4月も半ばになろうとしてますけど、実感少ない

フランスの霜対策の焚火は一定の効果がありましたが、やはり万全ではなく一部で枯れた芽もあるようです


Nicolas LsgさんSNSより拝借、リュサック・サンテミリオン(ボルドー)です
これも自然、仕方なし。
現時点ではそこまで大被害ではありませんので、これからのブドウ樹の力に期待したいところです

今日は前にも紹介しましたワインを再び、備忘録で

テッレ・デル・バローロ

ロエロ・アルネイス アルネロ2019
ネッビオーロ・ダルバ2016
バローロ リセルヴァ ロッケ ディ カスティリオーネ2011
バローロ モンヴィリエーロ2010
バローロ ラヴェーラ2010
バローロ リゼルヴァ カステッロ2010
バローロ カンヌビ2009
バローロ カンヌビ2008
バローロの後に続くのは畑の名前=クリュです(後述)
テッレ・デル・バローロは何度も紹介していますし、日本への輸入も長くありますのでご存知の方が多いでしょう

この生産者はイタリア、ピエモンテ州の高級ワインであるバローロをはじめ、様々なワインを作る協同組合です。
戦後19578年の設立です。
ブドウ農家が集まってできたこの会社は、大手の買い付け業者に安く買いたたかれていた状況を憂い、自分達のブドウを使って自分達でワインにして販売することを目的に作られました。
そうすることで、良いブドウから良いワインを作り、それに見合った収入が得られるようにする為です。
加入する農家は70年代で既に500軒、約6割が無農薬栽培に転換しています

今も進化を続ける良心的な組合です、ワインはどれもコスパに優れた美味しい物ばかり

この組合はバローロの中心部であるカスティリオーネ・ファレットにあります

バローロというワインは、ピエモンテ州の一番南にあるクーネオ県、ランゲ地区で作られています。
(クーネオにはトリュフで有名なアルバの町があります)
北には大都市トリノがあるトリノ県や甘口発泡ワインで知られるアスティ県があります。
バローロは名前の通り、もちろんバローロ村で作られるんですが(産地呼称です)、法的にはその周辺の村も含めて11のコムーネ(村)の畑が認定されています ↓

Consorzio di Tutela Barolo Barbaresco Alba Langhe e Roeroより
中心的な村は、
カスティリオーネ・ファレット
バローロ
モンフォルテ・ダルバ
セッラルンガ・ダルバ(フォンタナフレッダはここにあります)
ラ・モーラ
の5つです

それにしても、畑は増えた増えた

クリュと言って区画の名前を名乗るバローロも増えてまして(現在はMGA(Menzioni Geografiche Aggiuntive=追加地理言及として法的に規定されています)、現在いくつあるんだろう…
10年前で120くらいじゃなかったかな(これでも多すぎ)
カンヌビの様に複数の名称があるクリュは数えるのが難しいし。
今日のワインの中にもある、
ロッケ・ディ・カスティリオーネ(カスティリオーネ・ファレット村)
カンヌビ(バローロ村)
は、非常に評価の高いクリュとして人気です

めちゃめちゃあるやん
クリュの勉強したい方、頑張ってください
バローロはネッビオーロ100%で3年以上の熟成が義務付けられています。
レゼルバを名乗る場合には熟成期間は最低5年、内樽熟成の規定もあります。
これがネッビオーロ ↓

霧を意味するネッビアから派生した名前で、ピエモンテでは最も古い品種の一つです。
「王のワイン」「ワインの王」に相応しい品種で黒ブドウの女王と言われ、濃密で強い骨格を持つ晩熟のブドウなので、発酵の際には過剰にタンニンを出さないように注意が必要です。
10年熟成のバローロをまとめて飲んでみたいと言う事で、
あと2本追加して疑似縦飲み会です。
写真のワインの内、バローロでないのは二つ。
最初の白ワインはロエロ・アルネイス
バローロの産地からタナロ川を西へ渡った場所にあるのがロエーロ地区です。
ここではピエモンテ州の土着品種であるアルネイスが多く栽培されていますが、このアルネイスというブドウは戦後に生産が激減してしまい、一時は絶滅寸前にもなってしまった気の毒な品種なんです。

