイ : コクのある風味、 繊細さ
■ オジェ : フルーティー、 芳醇
■ アヴィズ : チョーキーなミネラル感
■ クラマン : ストラクチャー、ワインらしさ
■ レ・メニル・シュル・オジェ : 躍動感、凛とした印象

モンターニュ・ド・ランスの2つのグランクリュ
■ アイ : コクのある風味、繊細さ
■ ヴェルジー : 躍動感、カリスマ
(輸入元資料より抜粋)

箱にも書いてある ↓

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セパージュはシャルドネが3分の2、後の3分の1がピノノワールです。

瓶熟は王冠ではなくコルク栓で11年も寝かせています
きっと落ち着いた黄金色をしてる事でしょう

わたくし、シャンパーニュは断然ピノノワール派なのですが、黄金色のシャルドネは結構好きです
ゴールデン・シャルドネ・シャンパーニュ会やりたい。

こちらのアヤラ、お値段も限定品としては結構お手頃です
今のプレステージクラスが高すぎるんですよ
だからこういうのは嬉しいです。
素敵なギフトボックス入りですしプレゼントにも相応しい

博打の前の縁起担ぎにどうかしら(こらこら)








posted by cave MITSUKURA at 15:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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