2021年02月14日

鉄の手を包むビロード


暖かい名古屋、コート着てると暑い

昨夜の地震は名古屋も揺れたそうですが、全然気が付かなかった…
起きてたんだけどなぁ




先週は全然ブログ書いてませんでしたー
今月はサボりモードだ
新しいワインもあるんですが。


今日はこれを紹介します

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ド・ラルロ ヴォーヌ・ロマネ1erスショ2018

この生産者をご存知でしょうか?

ドメーヌ・ド・ラルロですが、ARLOT(アルロ)に冠詞LE(ル)がついてラルロと読みます。
LEのEとARLOTのAが繋がって発音するので読みづらいかな、フランス語ではこういう発音規則をエリジオンって言います。

このドメーヌはロマネ・サンヴィヴァンや今日のスショが有名ですが、
所在地はヴォーヌロマネの南、プレモー・プリセ村です

ここ ↓

ラルロ.png
ダニエル・リオンの真向かいだ

プレモー・プリセ村はヴォーヌロマネの南に続くニュイサンジョルジュに繋がる場所ですがその名前のAOCはなく、ワインはニュイサンジョルジュを名乗る事が出来ます。

ラルロの名前はそばを流れる川に由来してるそうで、フランス革命後に畑と建物を購入した初代当主が建物の周りの畑を塀=クロで囲い、クロ・ド・ラルロと名付けました
これがドメーヌの起源です。

0.87haのこの区画は1級として認定されていて、今でもラルロの単独所有です
モノポールってやつね ↓

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HPより、以下同様

その後、フィロキセラの被害でドメーヌは売却され所有者が変わりますが、1987年に保険会社のアクサの創始者がここを買収し現在に至ります。
現当主のクリスチャン・シーリーはケンブリッジを卒業後、まだ若い頃から父親と一緒にワイン商の仕事に投資を始め、ボルドーやポルトガルのポートなど色んなワイナリーに出資しています。

2011年から14年まで醸造責任者を務めていたジャック・ドゥヴォージュがクロ・ド・タールに行っちゃったんで(ヘッドハンティングだそうで)、アレックス・ガンバルから新しくジェラルディーヌ・ゴドさんを迎えています ↓

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ブルゴーニュも人の移動はまま、ありますね〜


今日の1級畑スショは特級ロマネ・サンヴィヴァンと共に1991年に買い足された区画です
ドメーヌが所有する畑は全部で14haと少し。
スショには0.85haを持っています。

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国道沿いのドメーヌ、クロ・ド・ラルロの畑はすぐ後ろ

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勾配がはっきり分かりますね

今日の1級スショはヴォーヌロマネの1級では比較的面積の広い区画です。
特級リシュブールとサンヴィヴァンの隣。
ですが、どこを持っているかは分からない

…載せられる地図がないので、区画は自分で調べてちょ


ラルロでは03年からビオディナミになっていて、化学的な物、人為的な設備を極力排したワイン作りをしています
繊細な果実味が魅力です。
よく、「ベルベットの手袋をした鋼鉄の手」と言われるスタイルで、芯のある力強さと繊細さが混在しています

若い内は花や赤い果実の香りが顕著ですが、熟成させてなめし皮や下ばえの香りが出てきた方がより楽しめるはずです

やっぱり暑かった18年、8月にはニュイサンジョルジュ周辺に嵐が来てブドウが被害を受けました
土砂崩れが起こった区画もあったそうです。
それでも残ったブドウは早く熟し、収穫は9月7日に開始。早いです。

傷ついたり腐敗したブドウを入れないように慎重に選果を行った18年、手間の掛かったヴィンテージです。
発酵後は新樽40〜50%で15ヶ月熟成、外観は黒くありませんが結構タンニンを感じさせる強い造りです

鉄拳ベルベットもうなずける。

そうは言っても、やっぱり早くから完成してる2018年です
こんなに既に美味しくていいのか、ってくらいバランスがいいですね。
結構複雑でもある。
ブケが出るまで待てないかも

こういうワインって高いのでイカンのですが、
飲んでみるべきいいワインである事は間違いない











posted by cave MITSUKURA at 17:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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