歴史的にもかなり古くから栽培されてきた品種ですが(名前の意味が「厄介者」だそうで)、バローロ人気に隠れて忘れられちゃってました
そうした危機に、地元の生産者がアルネイスを見直し始め、栽培を増やしました。
「土地の白ワイン」も食卓には必要だというイタリアらしい見解もあり、アルネイスは再び脚光を浴びるようになりました
黄色く、酸が少ないので収穫のタイミングを慎重に見極める必要がありますので、昨今の温暖化はよろしくないですね
香りはとても複雑でアプリコットの様なフルーツから、アーモンドの様な香ばしさまで色んな表現があります。
バターを使ったピエモンテ州のシンプルなパスタにも合いますね
(オリーブオイルじゃないって珍しいのです)
もう一つは、ネッビオーロ・ダルバ
これはバローロやバルバレスコと同じくネッビオーロで作られる赤ワインですが、バローロ地区ではなくアルバ周辺のブドウを使用しています。
コールドマセレーションで色素を十分抽出していますが、タンニンは控えめで優しく仕上がっています。
ネッビオーロの魅力であるスミレの香りが感じられ、お値打ちなので店頭でも大変人気があります
どのクリュが一番でしょうね
やっぱりピエモンテ料理を合わせなくては

店頭でも販売ありますので、気になるワインがある方は是非お試し下さい〜
クリュの勉強したい方、頑張ってください
バローロはネッビオーロ100%で3年以上の熟成が義務付けられています。
レゼルバを名乗る場合には熟成期間は最低5年、内樽熟成の規定もあります。
これがネッビオーロ ↓

霧を意味するネッビアから派生した名前で、ピエモンテでは最も古い品種の一つです。
「王のワイン」「ワインの王」に相応しい品種で黒ブドウの女王と言われ、濃密で強い骨格を持つ晩熟のブドウなので、発酵の際には過剰にタンニンを出さないように注意が必要です。
10年熟成のバローロをまとめて飲んでみたいと言う事で、
あと2本追加して疑似縦飲み会です。
写真のワインの内、バローロでないのは二つ。
最初の白ワインはロエロ・アルネイス

バローロの産地からタナロ川を西へ渡った場所にあるのがロエーロ地区です。
ここではピエモンテ州の土着品種であるアルネイスが多く栽培されていますが、このアルネイスというブドウは戦後に生産が激減してしまい、一時は絶滅寸前にもなってしまった気の毒な品種なんです。

歴史的にもかなり古くから栽培されてきた品種ですが(名前の意味が「厄介者」だそうで)、バローロ人気に隠れて忘れられちゃってました

そうした危機に、地元の生産者がアルネイスを見直し始め、栽培を増やしました。
「土地の白ワイン」も食卓には必要だというイタリアらしい見解もあり、アルネイスは再び脚光を浴びるようになりました

黄色く、酸が少ないので収穫のタイミングを慎重に見極める必要がありますので、昨今の温暖化はよろしくないですね

香りはとても複雑でアプリコットの様なフルーツから、アーモンドの様な香ばしさまで色んな表現があります。
バターを使ったピエモンテ州のシンプルなパスタにも合いますね

(オリーブオイルじゃないって珍しいのです)
もう一つは、ネッビオーロ・ダルバ

これはバローロやバルバレスコと同じくネッビオーロで作られる赤ワインですが、バローロ地区ではなくアルバ周辺のブドウを使用しています。
コールドマセレーションで色素を十分抽出していますが、タンニンは控えめで優しく仕上がっています。
ネッビオーロの魅力であるスミレの香りが感じられ、お値打ちなので店頭でも大変人気があります

どのクリュが一番でしょうね

やっぱりピエモンテ料理を合わせなくては


店頭でも販売ありますので、気になるワインがある方は是非お試し下さい〜
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