朝晩は上着が欲しいくらいの気温になりました

これから赤ワインが美味しくなる季節ですね。
今日から4連休の方が多いでしょう

もちろんカーヴミツクラは無休で毎日やっております

今日のワインを紹介します

店頭の定番ですが、新しいヴィンテージになりました。
サザンライト ピノタージュ2019

南アフリカの赤ワインです

このワインを好きだと言ってくれるお客様が多くて嬉しいです、てんちょも好きです。
サザンライトはハミルトン・ラッセルという南ア有数の老舗ワイナリーが、ピノタージュとソーヴィニヨンブランだけを作るブランドとして新たに設立したワイナリーです

ラベルに描かれている鯨の名前がサザンライトと言うのだそうです。
ハミルトン・ラッセルは、1975年創業のワイナリーで、初代オーナーのティム・ハミルトン・ラッセルの名前が付けられています。
現在、蔵は息子さんのアンソニーさんに引き継がれています。
ワイナリーがあるのは、南アのリゾート地でも有名なウォーカーベイの近郊です。
ウォーカーベイは海辺にありながら、すぐ山が迫った場所で海と山のアクティビティが両方楽しめます ↓

CapeNature HPより
サーファーも多いそうで、ホエールウォッチングのクルーズなどもあります

この辺を初夏から冬にかけて訪れる、ミナミセミクジラをサザンライトと呼ぶらしい。
場所はここ ↓

赤い印の場所にワイナリーがあります、ウォーカーベイはそのすぐ南東です。
黄色い矢印が喜望峰。
ウォーカーベイはギリ大西洋って事になりますね

(大西洋とインド洋の境はアガラ岬)
ケープタウンが大きな都市なので大体の位置、お判りでしょうか?
これでどうかな ↓

バカにするなって
(この縮尺でダメなら、かなり世界地理頑張ってください)
ハミルトン・ラッセルは海に最も近いワイナリーと言われるくらいの場所にあり、強い海風の影響を受けた健全で晩熟のブドウから非常に洗練されたワインが作りだされています。
イギリス、アメリカでは特に人気があり、日本へのアロケーションは毎年厳しくなってるそうで。
日本って、まだそこまで南アのワインに親しんでるとは言えないですもんね
ラグビーでも有名な南アですが、ワインも素晴らしいのですよ
さて、そんな人気のハミルトン・ラッセルがサザンライト・ワイナリーを作ったのは1994年
熟成可能な南アの個性を表現する目的で二つの品種に特化して生まれました。
畑の場所はハミルトン・ラッセルと同じです。
ハミルトン・ラッセルでは、もう一つ、アシュボーンというブランドを持っていますが、この3つの畑は隣り合っています。
サザンライトは2005年には畑を買い増して、448haとなりました ← ひろっ(本家のハミルトン・ラッセルは64ha)
新しいセラーも作って完璧な体制です
HP見てると、すんごく眺めが良い写真ばっかりで
↓

良い場所だなぁ、いつか行ってみたい
南アってどこ経由で行くの?? パリ?香港?
土壌は粘土質に砂岩や珪岩が混ざっていて、とても豊かな表現のピノタージュと個性的なソーヴィニヨンブランが出来るそうです ↓

確かにここのSBは、サンセールやNZとは違います
樽発酵してるせいもありますけど。
で、
今日のピノタージュですが、そもそも、この品種をご存知でしょうか??
ピノタージュとは南アフリカ固有の品種で、サンソ―とピノノワールを交配して生まれたブドウです
1925年にステレンボッシュ大のペロード教授によって作られた品種です、正真正銘の南ア生まれ。
当初はワインにするとアセトン香(除光液の様な揮発臭や、熟しすぎたリンゴの様な香り)がすると批判され、栽培が激減したのですが、輸出市場が広がるにつれ、他社がやっていない事への注目もあり、徐々に再植樹されていきました。
収穫時期を厳格に管理する、抽出を強くしすぎない、などの工夫で現在ではアセトン香のするワインは滅多に見られません。
てんちょ、安価なピノタージュを20年以上前に買っていた時でも、そうした香りは気にした事なかったですねー
今となっては遠い昔の話。
うーん、サザンライトのピノタージュの写真がない…
見たいのに。
醸造は大きさの異なる樽を2種類使って、フレンチオークで100%樽発酵・MLFまで行います。
熟成は約9ヶ月。
ただし、そこまでの樽香バリバリではない、はず。
2019が来たばかりでまだ飲んでいませんが、18年までは毎年柔らかでエレガントなスタイルだった
ただ、2019は歴史的に低収穫となったヴィンテージで、今日のピノタージュも例年の3分の1しか作られませんでした
収穫で60%ほど減少したそうです。
早く確保しないと次の2020ヴィンテージまで持たなさそう。
気温の低い年で、雨が断続的に振ったことで湿度の高い状態が続いたために病害も発生しました
いいタイミングで収穫に成功したものの、結果として生産量は振るわず。
ただ、これは品質が悪い訳ではなく、厳しい選果の結果として生産が減ったのは、その反面でワインの質を保つ為なのです
南アの評価の高いワインは大抵、5000円以上するんですが、こちらはもっとお値打ち
飲んだ事ない方には是非お試しいただきたいです。
ケープタウンが大きな都市なので大体の位置、お判りでしょうか?
これでどうかな ↓

