今日は最高気温が14度もあるようです、昼間はそこそこ暖かい名古屋

でも金曜らしさはゼロかも…

ほんと、てんちょの帰り道は人がいませんよ

スーツの男性陣なんて皆無。
今年も新しいワインに触れる機会は当分なさそうです

自主的に買う事くらいしかできませんが、それもどうもねぇ

せめて店頭のワインの復習はしておこうかな、たーくさんあるし。
と言う事で、店頭にある今日のワインを紹介します

ル・ルー・ブルー ヴォル・ド・ニュイ ロゼ2019

随分前にも一度紹介しましたが、久しぶりに19年が再入荷です。
でも、過去のブログが見つけられません、どこ行った??
このワインは、フランス、プロヴァンス産です

AOCコート・ド・プロヴァンスです。
ここが(行政区としての)プロヴァンス地方です ↓

wikiより
マルセイユの周辺に広がるプロヴァンス地方ですが、ワイン産地としては東隣のラングドックと比べると小さめ。
アペラシオンも少ないので覚えやすいかも。
ラングドックと混同しませんように、しないって?
法的区分では圧倒的にコート・ド・プロヴァンスの生産が多く、単独のAOCとしてはバンドールやベレ、カシスなどが有名でしょうか

(コート・ド・プロヴァンスは広大なので4つのサブリージョンがあります)
ピエールヴェールなどというマイナーなアペラシオンもありますが、てんちょ、このワインにお目にかかった事がない。
そのコート・ド・プロヴァンスですが、2017年の生産実績で90%ほどがロゼです

ほとんどロゼ。
ここはロゼの一大産地として定着していますね〜
風光明媚な観光地としても世界的に人気のプロヴァンスですが、意外かもしれませんが結構な工業地帯でもあります

フランス最古のマルセイユ港がありますのでコンビナート等も盛んです。
ローマ帝国の属国として栄えたプロヴァンスでは、ワイン作りもフランス最古の歴史を持っています

行ってみたいですね。
今日のワインは、2011年創業のまだ若い蔵が作っています

蔵の持ち主はデュボワご夫妻、こんな方々です ↓

HPより
夫妻はそれぞれ全く異なる分野の仕事をしていましたが、4人の子供が独立した後で自然と関わる仕事がしたいと思い、ローヌやプロヴァンスで農地を探していました。
ようやく2011年にプロヴァンスの、ピュイルビエという村で理想の土地を見つけ、9haの農地を購入してブドウ栽培を始めました。
ここがピュイルビエです ↓

マルセイユからも近い、眺めが良さそう
ドメーヌ名であるルー・ブルーとは「青狼」の意味で、この村にある「狼の丘」と呼ばれる場所に因んで付けられました

ラベルにも三日月に乗る狼が描かれています。
遠吠えな感じ

栽培はオーガニック、養蜂もやっています

鴨も飼ってるみたい。
ブドウはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ベルメンティーノなどを植えています。

SNSより
ここでは赤、白、ロゼで、全部で4つのワインを生産していますが、
今日のヴォル・ド・ニュイは「夜間飛行」という意味です

きっとサンテグジュペリからでしょうね。
ロゼのセパージュは、グルナッシュ80%、シラー20%
(輸入元の情報が違うけど、HPに従います)
低温で収穫したブドウ(なので収穫は早朝かな)をゆっくりプレスして色を出します(ブラッシュ製法)
少しだけ果皮を漬けて色合いを見たら、果汁を分離して清澄します
その後発酵、樽の使用は無し
2019年は例外なく暑い年になりました

あまりにも暑いのでブドウ樹が心配にあるほどだったようですが、雨が降り何とか凌げたようです。
これから毎年そうなるんでしょうね…
雨の減少はちょっと心配です
19年は病気もなく健全なブドウが沢山収穫できたそうで、ワインの質も期待できます

フレッシュで優しい辛口のロゼです

軽やかな酸味があって夏のランチにいい感じ、冬ならお鍋にもいいですよ
和食でも出しの邪魔をしない軽口が嬉しいですね〜
ロゼの魅力は味わいは辛口でも、香りが豊かで華やかな事でしょうか

なので香りの印象程は甘くないスッキリが多いかも
このルー・ブルーは星付きのフレンチでも採用されています、評価が高いのですよ

しかも、このロゼ、非常に美味しいのですが価格もリーズナブルなんです

2000円でおつりが来ます

いい事だらけ、素晴らしい。
白と同じように冷やして飲むのがいいです

ぜっひ、買ってみてください
