今日は風が強い、春って感じです

名古屋市東区のオオカンザクラは今が一番見ごろです

あそこは毎年早いです。
もう明後日雨が降ったら終わりかな、と。
ワイン業界ではスティーブン・スパリア氏の訃報に悲しみの声が沢山聞こえています

スパリア氏は有名なワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の創始者で、1976年のパリ試飲会で今も記憶されている事が多いと思います

彼はその当時、既にワイン業界では名の知れた方でしたが、彼の企画したこの試飲会でカリフォルニアワインが一躍脚光を浴びる事になりました。
その功績者という訳です

スパリア氏自身は主催者であってパリ試飲会の審査員ではありませんが、良いワインを選ぶ審美眼は素晴らしい

当時、内心ほくそえんでたりして

「飲んで驚くなよぉ」みたいな
このワイン史における大事件は映画にもなっていますし、本も出ています。
本は前に紹介しましたね ↓

今日はパリ試飲会に因んで、店頭の定番のナパを紹介します

スタッグスリープ アルテミス カベルネソーヴィニョン2018 ギフトボックス入り

カリフォルニアの赤ワインです。
前にもハンズ・オブ・タイムなど、スタッグスリープのワインは紹介したような…
超有名ワイナリーなので知名度は高いですし
このワイナリーは、正式名称をスタッグスリープ・ワインセラーズと言います。
スタッグスリープというのは元々、地名なので、実は他にもスタッグスリープというワリナリーがありますのでお間違えなきよう
紛らわしい?
スタッグスリープとは「鹿飛び」とでも言うんでしょうか?
猟師に追われた牡鹿が崖を飛び越えて下って逃げたという伝説に由来して名付けられた地名です。
ネイティヴ・アメリカン(今はインディアンって言っちゃダメなのね)がその躍動する姿に敬意をこめて呼んだ、と言われています
なのでラベルにも牡鹿が描かれています

HPより、以下同様
もし飛んだのが熊だったら、今頃はグリズリーリープになっていた事だろう(いや、熊は飛ばんね)
スタッグスリープはナパバレーの真ん中です ↓

サンフランシスコから車で1時間ちょっと
北にヨントヴィル、南にオークノールがあります。
ナパバレーという呼び名を知ってる方も多いと思いますが、この名称はフランスのボルドーの様に内部に個別の名称を持った産地を包含しています。
ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるように、ナパバレーの中にセントヘレナやスタッグスリープ・ディストリクトという産地があるのです。
法的に認められた名称をアメリカでAVAと言いますが、ナパバレーもAVAであり、その中に16のAVAを含んでいます
フランスのAOCです。
ナパバレーの中心産地には高級ワインの銘醸畑が沢山あります
カルトワインがわんさか
聞きなれない産地名と包含関係はちょっと複雑、でしょうか?
産地の名称で地理感の湧かない方にはこれでどうでしょう ↓

馬鹿にしてません
セラーは事前予約のみ、行ってみたい ↓

ショップは開いています
今日のスタッグスリープ・ワインセラーズは1970年創業、カリフォルニアワインの黎明期によく名前が登場する醸造家のウォーレン・ウィニアルスキー氏がネイサン・フェイのワインに感動して一緒にワイナリー経営を始めたのが起源です。
1976年のパリ試飲会では、僅か樹齢3年の1973カベルネソーヴィニョンがフランスの5大シャトー、オーブリオン1970やムートン1970を抑えて1位に輝きました
フランスワインが新参者のカリフォルニアワインなんかに劣る訳がないと思っていた、権威ある審査員たちはびっくり仰天

ブラインドテイスティング恐るべし。
当時は現在の様にカスク23やSLVと言ったキュベの種別がなく、赤はただのカベルネソーヴィニョンという名前でした
まだ上級キュベは作られていません。
昔はこんなラベルです、この一番右が昔のスタッグスリープです。
なんと1972
↓
前にもハンズ・オブ・タイムなど、スタッグスリープのワインは紹介したような…
超有名ワイナリーなので知名度は高いですし

