2021年05月12日

高地という名の泡


九州ってもう梅雨入りなのですか
今年は名古屋も早そうですね、週末からは雨続きみたいだし



名古屋も今日から表向きは巷の飲酒は一旦お蔵入りですね
禁酒令だ

これで効果あるのかなぁ
コロナ感染者、全く減っていませんし
ここがピークであって欲しい。

自粛要請を無視して営業してるお店が流行ってるのもどうかと思うしねぇ



そうそう、ドイツの生産者から、改めて英語でちゃんとした返事が来ました
親切丁寧な内容でした。
そして回答は〇だった
とても喜ばしい事なんですが、こういう状況になっちゃったんですぐに仕入れするかどうか迷うところであります



今日は店頭の新しいを紹介します
暑くなってきましたし、冷たいスパークリングワインが美味しい季節がやって来ましたね。

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コントラット アルタ・ランガ ミレッジマート パ・ドセ2015

レトロな雰囲気のラベルデザインです

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クープタイプのグラスって今ではむしろ貴重な存在かも。

ワイン名の1行に色んな情報が入っていますが、それぞれ説明できる方はいますか??
全部分かる方は中々のイタリアワイン通ですね

今日のワインは、イタリア、ピエモンテ州のスプマンテです

DOCGアルタ・ランガは、2011年にDOCGになった比較的新しい産地です。
ピエモンテ州と言えば、バローロバルバレスコの高級赤ワインやアスティの甘口がとても有名で、あまりスプマンテのイメージはないと思います。

歴史的にもやはり赤ワインの需要の方が大きく、辛口スプマンテの生産は少しだけ、それも隣のロンバルディアのブドウを使っていたりしたそうです

そうしたなかで、ピエモンテ州でも地元のワインだけで食卓を最初から最後まで満たす事が出来るように、スプマンテ生産に対する要望が大きくなっていきました。
これが1990年代、本当にまだ最近なのです。

そこでスプマンテ作りに乗り出した地元の生産者達は、やっぱり高品質のものが作りたい
という訳で、
隣の州にはフランチャコルタというイタリアを代表するような高級スプマンテがあるので、
それに負けない品質のスプマンテを目指すべく、アルタ・ランガの生産は始まったのでした

アルタ・ランガは、ピエモンテ州の南東部にある3つの県にまたがって認定された産地呼称です。
クネオ県
アスティ県
アレッサンドリア県
です。
(県の全てが認定地域ではありません、南部だけ)

ランゲ地方の高所なのでアルタ・ランガです。
(リオハ・アルタのアルタと同じ)

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モンテ物産HPより、以下コントラットも同様

結構広いのです
ピエモンテ州の南部からはすぐにリグーリア州の州都ジェノバです
北へ行くよりもこちらの方が近い。

DOCGアルタ・ランガのブドウ品種は、ピノネロシャルドネが主体でなければなりません。
製法は瓶内二次醗酵のみ、これは当然ですね。

生産地域や品種よりも、アルタ・ランガを特別にしているのは瓶熟期間の長さです

アルタ・ランガを名乗る為には最低でも瓶熟に30ヶ月を費やさないといけません

レゼルバを名乗るにはさらに6ヶ月増えて36ヶ月が必要になります

シャンパーニュの法定瓶熟期間は12ヶ月ですし、
(もちろん名だたる生産者はその何倍も熟成していますが、最低限は12ヶ月です)
ライバルのフランチャコルタでも18ヶ月です。

2年半を最低瓶熟期間とすることは、作り手にとっては大きな負担です
その間はお金に変えられない訳ですし、熟成の為に場所も必要です。
こうした厳しい規制を敢えて作る事で、アルタ・ランガが自動的にどれを飲んでも美味しい、納得の物なったんですね

フォンタナフレッダをはじめ、アルタ・ランガの取り組みを始めた生産者達はそこそこ資金力もあり、技術やカーヴなど設備面でも有利な立場だったので出来た事だったんでしょう

随分前ですが、トスカーナのバンフィのアルタ・ランガも紹介しています、ちと長いかも ↓
https://cave-mitsukura.seesaa.net/article/459061009.html



今日のコントラットも同じく、イタリア国内でも一目置かれる重要な生産者です
ここは1867年創業のスプマンテ専門のワイナリーです、スプマンテしか作っていません。

コントラットの本拠地は、ピエモンテ州のカネッリとという村でバルバレスコの東にあります。
なのでアルタ・ランガからはちょっと北になります。

ここ ↓

コントラット地図.png

赤い丸がバローロとバルバレスコ
大きな都市のアルバはピエモンテ州の州都で、その西にあるブラはスローフード協会の本部がある町です。
(ピエモンテ州はどこにあるか分からない方、これ以上の大きな地図は自分で見てちょ

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畑は標高が高く、いい酸が温存できます

コントラットは1919年にイタリアで初めてミッレジマートでメトド・クラッシコのスプマンテを作った生産者です

ミレッジマートとはヴィンテージの事で、今日のアルタ・ランガは2015です。
メトード・クラシコは瓶内二次醗酵の事です。
(シャンパーニュの名称保護でシャンパーニュ方式って言わなくなったのです)

それまでビンテージ入りの瓶内二次醗酵のスプマンテってなかったんですね

コントラットには世界遺産にもなっている古いセラーがあります ↓

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地下32メートル、5000平方メートルもあります


因みにパ・ドセはノン・ドサージュの事。
ドサージュ=デゴルジュマン後に味を整え、減ったワインの量を調節する事ですが、パ・ドセではこの目的で加えられる甘いリキュールは入っていません。
(味付けなしの同じワインを足してるのかな)

この蔵は2011年にバルバレスコでも有名なスピネッタの所有になりました

普通の規定でも十分長いのですが、それよりも瓶熟に時間をかけた48ヶ月熟成です
流石の香りがします

とにかく泡が細かくて長続きします
辛口で洗練された味わい、余韻も長い
ノンドサージュですが、コクがあります。

深い味に感動します

これが一葉さんで買えますので、正直一部のシャンパーニュよりもいいかもです
この泡が嫌いな人はまずいないでしょう。

是非飲んでみてください〜





























posted by cave MITSUKURA at 17:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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