バカにするなって

ハミルトン・ラッセルは海に最も近いワイナリーと言われるくらいの場所にあり、強い海風の影響を受けた健全で晩熟のブドウから非常に洗練されたワインが作りだされています。
イギリス、アメリカでは特に人気があり、日本へのアロケーションは毎年厳しくなってるそうで。
日本って、まだそこまで南アのワインに親しんでるとは言えないですもんね

ラグビーでも有名な南アですが、ワインも素晴らしいのですよ

さて、そんな人気のハミルトン・ラッセルがサザンライト・ワイナリーを作ったのは1994年

熟成可能な南アの個性を表現する目的で二つの品種に特化して生まれました。
畑の場所はハミルトン・ラッセルと同じです。
ハミルトン・ラッセルでは、もう一つ、アシュボーンというブランドを持っていますが、この3つの畑は隣り合っています。
サザンライトは2005年には畑を買い増して、448haとなりました ← ひろっ(本家のハミルトン・ラッセルは64ha)
新しいセラーも作って完璧な体制です

HP見てると、すんごく眺めが良い写真ばっかりで


良い場所だなぁ、いつか行ってみたい

南アってどこ経由で行くの?? パリ?香港?
土壌は粘土質に砂岩や珪岩が混ざっていて、とても豊かな表現のピノタージュと個性的なソーヴィニヨンブランが出来るそうです ↓

確かにここのSBは、サンセールやNZとは違います

樽発酵してるせいもありますけど。
で、
今日のピノタージュですが、そもそも、この品種をご存知でしょうか??
ピノタージュとは南アフリカ固有の品種で、サンソ―とピノノワールを交配して生まれたブドウです

1925年にステレンボッシュ大のペロード教授によって作られた品種です、正真正銘の南ア生まれ。
当初はワインにするとアセトン香(除光液の様な揮発臭や、熟しすぎたリンゴの様な香り)がすると批判され、栽培が激減したのですが、輸出市場が広がるにつれ、他社がやっていない事への注目もあり、徐々に再植樹されていきました。
収穫時期を厳格に管理する、抽出を強くしすぎない、などの工夫で現在ではアセトン香のするワインは滅多に見られません。
てんちょ、安価なピノタージュを20年以上前に買っていた時でも、そうした香りは気にした事なかったですねー
今となっては遠い昔の話。
うーん、サザンライトのピノタージュの写真がない…
見たいのに。
醸造は大きさの異なる樽を2種類使って、フレンチオークで100%樽発酵・MLFまで行います。
熟成は約9ヶ月。
ただし、そこまでの樽香バリバリではない、はず。
2019が来たばかりでまだ飲んでいませんが、18年までは毎年柔らかでエレガントなスタイルだった

ただ、2019は歴史的に低収穫となったヴィンテージで、今日のピノタージュも例年の3分の1しか作られませんでした

収穫で60%ほど減少したそうです。
早く確保しないと次の2020ヴィンテージまで持たなさそう。
気温の低い年で、雨が断続的に振ったことで湿度の高い状態が続いたために病害も発生しました

いいタイミングで収穫に成功したものの、結果として生産量は振るわず。
ただ、これは品質が悪い訳ではなく、厳しい選果の結果として生産が減ったのは、その反面でワインの質を保つ為なのです

南アの評価の高いワインは大抵、5000円以上するんですが、こちらはもっとお値打ち

飲んだ事ない方には是非お試しいただきたいです。