このワイナリーは、正式名称をスタッグスリープ・ワインセラーズと言います。
スタッグスリープというのは元々、地名なので、実は他にもスタッグスリープというワリナリーがありますのでお間違えなきよう

紛らわしい?
スタッグスリープとは「鹿飛び」とでも言うんでしょうか?
猟師に追われた牡鹿が崖を飛び越えて下って逃げたという伝説に由来して名付けられた地名です。
ネイティヴ・アメリカン(今はインディアンって言っちゃダメなのね)がその躍動する姿に敬意をこめて呼んだ、と言われています

なのでラベルにも牡鹿が描かれています


HPより、以下同様
もし飛んだのが熊だったら、今頃はグリズリーリープになっていた事だろう(いや、熊は飛ばんね)
スタッグスリープはナパバレーの真ん中です ↓

サンフランシスコから車で1時間ちょっと

北にヨントヴィル、南にオークノールがあります。
ナパバレーという呼び名を知ってる方も多いと思いますが、この名称はフランスのボルドーの様に内部に個別の名称を持った産地を包含しています。
ボルドーの中にメドックやサンテミリオンがあるように、ナパバレーの中にセントヘレナやスタッグスリープ・ディストリクトという産地があるのです。
法的に認められた名称をアメリカでAVAと言いますが、ナパバレーもAVAであり、その中に16のAVAを含んでいます

フランスのAOCです。
ナパバレーの中心産地には高級ワインの銘醸畑が沢山あります

カルトワインがわんさか
聞きなれない産地名と包含関係はちょっと複雑、でしょうか?

産地の名称で地理感の湧かない方にはこれでどうでしょう ↓

馬鹿にしてません
セラーは事前予約のみ、行ってみたい ↓

ショップは開いています
今日のスタッグスリープ・ワインセラーズは1970年創業、カリフォルニアワインの黎明期によく名前が登場する醸造家のウォーレン・ウィニアルスキー氏がネイサン・フェイのワインに感動して一緒にワイナリー経営を始めたのが起源です。
1976年のパリ試飲会では、僅か樹齢3年の1973カベルネソーヴィニョンがフランスの5大シャトー、オーブリオン1970やムートン1970を抑えて1位に輝きました

フランスワインが新参者のカリフォルニアワインなんかに劣る訳がないと思っていた、権威ある審査員たちはびっくり仰天


ブラインドテイスティング恐るべし。
当時は現在の様にカスク23やSLVと言ったキュベの種別がなく、赤はただのカベルネソーヴィニョンという名前でした

まだ上級キュベは作られていません。
昔はこんなラベルです、この一番右が昔のスタッグスリープです。
なんと1972

ラベルデザインが全然違いますね、実は創業2年目のファーストヴィンテージワイン1972なので大変貴重な物

頂き物です、美味しく飲めました

さて、現在のスタッグスリープ・ワインセラーズも進化し続けています

今日のアルテミスが最初に作られたのは2001年、ギリシャ神話の女神の名前が付けられています

アルテミスは狩猟の神でもあり、スタッグスリープの名前の由来にもオマージュが込められています。
セパージュはカベルネソーヴィニヨン主体で、98% Cabernet Sauvignon, 1% Petit Verdot, 1% Malbec
エレガントなフルボディで濃いだけでなくとても綺麗です

香りも複雑、ちゃんとボルドーの様に熟成してブケも出ます

樽の香りも豊かですが、カリフォルニアワインによくある甘いだけじゃない、バランスの取れた良い赤ワインです

数年前はこれが美味しくて、よくお客様にも勧めていたんですが…
値上がりしまくっててー

もう一葉さんでは買えません



でもまだ諭吉さんで余裕です

今だけ限定でギフトボックスがありますので(無料)、プレゼントにもいいですよ

カッコいい箱の中は布張りですし。
ボトルもエッチングボトルで素敵なのです ↓
まだ飲んだ事ない方は是非一度お試しください

カスク23やSLVもいいですが、なんせ高いので。
アルテミスは満足できます、飲む価値がありますよ〜

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