2021年03月19日

待ちに待った再入荷


暖かいですね
毎年の事ですが、ここら辺でコートをクリーニングに出すタイミングが難しい所でもある



店頭には長らく欠品していましたアレが新ヴィンテージで入荷しています

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ボーカステル クードレ・ド・ボーカステル・ブラン2019

蝋キャップになりました
そして多少ですが値上がりしております。
(あれ? HPはクードレは金属キャップだわ)

やっときたー
1年は欠品してたんじゃなかろうか
赤はあったけど、白が全然入って来なくて


ボーカステルは超有名ドメーヌなので知ってる方も多いはず
この作り手を知らないでフランスワイン通とは言えません。

ボーカステルは、南部ローヌのシャトー・ヌフ・デュ・パプの代表的生産者です
正式名はシャトー・ド・ボーカステルと言い、後述するフォルティアと共に中世から名前が残る名門です。
1909年に現在のオーナーであるペラン家が購入しています。
(ペランはブラッド・ピットのワイン、ロゼで有名なミラヴァルの管理生産も行っています。)

今日のクードレはそのセカンドワイン的な物です
クードレはシャトー・ヌフ・デュ・パプではなくACローヌで、畑もクードレ用の畑がありますが(そもそもクードレは区画名か)、基本的にはパプと同じ場所、同じ作りなのです

この偉大な作り手であるボーカステルは、14世紀後半から起こった大シスマの舞台になったアヴィニョン近郊にドメーヌがあります。
そもそもシャトー・ヌフ・デュ・パプというワインはこのローマ教皇庁の東西分裂時代に起源があり、シスマの時代は30年程ですが、その間にアヴィニョンに置かれた西の教皇庁に収めるワインを周辺のブドウ畑から調達した事に由来しています。
作り手の一人であるシャトー・フォルティアがAOCの制定に貢献した発起人として知られていますが、当時の畑を継承する生産者です。

このシャトー・ヌフ・デュ・パプ(「新しい法王の城」という意味)というワインは赤も白も認められていますが、当時はミサを前提とした赤ワインだったはずです。
(AOCの名称は1945年の戦後以降に決まったものですので、中世にそうした呼び名があった訳ではありません)

奇妙な事に、キリスト教に関したワインであるにもかかわらず、認定品種が13という、不吉な数字である事もよく話題になります

13品種は以下の通り

グルナッシュ(ブラン、グリ、ノワールがある)
シラー
ムールヴェドル
ピクプール
テレノワール
クーノワーズ
ムスカルダン
ヴァカレーズ
ピカルダン
サンソ―
クレレット
ルーサンヌ
ブールブランシュ


シラーやグルナッシュは有名ですね。
サンソ―やムールヴェドルはラングドックワインでも聞く銘柄ですし、ピクプールやブールブランシュはプロヴァンスでも栽培されてますね。

この指定13品種は黒ブドウも白ブドウも含めた数字ですが、ほとんどのシャトー・ヌフ・デュ・パプの生産者はこのうちの3,4品種を使ってワインを作っています
しかも赤に比べて白の生産は半分以下と少ないです。

その点では、今日のボーカステルはこの指定13品種全てを栽培している大
変希少な生産者
なのです

グルナッシュだけのラヤとは対極の作りですね。

ボーカステルではガレと呼ばれる丸い石ころが表土を覆う土地に40ha以上の畑を所有し(全所有畑は100ha以上)、ムールヴェドルを重視した赤と、ルサンヌを100%の白を筆頭に色んなワインを作っています

これがガレ ↓

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ボーカステルSNSより、以下同様

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栽培はオーガニック、一部ビオディナミ
畑で羊を放し飼いしてます


シャトー・ヌフ・デュ・パプ以外にもタヴェルやジゴンダス、ACローヌなど多岐に渡ります。
最近ではセラーで一定期間熟成させた古酒のレゼルヴ(エノテーク)も販売しています、お高いんですけどね

本家のシャトー・ヌフ・デュ・パプはそれはいい香り、フルボディでも複雑で余韻が長くうまーい
白も素晴らしいバランスと高貴な酸味

ですが、やっぱり値段がご立派で普段飲みには向かないです


その点、今日のクードレならちょっと頑張って飲むにはいい感じです
赤も白も一葉さんとちょっと。
特に白は、ファーストのパプにも似た重厚さとセカンドらしい軽やかなフレッシュさが相まってとてもいいバランスです

樽も一部使用していますが、綺麗な酸があって和食の旨味の邪魔もしないのでお勧めですよ

19年のセパージュは、

ブールブラン30%
マルサンヌ30%
ヴィオニエ30%
クレレット10%


19年も美味しそうだー

ぜっひ、飲んでみてください〜

これの縦飲みしてみたいけど1本も過去ヴィンテージないなぁ










posted by cave MITSUKURA at 18:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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