2021年03月17日

酢昆布ワインって


名古屋も桜の開花宣言出ましたね

昨日も今日も花粉でぼーっとしてます
嗅覚も味覚もちゃんとありますけど、早く終わって欲しい



年度末に近づいてきましたが、新入荷ワインがありますので紹介します

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シャトー・ラスコンブ2010

今日もボルドー、これは「左岸」です
メドック、ACマルゴーですよ。

ラスコンブは1855年の格付けでメドック2級になっている名門シャトーです

が、
マルゴーの格付けって1970年代には無意味と言っても過言ではないくらい、イマイチなシャトーが多かった…
ほんとに。

1級マルゴーは〇ネ〇テが持っててあまり手入れされていなかったし
(だから79年にメンツェロプロスに買われて良かった、当時の買収には「ギリシャ系」で「スーパーマーケットの経営」をしていたメンツェロプロス家にはかなり批判があったようです。1級シャトーを買うのにふさわしくない、とか。
超保守的なフランス人らしい、よそ者は嫌い、みたいな)

3級パルメが高級品だったけど、ローザンセグラがシャネルに買われるまでは2級と言ってもポイヤックの5級より安いし、ブルジョワの方が人気のあったシャトーも多い

と、まぁ、これは昔の話ですけど。

今は格付けである事は重要なステータスなので、どこも正統・正道のワイン作りに勤しんでいます

ラスコンブ、飲んだ事ありますか?
フランスワインを勉強しようとしたら絶対に覚えるであろうメドックの格付け60シャトーに入っています
所有畑は120ha、平均生産30万本の大シャトーです。

ラベルに描かれているお城は17世紀に立てられ、増改築を繰り返し19世紀までの建築と融合しています ↓

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HPより

美しいお城ですね
現在のオーナーは保険屋さん。


キャップシールの色が変わりましたね
前はエンジ色だったと思います、薄紫でいい感じ

エッチング入りのボトルも美しい ↓

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セパージュは、カベルネソーヴィニヨン 55% 、メルロ 40% 、プティヴェルド 5%
昔からメルロー比率が高めです
新樽90%で18ヶ月熟成、エレガントでありながらしっかりモダンなスタイルです
コンサルタントはミッシェル・ロラン氏。

セカンドワインはシュヴァリエ・ド・ラスコンブ、オーメドック・ド・ラスコンブというサードもあります

2010年はいい年です
09年もいいですが、09よりもエレガントというか繊細さが感じられますね。
今きっといい香りだと思います。

お値段は当たり年なんで、まーまーします
諭吉さんが二人。

このシャトー、覚えたての頃、

昆布
酢昆布
ラスコンブ

って言ってたなぁ
我ながら馬鹿だった

正統派のマルゴー、飲んでみますか??





posted by cave MITSUKURA at 17:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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